« 部分月食 | トップページ | 代替ホイールを組みクラッシュからの復活へ »

2021/11/30

養父の山中でクラッシュしてVIGORE永眠

 9月下旬の休日、自転車で走りに出ようと思っていながら、クルマで出発したのは遅い午後。だらだら過ごしてずいぶん遅い出発になってしまった。家から1時間あまり。兵庫県養父市の大屋川沿いの県道6号線。十二所の集落のはずれの路肩のスペースにクルマを止める。もう夕方といっていい時間に差し掛かっている。
Img_1683Img_1685

 VIGOREオリジナルランドナーを自転車から降ろして出発準備。大屋川をさかのぼる形で県道6号線を進み、旧養父町から旧大屋町へ。樽見集落に差し掛かるあたりから県道をそれて上山の集落への登る道へ。県道をもう少しだけ旧大屋町の中心集落である大屋市場方面に進んでから、登るコースもある。樽見の大ザクラの近くを通る道だ。いずれを通ってもも上山集落の上部で、前述の道と合流する。今回のコースは上山集落を毎年秋にこのコースを走っていて、確か去年は大ザクラから登ったので、今年は手前のコースの順番。かわりばんこなのだ。大きく蛇行している大ザクラ側の道と違い、こちらは出だしが急勾配。細かいヘアピンカーブで標高を稼ぐ。そして上山集落。山村の中を登っていく。
Img_1688

 毎年走っているので、時間は読める。距離約24km、標高差400mのショートコースだ。何とか日没前後に峠に到着し、あとは一気に下るだけ。どうにか残照の中、走り終えることができる。そういう目論見でいた。ライトも持っている。
Img_1695_20211130230701

 目論見通り、日没を少し過ぎた18:20、養鶏場のある峠へ到着。分岐があり、直進するとそのまま稜線を登り見祓山に向けて登る道。過去、何度も迷い込んだが、今日はそれを左折、建屋川の谷へと下る。先ほど峠と書いたが、頂上部はなだらかな高原となっていて、養鶏場を過ぎると、今度は牛の畜舎と牧草地。この牧草地はシカの群れがいて、まるで鹿牧場のようなことが何度もあった。今日はシカではなくて牛の姿が見える。牛がいるとシカはいないようだ。
 牧草地を超えると一気に下りが始まる。さあ、真っ暗にならないうちに下ってゴールしたい。
 目の前に道路を横切る排水溝。蓋をするグレーチングに隙間が空いている。ちょうど自転車のホイールがすっぽり入る隙間。前輪が、そこに吸い込まれる。
 気づけば道を歩いて下っていた。自転車から外したGPSレシーバー、暗くなったら自転車に装着するライト、そして財布などの貴重品を持って。右肩が痛い。自転車は?記憶が飛んでいるようだ。引き返してみる。少し歩いたら路肩に自転車を発見。前輪のリムが割れ、タイヤもチューブも破れ、スポークもなんぼか切れたり、曲がったりしている。フロントフォークは大丈夫だろうか。いずれにせよ乗車不可能。自転車を路肩に移動し、必要なものを手に持って歩いて下った。記憶が飛んでいるのはわずか。そしてその間の判断も正しかったようだ。
 クルマを止めた地点まで、行程の半分12kmほど。下りなので自転車なら30分ほど。でも歩きだと2時間はかかるはず。そして、自転車を回収してから帰路に就くことになる。長くなるぞ。
 山間部はすぐに闇夜となり、自転車用のライト灯して歩く。クルマを止めた地点まで、2時間半ほどかかった。
 2,3日は、右肩周辺の傷みが激しくてつらかった。それでも徐々に回復し、半月ほどでほぼ普通の生活ができるようになった。
Img_1706_20211130230801Img_1707_20211130230801

 損傷した自転車の状態を見たのは3週間ほど後のことだった。リムが割れたホイールはもうダメ。変形して邪魔な泥除けも外す。別のホイールを装着して走ってみる。違和感がある。フロントフォークが曲がってしまったか。本体のフレームだった。ダウンチューブのハンドルポスト側の付け根がゆがんでいる。つまり、もうこの自転車には乗れない。
Img_1708_20211130230801Img_2263

 12年前にある人から譲り受けたランドナー。別のランドナーをメインとして使っていたため、数年は出番があまりなかったが、昨シーズンからメインバイクとして使っていた。京都の工房VIGOREで製作されたフレームを、やはり京都市内の自転車店「キヨセサイクル」で完成車とくみ上げられたオリジナルモデル。前のオーナーである知人が1996年ごろに購入。一度旅につかったものの、その後10年余り輪行袋の中で眠っていた。さらに私のもとに来てからの期間と合わせ、20年以上あまり乗られていない状態だった。おかげでフレームもパーツもまだ新品同様とまではいかないが、いい状態なのだった。そんな自転車が再起不能の状態になってしまい悔やまれる。

|

« 部分月食 | トップページ | 代替ホイールを組みクラッシュからの復活へ »

コメント

 ひどいトラブルだったようで、体を大切にしてください。
 自分も気をつけて走るようにします。事故一瞬ですね。

投稿: すう | 2021/12/25 13:07

 やっちゃいました。思えば、昨年9月にも、ダート走行中にリムに木の枝を巻き込んで前輪がロック。右手首などを痛めました。初秋が鬼門ですね。気を付けないと。

投稿: はいかい | 2021/12/29 18:04

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 部分月食 | トップページ | 代替ホイールを組みクラッシュからの復活へ »