« 2021年6月 | トップページ | 2021年8月 »

2021/07/29

PLATINUM LIGHT8の後輪クイックリリース化とリアスプロケット交換

 昨年10月に手に入れたPLATINUM LIGHT8の走行距離が、今年6月に1000kmを越えた。12ヶ月で1500kmとはハイペースだ。これを機に、予定していたカスタマイズを決行する。これまでに、シートポスト交換、泥よけ装着、ハンドル交換等を行い、今回のカスタマイズでほぼ最終形態になる予定だ。
 というわけで、表題の通りリアホイールのクイックリリース化である。前輪のハブは元からクイックリリースなのに、後輪はナット止め。そしてボスフリー。最も簡単なのは、ハブは維持してアクスルシャフトのみ交換する方法。ただし、シャフトの互換性が問題である。シャフトにはねじ山が切られている。つまり「シャフトとハブ本体」が「ボルトとナット」の関係となっている。一般的なシマノのクイックリリースの中空シャフトはボスフリーのハブに合わないらしい。ただし、中国製の中空シャフトなら合うらしい。Amazonで手に入るらしい。ただし、実際に手に入れてあわせてみるまではなんともいえない。一か八かの作戦だ。
 また、ホイールごと交換するという手もある。しかし、16インチのホイールはあまり出回っていない。前後輪セットでなんとかあるようだが、あまりにも費用がかかりすぎる。
 導き出した結論は、ハブの交換。ハブそのものはホイールサイズに関係ないから、選択肢は多い。リムからスポークを抜いて新しいハブで組み直す必要があるが、ホイール組みは過去に経験がある。そして、メリットがもう一つ、ボスフリーからスプロケットカセットに変更できる。元々のボスフリーのスプロケットは、11ー28T、7Sの実用的なものが装着されているが、スプロケットカセットならさらに様々な歯数のものを選択できる。
 ローギアのさらなる低速化、トップギアのさらなる高速化の両方ができればいいが、トップギアのこれ以上の低速化はリアスプロケットでは無理なようだ。フロントチェーンリングを大きくすればいいのだが、PLATINUM LIGHT8のチェーンリングとクランクの取り付けサイズは特殊(PCD144)で、希望する歯数のチェーンリングがなさそう。ならば、クランクも含めて交換と言うことも考えたが、BBも特殊でなかなか大変なようだ。そして、今以上の大きなチェーンリングがPLATINUM LIGHT8のコンパクトなフレームに収まるかという問題もある。PLATINUM LIGHT8の車体を見ると、どうも今のチェーンリングがぎりぎり収まるサイズのように思われる。
 ということでトップギアの高速化はあきらめたが、ローギアの低速化はハブの交換で実現できる。具体的には34Tのローギア。ただし、これだとトップが13Tになってしまう。ただしこれは7Sのスプロケットでの話。8Sのスプロケットならば11-34Tのものがある。
 ということで、7月下旬の4連休の3日目の午後、作業開始。後輪を外し、スポークをニップルから抜いていく。スポークが太い。#12か。ホイールが小さいのでしなりが小さく、かなり力のいる作業だ。以前ホイール組み直しをしたのは、26インチのランドナーのホイールはここまで固くなかったように思うのだが。ニップルレンチだけではスポークが抜けず、タイヤ、チューブ、リムテープを外し、マイナスドライバーでニップルをリムから外す。
Img_0824_20210729233701 Img_0826  リムから外れたら、つぎはハブからスポークを抜く。予め手に入れていたクイックリリース、カセットスプロケット対応のリアハブにスポークを通す。そしていよいよリムへの組み付けだ。これまたスポークが固くて難航する作業となった。
Img_0828 Img_0829 Img_0827

 1時間半ほどかけて、ようやく後1本となったが、ニップルがない。どこにもない。仕方ないので他のスポークのニップルを使ってみる。だが、サイズが合わない。#13用のスポークねじ切り器を使い、#12のスポークを強引にサイズ変更。なんとかだいたいニップルが使えるようになった。ホイールを装着してみるが、ものすごく振れていてブレーキシューに当たって回らない。
 ああ疲れた、日が暮れてきたので今日は終わりにしよう。
 翌日、作業再開。まずはホイールの振れ取り、ニップルを締めたり緩めたり、とにかくひたすら地道な作業。本当に振れがとれるのか、そんなエンドレスと思える作業だが、根気よく続け、どうにか振れが小さくなった。
 ただし、フレームにホイールを装着するのが今ひとつしっくりいかない。どうやらハブのロックナット間隔とエンド幅が合っていないようだ。どうやらエンド幅が135mmなのに、ハブのロックナット間が130mmのようだ。新しいハブを注文しホイール組み直し、なんてことはやってられないので、いったんハブのロックナットを外しスペーサーとしてワッシャーを2枚入れてみたら、きっちりホイールに固定できた。
 とりあえず在庫している8Sのスプロケットを装着し、ちょっと乗ってみる。トップ8速から2速までギアに問題なくシフトできた。
 ただし、この日もここまでの作業に膨大な時間を要し、日没サスペンデッドとなった。
 数日後、作業再開。今日は決着をつけたい。後は、変速レバーとリアディレイラーを7Sのものから8S用へと交換する。リアスプロケット、変速レバー、リアディレイラーなどは在庫のもので間に合わせた。何せ、所有する自転車はリア7Sや8Sのものがほとんどなので、メーカーが生産停止するまえに、とある程度在庫しているのだ。まあ、グレードにこだわらなければ大丈夫そうだけどね。
 まずは、8Sのシフトレバーを交換。とりあえず、これで試してみよう。リアディレイラーは元々のTourneyのままだ。ロー側のアジャスタボルトは結構締まっているのでこれを解放してみる。すると、見事にローの34Tのギアにちゃんとシフトできるではないか。これはラッキー。元々は、在庫しているAceraを使うつもりでいたが、プーリーゲージが長くて下のプーリーが地面に付いてしまう恐れがある。そこで、別の自転車に付いているAltusを転用するつもりでいた。そうすると2台の自転車のリアディレイラーを交換することになるのだが、その手間が省けた。
Img_0887_20210729233701

 ただし、1つ問題が発生、34Tのローに入れるとカラカラと音がする。クランクを回しているときなので、チェーンがどこかに干渉しているようだ。どこだろう。チェーンガイドではない。フレームだった。これはどうしようもないが、まあいい。走れないわけではないし、34Tを必要とする場面は限られている。普段使いは、ロー32Tのスプロケットでいい。ホイールがクイックリリースになったし、工具さえあればカセットスプロケットの交換は簡単だ。

Img_0897 Img_0895

 

| | コメント (0)

2021/07/28

走り終えて(伯雲の境 終)

 境水道沿いを走っていて、小さな入り江をふさぐ堤防の上に道が付けられている個所があった。海崎と福浦だ。現地では、中海の堤防道路の原型みたいなものか、くらいに思っていた。帰宅してからこの一連の文章を書くために地図を見ていて、ふとしたことに気づいた。個の海岸線に同じようなものがいくつも見られる。
Map

 入り江をふさぐ堤防の上を走るときには、両側が水面を見ることになる。その入り江の奥には集落があり、湾岸に沿った道路もある。そのまっすぐな堤防道路と弧を描いた湾岸の道路のような位置関係の道が数か所にみられるのだ。ところがそこに入り江はない。2本の道路の間には半月のような形をした平地がある。平地には、高齢者の介護福祉施設があったり、太陽光発電のパネルがあったりしていて、その山側に道路と集落がある。集落の家々は、弧を描いた道路の山側の窮屈な土地に建っている。道路の向かいにもっと広い半月型の平地があるというのに。要するに、三日月形の土地は、入り江が埋め立てられてできたもの。そう推測できる。それを裏付ける根拠として、古い地図を探してみた。結局見つかったのは、古い航空写真。国土地理院のWebサイトで公開されていた。カシミール3Dで閲覧したので、今回自転車で走った奇跡も赤い線として重ねている。現在の航空写真も国土地理院で閲覧できるが、施設名などの記載されたGoogleマップも使ってみた。
Map_20210728235401 2021 1961

 かつては入江で、埋め立てられたのは1974年以降であることが確かめられた。せっかくなので、周辺も過去と現在を比べてみる。弓ヶ浜の北部、「夢みなと公園」や「境港さかなセンター」などがあるところもやはり埋め立て地。また、弓ヶ浜半島の先端部の東側(外海側)も埋め立てられて、境水道区間が長くなっている。かつては、ずっと弓ヶ浜が続いていた。
2021_20210728235402 1974 1961_20210728235402

 べた踏み坂で渡る江島もかなり古くから埋め立てが行われている。直線と直角で長方形をしている島の形からして、人工的な感じをうける。唯一南西側の角にあたるところに、島の原型が残っている。江島大橋は平成期に掛けられたわけだが、以前は少し南側に堤防道路があった。その切れ目に橋が架かり、船が通行するときには橋が跳ね上がるものだったそうだ。つまり、船が通るたびにクルマは通行止めとなるので、堤防道路は撤去され、高い橋に変わった。そうした変遷も見える。
 もう一つ興味深い箇所は、中海の最北部、万原、手角町あたり。湖岸から橋を渡って小さな島に渡り、そこから堤防道路に乗り入れる。その現在離島となっているのは、堤防ができる前は陸続きの半島だった。堤防で塞がれた手角港の船の出入りのため、半島の付け根の細い部分が切られたのではないかと思われる。
2021_20210728235401 1961_20210728235401

 また、島根半島のと弓ヶ浜半島の関係も、なんだか不思議。半島が並んでいる場合、その間にあるのは○○湾、つまり入り江。ところが島根半島と弓ヶ浜半島を分ける境水道は海峡ではなく斐伊川だという。その奥の中海も、内海ではなく湖だから、やはり斐伊川の一部。要するに、川の左岸が島根半島で、右岸が弓ヶ浜半島ということになっている。
 半島の区切り方、湖や川と入江の区別、どれも人間が勝手に決めているだけのこと。

| | コメント (0)

« 2021年6月 | トップページ | 2021年8月 »