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2021/06/02

鬼太郎列車と弓ヶ浜(伯雲の境3)

 伯耆と出雲の国境付近をめぐるシリーズ第3弾。第1弾からおよそ1ヶ月が過ぎ、雪解けの大山を見ながらのアプローチ。鳥取・米子間のほぼ中間地点、山陰自動車道の未開通区間である倉吉市北部郊外の北条砂丘の国道9号線。起伏も屈曲も、そして信号もほとんどないスピード出し放題の道。もちろん、制限速度プラス10km/h以内で走っていたのだが、路肩に立つ警察官に停止を求められ、駐車スペースへと誘導される。そういえば、1回目の遠征の時、このあたりでスピード違反の取り締まりをしていた。前を行く大型トラックは止められなかったのに。そのトラックに追いつくところでスピードを超過していたということだろうか。そのトラックの前のクルマ、私の後方のクルマもまとめて捕獲されている。ああこれで、長年付き合ってきたゴールド免許ともお別れか。と思ったら、交通安全の啓発のチラシ、チューインガム、マスク、消毒シートを渡された。よかった。
 スペースに限りがあるため、大型トラックは捕獲されなかったようだ。そして、我々数台が捕らわれの身になっている間、本線を次々とクルマが通過していく。我々が解放された後、また数台が捕獲されるのだろう。
 正午に米子市内に到着。昼の営業開始の11時半を目指したが、間に合わず。すでに駐車場が満車。けれどすぐに店から一人出てきて駐車場が空いた。店内に入ると、席は埋まっていて、入り口付近の待ち合い席に先客が1名。まず食券を買って待ち合い席に座る。その時点で店員がやってきて、食券を渡し、トッピングを伝える。2,3分で待ち合い席の先客が、さらに2,3分で私が呼ばれてカウンター席へ。それから1分でラーメンが出てきた。その後、新たに訪れる客よりも、食べ終えて店を出る客のほうが多く、いくつか空席が発生。開店時刻を狙ってきた客による、第一ラウンドが終了したということのようだ。今後の店を訪れるタイミングの参考にしよう。前回は、到着が12時半過ぎ、次のピークタイムとなってしまったということだったようだ。
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 鳥取市にもある「今を粋ろ」だが、米子店はカウンター席以外にテーブル席も複数あり少しキャパシティが大きいようだ。ちなみに鳥取店の方は、会議室などに置かれる長机一脚が、唯一のテーブル席。そして、客の多くはすぐ近くの鳥取大学の学生が徒歩で来るので、駐車場もたいがい空いている。
 300gの麺に野菜増し増し、あとはニンニクを含め普通にトッピング。そんな山盛りのどんぶりに挑む幸せな時間。
 さて、そのあとは自転車走行への準備。本日の予定コースは弓ヶ浜沿いの自転車道。片道は自転車、片道はJR境線に乗る。輪行という手もあるのだが、出発駅の駐輪場に自転車を配置しておくことにする。そのあとクルマでゴール地点の駅に移動。そして列車でスタート地点へ戻る計画だ。
 本日は、南東の風が、4m/s。これはもう、米子から境港へ向けて走るしかない。ただし、米子駅の駐輪場は有料のようなので、スタートは隣の博労町駅かその次の富士見町駅にしよう。ところがこの駅を見つけるのに苦労した。徒歩か自転車なら問題なかっただろう。もちろん、GPSレシーバにウェイポイントとして登録していたのだが、それでもクルマでたどり着くのに狭い路地を20分ほど迷走した。富士見町駅は、駅舎もない単線ホームのみの駅。隣接する月ぎめ駐車場にほんの少しの間だけクルマを止めさせてもらい、露天の駐輪場に自転車を降ろす。そして、境港へとクルマで移動。
 境港駅周辺は、クルマを止める場所に困らない。米子で迷走したものの、境線の列車の運行本数は1時間に一本程度。13時34分の列車に無事乗り込むことができた。迷走がなくても、その前の列車に乗ることは無理だった。
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 「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、水木しげるが少年時代を過ごした境港は、鬼太郎で大々的な地域おこしをしているが、境線も「鬼太郎列車」と称してゲゲゲの鬼太郎のキャラクターを描いた列車を走らせている。乗り込んだ2両編成のワンマン気動車はねずみ男をメインに描かれていた。ちなみに、この「ねずみ男列車」のほかには、「鬼太郎列車」「ねこ娘列車」「目玉おやじ列車」「こなき爺列車」「砂かけ婆列車」がある。というわけで観光列車の色合いが強いが、乗客はわずか。通学の高校生が大口の客なのだろう。
 車内放送は鬼太郎の声。気だるい口調で次の駅を告げている。また、目玉おやじが各駅の愛称を伝えてくれる。駅の間隔は短く、駅を発車してすぐに次の駅の案内放送が流れる。境港駅と米子駅以外はすべて無人駅。単線で、列車交換、つまり反対列車とすれ違いができる駅は途中に3駅しかない。その中の一つ中浜駅で反対列車の待ち合わせ。やってきたのは砂かけ婆列車だった。車窓からは海は見えず、砂地の畑の中を行く。たまに大山が見えた。
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 20km足らずを45分ほどかけて、米子駅の2つ手前、富士見町駅(ざしきわらし駅)に到着。IC乗車カード(「モバイルSuica」、つまりスマートフォン)を利用しての乗車だが、無人駅にはセンサーがないので車内のセンサーにかざして支払い完了。路線バス方式だね。240円。自転車に再会し、さあ走り出そう。
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 まずは、米子市内。先ほどクルマで迷走していた狭い道を行く。用水路沿いには、歩行者と自転車専用の道がつけられていて快適。春の花も咲いている。
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 日野川の左岸に突き当たったら、河川敷に降りる。これで、クルマの多い国道9号線も、431号線も潜り抜けられる。曇り空だが、大山は見えている。今日は南東の風が強い。右後方から押してくれる。道は、河川敷から堤防へと上がり、やがて日本海へ。沖からというより、海岸に並行するように波が打ち寄せて、防波堤にぶつかり高くしぶきをあげている。
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 あとは弓ヶ浜に沿って境港へ。まずは皆生温泉街。海沿いは大きな旅館の敷地内、つまり私道だが歩行者や自転車は通行していい。路面には「Japan ECO Track 皆生海岸ルート」「Sea to Sumit 大山」などなどいろいろ描かれている。
 前方には美保関を突端とする島根半島が遥かに見える。その名の通りの弓なりの浜に沿った道は、徐々に西から北へと向きを変えていく。しばらく姿を隠していた大山が背後に見えてきた。そして、強い風に真後ろから押されるようになり、スピードアップ。
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 浜に沿った自転車道は、松林の中に入ったり、国道431号線に並走したりしながら再び弓ヶ浜沿いへ。夢みなと公園が近づいてくる。夢みなとタワーがランドマークだが、その傍らのドーム状の施設の方がもっと目立つ。
 その夢みなと公園のエリアは、おそらく埋め立て地で、境港さかなセンターやいろいろな工場や商業施設が並んでいる。自転車道はその中を通り抜ける。さらに港湾施設の広い道を経て境水道沿いへ。
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 今日はこの後、前回果たせなかった美保関を目指すつもりでいたのだが、弓ヶ浜の途中から小雨が降り出した。境水道大橋を自転車で渡りたくないので、いったんクルマに戻ったのだが、途端に雨脚が強まる。前々回と同じパターンだ。もう走る気にならず、ここで今日は撤収。そのまま帰路に就く。また課題を残すこととなった。

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