« スーパーカブC125試乗 | トップページ | 霞ふかし »

2021/03/31

3台目の折畳小径車は16インチホイール(カスタム編)

 PLATINUM LIGHT8購入は2020年10月下旬のことで、この記事を書き始めた12月末ばで300kmあまり、さらに現時点3月下旬で700kmあまり走行している。その中で、改善点、あるいは気づいたことについて以下にあげる。
 まずは乗った感じだが、やはりホイールが小さい分ジャイロ効果が小さく不安定である。下りでは両手でしっかりハンドルを固定しないと、大惨事になりかねない。反面漕ぎ出しは軽い。ギア比の問題のみならず、小さな力でホイールを回せるということ。
 ホイールやフレームは小さくしても、クランクやペダルは普通のサイズ。ハンドルは少し短め。それでもハンドルをフレームの内側に抱え込む形で折り畳むので、20インチのモデルよりかなり窮屈な感じ。Dahonのモデルは、年式及びモデルが更新されるたびに、ハンドルがフレーム内側から外側に折れるタイプが増えている。これによりハンドル周りの自由道が上がる半面、折り畳みサイズは大きくなる。自動二輪車の荷台に積むには内側に折れるハンドルが必須。

【改善済】

■ペダル
 工具なしで取り外しができるビンディングペダルに交換。折畳の時フレームの内側になる左のペダルを外すと楽。輪行の時は右のペダルも外す。工具なしで取り外し可能なビンディングペダルはWellgo(ヴェルゴ)の製品で、片面フラットのモデルと両面ビンディングのものをすでに所有。片面フラットのものは、別の折畳小径車につけている。両面ビンディングは、いずれの自転車にも装着していなくて、輪行ツーリング等必要に応じて使用する自転車に装着していた。その両面ビンディングをPLATINUM LIGHT8に常時装着する。ほかの自転車で必要が生じれば、付け替えればいい。

■ハンドルグリップ

Img_7627_20210331082701Img_7629_20210331082701
 標準のもの(写真左)は細くて固くて手のひらが痛くなる。太めで手触りもソフトドロップハンドル用のバーテープを巻いたもの(右)に交換。折り畳みの邪魔になるのでバーエンドは装着できない。

■シートポスト

Img_9495_20210331082701
 シートポストを限界まで伸ばしても、両足の裏が地面にべったりついてしまう。できるだけ経費をかけたくないので、あるものを使うほうがいい。ということで、すでに持っているDahonの20インチのSpeed Falcoのシートポストをサドルごと交換してみた。20インチモデルはフレームが大きいので、少しシートポストが短くてもサドルの高さは大丈夫だった。
 ただし、ちょっとした問題が新たに発生。サドルと反対側のシートポストの末端は、折りたたんだ状態で自立させるときの支点の一つとなる。つまり、2つのホイールとシートポストの末端の3点で支える形だ。Speed Falcoのシートポストが短くなると、ハンドルバーの末端が地面についてしまう。ハンドルバーではしっかりとした支点にならず、折りたたんだら自立しなくなる。Speed Falcoのハンドルポストも高さ調節できるものに交換してあるのだが、ホイールのアクスルシャフト(クイックリリースシャフトの頭)とブレーキレバーやシフトレバーの干渉を避けるためハンドルポストを限界まで伸ばさないと折畳みがきちんとできない。しかし、そうすると折り畳んだ時にハンドルバーが地面に当たる。
Img_9493_20210331082701Img_9494_20210331082701
 でも、この問題はすぐに解決。Dahonのオプション品「Landing Gear」を支点にすればいい。Landing Gearとは、折り畳んだ際にころがせるようにするためのキャスター付きの支え。2つのホイールとLanding Gearで持ち上げずに転がして運べる、というもの。輪行時、駅の中の移動が楽になることを期待して買ってみた。しかし、実際に使ってみると、あらぬ方向に進みそうになり、操縦が難しい。周囲の人に激突したらまずい。カタログの写真を見ると伸ばしたシートポストを操縦桿として使うらしい。輪行袋に入れた状態では、シートポストの操縦桿が使えず、強制的に軌道修正しながら転がすことはできない。それに、輪行袋の下の方を開けてホイールやキャスターを出すこともルール違反。ファスナーを完全に閉じて車体がすべて覆われてないといけないのだ。
 というわけで買ったはいいが無用の長物と化していたLanding Gearの活躍の場面が現れることとなった。

■泥よけ

Img_7952_20210331082702
 自転車には泥除けがある方がいい。だって、実用車には必ずついている。特に晩秋から冬の日本海側では、路面がぬれていることが多い。時雨の合間、あるいは路肩の雪が解けた水が路面に流れている状態。そんな時に走るかどうかは、泥除けのあるなしにかかってくる。
 泥除けのデメリットは輪行の時の着脱に手間がかかること、と個人的に考えている。ランドナーの輪行でフロントフォークを抜くのは、その方がフロントの泥除けを外すより手間が小さいから。ふぉろんとフォークを抜くにはハンドルを抜かねばならず、そのためにブレーキケーブルも外さねばならない。それだけ手間をかけても、泥除けをはずより手間が少ない、と考えられているわけだ。その点、折畳小径車は、ホイールを外さないから、泥除けを付けたままでいい。
 ところが16インチホイール用の、フルの泥除けがなかなかない。簡易型のものならホイールサイズを問わないのだが、それだとライダーの体への泥撥ねは防げても、フレームが泥んこになる。
 何とか見つけたのは、Dahon Curve D7用のもの。このモデルは泥除けが標準装備なのだ。で、特定の車種用のものを流用するとなると、実際に合うかどうかという問題が発生するが、写真から判定してみて何とかなりそうなので買ってみた。リアは、フレームのダボ穴がそのまま使えた。なのにフロントは、泥除けについていた取付用のボルト(M5サイズ)がダボ穴と合わない。緩いのだ。ワンサイズ上のM6のボルトを試してみると、これはきつくて入らない。ねじ山のピッチが違うのか、それともねじの規格がミリねじでなくインチねじということなのか。リアエンドとフロントフォークでダボ穴が統一されていなことの意味が分からない。そのダボ穴に合うねじを探すのは大変なので、緩いM5のボルトの長めのものを用意して貫通させ、反対側をナットで止める。これで装着完了。
 つけてみると、若干ホイールと泥除けの間が空きすぎている。幸いステーはU字型のものではなく、左右分割タイプ。フレームエンド側は輪っかになっている。だからその反対側、つまり泥除の台座に差し込む方の末端を切って調節すればよい。

■ブレーキ
Img_7735_20210331082702Img_7737_20210331082701Img_7736_20210331082701
 泥除けの追加に伴い、ブレーキも交換。交換前後いずれもVブレーギだが、ショートアームのもの(写真左)から泥除けをまたいで使えるロングアーム(右)へ。その分ワイヤーの引き量が増すため、ブレーキレバーの交換の可能性も考えなければならなかったが、こちらはもともとVブレーキ用が装着されていたので、標準装備のままでよかった。ただし、新たに購入したブレーキ本体をそのまま使うのでなく、フラットハンドルのランドナーで使っていたものをPLATINUM LIGHT8に移植、新しいものはランドナーで使うことにした。その理由は、ランドナーでブレーキシューとタイヤと干渉していたから。ブレーキシューの角でタイヤのリムとの境界付近に浅い傷ができてしまう。バーストさせるほど深くなることはないが、あまりいい感触ではない。
■折り畳み時の固定マグネット
Img_7549_20210331082701Img_7550_20210331082701

 すでに所有している2台のDAHONと折り畳み方法は同じなのだが、DAHONにあってPLATINUM LIGHT8にないのがこのマグネット。フロントフォークとリアエンドの折り畳むときそれぞれの内側になる部分に取り付ける。これがないと、折り畳んだ状態で安定しない。PLATINUM LIGHT8にはこの代わりにマジックテープのベルトが付いていて、これで縛って固定せよ、という事になっている。マグネットの方が手軽であることは言うまでもない。
Img95021Img95012 Img95001

 DAHON用のものを注文。ただし、2000円以上する純正ではなく、数百円のものを選択。中国から届くので数週間待たなければならないが、急ぐものではない。届いたら、どうやって装着するかを考える。DAHONのモデルのようにフレームに台座があるわけではないからね。リアエンド側は、キャリア装着用のダボ穴が使えた。問題はフロントフォーク側。こちら側のパーツは、それ自体にM6のネジ山が切られていて、キャリア用のダボ穴とは合わない。何か台座となるものはないかとホームセンターで金属プレートを物色するが、なかなか難しい。ちゃんと固定できるようにマグネットの磁力はそれなりに強力なので、それに耐えられるようにフロントフォークにしっかり固定できないといけない。そして、大きすぎず、小さすぎないサイズ。結果的には、ガレージの中で見つかった。それは、ブロックダイナモの後付け台座。もともとフロントフォークに装着することを想定したものなので安定感は完璧。しかもM6のネジ穴が開いている。ただし、二つのパーツが接触するまできちんと折り畳まないといけない。この点は、ベルトの場合はおおらかだ。前後の車輪のハブシャフトとブレーキレバー及びシフトレバーが付いたハンドルバーとの干渉を避けなければならないのはDAHONも同じ。PLATINUM LIGHT8の場合は、ここにキックスタンドが加わる。DAHONの2台は、キックスタンドがBB辺りにある。PLATINUM LIGHT8はその位置のフレームがなく、代わりにリアエンドにキックスタンドが設置されている。ハンドルバーやクランクの位置など、こうやればきっちり折り畳める、という形さえ決まれば、あとは毎回その通りに整えれば済むこと。

【今後改善予定】

■後輪をクイックリリース化
 前輪のアクスルシャフトは、クイックリリースなのに、後輪はナット止め。基本的にホイールを外す機会はあまりないが、パンクしてチューブ交換することがある。緊急時なので、できるだけ短時間でさっと作業したい。まあ、ナットを外すのにそれほど手間がかかるわけではないが、スパナを携行しないといけない。できれば工具なしでホイールを外せるようにしたい。
 まず考えたのはハブシャフトの交換。ナット止めのハブシャフトとクイックリリースシャフトを通す中空シャフトの互換性が難しいようだ。シャフト自体にボルトのようにねじ山を刻まれてハブに固定されている。そのねじ山が、ナット止めハブシャフトはインチねじで、中空シャフトがミリねじ。インチねじの中空シャフトは、中国製のもをAmazonでも購入できるようだが、どうも精度に難があるようだ。また、スプロケットも交換したいのだが、ついているのはボスフリーで歯数の選択肢があまりない。
 ホイールごと交換すると2万円以上もする。そこで、ハブの交換をすることにした。というわけでAmazonで購入。手元に届いた。まずはリアホイールを外して、ハブがフレームに合うことを確認。しかし問題発生。後輪のアクスルシャフトは、左にキックスタンド、右にディレイラーガードを挟み込んでいる。それらの厚みがある分、シャフトの長さが足りない。もう少し詳しく言うと、中空シャフトは足りなくてもいいのだが、クイックリリースシャフトの長さがもう少し欲しい。
 まあ、ディレイラーガードはなくてもいいんだけど、キックスタンドは必要だ。ツーリングで風景を撮影するときに自転車を入れたい。ガードレールなど立てかけるものが常にあるとは限らない。また、折り畳み作業の時にも、キックスタンドで自立してくれる方が楽だ。キックスタンドを別のものに交換することも考えたが、フレームの形状、ホイールサイズから考えると、純正のものしか合いそうにない。
 一晩悩んで解決方法にたどり着いた。PLATINUM LIGHT8の後輪のシャフトは130㎜。これに135㎜用のクイックリリースシャフトを合わせればいいのだ。簡単なことだった。

■ギア比の拡張
 後輪のクイックリリース化でもふれたが、リアスプロケットを交換したいと思っている。
 もともとは、輪行で都会に持ち込み街乗りに使えればいい、というつもりで購入したが、シートポストを長くして、さらにほかの部分も改善していくと結構もう少しヘビーなツーリングにも使えそうな気がしてきた。11年前に、初めて20インチの折畳小径車を買った時も同じような経緯をたどったわけだが。16インチホイールの小径車で丹後半島一周とか、小樽の励ましの坂(24パーセント)への挑戦をしてみたくなってきた。
 リアスプロケットについては、ハイ側の11Tをこれ以上小さくすることはできないが、ロー側の28Tを32Tあるいは34Tすることはできそうだ。リアディレイラーも変えないといけないが。高速走行のためには、フロントのチェーンリングを52Tから53Tへ交換するくらいか。

■タイヤチューブ
 バルブが英式なのだ。とりあえず、英式用のアダプター(洗濯ばさみみたいな)が装着できるポンプを携行しているが、空気が入れにくい。16インチの小さなホイールは、スポークの間隔が狭く、またリムからシャフトまでも短い。英式用のアダプターをその狭い隙間に差し込むのに難儀する。まあ消耗品だから、パンクしたら次は仏式バルブのものにしよう。スペアチューブは仏式バルブのものを携行している。

|

« スーパーカブC125試乗 | トップページ | 霞ふかし »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« スーパーカブC125試乗 | トップページ | 霞ふかし »