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2021/02/20

明石海峡播磨側ビーチめぐり

 先日の姫路証自転車道の明石市内の海岸「浜の散歩道」が、とてもよかった。美しい海の景色を見ながら、ずっと走りたいと思う道だった。そしてそのあとの輪行で間違えて反対方向の列車に乗ってしまったことも印象深い。明石海峡大橋のたもとにもきれいな海岸が見られた。だから、今度は明石から東へとこの前の続きを走ることにした。
 スタート地点の明石へクルマでアプローチ。先日訪れているのだが、クルマで来るのは何年ぶりだろうか。1990年代、特に前半はよく来ていた。ただし、通過点として。四国へと渡る最も費用が掛からないルートとして、明石からフェリーで淡路島へ渡り、大鳴門橋で徳島県鳴門市に上陸。開通して間もない瀬戸大橋よりも安かった。当時はETCもなかったし。丹波市から国道175号線を南下。西脇から南はクルマが多い、市街地をバイパスする道は中央分離帯のある片側2車線で、信号が少なく、流れはよい。
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 明石の中心街のラーメンで腹ごしらえ。北海道や信州へと遠征でよく利用している山岡家の関西唯一の店舗が明石にあるのだ。そして明石港近くのコインパーキングへクルマを止める。前夜にネットで探したのだが、無料で止められる場所は見つからなかった。駅の周辺と比べると港の方が安いようだ。なんとか24時間最大料金550円の駐車場に1台分だけ空きを見つけてクルマを入れる。前夜調べた限りでは、400円/日というものもあったが、それは予約が必要。おそらく、個人宅の駐車場を時間貸しとして登録する形式のもの。
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 自転車の準備を整え、出発。まず少し市街地に戻り、「きむらや」で明石焼きをゲット。旅行ガイドなどにも掲載される有名店に10数年前ぶりの訪問だ。店内でも食べられるが、持ち帰りを頼む。
 国道28号線を東に。この国道は四国から淡路島を経由してきたものだ。港湾関係の施設が途切れると、右手が大蔵海岸となる。当然そちらへハンドルを切る。開放的なビーチが広がる。前方には圧倒的な存在感を放つ明石海峡大橋。右手には淡路島だ。夏は海水浴場で、冬の今もたくさんの人々が降り注ぐ日差しを浴びて、座ったり、歩いたり、走ったりしている。
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 ベンチに腰掛けさっき買った明石焼きを食べる。まだできたてで温かい。別の容器に入った出汁をかけて食べる。パックにぎっしり16個も入っていて、ラーメンを食べたばかりなのでちょっとボリュームがありすぎ。しかし出汁をかけてしまったので、途中でやめることができず全部食べてしまった。遊歩道でビーチを西から東に通り抜け、再び車道へと戻る。
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 車道は、国道28号線を吸収した国道2号線。ここから神戸市垂水区となる。国道2号線の海側の自歩道を進む。少し市街地の様相となるが、明石海峡大橋がどんどん近づいてきて、その下に来ると再び海岸べりの道となる。橋をくぐったところが舞子海岸。
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 また、人が集まる憩いのビーチが広がる。やはりここも遊歩道を行く。明石海峡大橋は後方に移り、前方はビーチの向こうの傾斜地に広がる市街地が背景となる。ビーチの奥には商業施設。大蔵海岸もそうだったが、人が集まる場所は商売の場、ということか。
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 ヨットハーバーを越え再び国道2号線へ。少し海が見えなくなる区間があるが、すぐにまた右に海を見て進むようになる。山と海が迫った狭い平地で国道2号線とJR山陽本線と山陽電鉄が絡み合う。
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 左手の山肌を登るロープウェイが見えてきた。ここは須磨浦。つまり神戸市須磨区。この文章のタイトルには本州側という意味で播磨と書いたが、ここからは摂津の国だ。ロープウェイが登っているのは鉢伏山。六甲山地の西の端っこ。昨年10月に北海道から神戸空港へ帰ってくる飛行機の窓から俯瞰した絵が思い浮かぶ。
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 しばらく進むと海が見えなくなり、いつしか周囲は庶民的な飲食店などが並ぶ下町の雰囲気の街並みとなっている。さらに、国道を挟んで山側に山陽電鉄、海側にJR山陽本線の駅が対峙していることに気付く。この先国道2号線は海から離れ市街地を行く。そして海岸は工場や倉庫が並ぶ神戸港および周辺の工業地帯となる。ここまでとしよう。
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 まだ乗ったことがない山陽電鉄で明石に戻ろうか、と駅に向かいかけて思いとどまる。須磨海岸に寄っていないではないか。JRの踏切を越え、住宅街の細い道を抜けると、また開放的なビーチが広がる。阪神工業地帯に隣接して、こんな美しい砂浜が広がっているとは。まあ、人工的な雰囲気は感じるけどね。少し西に傾いてきているとはいえ、冬至からひと月余りを経過し力強さを取り戻しつつある日の光が空から降り注いでいる。海は穏やか。密集、密着、密接の3つの「密」とは無縁のオープンスペースで人々が憩っている。海岸線の地形により東方の阪神工業地帯はうまく目隠しされ、西を振り返れば鉢伏山の左に明石海峡大橋と淡路島がのぞいている。その淡路島が輩出した作詞家により書かれた1977年の大ヒット曲の情景とは対極といえる「明石海峡・冬景色」だ。
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 遊歩道で須磨海岸の砂浜の東端まで行きついたら国道2号線へ。駅はさらに少し内陸だ。だったら、もう一度須磨海岸の遊歩道で須磨駅に戻った方がいい。西に向かうと、それまではほとんど感じなかった風の抵抗を感じる。ビーチの西の端までくるとJR山陽本線の須磨駅。先ほど国道2号線側から見た駅舎の反対側だ。このままJRで明石に戻ろう。山陽電鉄よりも安くて速いし。
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 輪行の準備を開始すると、西明石行きの普通列車の入選を伝える校内放送が聞こえてきた。さすがにその列車には間に合わないかと思いきや、発射まで10分くらいあるようだ。どうやら快速か新快速を先に生かせるらしい。というわけで、ゆうゆう普通列車に乗り込んだ。車内は空いている。その語、ホームの反対側に快速列車が到着。その快速列車が先に出発し、当然明石到着も先。でも、普通列車よりも乗客が多くて座れそうにないし、明石到着は5分も変わらない。ということで普通列車の車内で快速列車を見送り、後は明石まで座ってのんびり揺られる。
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 明石に着いたら自転車で港近くの駐車場へ。でもその前にもう一度明石焼きを買おう。同じ店では芸がないので、魚の棚商店街の中の「たこ磯」という店へ。「きむらや」が20個入りで900円だったのに対し、「たこ磯」は15個入りで700円。やはり、店内に入らず、持ち帰りとする。とにかく、早めに市街地を脱出したい。帰り道、どこか途中でいただくことにしよう。出汁は「たこ磯」の方がちょっと色が薄めか。味も少し異なるが、まあ微妙な違いとしか表現できない。容器に残ったものをそれぞれ味わってみたのだが。
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 クルマに自転車を積み込み、帰路に就く。明石川の西側、林崎港近くに1日最大500円の駐車場を発見。50円安いことに加え、こちらは収容台数が多くいつでも止められそうだ。ちなみに、帰宅してから改めて調べてみたけどインターネットには掲載されていなかった。

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