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2021/02/04

樹氷の氷ノ山2021

 せっかく雪が積もったのに、土日の旅に天気が悪かった。1月末になり、ようやくチャンス到来。金曜土曜に寒波が来て、日曜は回復との予報。

 当日6時半に丹後を出発。8時、兵庫県養父市大屋町で同行のすうさんと落ち合う。が、すうさん少し遅れて到着。舞鶴自動車道から近畿豊岡自動車道へ分岐するジャンクションを先頭に込み合っていたとのこと。その多くは、ハチ・ハチ北スキー場へ向かうクルマらしい。みんなこの日を待っていたというわけだ。

 天気の回復も遅れている。予報では「明け方まで」のはずの雨が、弱いながらも降ったりやんだり。周囲の山々の稜線はガスに覆われている。あと、雪もあまり多くない。
 若杉峠、戸倉峠を越えて鳥取県若桜町へ。我々の前後にも「わかさ氷ノ山スキー場」へ向かうクルマ。駐車場にクルマが止められるかが心配。雨は降っていないが、周囲の山々の稜線はガスに覆われている。
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 予想通りゲレンデに近い駐車場は満車。あちこちに路上駐車のクルマ。何とか離れた駐車場に空きを見つけて、クルマを止める。入山の準備をしたら板を担いでゲレンデへ。曇天ながらゲレンデ最上部まで見えている。リフト1回券を2枚買って、スキーパトロールで登山届けに記入し10時半過ぎリフト乗車。10時の予定より遅れたものの、天気回復も遅れている。
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 リフトを2本乗り継ぎ。スキー場トップ、標高1200mまではガスも晴れている。上部リフト中間降り場より上のゲレンデも今日は開放。登山者だけでなくゲレンデ滑走者も最上部に登ってきている。
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 最上部リフト降り場では、入山準備中のスノーボーダーが数名みられる。スプリットボードだ。我々もスキー板をザックに括り付けて準備。ゲレンデを見下ろすことはできるが、扇ノ山は見えない。
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 しばらくは樹林帯の急登。トレースはしっかり踏み固められていて歩きやすい。新雪はあまり深くないようだ。霧がかかった樹氷林がなんとも幻想的。痩せ尾根の区間はいつも雪庇ができるところ。例年より雪庇の張り出しが大きいように見える。風が強いことが多かったという事だろうか。このあたりから薄日が差すようになる。ゆっくりガスが薄まっているようだ。
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 雪庇の痩せ尾根を越えたら、広い頂上台地。樹氷に覆われたブナ林で、シール歩行に切り替え。その作業中、次々に登山者がやってくる。みんなこの日を待っていたのだ。
 樹氷林を抜けると広い雪原となる。ガスに覆われているがホワイトアウトというほど濃くはなく、それなりに周辺の景色が見える。視界が悪いと方向を見失いやすいところなのである。
 三ノ丸直下の東屋の脇で休憩。すでに何組かのパーティがいて、さらにあとからあとから登山者が到着。大まかに言うと、スノーシュー夜間時期の登山者が5、スノーボーダーが3、スキーヤーが2といった割合。
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 休憩の間にガスが晴れてきた。直射日光が降り注ぐ。三ノ丸のピークも見えている。ああ、扇ノ山も顔を出した。氷ノ山の山頂も一瞬見えたが、すぐにまた薄くガスに隠れてしまった。
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 三ノ丸のピークへと一登り。赤い屋根の避難小屋にも人が入っている。換気のためか入り口の扉は開け放たれているが、中は狭い。東屋で休憩しておいてよかった。
 向きによってはそれなりに離れた山も見える。あれは粟鹿山か。なのにそれより近いはずの、東山やくらますは見えない。何より氷ノ山山頂も先ほどの一瞬をのぞいて見えていないのだ。
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 三ノ丸のピークからシールを付けたまま下り、ワサビ谷の頭の小ピークへ上り返す。そしてシールを外す。いざ、ワサビ谷の樹氷林へ。
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 雪質はまだまだ鮮度を保って良好。新雪のおかげで気持ちいい滑り。ただし、深雪ではなく、浅い新雪。薄いガスの中の樹氷林が幻想的。滑り降りるうちに樹氷のついた枝越しに垣間見える空は青くなっていた。樹氷林が明るく輝きだしている。いやあ、美しい。
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 だいぶ下まで滑り降りてきた。雪の多い年には法面からの雪崩によるデブリが見られる区間だが、今日はデブリなし。根雪もあまり多くないようだ。その裏付けに、沢が完全に埋まらずに流れて見えている。しっかりしたスノーブリッジができたところもあるから、渡渉の必要はない。
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 右岸法面をトラバースしていくとやがて杉林へ。いつも雪質が悪い区間だが、今日はまだいい雪の状態を保っている。イヌワシゲレンデに出るのだが、いつもより少し下に向かってしまい、ゲレンデに出るには登り返しが必要になってしまった。面倒なので杉林をどんどん降りていくことにする。するとスノーピアゲレンデとイヌワシゲレンデの連絡コース途中へ出た。そのままイヌワシゲレンデへ。ゲレンデ上部へと出たすうさんが下りてくるのを待って、ゲレンデを後にする。いつしか青空をバックに真っ白な氷ノ山山頂が見えていた。
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 帰宅後、買い物がてら少し自転車に乗ったが、除雪されない道はまだ雪が残りあまり走れなかった。

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コメント

 楽しい山でした。雪も比較的軽くさすが1月だなと思いました。
 人は多かったけどワサビ谷はそれほど踏み荒らされてなかったのが幸いでした。いつもよりも1時間以上遅かったのに。
 滑る時にはガスもなくなり、天気を当てる技術には脱帽です。ありがとうございました。

投稿: すう | 2021/02/07 20:22

 こちらこそお付き合いいただきありがとうございました。すうさんとは何度も氷ノ山三ノ丸を訪れ、快晴の大展望もあれば、ホワイトアウトのふわふわ粉雪もありましたね。今回は、降雪直後の天気回復のタイミングをとらえ、相反する晴天と粉雪の両立が実現しましたね。
 その時にならないとわからないのが空模様ですが、近年の天気予報の精度の向上は心強いですね。

投稿: はいかい | 2021/02/08 22:49

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