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2021/01/12

木津川自転車道

 これは、2020年末のお話。丹後に雪が積もったこともあり、雪のない京都市内へ出向いた。
 京都市内を移動するのに、桂川自転車道をたまに利用する。山陰本線で京都盆地に入ってすぐの嵯峨嵐山駅まで輪行し、その後は自転車で移動というパターンだ。また、大阪から淀川・桂川とつないで川沿いを走ることもある。都市部でありながらクルマを気にせずに走れるのはいいことだ。そういえば、その桂川・淀川の水系である木津川に沿った自転車道を思い出した。桂川と木津川をつなぐ自転車道は「京都八幡木津自転車道線」としてひとつながり。淀川沿いの自転車・歩行者道のように途中車道を経る必要がない。
 この冬は12月にいきなり積雪。丹後で自転車で走ることが難しくなった。というわけで、京都府南部まで出かけよう。
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 亀岡からJR山陰本線に乗車。京都駅で奈良線に乗り換え。最も北側のホームから、在来線として一番南に位置するホームは遠い。例年と違ってあまり混雑していなくて、さらに小さくて軽い折畳小径車のおかであまりストレスなく移動できた。稲荷駅下下車。伏見稲荷大社の前で自転車を準備。琵琶湖疎水を渡って、師団街道へ。まずは、腹ごしらえだ。お目当ての「ラーメン大」はシャッターが閉まり「定休日」の貼り紙。またか。この店は、なぜかよく閉まっている。ちなみにインターネットなどで公表されている定休日は火曜日であるが、今日は火曜日ではない。SNS等での告知もない。ネットでも「営業日が不安定。行ってみないとわからない」と書かれている。私も、これで1勝3敗。今日開いていれば五分の星とできたのだが、負けが込んでしまった。まあ、これも想定内。次の候補へと移動。昼時に前を通るたびに行列ができている「フカクサ製麺食堂」に気持ちを引かれつつも素通り。師団街道を国道24号線に突き当たるまで南下し、「ラーメン荘地球規模で考えろ」へ。時刻はまだ13時過ぎ。店外に7人並んでいた。自転車を止め、本を読みながら待つ。風が冷たい。30分ほどで店内へ。並んでいる最中に食券は回収されていたので、すぐに「ニンニク入れますか?」の問いかけ。これに、「野菜増し増し」のコールを返す。そして、300gの麺と大盛のモヤシに挑む。体温も回復。
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 満腹になって、自転車に跨る。西に移動して、鴨川へ。土手を登り、自転車道へ合流。ここは久我橋の少し下流。桂川自転車道は、久我橋から合流点までの2kmほど、支流の鴨川沿いを走る。
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 いきり強烈な逆風の洗礼を受ける。真正面からでないのが幸いだが、斜め右から西南西の風だ。帰宅後に確認すると5m/sを越える風。川沿いだからよりきつい。
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 支流鴨川から桂川本流に沿う道を進み、御幸橋を渡る。桂川、宇治川、木津川が合流して淀川へなお変える地点で「淀川三川合流域 さくらであい館」という施設がある。トイレや売店があり、自転車スタンドも設置され、休憩ポイントとなっている。自転車道を通して走る場合、ほぼ中間あたりにあるのも好都合だ。
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 ここからは木津川を遡る。下りから登りだが、進行方向が東寄りに変わったため追い風となってかえってスピードアップ。河川敷には茶畑。周辺の住宅は徐々にまばらとなり、田園などが見られる。どんどんのどかな景色へと変わっていく。はるかに見えるのは、なだらかな京阪奈丘陵。
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 茶畑の中に流れ橋が見えてきた。時代劇の撮影にも使われる木造の橋で、上津屋橋とも呼ばれる。ちなみに、こちら側の八幡も、対岸の城陽も上津屋の地名。かつては両眼ともに上津屋村という一つの村だったそうだ。
 また、流れ橋の名の通り、増水時、橋桁が流され橋脚を守る構造となっている。ワイヤーでつながれた橋桁は回収され復元されるのだが、それでも復元には費用や時間が掛かる。近年の洪水の頻発傾向にあり、負担となっている。2011年からは4年連続で流され、その後2017年、そして2019年にも流れている。ほとんどが秋の台風で流され、春に復旧。費用は数千万かかるという。
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 今年(2020年)は台風の本土上陸がなく、流れ橋は無事だった。まあ、せっかくの機会なので河川敷に降り、流れ橋の上へ。ただし、自転車は押して渡らねばならないルールであるため遠い対岸まで行くのは止めて、袂から少しだけ橋に踏み入れたところで写真を撮って走行再開。
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 風は相変わらず強く、横風だったりたまに向かい風のベクトルが混じったりすることもある。景色は、さらにさらにのどかになっていくが、あくまで都市近郊の雰囲気。過疎と言うほど田舎ではなく、人口は多く、幹線道路ではクルマがひっきりなしに行き交っている。まあ、自転車道にいればクルマと出会うことはほとんどない。車道との併走、交差区間でたまに出会うのみ。そればかりか、自転車もほとんど走っていなくて、ジョギングしている人に数名であったのみ。川沿いの道はあまり景色の変化がなくて、強いて言えば日が西に傾いたと言うことくらい。
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 さくらであい館から1時間あまり走って木津町へ。自転車道は車道に沿った歩道と化しゴールの泉橋へ。いきなりクルマの多さにストレスを感じる。クルマ依存度が高い地域らしく、こちらが本線を走っているのに,それも自転車が接近しているのをわかっていて平気で支線から飛び出してくる。とにかく事故を起こさないように気をつけて、JR木津駅へ。
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 自転車を輪行袋に収め、駅構内へ。15分後に京都行き普通列車。さらにその20分後に同じく京都行き快速列車。おそらく京都着は快速の方が早いだろう。さて、どっちに乗ろうか。そうするうち普通列車が到着。奈良発なのですでに車内に乗客の姿が見られるが、かなり空いている。こちらに乗ろう。奈良線は一部を除き単線のため列車行き違い待ちが多い。その停車駅も車窓の風景ものどかなローカル線の雰囲気。夕暮れも相まってわびさびを感じる。
 城陽あたりから車窓の風景が徐々に街を感じさせるものに変わり、乗客も増えてきた。そして宇治で後発の快速列車に追い越される。ここで乗り換えも可能だったが、快速列車は予想通り乗客が多く、そこへ今更輪行袋を持ち込もうという気持ちにはならない。それに、普通列車でも快速列車でも京都駅で乗り換えるのは同じ山陰線の列車だと、スマートフォンで確認済み。
 夕方の混雑が懸念された京都駅での乗り換えだが、例年に比べて人は少なめだし輪行袋は小さくて軽いので移動はあまりストレスを感じなかった。すでに入線している山陰線の列車にはすでに乗客が入っているので、座席に空きは見当たらない。出入り口付近に人がまばらな車両を見つけて乗車。この区間では補助シートは使用できないが、快速なので亀岡までは20分。また、停車駅が少ないので人の出入りの回数が少ないのも快速の良さ。
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 亀岡駅で輪行を解いてクルマへと走り出す。駅前の公園のような芝生エリアにはLEDのイルミネーション。10分ほどでクルマへ。後は2時間半のドライブ。

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