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2020/12/14

湖西の初冬2020メタセコイア並木と業平の里

 11月末、琵琶湖の北西眼、マキノのメタセコイア並木の紅葉が最盛期を迎えた。28日土曜は、午前中のみ舞鶴勤務。これを足掛かりに、訪れることにしよう。しかし、問題は天気。時雨模様の寒い一日となるようだ。高島市の1時間ごとの予報が更新されるたびに、降る時間帯も雨量も少しずつ予想が変化していく。雨量は大体0~2mm/hの範囲を行ったり来たり。強まったり弱まったり、止み間があったりするということのようだ。0mm/hならたまにぱらつく程度で問題なし。1mm/hだと少し濡れるが、どうにか可。2mm/hだと厳しい。
 丹後は朝から2mm/hどころか時間によっては4~5mm/h位はありそうな雨脚で止み間なく冷たい雨が降り続いている。11時過ぎに舞鶴を出発し若狭に入っても同様の降り方。野坂山地を越えて滋賀県に入ればましな空模様となるはずだ。
 やがて2週間ぶりの琵琶湖畔、近江今津。想定通り、日本海側と違って雨は時雄路ぱらつく程度。空は明るく、薄日が差している。時刻は13時。やはり今回も近江ちゃんぽんは走り終えてからにしよう。前回同様小浜のスーパーマーケットで買ったおにぎりとパンが昼食だ。国道161号線小北バイパスを北上、マキノへ。

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 あてにしていた知内浜の駐車場には「有料」「1日1000円」の文字が見える。水泳シーズンではないので、ほとんどクルマは止まっていないが、オートキャンプ場のの駐車場も兼ねているらしい。少し離れた場所に数針のテントが見えるので、そこがオートキャンプ場か。その名の通り、テントサイトに車を乗り入れているため駐車場はガラガラ。それでも、お金を請求されたくないので、ここには止められない。駐車場に隣接して漁港があり、駐車場でない空き地にクルマが数台止まっている。どうやら釣り人が駐車しているようだ。この場を離れるので、やはり止めない方がいいだろう。琵琶湖の対岸に伊吹山がくっきりと浮かぶ。2週間前は、それが伊吹山なのかどうかわからないほど霞んでいた。澄んだ冬の空気へ入れ替わったということらしい。
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 駐車場所を求めて内陸へ。一応心当たりはあるのだが、道に迷ってしまう。GPSレシーバーに搭載している地図には、そのとある駐車ポイントを登録していないので、スマートフォンの地図を見てたどり着いた。内陸、つまり山間地はしぐれているようで、虹がかかっている。自転車は当然ランドナー。不安定な空模様、濡れた路面を走るとき、泥除けがその真価を発揮する。青い折畳小径車が通り過ぎて行った。「ブロンプトン」だ。それを追うように、出発。
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 まずはメタセコイア並木へ。紅葉の見頃とあって、クルマが大渋滞を起こしている。こういう場面では、やはり自転車がいい。並木道は2.6kmとちょうど天橋立の松並木に匹敵する距離。南からその4分の1ほどを走ったところで、左にそれる。山間の林道へ向かう。メタセコイア並木は、周回の最後で。
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 石庭集落を抜けると動物除けの柵がある。そのゲート立て続けに2つ超えて行く。そこそこ急な登りだが、ダートではなく舗装なので登りやすい。しかし、雨が強まってきた。おそらく、山間部だからだろう。想定内だ。スタート地点でこの雨脚なら出発をためらうような降り方だが、走り出してしまえばもう引き返す気にはならない。
 錦秋の時期なのに、山の色が鈍くくすんでいるのは雨天のせいばかりではない。落葉が進んでいるのだ。1週間ほど前には、季節外れの陽気となり、特に日本海側ではフェーン現象により11月の気温、そして最も遅い時期の夏日の記録を更新した。そのフェーン現象をもたらした強い南風により、一気に落葉が進んだ。
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 林道だけあり、国道や県道では規格外の勾配を登っていく。標高250mを越えるくらいで、ため池があった。「緑が池」だそうだ。公園のように整備されたほとりには、鮮やかな紅葉。そしてクルマが1台止まっていた。どこかで釣りでもしているのだろうか。
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 さらに登っていく。峠は標高350mほど。法面にシングルトラックが付いているので、自転車を置いてたどってみる。すぐにピークへ。そこにあったのは、四等三角点「牧野」368.78m。ブッシュに囲まれていてあまり展望はよくない。木々の合間から麓との集落やマキノスキー場のゲレンデが覗く。
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 車道に降り、下りに備えて中間着を着たり手袋を防水のものに交換。そこへクルマが通り過ぎて行った。緑が池の駐車車両につついて2台目。こんなゲートでふさがれた道でもクルマがたまに通るようだ。本降りといっていいような雨脚となり、ブレーキの利きが悪いので慎重に下る。クルマには出会わなかった。下りは寒い。長い坂でなくてよかった。
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 林道は、マキノスキー場のゲレンデへと降り立つ。ゲレンデのベース部の広大な緩斜面はキャンプ場となっていて、この寒い中たくさんのテントが並んでいる。まあ、向こうからしたらこっちもたいがい物好きに見えるだろうけどね。世の中ソロキャンプブームというが、家族連れやグループが多いようだ。オートキャンプ場のようで、ゲレンデ内のテントの脇までクルマが乗り入れられている。中には、自動二輪も見える。移動も寒かったろうに。でも寒さ対策を万全にしているのか、キャンパーはタープの下の椅子に腰かけ余裕の佇まい。強いなぁ。
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 さて、当初の予定ではまだ走るつもりなのだが、ここで切り上げメタセコイア並木を下って走り終えるという案が急浮上。でも、やっぱりそれでは物足りないし、麓に降りたら雨は弱まっている。やっぱりツーリング継続だよね。キャンプ場、つまりスキー場を出て、V字にハンドルを切って白谷へ。ここで、青いブロンプトンに再会。
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 八王子川に沿って北上。再び山間へと向かう。目指すは、在原の集落。万葉の歌人「在原業平」ゆかりの地。参観に入れば雨脚が強まるのは覚悟の上。登りなのに、少し寒いくらい。ああ自転車で走り終えたら、クルマのヒーターをガンガン駆けて帰ろう。その前に近江ちゃんぽんだ。まさに心の支え。ラーメンを後回しにしたのは正解。標高350mほどで谷が開け田んぼが広がる。すると雨が弱まり薄日が差す。時間的な天候の変化か、それとも平坦な土地では上昇気流が起きにくく雨が降りにくいということか。

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 いつもメタセコイア並木とセットで訪れている在原集落も3度目の訪問。初めて訪れた一昨年には山間の在原業平の墓まで訪れたが、今日はこの悪天であるしやめておこう。集落を抜けもう一登りで峠となる。標高は400mあまり。
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 峠を越えると、知内川の谷へと急降下。展望ポイントは峠から少し下ったところ。谷に沿った集落が見える。そして降り立ったのは国道161号線。初めて訪れた一昨年は、国道を走る大型トラックの轟音におののいて、峠から在原に引き返した。昨年、勇気を振り絞って国道へと下ったら、案外交通量は少なく国道区間をクルマに出会わずに走り抜けることができた。実は、国道区間は2.5kmほどしかないのだ。
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 さて、意を決して国道を走行開始。直線的な下りなので飛ばせる。だが、今年は何度かクルマに追い越された。特に大型トラックは、細かい水しぶきを巻き上げて走るのでいやだねぇ。
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 野口の集落で国道を離れる。トタンをかぶせた茅葺き屋根の家、白い土蔵の並ぶ集落の中を行く。国道303号線との丁字路で161号線の反対側へ渡り、知内川沿いの細い道へ。少し離れた田んぼの畔でサルが数匹遊んでいる。この道はやがて川沿いの自転車道となる。国道を離れ田園の中をいく。クルマの通らない道を安心して走る。やがて前方にマキノスキー場のゲレンデが見えてきた。
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 このまま知内川に沿って下っても、クルマを止めた場所に戻ることはできるのだが、それではメタセコイア並木を走れない。マキノスキー場のベースから少し下ったあたり、つまりメタセコイア並木の山側の端をめがけて、川を渡って動物よけのゲートを抜ける。そしてメタセコイア並木は。夕暮れとなり、渋滞はなくなっている。その分、観光客が車道に出て記念撮影している。そこへヘッドライトを灯したクルマが通る。こちらもライトを灯してメタセコイヤ並木を走りだす。2.4kmに渡り、道の両側に大木が並ぶ。落葉した茶色い針のような葉が路肩に敷かれている。何度か止まって記念撮影しながら並木を走り抜けた。後はクルマへと戻る。
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 自転車の前後のホイールを外しクルマに撤収。泥除けやBBの下部には、メタセコイアの落ち葉がびっしりくっついていた。
 マキノから今津、さらに少し新旭方面へと行った先の「ちゃんぽん亭」へ。目論見通り空いている駐車場には従業員のものと思われるクルマしかない。が、私と同時にもう一台のクルマがやってきた。さらに、2台のクロスバイクも到着。2人とも女性のサイクリスト。雨具は来ていない。山間を走らなったということか。それでも店内空いているので、カウンターでなくテーブル席を使わせてもらう。一日分の野菜のトッピングで近江ちゃんぽんを食べる。濡れた服を着替えていないの体があまり暖まらなかった。あと、どんどん客が訪れ私が食べ終わるころには、空席待ちの家族連れ。すみません。テーブル席、今空きました。
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 クルマのヒーターを強めにかけて服を乾かしながら帰る。鯖街道熊川宿の道の駅で、濡れた服を着替えると、体感温度が一気に上昇。あとはぽかぽか暖かい車内で帰路に就く。

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