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2020/11/08

ロードレーサーRADACのハンドルを交換

  去年の夏に譲り受けた30年前のロードレーサー「RADAC」のハンドルを交換した。元々はフラットハンドルが装着されていた。それだと見た目がクロスバイク。できればロードレーサーらしい雰囲気にしたくて、あり合わせのステムとドロップハンドルを使っている。30年前には、まだクロスバイクという車種が出回っていなかった。MTBが少し広まりつつある状態で、まだその名称もATB(オールテレインバイク、All Terrain Bike )かMTBかで定着していなかった。そんな中、RADACの(おそらく)入門グレードにはドロップハンドルではなくフラットハンドルのモデルも存在していた。なお当時は、「フラットハンドル」でなく、「オールランダーバー」と呼ばれていた。両者に違いがあるのかどうかはよくわからない。
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 余談はさておき、ありあわせのステムはやや低く突き出しが長い。ドロップハンドルの前部を少し上に向け、さらにブレーキレバーも少し上の位置につけることによって、調整しているが、それでもブレーキが少し遠い。メインバイクではないのであまりお金をかけるつもりもなく、まあいいや、という感じで過ごしていた。
 そんな折、ずいぶんと個性的な形をしたドロップハンドルがあることを知った。ドロップ部が浅く、そして末広がり。懐かしいセミドロップハンドルを思い出した。中学入学時に買ってもらったジュニアスポーツ車についていたのが、セミドロップハンドル。一般車用のブレーキレバーとハンドルグリップがついていた。ただし、ハンドルが低すぎて乗りにくかったので、ハンドルをひっくり返して乗っていた。
 さて、話を現在に戻す。ドロップ部が浅いのは、乗車姿勢を楽にするため。とはいえやはりドロップ部を持つと前傾がきつくなってしまう。本気でスピードを出して走りたいなどとは思っていないから、楽に安全に乗るのが大事。ドロップ部分は、バックミラーやライトを装着するために付いているもの、と信じ切っている。果たしてこのハンドルに変えたからといって、ドロップ部分を持って走ることはあるかどうかは不明。
 次に、ドロップ部分が下に行くほど広がっていることには、主に次の2つの理由があるという。まず、バイクパッキングで大きめのハンドルバーバッグをつけても、ハンドルに干渉しないように。これはかつてランドナーのドロップハンドルがフロントバッグ装着のため末広がりだったことと同じ。これは納得。
 しかしもう一つの、未舗装路でも安定して走れるように、という理由はどういうことだろうか。いきなり説得力に欠けた理由と感じてしまう。ハンドル幅が広い方が安定する、ということはわかる。しかし広がっているのはドロップ部分。まさかダートの下りでドロップ部分を持つことを想定しているわけではないだろうに。勾配にもよるが、ダートの下りはジャックナイフ、あるいは前転しないように、さらにリアブレーキが効くように後方に加重しなければならない。特に急な下りならば、サドルから尻を離し体を後方に引く姿勢をとる。私など、舗装路でも急な下りで前傾は恐ろしい。ということは、ドロップ部の末広がりは登りのためなのか。下りこそ安定感が求められるように思うのだが。あるいはブレーキブラケットも斜めになりフラット部(ハンドル上部)を握っても安定しているということなのか。
 まあ、正直言ってダート安定して走るため、とは子供だましの口実のようにしか思えない。ダート走行を重視するなら、MTBやパスハンターのようにフラットハンドルがいいに決まっている。しかし、ドロップハンドルを装着したロードレーサーでないといけないのだろう。理由は、今はロードレーサーしか売れないから。
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 まあそんなことを考えているうちに、注文していたハンドルが届いた。古い自転車に装着するため、コラムの太さが違うのでステムのアダプター(ハンドルポスト)、そしてハンドルステムも交換する必要があった。もちろん、安い方がいいに決まっている。ステムのアダプターは安いものを選んだら中国からの取り寄せで届くまで数週間かかったが、急ぎではないから問題ない。ハンドル本体が届いてもなかなか装着できなかった。
 すべてのパーツが届くのを気長に待って、ようやくハンドルを交換。しかし、在庫があると思っていたバーテープがなく、これも注文。結局、ハンドル本体が届いてから大方ひと月近くかかって交換完了。
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 早速乗ってみた。楽だね。ハンドルステムを交換して低くて遠かったハンドルの位置を持ちやすい位置に調整したから当然だ。ハンドル本体の効果はどうだろうか。フラット部つまりハンドル上部を持った状態でブレーキがかけやすい。ドロップ部が垂直なハンドルでは、フラット部及びブレーキブラケットを握る場合、両方の掌が内側で向かい合わせになる。それが、末広がりドロップハンドルだと、手のひらが少し下を向く。この方が体重を乗せた時に楽である。言い方を変えると、手のひらを下に向けてハンドル(のフラット部)を握っても、ドロップ部が末広がりだとブレーキレバーに指が届きやすい。これなら、ダート走行も有利といえる、とやっとわかった。急な下りでドロップ部を握る危険を冒す必要はないのだ。
 後、古いバーテープを再利用して、フラット部の掌を乗せる部分をバーテープ二重巻きにして太くした。接触面を広げ、体重を分散させ、手のひらにかかる圧力を減らすため。これまでも行っていたことだが、今回は下地の古いバーテープを特に厚めに巻いておいた。これで尺骨神経麻痺を抑えることができるだろうか。来シーズンのお楽しみだ。もう、時雨の季節になったので、泥除けのない自転車の出番はあまりない。

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