« 淀川に沿って大阪から京都へ | トップページ | 昼はコウノトリ夜は名月 »

2020/10/01

雪彦峰山林道

 兵庫県の山間部は林道開発が盛んにおこなわれている。中央部神河町西部の砥峰高原と峰山高原を結ぶ林道は過去に何度か自転車で走ったことがあるが、この林道には続きがある。今回は南側の続きにあたる「広域基幹林道雪彦峰山線」を走破する。
 この林道を訪れるのはまったくの初めてではない。2008年7月にクルマで走ったことがある。いつか自転車で、と思っているうちに記憶が薄れ12年が過ぎてしまった。なかなか決行に踏み切れなかった理由は、周回コースが作りにくいことである。福崎経由または山崎経由の周回がとれ、いずれも距離は知れているのだが、クルマの通行の多い道を通らないといけないことが私にとっては大きな障害なのだ。というわけで、今回は林道のみピストンコースとした。起点・終点は南の夢前とする。北の端、峰山高原に近い神河町坂の辻峠は標高700m以上あり林道最高地点とそう変わらない。だから、夢前側からのピストンならば、登って下るコース取りとなる。
 アプローチは国道312号線で福崎まで南下したら、中国自動車道に沿った県道23号線を西へ。山崎までのほぼ中間点である姫路市夢前町で県道67号線を北上。北上するにつれ集落が途絶え、谷は狭まり夢前川の清い流れを間近に見て進む。坂根集落に入るとさらに道路の幅も狭くなっていく。対向車がやってきた。軽トラック。地元のクルマなのか当たり前のように接近してくるが、すれ違いにはかなり厳しい道幅。お互い路肩ぎりぎりまで寄せながら、ゆっくりとクルマを進める。ドアミラーとボディの間は数cm。ドアミラー同士は上下ですれ違う。あぁ、ひやひやした。
Sakaneseppiko
 正面にごつごつした雪彦山の姿がのぞく。かつては修験、現在は岩登りの山。ところでこの坂根集落には、かつてユースホステルがあった。つい見落としてしまったが、その建物はまだ残っていて、Googleストリートビューで確認できる。
 その先に駐車場があり、クルマを止める。数台のクルマが止まっている。おそらく雪彦山の登山者のものだろう。こちらが自転車の準備をしている最中に2人が下山してきた。
Img_6672
 14:10、ランドナーで出発。標高280m。いきなり厳しい登りが始まる。まあ、のんびり行こう。登り始めてしばらくして、渋滞なミスに気付く。飲料水をクルマに忘れた。取りに戻ろうか。いや、もうそれなりに登ってしまった。このまま行こう。幸い、残暑は収まりかなり涼しくなってきている。しかも薄着でいるので、体温はあまり上昇せず、無駄な発汗はないはず。
 いきなり背後から「こんちは」と声がかかる。ロードレーサーに乗ったサイクリストが追い越して行った。
Img_6678Img_6679
 標高450mほどのところに、雪彦山が見える箇所があった。さらに少し登ると賀野神社(カヤジンジャ)。なかなか立派な神社だった。参拝を終え再スタートの準備をしていると、先ほど追い越したロードレーサーが下りてきた。どこまで行ったのかわからないが、登りの途中で引き返してきたようだ。
Img_6684_20201001231001Img_6685
 基本的にあまり展望があるわけではなく、ただ周りの山々が見えるだけ。それでも、アプローチの夢前川の谷の集落や田園らしきものが見えた。
 休憩や写真撮影で呈したら、飲料水を一口飲むことが習慣になっているのだが、今日はそれができない。ただし、のどがカラカラというわけではないのが幸い。日は傾いていき、気温が下がる一方なのも、好都合。もちろん、脱水は徐々に進んでいるはずであるが。
Img_6690_20201001231001Img_6691
 標高650mくらいまで登ると、すこし下る。そしてまた上りとなる。標高750mくらいのところに、南側の景色が開け「明石海峡大橋展望駅」なる標柱が立っていた。山々の合間に街並みの広がる平野部が見えるが、遠くは霞み明石海峡大橋は確認できない。標高800mほどでまた下りとなる。要するにアップダウンの連続で、徐々に標高を上げていく。登り一辺倒よりはペースアップするが、やはりきつい。また、数十~百mくらいのダート区間が何度も現れる。昭文社のツーリングマップルには舗装林道とあるのだが。それに、なぜダートが残しているのかわからない。半月ほど前に、三川山の荒れたダートで転倒して懲りているので、舗装林道を選んだのに。まあ、そこまで荒れてはいないダートだが、舗装との境目の段差や石を踏んでのパンクが心配。気にしだすと不安でいっぱいになり、空気圧を上げてしまう。
Img_6699_20201001231001
 次の大きなピークが夢前町(姫路市)と神河町(大河内町)との境。ここが最高地点かと思ったが、その次のピークが最高地点で標高860m。四つの大きなピークがあったというわけだ。
Img_6695Img_6696
 そのあと長めの下りを経て、17:00、坂の辻峠へ。標高720m。さあ、復路だ。またアップダウンを繰り返すことを考えると、坂の辻峠から下界へと下りたいのだが、残念ながらクルマを止めたところへ戻るのが大変だ。後ろ髪をひかれながらも、復路へかかる。アップダウンの連続も、下り基調となるわけで、往路よりは少しペースアップ。鹿に何度か出会う。最後は日が暮れてライトを灯す。明石海峡大橋は暗くなってからの方がライトアップで確認しやすいのではないかと期待したが、わからなかった。18:30、ゴール。
Img_6711Img_6714
 駐車場に戻ると、クルマは1台のみ。さて、福崎方面ではなく今自転車で走った林道をクルマで北上。坂の辻峠から、寺前へに下る。福崎経由より近いかと思ったが、曲がりくねった林道のせいか、坂の辻峠経由の方が少し遠かった。当然所要時間もかかる。アップダウンにより、燃費も悪いはず。明石海峡大橋展望の3度目のトライも、結局見つけられなかった。
Img_6719
 走りごたえがあり達成感はあったが、再訪しようとは思えない。もし次があるなら、やはり周回か。ならば、山崎経由より福崎経由の方がいいような気がする。国道312号線はクルマが多いが、並行する農道などにスケープできる。山崎側の国道29号線沿いもエスケープルートがありそうだが、どちらかというととぎれとぎれのように思われる。問題は、福崎から夢前までの県道だ。エスケープルートはほとんどなさそうだ。5km程度ではあるが、クルマの多い道を走るのは苦痛だ。まあ、また走るかどうかは、気分次第ということだね。
 あと林道の復路でお土産を拾った。往路では落ちていなかったから、抜け落ちたてのほやほやということ。毎年生え変わるわけだね。
Img_6721

|

« 淀川に沿って大阪から京都へ | トップページ | 昼はコウノトリ夜は名月 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 淀川に沿って大阪から京都へ | トップページ | 昼はコウノトリ夜は名月 »