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2020/09/28

淀川に沿って大阪から京都へ

 8月末から9月の上旬にかけて、淀川(桂川)に沿って京都・大阪間を折畳小径車で走ることが恒例のようになってきている。暑さが落ち着き、都会ではあるが川沿いなので比較的涼しい。また、風の影響を受けにくい時期でもある。
 まあそういうわけで、輪行袋を担いでJR山陰線園部駅から京都行の列車に乗り込む。嵯峨嵐山駅で下車。自転車を組んで、阪急電車の嵐山駅へ。嵐山は閑散。渡月橋も人がまばら。
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 阪急嵐山駅まで1.5kmなのであっという間に移動完了。再び自転車を輪行袋に収める。桂駅で大阪梅田行きへ乗り換え。混雑とまではいかないが乗客の多い特急を見送り、その1分後に発車する準急に乗り込む。車内は空いていて、ロングシートの端に座る。輪行袋があるときはここだね。大阪到着は15分ほど特急より遅くなり、後発の特急にも追い越されることになるが、行程に影響はない。また大阪まで行くわけではなく、淡路駅で下車するつもりだったが、せっかく準急に乗ったから一つ手前の上新庄駅で下車してみる。この駅には特急は止まらない。
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 目指すは、阪急北千里線下新庄駅に近い「ラーメン荘 歴史を刻め 下新庄本店」だ。阪急京都線の淡路駅からは1km足らず、上新庄駅からは1km余りなので、北千里線に乗り換えるより、京都線の駅から自転車で走り出した方が早い。と言いながら、駅からどちらに向いて走り出せばいいか迷った挙句、周囲を迷走。去年も、淡路駅の周囲で迷走したのだった。
 GPSレシーバの地図を確認して、あることを思い出す。そうだ新幹線の高架に沿って行けばいいのだ。「歴史を刻め」は東海道新幹線と阪急北千里線が立体交差するところに位置しているのだ。
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 14時半、「歴史を刻め」到着。約1年ぶりだ。店外で待っているのは4人。食券を買って列に並ぶ。8月まではソーシャルディスタンスを保持するため、一つ飛ばしで6席に制限していたため、2時間待ちということもあったそうだ。9月に入り、11席をフル活用する体制に戻ったとのこと。10分ほどで店内に案内され、さらに10分ほどでラーメンが出された。麺300gで野菜ましまし。もやしのタワーが壮観だ。いやあ食べにくいねえ。注文時に店員から「ギブアップはできませんよ」と釘を刺されたが、もちろん完食。満足、満腹。やっぱり二郎系は食べ応えがあるねぇ。ちなみに、私が昼の営業最後の客。一緒に並んでいた5人ほぼ同時に食べ始めたけど、みんな若くて食べるのが早い。最後の一人となって食べ終えた。
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 自転車にまたがり走行開始。だが、もう一軒寄るところがあるので、淀川に沿いながらも土手とのディスタンスを保ちつつ住宅街を行く。豊里大橋の少し北側の住宅街の中にある「イトーサイクル」には、ランドナー用のパーツが豊富にそろっている。事前にWebサイトで目星をつけていたパーツを求めてきたのだが、残念ながら在庫切れだった。
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 そしてようやく、淀川の堤防へと登る。今年は9月に入っても残暑が厳しくて中旬までずれ込んでしまった。去年は比較的順調に秋が訪れて、9月に入ってすぐに淀川を訪れたのだが、最高気温が35度を超え猛暑がぶり返した日だった。今日は、Tシャツと七分丈のズボンで快適に走れる。昨年は、左岸(枚方側)に渡ったので、今年はこのまま右岸を行こう。
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 堤防の上の道は見晴らしがいい。右に淀川、左に住宅街を見下ろす。自動車は通らない。しかし、その展望のいい安全な道も橋によって寸断される。手前で河川敷に降りて、橋の下をくぐる。河川敷にも歩行者や自転車専用の広い道で、安心して走れるのdが、閉塞的な景色。し堤防は高く、橋をくぐってすぐに上り返そうという気にならない。ランニングをする人、ウォーキングの人、自転車に乗る人などがまばらに行き交う。
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 面倒なのは、車止め。河川敷には、公園や運動場などの施設があるため、外界から侵入する車道が歩行者・自転車専用道を横切っている。そのために車止めが設置されているわけだが、四輪車だけではなく自動二輪車や原動機付自転車の侵入も防ぐため、車止めの隙間は自転車が通れるギリギリの幅となっている。乗車で通り抜けるのは困難、自転車を降りるまではいかないが、ペダルから足を離してゆっくり通過しないといけない。
 対岸に大きな観覧車が見える。「ひらかたパーク」だ。ということは、今いるのは茨木か高槻の辺り。そろそろ中盤ということろか。さらに進んでいくと、対岸の奥に頂上近くまでびっしり住宅街が張り付いた頂の丸い山が見えてきた。鳩ヶ峰、こちらから見て裏側は石清水八幡宮だ。ということは、もうすぐ京都府となる。大阪府から京都府に入ると、淀川は三つに分かれる。つまり桂川、宇治川、木津川が合流している。
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 京都府の大山崎に入り川幅がぐっと狭くなる。もうここは桂川だ。京滋バイパスの天王山大橋をくぐり、大山崎町と京都市伏見区の境界で河川敷の道から強制的に国道171号線へと送還される。支流の小畑川を越えて、国道から堤防の車道へ。河川敷にも小畑川を越える橋があるが、バリケードで完全にふさがれていた。それまでは塞がれていてもどこかに人や自転車が通れるだけの隙間があけられていたのだが、小畑川の橋だけは国道へ迂回した。宮前橋で左岸に渡れば、桂川自転車道へ。昨年のように淀川左岸を遡上してくれば、宇治川と木津川の合流デルタ地帯にある「淀川河川公園さくらであい館」という休憩スポットに立ち寄れるのだが、そこはもう通り過ぎている。
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 桂川自転車道は、道幅が狭いにもかかわらずたくさんの自転車が行き交う。ロードレーサーから実用車まで、様々なスピードの自転車がひしめいている。要するに、頻繁にすれ違いと追い越しが繰り返される。さらに、歩行者もいるわけで、とにかく事故を起こさないように気を付けなければいけない。クルマが通らないから安全、というわけではないのだ。
 桂大橋あたりで、自転車道は堤防から河川敷へと降りる。さらに、国道9号線の西大橋を右岸へ渡ると、河川敷の畑の中を行く。収穫シーズンなのか、農作業の軽トラックがたまに通る。さすがに向こうも気を配って徐行してくれるが、とにかく要注意だ。
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 日が暮れてきた。ライトを点けて走る。嵐山が近づいてきた。夕景の渡月橋を渡り、JR嵯峨嵐山駅へ。園部行きの普通列車が入線。輪行袋という大荷物を持ち込むのがはばかられるほどの混雑。次の快速にしようか迷うが、意を決して乗り込む。しばらくの辛抱だ。入り口付近で全く身動きが取れないが、幸い次の駅からはずっと反対側のドアが開く。保津峡駅を過ぎ、馬堀駅へ。ここで大勢の人が下車して、車内に余裕ができる。予想通りだ。次の亀岡駅でまたたくさんの客が下車し、その次の並河駅を過ぎると、補助シートに座ることができた。あとはのんびり園部駅へ。

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2020/09/14

三川山と天空の集落三原

 兵庫県北部但馬地方の三川山は香美町香住区と豊岡市竹野町、そして豊岡市日高町の境をなす山。蘇武岳、但馬妙見山へと連なる山脈の北部に位置している。1km足らずの距離を置いて、標高917mの最高峰と、888mの三角点ピークが南北に並ぶ。両方の山頂にはたくさんの無線アンテナの施設があり、要するに周囲から目立つピークとなっている。周囲からいくつものダブルトラックがつけられ、四輪車での登頂も可能だ。ただし、急勾配の悪路であり、実際にクルマで通れる状態に維持されているダブルトラックは限られている。そんな三川山を自転車や積雪期のスキーで訪れていたのはもう10年以上前。久しぶりに行ってみた。
 豊岡市竹野町の三原集落を周回の起点・終点とする。国道178号線から竹野川沿いを6km以上さかのぼり、さらに急勾配を登った傾斜地に位置する天空の集落だ。標高は300m前後。集落から南へ。棚田を抜け、林間に入ったところにスペースを見つけクルマを止める。
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 本日の自転車は、ブロックタイヤ装着のランドナー。ダートのダブルトラックと舗装路が入り交じったコースにはこれが最適と思っている。
 まずは、今まで来た道をさらに南に進む。路面は舗装。道に沿った流れは、竹野川の上流部だ。道は西へと向かい、竹野川を渡って南へ。登りが徐々にきつくなる。竹野川を渡ると、舗装は終わり、ダートとなる。ガレた道だ。さらに勾配が増し、標高を上げていく。急勾配区間はコンクリート舗装だ。道中何度もシカの群れを見る。ほとんど展望はないが、三原集落が見下ろせるところがあった。
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 今は合併して豊岡市となったが、かつて竹野町と日高町を分ける尾根へと登る。最高地点の標高は640m。
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 日高町側へと下る。ガレているのであまり飛ばせない。三叉路に出た。神鍋高原の水口集落から三川山へと登るダブルトラックに突き当たった。神鍋高原からは、蘇武トンネルの脇の稲葉集落からと、この水口集落からの2本のルートがあるわけだが、おそらく稲葉集落からの方が路面状況はよい。四輪車なら稲葉から。水口からの道は、ガレや溝の掘れ方が激しく、コンクリート舗装との境目が段差となっている。
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 ブッシュの合間に広い田園と点在する集落が見えた。三原集落より広い。神鍋高原だ。手前は北神鍋のゴルフ場。
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 どうにか山頂部に到着。分岐を左にとり、917Pへ。無線アンテナの施設が並んでいるが、ブッシュに囲まれているので展望はない。分岐に戻り、今度はもう片方の道をたどる。こちらは、888Pへと向かう。下りを気持ちよく走っていたらいきなり前に転倒。下あごを地面に打ち付ける。今までにも前輪が段差や木の枝などを越えられずに自転車が前転したことはあったが、ハンドルを乗り越えて体だけはなんとか着地していた。今回は、なすすべなく地面に倒れるのみ。精神的なショックを感じながら、体を動かしてみる。腕も脚も動く。幸い大きな怪我はしていないようだ。歯で口の中を少し切っているが、外からわかる怪我はないようだ。マスクで隠れるとはいえ、顔の怪我は恥ずかしい。
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 立ち上がり自転車を起こす。むむむ、前輪が回らない。前輪のスポークの間に木の枝が入り込んでいる。これが原因で前輪がロックしたようだ。そしてその枝が、泥よけのステーに当たり、ステーを押し曲げている。そのせいで泥よけが前輪に干渉しているのだ。木の枝を抜くには前輪を回さないと行けないが、木の枝のせいで回らない。デッドロックの状態だ。とにかく、自転車を走れるようにしないとこの先の行程がこなせないので、強引に車輪を回して枝をホイールから外す。そして変形したステーを伸ばすが、まだ車輪が回らない。泥よけも変形している。力ずくで泥よけを曲げて車輪への干渉を少なくする。多少こすれながらも、どうにか車輪が回るようになる。車輪そのものは、変形等がなくて幸い。スポークも折れていない。乗車できそうだ。
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 だんだんと空が暗くなってきた。元々曇天の空模様だが、夕方から雨が降る予報。もうすぐ降り出すのかもしれない。2009年には同じコースを走っているが、その時よりもずいぶん時間がかかっている。豪雨が頻発し、林道の荒れ方の進行に整備が追い付いていない、というよくあるパターンがここにも当てはまる。そして転倒が追い打ちをかけた形だ。
 気持ちは焦るが、あまり進めない。動けないほどの大きな怪我はないが、手や脚のあちこちに打撲と擦り傷ができている。その中で最もダメージが大きいのは右手首。右手をついたおかげで、顔面を地面に強く打ち付けずに済んだようだ。体を支えるだけでも手首が痛む。さらに、ダートの路面からの衝撃が右手首を襲う。さらに握力も奪われていて、フロントブレーキをかけることができず、リアブレーキのみしか使えない。変速はどうにかできるが、かなり苦痛だ。ダウンチューブのWレバーでよかった。手首を使わず、腕全体の力でレバーを操作すれば、何とかシフトチェンジできる。ただし、その動作はもちろん、ハンドルから手を持ち上げるだけで手首を曲げる角度が変わり、痛みが走る。下り基調でシフトチェンジがあまり必要ないのが幸いだ。右手首以外の怪我は、走りに影響なかった。
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 917Pと888Pの中間あたりに、東へと向かうダブルトラックが分岐している。これで三原へと下る。ダートの道はこちらも荒れていて、ガレていたり木の枝が散らばっていたり。先ほどの転倒がトラウマとなり、車輪を止めてしまうほどの強度のない細い枝でさえ怖い。おかげでスピード控えめで、フロントブレーキなしでも大丈夫。三原へのダブルトラックは主稜線から東に分岐する支尾根にあるのだが、序盤には871P、823P、743Pと並ぶ小ピークの手前で少しの登り返しがある。シフトチェンジが苦痛なので、自転車を押して登り返しを越える。
 途中ぱらぱらと雨が降る時間帯があったが、本降りにならずに小康状態となる。路肩に丸太が横たわる区間もある。道路をふさぐ倒木を処理してあるようだ。一応最低限の整備はされているようだ。
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 尾根の末端まで進んだら、ヘアピンカーブの連続で高度を落とす。丸太の運び出しの重機が数台置かれていた。そこから路面状況が良くなり、少しスピードが出せる。ほどなく道路脇に田んぼが見られ、さらに進むと木々の合間から三原集落が見下ろせた。山間であるが、なかなか大きな集落。斜面の集落のため、田んぼや家屋の周囲には石垣が見られる。稲刈りはおおかた終わっているが、後処理などの作業もあるようでその後片付けをして帰宅する人の動きも見られる。
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 斜面集落を上から下に下り、次は水平移動。南側の棚田を抜けて駐車ポイントへ。
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 日常生活に最も支障をきたしたのは右手首。それ以外は、口の中の傷が飲食の際に少し痛んだこと。顔面に外傷がなかった。その代償が右手首に行ったわけだが。右手首の痛みのピークは翌日だった。さらに右腕付け根部分の胸の筋肉痛。右手をつっぱった時の火事場のくそ力のせいだろう。骨格や筋肉を損傷しないよう制御しているリミッターが緊急時には解除されるのだ。その後、筋肉痛や口の中の切り傷はもちろん、右手首の痛みも日に日に回復。大事に至らなくてよかった。フロントの泥除けは、まっすぐに直すのは無理かもしれない。

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2020/09/04

北海道一周30ヶ年計画「最西端」補完の旅(終)

■データ編
・自転車走行距離 125.8km
  8月21日
   3.3km 励ましの坂
   (変速トラブルに伴う右往左往を含む)
  20.5km 0to0天狗山
   (小樽運河〜天狗山ロープウェイ山頂駅往復)
  8月22日
  56.0km 尾花岬
   (せたな町道道740号線・国道229号線周回
  8月23日
  46.0km 羊蹄山一周

・自動二輪走行距離 600.5km

費用
  約64,000円
 (GoToトラベルキャンペーンにより、
  フェリー代約15,000円の補助が出る見通し)

■動画

■自動二輪の復活
 立ちごけによる損傷、変速ペダルの変形について。インターネットで検索してみると、同様のケース、さらにメガネレンチをかけててこの原理で強引に戻すという力業が、いくつも見つかった。しかし、これは折れてしまう可能性もある。CD250Uの変速ペダルはステンレス製。アルミニウムよりは折れにくいかもしれないが、問題は折れたらもう変わりがないこと。トランスミッションにつながる軸がステップより後方についているため、変速ペダルが200mmと長め。今手に入るものは150mmくらいしかない。

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 だから、変速ペダルをいったん外して、取り付け角度を下向きに装着しなおした。これで干渉はなくなった。修理費用は発せしない。
 スーパーカブの変速ペダルも同様に変更している。理由は、かかとで踏みやすくするため。スーパーカブの変速は、シーソー型ペダル。シフトアップはつま先側、シフトダウンはかかと側を踏む。しかし、足首が固く、かかと側を踏めない。だから、シーソー型ペダルのつま先側を下げ、かかと側を上げた。この変更による違和感は、はじめのうちにわずかに感じたがすぐに慣れた。初めからそうだったなら、違和感などないはず。

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