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2020/08/09

播但丹三国巡り四つの峠越え

 2007年の夏に1度走ったきり疎遠になっているコースがある。恒例行事として毎年走っているコースもあれば、こういう疎遠となるコースもある。理由は自分でもよくわからない。強いていえば、複数の峠越えがあり、挑むのに気合いが必要だということか。また、このコースはダートのダブルトラックを含んでいる。2007年の6月にランドナーを譲ってもらった。京都市内にあるVigoreという工房のオリジナルモデル。ハンドルを中心にパーツを交換する必要があった。また、すでに1台ランドナーを所有していた。どうせなら雰囲気を変えた自転車に、ということでフラットハンドルのパスハンターとして仕上げた。ホイールにはブロックタイヤを履かせ、ダートにも対応させた。そのパスハンターの本格的なデビューの舞台が、13年ぶりに走る今回のコースである。その2年後に、別の人からまたもVigoreのランドナーを譲ってもらってからは、ダート用と舗装路用の2種類のホイールを選んで乗れるようになった。その2007年に譲ってもらったランドナーはメインバイクとして活躍してくれたのだが、今シーズンからは一線を退いてもらった。というわけで、新しい方のVigoreランドナーで走る。
 スタート地点は、兵庫県多可町加美区の道の駅「杉原紙の里・多可」。ダート用のブロックタイヤのホイールを装着する前にスプロケットを交換しなければならない。ダート用ホイールにつけているのはローが34Tのスプロケット。リアディレイラーのキャパシティが足りない。メインバイクとして使うにあたり、リアディレイラーもキャパシティの大きなものに交換するべきだったのだが、まだ交換していないのだ。チェーンも長くしなければならないので、チェーンと合わせて交換しないといけない。消耗品であるチェーンが劣化したら交換しようと思っているのだ。
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 しかし、トラブルが発生。スプロケットを外す専用の工具が、作業途中で行方不明になってしまった。つい先ほどクルマの荷室のどこかに置いたはずなのに、なぜか見つからない。暑い日だが、山間の木陰にクルマを止めているので、風が心地よい。実に1時間近く探したけれど見つからずあきらめた。今日は、舗装路用のタイヤで走ろう。ちなみに、スプロケットを外す工具はとある収納袋の中に入り込んでいた。見つかったのは、2週間ほどのち、その袋の中身を使う時のことだった。
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 満を持してのスタート。杉原川に沿って、下っていく。中山間地の風景から旧加美町の中心街へ。西山集落あたりで杉原川沿いを離れ、西へ。千ヶ峰の懐へと入り込んでいく。市原の集落を越えると本格的な登りとなる。舗装路の登りだ。この先、千ヶ峰の北側の稜線に位置する市原峠が、今日のコースの最大の峠。しかし、国境ではなく播磨の国の中の峠越え。黙々と登り坂に向き合う。クルマは全く通らず静かそのもの。でも、1台の自動二輪車とすれ違った。
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 峠は千ヶ峰の登山口となっている。1台のクルマが止まり、中年の男女3人連れがいた。登山道を歩き出したが、登山という雰囲気ではない。
 一通り展望を楽しんだら、神河町側へと下る。13年前には、こちら側はダートだった。途中で追い越していったクルマは、先ほど峠に止まっていたもの。やはり、登山ではなかったようだ。
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 越智川の谷へと降り立った。今度は越智川を北へと遡る。キャンプ場などのある新田ふるさと村を過ぎれば、開け放たれたゲートがあり、「伐採・木材搬出作業中、通行注意」を告げる看板がある。進んでいくとやがて道はダートとなる。
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 さあまた市原峠と同じ高度まで登らねばならない。ダートのせいもあるし、こちらの方が山深い雰囲気だ。前方上方には、伐採されたはげ山に切り付けられたようなダブルトラックが斜めに走っている。あそこを行くのだろうか。路面ががれていて走りにくい区間が現れる。また、舗装区間も。そのうち重機の轟音が響いてくる。道路工事をしているのか、と不安になる。ブラインドコーナーを越えると大きなユンボがのたくっているのが見えた。幸い道路脇の広場で作業中で、林道の通行は制限されていなかった。
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 乾いた砂ぼこりが舞う峠へとたどり着いた。道が分岐している。さてどっちだ。よくわからないのでしっかりしたルートを選んで侵入。しばらく進んでGPSレシーバーにひかれたトラックを確認すると、ルートをそれている。分岐に引き返す。そして細くて草の生えた心細いルートへ侵入。播磨から但馬へ。朝来市生野町だ。
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 生野側はずいぶんと荒れた道だった。水で溝が掘れているし、法面から崩れ落ちてきたこぶし大かそれより大きい石がごろごろしている。タイヤをパンクさせないように慎重に行く。こういう道は、下りなのにずいぶん長く感じる。
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 徐々に路面が落ち着いて来たら集落が近い。降り立ったのは梅ケ畑の集落。ほんの数軒の集落だが、廃屋が目立つ。一応バス停があるが、定期便ではなく、予約が必要らしい。
 舗装路の下りは早い。市川に沿った国道429号線へ突き当たった。但馬の国の大半は日本海側の推計であるのだが、朝来市の生野町だけは瀬戸内の水系。市川は姫路へと流れていく。その市川を少し遡り、国道429号線は市川を離れ生野峠へ向かう。峠といっても、生野側からの登りはほんのわずか。あっという間に本日3つ目の峠へ到着。但馬から丹波へ。
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 国道312号線の生野峠は幹線道路なのに対し、国道429号線の生野峠はいわゆる酷道の峠道。丹波市青垣町側はクルマのすれ違いに苦労する細くくねった道。しかも杉林の中で昼間でも薄暗い。あまり長いしたくない区間なので、こちらを下りに選んだのは大正解。
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 センターラインの引かれた広い道となり、国道427号線へと突き当たる。丹波市青垣町大名草(おおなざ)。印象的な地名だ。そして、最後の峠を目指す。クルマのための広い道。でも、交通量は極めて少ない。播州峠をトンネルで越える。あと少し下ったらクルマを止めた道の駅へゴールだ。
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 6月下旬、約46.2km

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