北海道一周30ヶ年計画「最西端」補完の旅(2)
■0to0天狗山とぐるぐるユーラシア
今回の旅では、道内3日間の日程だったが、尾花岬補完は2日で完了できる。当初は、復路のフェリー乗船を1日早めようかなどと考えていたが、とまやに連泊して小樽でのんびり過ごすことにした。「Oさんは、いつも天狗山にも上ってますよ」なんて言われたものだから、行ってみることにした。正午前にとまやを出発して、教わった食堂のカツ丼で腹ごしらえ。

今回の旅では、道内3日間の日程だったが、尾花岬補完は2日で完了できる。当初は、復路のフェリー乗船を1日早めようかなどと考えていたが、とまやに連泊して小樽でのんびり過ごすことにした。「Oさんは、いつも天狗山にも上ってますよ」なんて言われたものだから、行ってみることにした。正午前にとまやを出発して、教わった食堂のカツ丼で腹ごしらえ。

天狗山には自動二輪で登るつもりで出てきたけど、やっぱりそれだと物足りない。途中に自動二輪を止めて、自転車で登ろう。市街地には無料で自動二輪を止めておける場所はないだろうから、山に登りながら駐輪スペースを見つければいい。
そう思って天狗山を自動二輪で登り始めたが、やっぱり麓から自転車で登らないと面白くないなぁ。結局路肩の空きスペースに自動二輪車を止め、まずは麓まで自転車で降りてから天狗山に登ることにした。「地獄坂」を越えないと意味がないか。でも市街地走行は最低限としたい。ならば、駅がスタート地点か。
「利尻うみねこゲストハウス」では、利尻登山でも記念品がもらえる。ただし、海沿いのゲストハウスを出て、海水にをつけてから山頂に登り、下山後にはまた海水に手を付けなければならない。それが「0to0利尻山」である。
今回かなわなかった利尻にちなんで、「0to0天狗山」ということにしよう。ならばスタートは海。フェリーターミナルか。いや、小樽らしく運河から登ることにしよう。海とつながっている運河だから、これで0to0だ。
自転車で市街地に向けて急降下。でもちょっと寄り道。天狗山ロープウェイ山麓駅にも立ち寄っていこう。少しだけ登り返すことになるが、せっかくならまとめて制覇しておきたい。

そう思って天狗山を自動二輪で登り始めたが、やっぱり麓から自転車で登らないと面白くないなぁ。結局路肩の空きスペースに自動二輪車を止め、まずは麓まで自転車で降りてから天狗山に登ることにした。「地獄坂」を越えないと意味がないか。でも市街地走行は最低限としたい。ならば、駅がスタート地点か。
「利尻うみねこゲストハウス」では、利尻登山でも記念品がもらえる。ただし、海沿いのゲストハウスを出て、海水にをつけてから山頂に登り、下山後にはまた海水に手を付けなければならない。それが「0to0利尻山」である。
今回かなわなかった利尻にちなんで、「0to0天狗山」ということにしよう。ならばスタートは海。フェリーターミナルか。いや、小樽らしく運河から登ることにしよう。海とつながっている運河だから、これで0to0だ。
自転車で市街地に向けて急降下。でもちょっと寄り道。天狗山ロープウェイ山麓駅にも立ち寄っていこう。少しだけ登り返すことになるが、せっかくならまとめて制覇しておきたい。

というわけで、最上一丁目交差点からトラバース気味にロープウェイ山麓駅へ。最後は18パーセントの登りだが、励ましの坂の後だとあまりきつく感じない。
山麓駅に来て、何となく既視感を覚える。そうだ、2,3ヶ月前に映画「ラブレター」を観たんだった。もちろんレンタルで。冒頭のシーンが、この天狗山スキー場だった。映画の季節は冬、それも四半世紀前。それでも、俯瞰する小樽の街の面影は変わらないようだった。

山麓駅に来て、何となく既視感を覚える。そうだ、2,3ヶ月前に映画「ラブレター」を観たんだった。もちろんレンタルで。冒頭のシーンが、この天狗山スキー場だった。映画の季節は冬、それも四半世紀前。それでも、俯瞰する小樽の街の面影は変わらないようだった。

夏というのに観光客の少ない小樽運河。水に手を付ける儀式は省略した。記念品はないのだから。
JRの線路を越えて地獄坂へ。不覚にも、坂の名を示した標識を見落とした。写真で見れば、勾配の表示は「10パーセント」。えっ、たったの10パーセントで、いったい何が地獄なんですか。どこにでもある坂じゃないですか。世間知らずにもほどがありますよ。
JRの線路を越えて地獄坂へ。不覚にも、坂の名を示した標識を見落とした。写真で見れば、勾配の表示は「10パーセント」。えっ、たったの10パーセントで、いったい何が地獄なんですか。どこにでもある坂じゃないですか。世間知らずにもほどがありますよ。
地獄坂を越え、洗心橋分岐を右折。「最上一丁目」という交差点が最終信号。ただし、同名の交差点がなぜか3つ続いているので、その最上(さいじょう)部の最上(もがみ)。そこが標高175mほど。天狗山まであと350m。3分の1か。この道は、余市方面へと通り抜けられるので、結構クルマが通る。住宅街を抜け、峠付近の分岐を過ぎるとあとは天狗山へのピストンルートとなるのでクルマは少なくなった。気づけば、最終信号での停止を最後にノンストップで来ている。勾配は大したことない。このままノンストップで山頂を目指そう。ちなみに、途中の写真は、下りで撮影。




周囲は白樺林の山岳ルートとなり、少し下りの区間もあり、とうとう山頂へ。ただし、標高532mの天狗山山頂まではなくて、ロープウェイ山頂駅が道路の終点。標高は497m。スキーゲレンデがまだ上まで伸びている。




ここからは励ましの坂を正面から見下ろすことができる。肉眼では識別できない、とまやらしき建物もズームアップで写真に収める。ロープウェイのワイヤーの上をカラスがちょんちょんと歩いている。カラスにとってもロープウェイだね。ロードレーサーのサイクリストが登ってきた。きっと速いんだろうな。でも、ゆっくり上るならギア比の低い自転車の方が楽だね。思いのほか楽に登れて、鼻高々。
少し下って、自動二輪に自転車を載せて、市街地へ降りる。「旭展望台」という案内板を見つけてそちらにハンドルを切る。坂の街だからいたるところに展望台があるようだ。実はここも「ラブレター」のロケに使われたとのことだが、現地では気付かなかった。


とまやに戻る。夕食は、南小樽の「ぐるぐる」というイタリアンな店で、スパゲティミートソース。マスターはサイクリスト、と聞いてきたのだが店先に止められたランドナーには見覚えが。マスターに「ユーラシアですか」と聞いたら、Yesとの返答。そのユーラシアは1987年生まれとのことで、私のユーラシアの2歳上のお兄ちゃん。






29年前、北海道に最初に引いた轍は、ユーラシアツーリングだった。まわるまわるよ時代はまわる、ぐるぐる。あの夏泊まったあしたの城には行けなかったが、あの夏の相棒のお兄ちゃんに会えて満足。とまやに泊まって、食事はぐるぐる、が今後の定番になりそう。






その夜のとまやでは、昨日泊まり合わせた人も連泊。さらに、もう一人ライダーが加わって昨夜より少しにぎやか。少しだけ、薪ストーブに火が入る。
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