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2020/08/11

ロードレーサーのキャリパーブレーキ交換

 1年前にもらった30数年前のロードレーサー「レイダック」。ずっと乗られていなくて廃車寸前のだったため、消耗品に加えいくつかのパーツは交換して乗っていたのだが、ブレーキ本体には特に制動力不足を感じることはなく、付いていた「SHIMANO600」をそのまま使っていた。ただし、ブレーキが固い、という難点があった。ブレーキを開放するバネが強すぎるのだ。普通の道を走る分にはさほど問題はないが、長くて急な下りでは、ブレーキレバーが握れなくなるくらいに手が疲れる。4月の鳥取市の毛無山からの下りでは、何度も休憩して握力を回復させる必要があった。
 アップダウンのあるコースを走る場合は別の自転車を使えばいい、などとも思ったのだが、結局交換してみた。SHIMANOの「SORA」。前後セットで6,000円台。
 ブレーキ本体を手で握ってみると、30年前の600よりも、現行のSORAの方が明らかに柔らかい。しかも新旧並べてみると左右のブレーキアーチをつなぐ軸の位置が違っている。600は中央上部、つまりフレームへ固定するボルトがそのままブレーキアーチの軸になっている。ところが、SORAはブレーキアーチの軸が右に寄っている。なるほど、てこの支点と力点の距離(赤い線)を大きくすることによって、作用点に強い力が加わるようにしてあるわけだ。でも、それだけだと左側のブレーキアーチへの効果はあまりない。だからアウター受けを情報に伸ばしてある。
Caliper1Caliper2Img_6128
 そういえば、カンティレバーブレーキも同様にてこの原理で制動力を高める進化を遂げている。
Teko
 ブレーキ本体をリアだけ交換し、ワイヤーを通して試しに乗ってみる。左右比べてみるとSORAの方が軽い力で強い制動力が得られる。30年という時を経て(?)の劇的な変化。ちなみに、現行のようなタイプのことを「デュアルピポット」というらしい。そしてフロントブレーキも交換。
 パーツを交換すると走ってみたくなる。ちなみに、この自転車に乗るのは琵琶湖一周以来、2ヶ月半ぶり。尺骨神経麻痺による左手小指のしびれがいまだに治らない。その間、900kmほど別の自転車で走っていた。さて、ブレーキの効きは…。
Img_6132Img_6130
 タッチの軽さと制動力はアップしたが、小さな峠、常識的な勾配だったので、特に交換のメリットは感じなかった。もともとこのコースでは不足を感じていなかったのだから当たり前だ。やはり、国道や府道(県道)の設計の規格外の勾配の坂を下らないと、メリットを感じられないか。いやだめだ。ブレーキがよく効くようになったといっても、それはこの自転車での話。ほかに所有している自転車ならもっと制動力があり、さらにフラットハンドルでブレーキが掛けやすい。ロードレーサーでの急な下りでは、メリットとして感じられるはずはない。唯一ブレーキ強化のメリットを感じられるのは、4月に苦労した記憶があるうちに、もう一度毛無山の下りを体験してみることか。

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コメント

 安全第一ですからブレーキは大切ですね。
 そろそろ交換時期かとワイヤーを買って持っていますが、ズボラで出来ていません。そろそろしないと。
 ちなみに、長い急な下りはボクは下ハンもって下ります。姿勢はきついけど制動力は抜群です。

投稿: すう | 2020/08/12 09:47

 ドロップハンドルの下部を握ることは、皆無ですね。あの部分はバックミラーやヘッドライトを取り付けるためにある、と思い込んでます。これまでも、これからも。
 ハンドル下部を握る姿勢がきついということも大きいですが、急な下りで前傾姿勢を取るのが怖いのです。それも制動力が強いほど恐怖心が増します。下りでは、体を後方にひく姿勢でないと、怖くて怖くて強いブレーキングができません。やっぱり安全を第一に考えれば、ドロップハンドルの自転車ではフラットハンドルの自転車に乗る時よりもスピードを抑えて慎重に下ります。結局は、姿勢がきついか、それとも手の握力がきついかの選択となり、私は後者を選んで常にハンドル上部を握っている、というわけです。
 この点はドロップハンドルの弱点であり、MTBやパスハンターでフラットハンドルが使われている根拠です。もちろん、ダート路面での操縦性ということもありますが。そういえば、かつてはツーリングにも使えるドロップハンドルを装着したMTBなんてのもありましたが、今ではほぼ絶滅していますね。
 ランドナー、MTB、クロスバイク、折畳小径車とほかのラインナップと比べて、やはりロードレーサーは急なアップダウンが苦手な自転車ですね。登り(ギア比)も、下り(ブレーキング)も。
 もともとこの自転車はフラットハンドルが装着されていました。当時の入門モデルには、ドロップハンドル仕様とフラットハンドル仕様のラインナップがあるものがありました。フラットハンドル仕様のロードレーサーはフィットネスと呼ばれることもありました。車種としてカテゴリー分けされることもなく、フィットネスは消えていきました。その後、MTBのブームが起こり、MTBをベースに作られたオンロード車がクロスバイクとして誕生しました。さらに、初めは太かったクロスバイクのタイヤは、700Cの細いタイヤに変わっていき今の形になったわけですが、フィットネスの生まれ変わりだ、と思いました。大きな違いは、30年前には700Cタイヤが普及していなくて、チューブラーだったことですかね。
 話がそれましたが、ドロップハンドルが苦手な私にとっては、フラットハンドルのままで乗る方がパフォーマンスが高いのかもしれませんが、やはりロードレーサーらしさを求め、余っているドロップハンドルに交換しました。そのドロップハンドルは、13年前にすうさんから譲り受けたVIGOREのランドナーについていたものです。譲り受けた時点でハンドルのエンドがカットしてあり、ハンドル下部を握りにくい状態です。でも、これをハンドル下部を握らない言い訳にするつもりはありません。むしろ、ハンドル下部を握る載り方をしないから、そのハンドルで十分なのです。

投稿: はいかい | 2020/08/13 12:21

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