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2020/02/19

29年ぶり2回目の「冬」の北海道で雪景色の中をほっつき歩く(2留萌イルム)

■留萌本線
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 13日朝、美瑛の5人組と一緒に朝食をいただき、彼らより先にとまやを出る。ロードヒーティングによりアスファルトが露出している励ましの坂を歩いて下り、小樽駅まで2.4km。30分あれば歩けるというベル氏の言葉を信じて8時半にとまやを出発したが、9:04の列車にわずかに間に合わなかった。凍てついた圧雪の上では、歩行速度が落ちる。
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 計画を立て直さなければならない。スマートフォンもあるが、駅備え付けの時刻表を見る方が手っ取り早い。大丈夫だ、リカバリーできる。夕食の時間までに本日の宿に到着できればそれでいい。
 9:30の快速列車で札幌駅へ。普通列車よりも所要時間を20分も短縮できるが、当初の予定の旭川方面への特急列車にはわずかに間に合わない。その特急が出発して2分後の10:02、札幌到着。乗り換えの待ち時間が1時間近くある、と途中下車。大通公園へ雪まつりの残骸を見に行く。一昨日まで開催されていた雪まつり。最終日の深夜には雪像の取り壊しが始まり、夜を徹しての作業の末、翌朝には単なる雪の山に姿を変えてしまう。現在は、その雪の山を排出する作業が行われている。
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 そのあと、有名な時計台を見ながら札幌駅へ戻る。しかし、乗ろうと目論んでいた列車が電光掲示板に表示されていない。なんと、時刻表の細かい字を読み間違えていた。10:58発ではなく、10:38発。もう出発した後だ。
 乗る予定だったのは普通列車。特急列車に乗ればリカバリーできる。というわけで、11:00発の特急へ。ああ、小樽で乗り遅れたおかげで特急料金が浮く、と喜んでいたのに。でもまあ、最低区間の岩見沢までの特急料金で済むから、被害額は少なめだったけどね。
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 札幌の町を抜けると、雪原の中を列車が行く。雪がなければ田園地帯だ。岩見沢で普通列車に乗り換え。そして、12:30深川到着。今日の宿はここからバスに乗り換えて行くのだが、その前に留萌本線を往復するのだ。JRが自力での経営困難として存続のためには地元の助成を求めている路線だ。といっても助成金額は莫大で、当然地元自治体にもそんな余裕はない。要するに、廃止の方向に進んでいる路線ということだ。
 そんな路線だから、本数は少ない。深川から留萌の往復を1便づつ遅らせることで行程が当初の予定より3時間遅れとなった。ただ、その代わりに深川まで戻ってきてからの宿に向かうバスの接続の関係で、遅れは2時間足らずまで回復でき宿の夕食に間に合う。結局どこか接続が悪いところがあるわけだ。
 留萌本線の乗車まで1時間近くあるので、バス停を確認しておく。ついでに昼ご飯も食べたい。大丈夫、今度は本当に1時間くらいある。バス停は駅前でなく、少し離れた街中にある。これがわかりにくかった。宿のWebページに掲載されていた地図がわかりにくく、300mと書かれていた距離も実際にはもう少しあった。2kmほどさ迷い歩いた挙句、昼ご飯を食べる時間も無くなった。昨日の夜、スーパーマーケットで買ったおにぎりが残っていたのでそれを車内で食べよう。
 13:24、深川発留萌行き1両編成ワンマン列車(?)出発。初めのうちはそれなりに乗客がいたものの、石狩沼田でほとんどの乗客が下りてしまった。ほとんどというのは、私を除くすべて。貸し切りの状態だ。そして列車は石狩平野の雪原から、山間部へ。
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 恵比島駅はドラマのロケで使われた風情ある古い造りの駅舎。そのドラマの中の明日萌駅という駅名標も立っている。この駅は自転車を積んだスーパーカブで通りがかりに目に留まり、立ち寄った。あれはもう10年前のことだ。
 車窓から見える道路をスーパーカブで走ったのだが、あの時はさほどいい道だとは思えなかった。なのに今はとてもいい気分で車窓の景色を楽しんでいる。雪景色のせいだろうか。列車のおかげだろうか。確かに、スーパーカブで走ったときは、大型トラックを含めクルマの流れの中だった。でもやっぱり感じるのは、冬、それも雪国の鉄等旅はいい、という感覚だ。
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 恵比島の次は峠下。雪がちらちら待っている。道路を走るクルマは少なく、除雪車が作業をしている。そのうち谷が開け、凍り付いた留萌川の流れ、雪原に点在する集落を見ながら進む。
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 深川から1時間足らずで、留萌到着。まずは駅そばをいただく。「もう終わりだから食べて」とおにぎりをサービスしてくれた。とりあえず、そのおにぎりは温存。
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 さあ、復路の列車まで2時間もある。地図を見て作戦タイム。日本海を見に行くことにする。港までなら1kmもないのだが、それでは面白くない。やはり、荒れる外海を見に行こう。片道2kmくらいか。圧雪に覆われた歩道を滑らないように黙々と歩く。夏に自転車で、そしてスーパーカブで走った国道を越え、市役所の裏手の高台から日本海を見下ろす。荒波が打ち寄せる灰色の海。見るからに寒々としている。そして実際に寒い。すぐに引き返す。街行く人の会話の「雨降りだよぉ」との言葉で気づく。小雪はいつしか小雨になっていた。
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 ちなみに日本海を見下ろした高台は、かつての留萌本線の線路があった場所だった。2016年に廃止された留萌・増毛間の路線の一部だ。
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 昨日の残りのおにぎりと駅そばだけでは少し足りないので、セイコーマートで弁当を買う。が、駅前の食堂が営業していた。15時過ぎという中途半端な時間なので占めていると思ったのに。恒例のご夫婦が営む、懐かしい雰囲気の店。うどん、そば、ラーメンと麺類が主力のようだ。メニュー表に(ネギのみ)と注釈が添えられた「かけラーメン」をいただく。温かい。
 駅に戻ったが、列車の発車までまだ30分余りある。待合室のベンチで座って過ごす。ほかにも列車を待つ人の姿があって、復路は貸し切りではなさそうだ。
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 駅に戻った時にはまだ営業していた駅そばもいつの間にか閉店。16:17、留萌発深川行き列車が出発。3時間前に見た景色だが、夕暮れが迫りわびさびが増す。
■イルムの丘
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 15:30、深川へ戻る。さて急いでバス停へ。下見をしておいてよかった。5分でバス停へ。そして15:30、バスへと乗車。丹後なら今頃が日没自国で、つまりまだ明るさが残る時間帯だが、北海道ではもうすっかり暗くなっている。7分ほどで音江のバス停へ。すっかり郊外へと出た。
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 バス停から雪道を歩くこと10分余り、ログハウスの「イルムの丘ユースホステル」へ。本日のホステラーは私一人。おいしい夕食を食べてのんびりくつろぐ。相部屋の寝室も、その向かいの談話室もそこにあるTVも独り占め。相部屋料金で泊まっているのに、個室を通り越してスイートルームのよう。
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 14日、6時半に起きてみると小雪が降っている。昨日深川の駅そば屋でもらったおにぎりとセイコーマートで買った弁当で朝食とし、7時に外に出る。昨日はやめに宿についてする予定だった、周辺の散策だ。国見峠展望だを目指し、片道700mを歩く。雪はちらついたり強まったり止んだり。車道は除雪してあるものの、展望台へと上がる道は未除雪。足跡はついているが、雪が深い。靴の中を濡らすと後が大変なのであきらめる。車道の坂道からの眺めでもそれなりに楽しめるし。丘が連なる風景は、美瑛や上富良野と変わらないではないか。もちろん、雪がなければ色々変わるのだろうが。
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 YH(ユースホステル)に戻り、10分ほど過ごしてチェックアウト。バス停までの1kmを歩き、定刻通り8時ちょうどのバスで深川市街地へ。駅に移動したら8:35分の列車を待つ。が、5分ほど遅れているというアナウンス。ちょっと不安を感じる。
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 結局5分遅れで深川を出発。その後1分回復して、4分遅れの8:57、滝川到着。

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