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2019/12/09

二郎に会いに京都一乗寺へ

 三度の飯よりラーメンが好き。春はまぜそば。キラメキの春。
 そして夏以降は、夢を語ったり、地球規模で考えたり、歴史を刻んだり、マッチョになったり、男塾に入塾したり…。二郎系と呼ばれるボリュームのあるラーメンを提供するラーメン屋を訪れた。
 その本家「ラーメン二郎」を訪れることにした。ラーメン二郎は本店が東京で、ほとんどは関東県内、あとは東北や北海道に数店とほぼ東日本のみに展開している。西日本唯一のラーメン二郎が京都市のラーメンの聖地、一乗寺にある。ちなみに、チェーン展開ではなく、本店で修行した人が店を構える、いわゆる暖簾分けらしい。
 一乗寺は京都市街の北東部。いつものように山陰本線を利用してのアプローチだと市街地を西から東に横断せねばならず、なかなか遠い。だから、一乗寺はもう15年以上訪れていない。
 園部の道の駅にクルマを止め、折畳小径車で園部駅へ。自転車を輪行袋に収め、11:51の普通列車に乗車。園部発なので席は空いているが、ドアの近くの補助シートへ腰かける。輪行袋があるときにはこの席がいい。亀岡駅で空席はなくなり、保津峡を越え京都盆地に入り嵯峨嵐山駅で車内は混雑してきた。12:28、円町で下車。
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 円町から東へ進む。駅前の丸太町通りはクルマが多いので、その北の狭い通りを行く。クルマは少ないが、見通しの悪い交差点が連続するので注意。絶対に交通事故は起こさない、と強く思いながら行く。烏丸通りで京都御所にぶつかる。御所の中は歩行者や自転車が通行できる。砂利が浮いて走りにくいが、クルマが来ないので安心していける。終わりに近づいた紅葉に癒される。
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 御所を抜けたら、三条大橋を渡り、鴨川の左岸へ。クルマの来ない河川敷を行く。鴨川と高野川の合流点「鴨川デルタ」から高野川を北に行けば河川敷を歩く人は少なくなり、自由に走れる。ここでも紅葉を見て走る。
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  頃合いを見計らって、土手を上がりさらに東へ。叡山電車の線路に当たる。駅が見えた。一乗寺駅だ。ラーメン二郎は、そのすぐそば。店の前のちょっとしたスペースに置かれた3台ほどの自転車の中に私の自転車も並べる。
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 時刻は13:20。行列ができていなくてラッキー、と思ったが店の正面の2枚の扉は、片方が出口で、もう片方がスタッフの出入り口。建物の側面の通路の奥に入り口があるようだ。扉の向こうで4,5人が立っている。そりゃそうだわな。中にスペースがなさそうなので通路で待つ。すぐに若い男性4人組がやってきた。寒そうだ。私は先ほどまで自転車に乗っていたので寒くない。5分ほどで店内へ。自動販売機で食券を買う。300gの並み。本当は、外の通路で待つ場合も食券を買っておかなければならないルールだった。
 店内は狭くL字型のカウンター席のみ。さら待つことに5分ほど。所定の位置で水を汲みレンゲを取って着席。カウンターテーブルと厨房の仕切りの上に食券を置いて待つ。数人分まとめて茹でるため、麺の硬さは注文できない。麺が太いので茹で時間は長め。麺が茹で上がると順番に「ニンニク入れますか?」と聞かれる。きたきた。「ニンニク少な目、野菜増し」と返す。これがコール。300gの麺の上に盛られた麺と同等の野菜、大きなチャーシューが2つ。スープ含めると1kg近いと思われる物体が目の前に置かれる。野菜が、これまでの二郎系他店ではモヤシ主体だったのに、こちらはキャベツの割合が多いのが特徴的。そのためか見た目のボリュームは小さめ。私の後の客は野菜増し増しとコールしていたが、他の二郎系の野菜増しのモヤシの山より標高が低い。あくまで見た目の話。十分なボリュームだった。野菜増し増しはきつかったかもしれない。
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 食後は食器をカウンターテーブルと厨房の仕切りの上に置き、布巾でテーブルを拭く。
 大量の炭水化物を摂取してしまった。カロリーを消費しなければならない。14:00、自転車にまたがり、この界隈のラーメン屋を見ておく。おお、まだ行列ができた店がある。一乗寺ブギーと高安。人気店だねぇ。高安は15年ちょっと前に食べたけど、あの頃はそんな行列はなかった。それから二郎系の他店も見ておこう。少し北上し一つ目は、池田屋。夕日のキラメキと同じ建物に店を構えているというのがすごい。池田屋は14時で昼の営業は終了。キラメキには店内に人影が見える。もう少し北に行き、次の二郎系「ラーメン荘夢を語れ」ここも、老舗「天天有」と同じ建物に軒を連ねている。以前訪れた天天有は、夜のみの営業なのでひっそりしている。夢を語れは15時までやっているはずだが、店内の様子はわからない。
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 ラーメン屋めぐりはこれで完了。高野川沿いへ。復路は、橋を渡って右岸を行く。こちらの河川敷の方が走りやすそうに見えたのだが、実際にそうだった。すぐに鴨川本流との合流点、鴨川デルタへ。出町橋で鴨川を渡って、今出川通を少し西に進み、寺町通南下してから京都御所の中へ。南西に進み、丸太町通りへ出る。烏丸通はすぐそこだが、手前のバス停で歩道にバス待ちの人波が行く手を阻む。慎重に人の間を抜け、交差点で進行方向左側に渡ったら、車道を走れる。丸太町通りを西へ。片側2車線の左レーンの端に自転車通行レーンが描かれている。専用レーンでないとはいえ、なかなか心強い。注意すべきは、バスとタクシーと路上駐車。あとは、基本的に中央寄りの車線を走ってくれる。要するにクルマにとって左側車線は走りにくいんだろう。
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 堀川通、千本通を越え西に進むにつれてクルマが減って走りやすくなる。時折雨がパラパラと降るが、雨は弱くすぐに止む。京都盆地でこういう状況ならば、丹後は冷たい雨が断続的に降り続いていることだろう。
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 西大路通りを越え、JR円町駅を通過。往路では車内が込み合い肩身が狭い思いをしたので、乗車時間を短く、できるだけ混雑の緩やかな区間だけ乗るようにする。次の花園駅までは1.4㎞ほどなので自転車ならすぐ。下り列車の時刻を確認するが、園部行きはだいぶ待たないといけない。京都・園部間の列車は1時間に2本。ただし、そのうち1本は快速列車。各駅停車しか止まらない駅では、実質1時間に一本なのだ。
 こうなったら嵐山まで行こう。嵐山から先はぐっと乗客も減る。銀杏並木の丸太町通りを4.5㎞JR嵯峨嵐山駅へ。渡月橋や天龍寺などに向かう南口と比べ、こちらの北口は静かな雰囲気。自転車を輪行袋に収め、駅の構内に入ると当然多くの人が行き交っている。
 園部行き快速列車は10分後だが、その前の亀岡行き普通列車が入線してきた。乗客が下車すると席があいたので乗車。出入り口付近の補助シートに着席。
 保津峡では小雨模様だったが、亀岡盆地に抜けると雨は降っていなくて薄日が差している。終点亀岡駅で下車。折り返し運転のため、京都行のホームに入線。園部行きに乗るには、跨線橋を渡って隣のホームへ。輪行袋を担いでの階段の上り下り。過剰摂取したカロリーを消費するためと思えばこれもメリットか。
 後続の園部行き快速列車はすぐにやってきた。普通列車より混んでいてほぼ満席。普通列車で来てやはり良かった。吹きさらしのホームで待つ時間も短縮できたし。亀岡で乗客の下車により空いた補助シートへ着席。今後の行動の判断のため窓の外に注目。雨の心配はなさそうだ。ならば風。今日の天気から北西の風向きはわかっている。問題は、強さだ。街路樹はほとんど揺れていない。ススキの穂の揺れ方、スーパーマーケットの店先の登りのたなびき方に注目。あまり強くなさそうだ。
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 八木駅で下車。園部の道の駅まで10㎞の自転車走行でカロリー消費だ。駅前で自転車を整え、国道9号線を渡って大堰川の堤防の上の道へ。ここならクルマはほとんど通らない。川の流れを見ながら快適走行だ。北西の向かい風はほとんど気にならない。
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 5㎞で吉富駅前。この先川沿いになる国道9号線へと吸収される前に対岸へエスケープ。ダートの道を行く。自動車学校のあたりでわずかに舗装路となるが、吉富駅前から園部駅前までの2㎞はダート中心。園部駅前からは、往路でも走った舗装の3㎞。道の駅はもうすぐ。

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コメント

 ラーメンを食べに京都までとはかなりのラーメン好きです。
 ボクは京都出身ながら、そしてラーメンも好きでありながら、一乗寺のラーメン屋に行ったことがありません。行列してまで食べたこともありません。きっとグルメではないんですね。
 小径車を輪行するために自転車をたたむのは、時間短くてすみますか?ボクはこの前、小物をしまう時間も含めて20分でロードバイクを袋に詰めて満足していますが、時間が短ければ短いほど輪行のハードルは低くなりますね。

投稿: すう | 2019/12/15 23:32

 そりゃあ、「三度の飯より」ですからね。あと、「はいかい」の名の通り、お出かけするのが好きなんです。そのための動機付けが、今回はラーメンだったというわけです。日本海側は時雨。日本海側でなくても山間部はやはり冷たい雨の降る日。街中だからこそ雨に打たれずに済むわけだけど、クルマが多いところを走るストレスを打ち消すためのご褒美、それがラーメンなのです。
 この「ラーメン二郎」の店内は狭く席数が少ないのすぐに満席。待ち時間が発生しやすいのです。ただし、待ち時間は短く、それがわかっているから並びます。席数が多い店舗で行列ができている場合には、並びません。時間をずらして訪れるようにしています。席数が少ない店舗では、時間をずらしても行列はなくならないことが多い。そうした見極めが必要です。二郎系と呼ばれる二郎以外の店も、ラーメンだけでなく店の雰囲気も本家を目指しているのか、同じように狭い店がいくつもあります。キラメキ系も店の中の雰囲気は二郎系とは違いますが、狭いことは共通しています。
 折り畳み自転車を折り畳む時間は、1分くらいです。もちろん、それは正味ということです。これは、折り畳めないMTBやクロスバイクの場合は、前後のホイールを外すのに2~3分です。ランドナーは泥除けの処理にさらに1分ほどかかるという感じです。だから、輪行袋を使わないクルマへの積み下ろしについては、どの自転車でも大して変わらず5分もかかりません。
 で、すうさんがおっしゃっているのは、輪行の話ですね。自転車の解体あるいは折畳よりも、輪行袋の準備とその中への梱包に手間暇がかかります。だからどの自転車でも10分前後かかっていました。折畳小径車の場合は、マニュアル通りの方法でなく、地面に置いた自転車に上からかぶせる形で袋に収めています。これで、所要時間は5分前後と、短縮できました。
 ちなみに、11月の関東甲信越遠征の初日夕方、富士急の都留市内の駅にたどり着いて駅の時刻表を見ると次の列車が10分後。正確には10分を少し切っていました。一応乗れないか試みましたが、あと少しのところでダメでした。あまり強引なことをすると、輪行袋のファスナーを傷めます。そのときはランドナー。泥除けがないMTBやクロスバイクだったら間に合った可能性が高まります。折畳小径車なら間違いなくセーフだったでしょう。
 20分くらいとは丁寧にされていますね。かつて、ランドナーのハンドルやフロントフォークを抜いて輪行していた時にはこのくらいかかりました(空荷の場合)。
 上記の遠征の2日目朝、JR奥多摩駅で輪行袋を担いで下車、輪行を解くときのこと。登山客でごった返す駅の周囲で、自転車作業をするスペースは限られていて、輪行袋を担いで同じ列車から下車した別のサイクリストの隣で作業する形になりました。お隣さんはロードレーサーでしたが、丁寧に梱包されていて、自転車が組みあがるのでずいぶん時間がかかってました。泥除けの作業がある私のほうが早く組みあがりました。
 ホイールの着脱の際に、自転車をひっくり返して立てて作業する人を見たことがありますが、あれは効率の悪いやり方だと思います。もちろん、その人のやり方なのでそう心の中に思うだけですが。ホイールの上にフレームを下し、フレームの重量を利用してスコンと入れる方がスムーズです。倒立させてホイールをはめても、あとで正立させてシャフトを奥まで入れる、などと手順を増やし、無駄に時間をかけているように見えるのです。

投稿: はいかい | 2019/12/16 22:01

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