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2019/12/29

廃道の日トークイベントと大阪市内歩き

 年末大阪2連戦の第2戦。篠山口駅近くにクルマを止めて自転車で南へ約10km、草野駅へ。11:25の列車に間に合った。長か駅へ向かわずに、尼崎駅で東西線に乗り換え、大阪天満宮駅で下車。南森町駅で地下鉄堺筋線に乗り、長堀橋へ。道頓堀へと向かって南下、お目当ての「Loft Plus One West」へ。が、目的地がなかなか見つからない。それがどんな施設かもよくわからずに、地図で位置だけ確認してきたのが不十分だった。
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 ここはめくるめく夜の歓楽街。今は開いていない店が多く、きっと夜になれば街の表情が一変するのだろうな、という雰囲気。
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 一戸建てを想像していたが、どうやらそうではなくて雑居ビルの中のひとつらしい。超小型タブレット端末(携帯音楽プレーヤーともいう)似保存してきた地図データとGPSレシーバーの画面を付き合わせピンポイントで場所を絞り込む。そしてその場所にある雑居ビルの入居している店の表示板を見る。あった。ただし、「Loft Plus One West」ではなく、「廃道の3 大阪 新時代の廃道まつり」と手書きのイベント名が出ていた。時刻は13時半。開始から30分も過ぎている。最初にこのビルの前を通り過ぎた時刻は13時調度くらいだったはず。
 もちろん、このイベントを告知するWebページにはビル名も記されていて、要するに自分がしっかり見ておかなかったから見つけるのに時間がかかったのだった。そのビルを何度も行ったり来たりしてしまい、長堀橋駅からの歩行距離は2.5km。本来なら1km未満のはずなのに。
 エレベーターで該当フロアに上がり、ドアの前で様子を伺うが良くわからない。とにかく突入。「チケットお持ちですか。なければ立ち見でよろしいですか」女性スタッフ。承諾して当日料金3500円を支払う。
 その位置が向正面。飲食物を提供する小さなキッチンカウンターや支払い窓口がある。その反対側、つまり正面には液晶プロジェクターが投影されたスクリーン。そしてそのすぐ前に座っている男女が、この催しの演者である「ヨッキれん」と「トリ」さん。私が立つキッチンカウンター前から縁者の間の薄暗い空間にはぎっしりと人が座っている。120〜130人だそうだ。私以外の立ち見は、1人だけのようだ。
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 突発的な、しかしそちらを優先しなければならない用事が入る可能性があったので、前売り券を買うことができなかった。当日よりも前売りの方が500円安いのだが、実際には購入はインターネットのチケット販売サイトを利用することになる。そのサイトへの会員登録が必要な上、システム利用料220円だの手数料110円だのといろいろ上乗せされて170円しか変わらない。
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 すでにヨッキれんのレポートが佳境を迎えつつあるようだ。
 2年前の秋、長野県の大河原峠を自転車で越えた。麓の春日温泉〜日帰り周回コースを計画して挑んだ。そのうちの登りに使った道が何年も、いやそれどころか15年以上も通行止が続いている道で、道路に崩れ落ちてきた土砂が積もっていたり、道路自体が崩れて欠損していたりという状態だった。帰宅してからその道のことをよく調べてみたらかつて有料道路だった「鹿曲林道」という道らしい。
 そうした情報が最も質、量ともに充実していたWebページが「山さいがねが」。廃道、廃線をたどって報告されている。そしてその際との管理人が、ヨッキれん。もちろん本名ではないが、「れん」はおそらく「ゆうこりん」の「りん」のようなものだと思われるので、敬称はつけない。彼らは自らを「オブローダー(Ob-roader)」と名乗っている。「廃れた道」の訳「obsolete road」から来た造語だ。インターネットでの情報発信は当然として、この2人を含む数名での共著の「廃道を行く」シリーズなどの著作活動、そしてそれぞれTV出演もあり、オブローダーとしては最も顔の売れた2人であるといえる。
 そして、ヨッキれんは、探索活動及びその報告の質、量ともに充実していて、オブローダーの第一人者といえる。例えば、滑落すれば命の保証がない崩落現場を越えての探索を、大量の写真(動画も)と正確な文章で伝えている。現地での記録はもちろん、「机上調査」と称してのインターネット、町史や村史などの文献、現地の人への聞き取り含めて徹底的に調査して作成されたレポート。これをひょうひょうとした文体で表現している。数名での共著である「廃道を行く」シリーズにおいても、廃道レポートだけでなくコラムのような小ネタも担当していて中心的な著者であることが見受けられるし、それ以外に単著もある。
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 この日のイベントにおいても、4つのネタのうち3つがヨッキれんの担当である。もちろん、それぞれの担当であっても常に2人が出ずっぱりで、時にはボケと突っ込みのような掛け合いで話が進められる。要するに、インターネットで公開されているレポートと同じく、ひょうひょうとした語り口なのだ。
 ところで、この「Loft Plus One West」は「トークライブハウス」というらしい。「ライブハウス」とか「トークライブ」という言葉は、もちろん知っていたが、そういう場を訪れるのは初めて。こうしたトーク、音楽を含めたライブハウスの催しの案内の冊子をもらった。ほとんどは東京にあり、例えば正月には「古舘伊知郎トークライブ」なんてのもあった。そうか、TVでちらりと聞いたことがあったこの催しは、こういう場で行われているのか。ちなみに、この日この「Loft Plus One West」では、3つの催しが行われる。午後にこの「廃道の日」。夜にまたもう一つ。そして深夜24時からまたもう一つ。
 私自身、自動車の通る道を避けて(現在は閉鎖された)旧道を自転車でたどることが多い。2年前の鹿曲林道以来、ヨッキれんのWebページ「山さいがねが」を時々訪れている。ちなみにヨッキれんも探索には自転車を活用している。
 このトークライブがどんなものなのかという興味と同時に、いったいどんな人が観に来ているのだろうか、ということも今日ここに足を運ぶきっかけだった。9割が男性で、年齢は30〜50代という感じ。皆が廃道マニアかどうかはわからない。
 15時半終了予定だったが、実際には16時少し前の終演となった。2時間半立ちっぱなしであったが、狭い座席(背もたれのないスツール)がぎっしりと詰まった状態も窮屈だったかもしれない。特にトイレに行くにも身動きが取れないような状況で、休憩時間にはトイレの前に長蛇の列ができていた。私は、トークの最中にさっと済ませた。また、スクリーンの前に座っている演者は、後ろの方の座席からは見にくかったのではないか。立ち見だと演者の表情もよく見えた。ただし、空いた席に脱いだ上着を置いている人がいた。もしかすると求められれば席を提供するつもりだったかもしれないし、こちらも立っているのがさほど苦でなかったし、そんな窮屈なところに座りたいと思わなかった。しかし、逆の立場だったら、そのようなふるまいはできない。
 このライブハウスは、入場料のほか500円以上の飲食が必須で、私は500円のオレンジジュースを頼んだ。何度でも追加注文できる飲食代は退店時の支払いとなるようだ。この人数が一気に清算窓口に押し寄せると大変なことになるのは明らかだったので、あらかじめ500円玉(外税かもしれないので100円玉も)をポケットに用意しておき、終演と同時に清算窓口へ。この身軽さも立ち見ならでは。入店時に渡された番号札を返せば支払金額が伝えられる。500円(税込みだった)を支払いレシートを受け取る。そのレシートを店の出入り口に立つ店員に示して退店となる。
「山さいがねが」
「トリブログ」
「Loft Plus One West」
 「Loft Plus One West」を出たら、南下する。道頓堀は飲食店街の入り口を通過しただけだったが、周辺には人があふれていて外国人の割合が多い。そして日本橋へ。やはりこちらも外国人を含め、とにかく人が多い。
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 今日も二郎系ラーメンを食べる。いくつか店はあるが、この時間に営業しているのは昼夜通し営業の「ラーメン男塾」しかない。16時過ぎという中途半端な時間なのに、店の前には2人組の若い男性が並んでいた。店の外にある販売機で食券を購入。ここは並みが200gなので麺大盛りを追加。やはり300gでないと二郎系としては物足りない。10分ほどで前の2人組と同時に入店。その時点で3,4人が背後に並んでいた。店内は狭く、カウンターのみ10席くらい。ここは麺を茹でる前に「ニンニク入れますか」とくる。すかさず、「ニンニク少な目、野菜増し」とコール。さらに10分ほどでラーメンとご対面。これが昼食兼夕食だ。
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 さて、食後は次の目的地に向かって歩く。すでに地下鉄長堀橋駅からの歩行距離は3.5kmほど。過剰に摂取した炭水化物と塩分をエネルギーとして消費し、汗として排出するためさらに歩くのだ。大阪球場跡地になんばパークスの北側を越え、ひたすら西へ。南海電車を越え、大阪ドームが見えてくるころにはすっかり暗くなった。
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 2ヶ月ぶりの「ナニワ銀輪堂」では、店主が顔を覚えていてくれた。昨夜、仕事から帰宅した後、暗い車庫で作業をしたためにトラブル発生。それをリカバリーするためのパーツを購入。顛末は別に報告する。
 ここまでの歩行距離はおよそ7km。さらにJR環状線の大正駅までで8kmを越えた。大阪駅で下車して最後にもう一ネタ。一時閉店して移転、リニューアルオープンした「ロッジ大阪店」を視察する。予想通り先月まで「石井スポーツ」があった場所に移転していた。一足先にヨドバシカメラ梅田店に移転、リニューアルした石井スポーツには、すでに別の用事で大阪を訪れた際に視察している。
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 梅田界隈は、地下を歩くことが多かったためGPSレシーバーでの歩行距離測定はできなかったが、おそらく大阪市内をトータルで10km近く歩いていることだろう。
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 阪急大阪梅田駅から電車に乗って、宝塚でJRに乗り換えて草野駅で下車。自転車で篠山口へ。復路は、古市の旧街道でなく武庫川沿いを行く。南矢代駅辺りから北は往路でも走った田んぼの中、クルマの通行がない細い道。街灯が比較的狭い間隔で並んでいる。高校生などの自転車通学のためと思われるが、自転車通勤のためでもあるかもしれない。かつて、中国人とみられる若い女性が自転車で走行しているのに遭遇したことがある。近くに工場があるので、もしかするとそこで働いている外国人かも知れない。
 さて、自転車走行も往復で20km。ラーメンのカロリーと塩分は消費できただろうか。

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