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2019/11/10

関東甲信越遠征「ランドナーの秋、パスハンティングの秋」2019(4)奥多摩湖柳沢峠

■奥多摩から柳沢峠
 6時半にゲストハウスをでて、青梅駅へ。7時前だというのにホームは人がいっぱい。ほとんどが登山の装備。これが日本一の人口集積地の郊外の朝の姿か。しばらくして入線してきた折り返し奥多摩行きの普通列車にみな乗り込んでいった。私は次の快速に乗るつもりなので、ホームのベンチに腰掛け駅前のコンビニエンスストアで買った弁当を食べる。
 新宿発奥多摩行きの快速列車の座席は満席。出入り口付近に立って過ごす。一つ前の普通列車なら青梅始発だったが、ホームに並んでいる人の後に乗車したら同じような具合か。乗客の乗降の回数が少ない快速の方が、大きな輪行袋を持って出入り口付近にたたすむストレスは少ない。途中の停車駅は御嶽のみだ。
 車窓の景色がどんどんのどかになって行く。スピードはゆっくりで、御岳駅では長く止まっていた。一つ前の普通列車を追い越すこともなかった。
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 奥多摩駅で下車。ドアのすぐ前にいたのに、両脇からものすごい勢いで人が追い越して行く。まずはホームの安全な場所で大量の人の流れをやり過ごす。
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 駅の外も大混雑。登山届記入に登山口までのバスへの乗換え。あっちもこっちも行列だ。列車からのダッシュの理由はこういうことか。
 人のまばらな片隅で自転車を組む。同じ列車に乗っていたサイクリストがロードレーサーを輪行袋から出している。そのそばには都心(?)を夜中に出て自走してきたロードレーサーのサイクリスト(会話が聞こえてきた)が見守っている。私のほうが先に組みあがり、目の前の観光案内所へ。ここも順番待ちの行列ができている。2組ほど待って、「柳沢峠は通行できますよね」とたずねる。もちろん事前に調べていたし、国道なので間違いないはずだが念には念をというわけだ。目の前に観光案内所があったしね。これで今日は、不安なく走れる。いやこれだけ人出があると、クルマの交通量が不安だけどね。列車の車内から見る限りでは、それほど多いという印象はなかったけど朝の内だからかも知れない。
 8:50、奥多摩駅スタート。標高350m。当面の目標は奥多摩湖だ。序盤は緩い登り。進むにつれて勾配が増してくるようだ。そして、途中からトンネルが連続する。クルマはさほど多くないが、道幅は余り広くないのでちょっとストレスになる。今日も小春日和だ。オートバイが多い。ロードレーサーがものすごい勢いで追い越して行く。
 9:25、奥多摩湖到着。標高525m。広い駐車場と売店があり、クルマと自動二輪がたくさん止まっている。小休止の後再スタート。湖畔を行く道は平坦だが、依然トンネルが連続している。
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 東京都と山梨県の境界付近が奥多摩湖の上流側の端っこという感じ。先月の台風のなごりか、大量の木の枝などのごみが水面に浮いている。山梨県にはいると谷の幅が狭まり流れが発生し、要するに湖ではなく多摩川という感じになる。流れがでてくるということは、しっかりと登り勾配を脚に感じるということだ。
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 奥多摩湖畔には古い旅館などを含めた集落が点在し、山梨県境を越えたところにも集落があった。その集落を過ぎると山間部となり家が途切れる。木々は赤や褐色に色づき、いい雰囲気だ。奥多摩湖を過ぎるとクルマの絶対量は少なくなり、数台の行列が過ぎると、次の車列までの数分間は平和が訪れる。車列のインターバルが徐々に広がっていく傾向だ。
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 谷底にある小さな集落を見下ろしながら進んでいくと、今度は大きな集落が見えてきた。丹波山村の中心部だ。その中にある道の駅「たばやま」には10:40到着。標高640m。ここで休憩。ここも賑わっている。駐車場にはクルマに自動二輪。自転車スタンドにはロードレーサー。
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 大鍋がおかれたテントから「ほうとう」が炊き上がったという声が上がる。今日も昼ごはんはほうとうだ。ちょっと早いけど。しいたけ、まいたけ、ひらたけの3種類のきのこ入り。
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 食べ終わったら再スタート。3人組のロードレーサーの後に続くが、坂を上って国道に戻ったらあとはすさまじいスピードで走り去っていった。
 丹波山村の中心集落を過ぎ、山間部に入る。実はずっと違和感を感じている。後輪のリムがブレーキシューに当たっているようだ。シャフトがフレームにしっかり入っていないのではないかと何度かホイールを入れ直しているのだがそれでも当たるようだ。ということは…。やはりリムが振れていた。スポークの張りを調整する。ニップルレンチは、自転車に乗らないときも含めいつも持ち歩いている。かなり大きな振れだった。ということは、今日になって症状が突如出たわけではないだろう。そういえば、昨日もどうも調子が上がらないような感じだった。実際、この後GPSレシーバーに表示される標高値の上昇のペースが上がった。しかし、我ながらなんと鈍感なことか。
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 これまで何台ものロードレーサーに追い越されたが、そのあとは全く追い越されなかった。リムの振れを取った効果か。いや、それもあるだろうが、登りがきつくなりそれぞれの速度が下がったため、速度差も小さくなったということだろう。ロードレーサー以外では、道の駅の手前でフルサスペンションのMTBを追い越し、道の駅から峠までの間で折畳小径車を追い越した。おそらく16インチの特に小さなホイールだったのでブロンプトンかと思ったが、そうでなく横折り式。知らないブランドだった。しかし、なかなかのチャレンジャーだ。また、パンク修理中のロードレーサー2人組を追い越したが、彼らにも追いつかれなかった。
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 トンネルの出口付近でハザードランプが点滅している。クルマにしては左右の間隔が狭いと思ったら自動二輪(スクーター)だ。その先にはクルマもハザードランプをつけている。自動二輪はトンネル内、クルマはトンネルの外に停車し、その2台の間に1人が歩道の段差に座り込み、1人が立っている。立っている方が座っている方にしきりに話しかけ、何かと世話を焼いているようにも見える。事故だろうか。立っている方がクルマの運転手で、座っているのがライダーのようだ。トンネルの先はカーブになっていてその位置に停車していることは二次被害の心配もある。座り込むライダーに、強い物言いができないクルマの運転手。世話を焼いているように見えるのも、相手の心証をよくしておこうと立ち回っているのか。いや、まだ事故かどうかわからないのだが。狭い川沿いの道をバイパスする広いトンネルなのが幸いで、クルマは自動二輪の車列は今のところスムーズに流れている。
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 渓流と紅葉を楽しみながら登る。もうまとまった集落はないが、川魚の釣り堀など観光施設がらみの民家がたまに現れる。持参した1Lを飲み干しそうなので、自動販売機で飲料水を買う。
 そのうちサイレンの音が聞こえてきた。救急車のようだ。道路が屈曲しているので音がしてもなかなか姿を見せない。ようやく前方から救急車登場。続いてパトカーも。おそらく先ほどのトンネル出口付近で座り込んでいたライダーのもとへ向かうのだろう。交通事故であることがほぼ確定。そうか、ここは山梨県。パトカーや救急車は塩山から柳沢峠を越えて駆けつけるようだ。奥多摩にも消防署があり、そちらからのほうがアプローチは容易だと思われるが、管轄が違うというわけだ。とにかく、ああいう緊急車両のお世話にならないことを強く心に思うのであった。
 ところで、ここまで自動二輪の事故防止を呼び掛ける看板を何度も見てきた。確かに、たくさんの自動二輪車の中には、無謀と見える運転をするものも見られた。コーナーへ高速で突っ込んでいったり、わずかな直線区間(もちろん追い越し禁止)で前を走るクルマに強引な追い越しをかけたりするなど。走行時にはヘルメットをかぶっているため年齢などはわからないが、奥多摩湖のパーキングスペースや道の駅「たばやま」で見た素顔のライダーは、中高年世代が主流。分別のある大人の顔が、路上ではあのような知性も理性も感じられない醜態を演じていることに結びつかない。帰宅後に調べてみると、丹波山村内の国道411号線では毎年自動二輪車の死亡あるいは重症の事故のニュースが報じられている。年齢も40、50代である。「二輪車事故多発」の看板に偽りはなかった。
 峠まであとわずかということで、右脚がつりそうな気配。右側に分岐する林道があり、そのすぐ先がバリケードで通行止めにしてある。その入り口で小休止。青梅のコンビニで買ってきたおにぎりとバナナを食べる。
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 再スタートしてすぐに峠に到着。13:30、柳沢峠、1473m。峠の茶屋は自動二輪や車が止まっている。ロードレーサーも2台。さっき休憩したばかりので、写真撮影をして防寒着としての合羽を着てグローブを指切りから指まで覆われたものに替えたら、すぐ下る。
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 塩山側の道を少し下っていくと、谷に高架化された新しい道の建設工事が見える。さらに下ると実際に高架区間が次々と現れる。大きな曲線半径の道幅の広い道へと、徐々に麓から変わりつつあるようだ。
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 高架区間が終わると集落へ。大菩薩峠への分岐を示す案内板がある。重川の流れの向かう先に甲府盆地の街並みがぼんやり見える。
 気持ちよく下っていると、いつの間にかGPSレシーバーに引いたコースのラインから逸れているのに気付いた。クルマを止めた勝沼へ向かわなければならないのだが、道なりに塩山に向かっていた。軌道修正のため、交差点を左折。登りとなる。うまくすれば下りながら軌道修正する道もあるかもしれないが、早く予定のコースに復帰することを優先する。
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 狭い道を抜け広い通りに突き当たった。フルーツライン。盆地の外周の高台を行く道。駐車場はこの路線沿いだ。緩やかに登っていく。暑い。下りの装備のままだった。薄着になる。14:30、牛奥みはらしの丘駐車場。標高500m。
8:50~14:30、60.2km

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