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2019/08/20

自転車歴33年目にして初めてロードレーサーを手に入れる

 またも自転車を増やしてしまった。乗れる状態ものとして9台目。パーツをほかの自転車に提供してフレームだけになったものがもう1台。他にエンジン付きのものが2台。もうすでに飽和状態。しかも手に入れたのは、これまでも、そしてこの先も縁がないだろうと思われていたロードレーサーだ。
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 まあね、タダであげるよ。いらないなら捨てる。と言われて引き取らないわけにはいかない。何より、ブリジストンのRADAC(レイダック)。30年くらい前の人気の車種だ。もうなかなか手に入らないよ。
 そんな話を持ち掛けられたのは、いつもの自転車屋さん「BULLDOG」。ずっと乗ってなくていらない自転車が何台もある、というお客さんに、なら処分してやるからまとめて持って来い、と言って持ち込まれたうちの1台。私が欲しがりそうなRADACを残しておいてくれたという。そう、古いからほしいのだ。最新モデルなら、ロードレーサーに興味などわかない。
 今やスポーツバイクの代表格といえるロードレーサー。いや最近はロードバイクというそうだが、あえてロードレーサーと呼ぼう。
■ホイールはクロスバイクと共有
 ただし、ホイールは辞退。チューブラータイヤのホイールだという。そんなのとても管理できない。すでに所有しているクロスバイクの700Cのホイールを装着してみたら、いけそうだ。空気圧などの管理を考えると、ホイールを増やさず、複数の自転車と共有でいいだろう。数台のランドナーでもそうしている。コンポーネントはシマノの600SISがRADACに付いている。リアディレイラーは6Sだ。クロスバイクのホイールに付いているスプロケットの枚数(8S)も、ローギアの歯数(32T)も、リアディレイラーの許容量を超えている。ならば、リアディレイラー交換だ。8SのリアディレイラーのストックはALIVIOが2つだけしかない。もう、ALIVIOはとっくに9Sになってしまったし、その下のグレードのACERAもどうなるかわからない。ACERAの8Sを2つ注文。所有する自転車のリアスプロケットは、8S、7S、5Sなのだ。9S以上に増やす必然性を全く感じない。また、ディレイラーがMTB用であることも問題ない。シフトレバーは、ダウンチューブのWレバーなのだから。
■チェーンリング交換、フロントディレイラーはそのまま
 チェーンリングも、アウターが52Tでセンターが42T。センターは、PCD130で最小の38Tに交換しよう。折畳小径車のフロントダブル化で使ったものだ。フロントディレイラーも600SISのキャパシティを越えるだろうから、SORAを注文。
 注文した前後のディレイラーと、チェーンホイールが到着。早速装着してみよう。まずはチェーンホイール。訳あって、アウターも交換。古い方の折り畳み小径車MU-P8の53Tのものと交換。詳細は、ひとつ前の記事に。これで、アウターとインナーの歯数の差が15となったが、もともとのフロントディレイラー600SISでちゃんと変速できた。ならばそのまま使おう。フロントディレイラーを交換しないならば、チェーンを切らなくて済む。
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■リアディレイラー交換
 次はリアディレイラー。下のプーリーを外し上のプーリーの軸のボルトを緩めればチェーンを切らずに交換できる。しかし、変速レバーが8Sに対応できなかった。仕方がない、またこれも注文。
 到着したらすぐに交換。ワイヤーも交換。リアの変速レバーは交換の必要がないのでそのまま。チェーンの長さが足りずアウター・ローに入らない。まあ、これは禁じ手としよう。ランドナーでもそうしている。 
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■フラットハンドルからドロップハンドルへ
 あとはハンドル。引き取った時にはフラットハンドルがついていた。当時は、ロードレーサーのフレームにフラットハンドルを装着した「フィットネスバイク」という車種が存在した。今のクロスバイクのようなポジションだが、あまりヒットしなかった。また、MTBもまだあまり普及していなかったので、ハンドルグリップやブレーキレバーも実用車についているようなもの。
 ちょうどドロップハンドルが余っている。もともとはランドナーで使っていたが、半年ほど前にやはりBULLDOGでドロップハンドルを頂いた。あんたになら1000円でええわ、と言われて。あるお客さんが、ずっと乗っていなかった古い自転車を復活させたい、ということで、ハンドルを交換した。その元の古いハンドルだ。ブレーキレバーもついてバーテープもまだ使える状態。ちょうどランドナーのバーテープが緩んできていたので、ハンドルごと交換したのだ。
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 ランドナーから外したハンドルバーをRADACに装着。新しい、バーテープを巻く。これで見た目もロードレーサーらしくなった。あとタイヤは700X28Cとロードレーサーには太めのもので、ホイール着脱の時にブレーキシューに引っかかって難儀していたのだが、ブレーキ開放機能がブレーキ本体とブレーキレバーの二重になった。これはいい。ホイールの着脱所要時間は、(着も脱も)それぞれ2分だ。
 突きあげるようなブレーキブラケットの角度は、グリップポジションを手前にするためのセッティング。ちょっとハンドルが遠いのだ。
 ちなみに、NHKのBSで放送されている「チャリダー・サイクルクリニック」では、モデルの朝比奈彩が私と同じ理由でこういうセッティングにしていることをほかの出演者から突っ込まれていた。同番組の開設者およびインストラクター役で、元オリンピック自転車競技選手の竹谷氏は、「このセッティングもあり」とのこと。「重要なのは、自転車の形ではなく、乗車姿勢。疲れず安全に操作できればいい」のだそうだ。
 考えてみれば、ドロップハンドル、フラットハンドル、エンドバー付き、ブルホーンバーとハンドルの形状は様々なのだ。セッティングの違いなんて些細なこと。もちろん、操作に支障のない範囲でのことであるが。
■キックスタンドは便利
 そしてやっぱり必要なのは、スタンド。スポーツ車、特にロードレーサーに付けている人はほとんどいないが、絶対に便利。ツーリングで自転車を入れた風景写真を撮るには、あるとないとで全く違う。こんな便利なものを使わない理由がわからない。見た目?重量?
 これまで走っていてスタンドを意識されたことなどない。休憩時に自転車を立てて、初めてスタンドに気付かれる。そして、数百グラム程度の重量がほとんど走りに影響しないことは、いろいろな検証実験で明らかになっている。私は、数分の1秒に人生をかける自転車競技の選手ではないのだ。
 一つ余っているスタンドがあったので装着。それはチェーンステーのブリッジに装着するもの。あ、これではリアホイールが外せない。却下。仕方ないので他の自転車についているものを流用。左側のチェーンステーに装着するタイプ。標準的な位置に取り付けると、クランクと干渉する。チェーンステーはエンド側に行くにしたがって左右が広がっている。ということは、干渉を避けるにはBB寄りに付ければよい。が今度はスタンドが長すぎて安定しない。チェーンステーはエンド側が高く、BB側が低いのだ。ここでまた、スタンドを注文。24インチホイールの自転車にも対応したものを。これを装着してみたが、やっぱり長すぎてあまり安定しない。前のものとあまり変わらないかも知れない。もちろん最も縮めた状態である。ないよりましということか。勾配を利用すればちゃんと立つし。
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 その日は日没ということもあって、あきらめて撤収。しかしそのあとあることを思いついた。草刈り機の歯を研ぐグラインダーで削るのだ。長さを調整するため二つに分かれている脚の下のパーツの、接地面ではない根元の方を。前のスタンドの長さ調整はスタンドの脚がネジ式になっている。だから、上下分割できない。削るとしたら接地面だが、接地面には面積を広げる加工、つまり脚の先が足になっている。これを削り落としたくはない。というわけで、新しいスタンドの脚を2㎝ほど削る。これで安定して自転車を立てられるようになった。
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■1990年前後のモデル?
 RADACは1986年に販売開始だが、そのうちフィットネスは1987年から。また、コンポーネントはシマノ600SIS。これはアルテグラの前身モデルで、アルテグラ登場は1992年。このことから判断して、今回手に入ったRADACは1987~91年のモデルと推測される。私の手元にあるものとしては、1989年初めに新車で購入したブリジストン「ユーラシアツーリング」、昨年我が家に来た1988年モデルの自動二輪車「HONDA CD250U」あたりと同世代ということになる。依然、最年長は1970年代生まれ(推定)の山口べニックスだ。
 とにかく自分用の自転車になった。並行して作業してきた、できるかどうかの保証がない折畳小径車Mu-P8のフロントダブル化と違い、パーツさえ揃えればできることなので、リラックスして作業できた。
 さあ、もう少し涼しくなったら、RADACで丹後半島一周しよう。

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