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2019/04/21

亀岡「穴太善峰巡礼古道」から旧樫田を経て東別院と曽我谷

 先日4年ぶりに旧樫田村(高槻市)を訪れたが。もちろん4年前とまったく同じコースを走ったわけではない。そうすると4年前には走ったが、先日は走らなかったコースも訪れてみたくなってきた。それに、ラーメン屋のスタンプラリーが無料券ゲットまでリーチがかかっている。生活圏の隣接地域の店を一つ残しているのでそのうち達成できる見通しだが、さらにあと2個スタンプを追加すればもう一つ無料券がもらえる。スタンプラリーの期間はもう少しある。頑張ってみるか。
 上洛の拠点はやはり亀岡。京都市内の店を目指すのだ。亀岡の道の駅から自転車でJR亀岡駅へ。駅前のショッピングセンターのコイン駐輪場に自転車を置いて列車に乗り込む。今日のターゲットは京都外国語大学の北側に位置する店。電車なら嵐山電鉄の山ノ内駅が最寄だが、JRからは嵐山で乗り換えとなる。JR嵯峨嵐山駅と嵐電嵯峨駅とは近いけれど同じ敷地ではない。乗り換えには時間的、空間的、金銭的なロスが発生する。ならば、乗り換えずJR花園駅からラーメン屋まで歩こう。1.7㎞、20分だ。亀岡から乗車すると多少空席もあった車内が、嵐山からはぎゅうぎゅう詰めに近い混雑。外国人が多い。花園駅で下車して一路南へ。アイズバイシクルがある北側へは歩いたことがあるが、南へ歩くのは初めて。ソメイヨシノは残り花だが、枝垂桜が満開。住宅街の狭い路地や講演を横切り、葛野大路通りへ。専門学校か大学のような建物がある。京都外国語大学はもっと先のはずだが。京都先端科学大学だそうだ。フェンスの向こうの敷地内にはバスが止まり、それに乗り込む学生の行列。太秦・亀岡キャンパス間のシャトルバスとのこと。亀岡にもキャンパスがあるんだ。また、その手前にあったのも、京都調理師専門学校。アルファベットの略称で書かれていたのでよくわからなかった。このあたりも文教地区となっているようだ。食欲旺盛な若者が多いから、ラーメン屋も多い。
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 さて、京都外国語大学手前のラーメン屋で混ぜそばを食べてスタンプゲット。これで5個目なのだが、黙っていたら無料券のことには触れられなかった。まあ、次の店でこちらから切り出そう。
 経路に少し変更を加えながら花園駅へと引き返し、さらに列車で亀岡へ。3時間以内に戻ったのでショッピングセンターの駐輪場は無料。もちろん、ちゃんと買い物をする。そして道の駅へ。今日は、ラーメンのスタンプラリーと自転車ツーリングは別々。拠点は道の駅なのだが。
 ツーリングの装備に切り替えて出発。まずは国道9号線を南東へ。でも、幹線道路は嫌なので南の枝道へエスケープ。国道なら真っすぐ行けるところをジグザグに進まねばならないが、幹線道路を走るよりはいい。
 穴太善峰巡礼古道に向かっているわけだが、つつじヶ丘の住宅地の東側を南下するのが一般的なルート。でも、当たり前の道よりも面白そうな道を選ぶのが自転車乗りの性。いや、私だけか。
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 大堰川(桂川)の支流の年谷川沿いに出て、さらに橋を渡ってコンクリート舗装の急坂の道へ。いきなりゲートが閉ざされている。両脇もフェンスで固められているが、胸ほどの高さしかない。乗り越えて侵入する。薄暗い林の中の道。路面は荒れに荒れて、割れた舗装のコンクリートのような石のようなものが転がるがれた状態。乗車で登ることができない。自転車はMTBだが、タイヤはスリックだ。ひとしきり上ると柵の向こうに住宅が並ぶ。つつじヶ丘の住宅街の西端をかすめていく。さらに茱萸谷池というため池の畔へ。ここもダブルトラックとため池の間はしっかりフェンスで隔てられている。
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 京都縦貫自動車道の下をくぐり林間の荒れた道を南下すると、右に分岐がある。穴太善峰巡礼古道へ向かうには道なり、つまり左だが、ちょっと右へ行ってみる。すぐに川で道が寸断されている。年谷川の支流だ。その川の向こうに、府道6号線から分岐するダブルトラックが見える。4年前には府道6号線から脇の甘いフェンスを越えてそのダブルトラックに侵入したのだが、この川を渡ることができずに引き返し、今たどってきたコースを来たのだった。今目の前を流れる川は、4年前のあの日と比べて水量が少なく飛び石で渡れそうだ。4年前は3月上旬だったので、雪解け水で水量が増していたのだ。
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 元の道に復帰して先へ進む。左側は住宅街なのだが、進行方向右には年谷川の支流がやや深い谷を作っている。かつてはこの流れに平和池ダムがあったとのこと。跡地として碑が立っている。その碑のところでダブルトラックは終了。穴太善峰巡礼古道が始まる。またフェンスで閉ざされているので、平和池ダム跡地の碑のところの隙間から脱出。
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 穴太善峰巡礼古道は年谷川の支流の谷を行く一車線の舗装路。たまにハイカーらしき人に出会う。道路わきの流れはたまに滝もある。中ほどに少し平らなところがあり、ちょっとした田園と数軒の集落がある。茅葺の民家がいくつか見られるが、昨年の台風の被害か屋根が破損しブルーシートをかぶっている。
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 さらにまた林間の急坂となる。特に亀岡市と高槻市の境の万寿峠の手前は急勾配。4年前の記事には20パーセントくらいと書いたのだが、もしかするとそこまではないのかも知れない。北海道小樽の「励ましの坂」や、わが丹後の国の天橋立に近い成相寺へ上る坂のような、25パーセント前後の勾配から感じる威圧感はない。写真撮影で止まったものの、4年前に続き今日も乗車で登ることができた。
 万寿峠を越えると、大阪府高槻市。でもかつては京都府樫田村。こちらには車両通行止めの看板が立っていた。さらに、府道733号線に合流する地点にも通行止めの看板。
 万寿峠は片峠で、高槻側は緩やかな勾配。少し前に見た風景をたどり、旧樫田の中心街である田能へ。その田能を北東から南西へ斜めに突き抜ける。路線は府道733号線のままだ。少し賑やかだった田能を過ぎると一気に山間の雰囲気が増す。道は広くセンターラインも引かれているが、クルマが少なくていい。安威川に沿った緩い下りを気持ちよく走る。
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 小さな集落を過ぎると、何やら趣のある建物が見えてきた。白い壁とレンガ造りの煙突が特徴の古い建物。「二料山荘」とある。帰宅してから調べたところ、食事や宿泊のほか、農業や林業の体験ができる施設とのこと。かつて造り酒屋だった建物を利用しているそうだ。
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 そのすぐ先が、二料の集落。集落の真ん中の広場には統一地方選後半の高槻市議会議員選挙のポスター掲示板が立っている。一見行き止まりのようだが、道幅が半減した細い道が家並みの中に続いている。そちらへ。
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 集落はすぐに終わり、杉の林間となる。狭い谷を行く道の途中に府境があり、大阪府から京都府へ。この辺り周囲の山肌の倒木がすさまじい。昨年9月初めの台風の被害に違いない。先日の、田能川沿いもそうだったが、南北方向に伸びている谷は南風の通り道となり被害が大きい。
 谷が開けて田園や集落が現れた。前方の交差する道路を行き交うクルマが見られる。府道46号線だ。信号のない交差点手前は桜並木。標高が高いのでまだ十分に見ごろだ。そこはお寺のようだ。交差点名を表す案内板に「九折」の文字。集落の名前でもある。「tsuzuraore」というローマ字表記もあるが、「クオレ」と読みたくなってしまう。ダイハツの軽自動車やTVアニメの「母を訪ねて三千里」(原作の小説の題名が「クオレ」)が頭に浮かぶ。いずれも、40年位前の話だ。
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 V字を描くように鋭角的に右折。交差点はY字路なのだが。センターラインが引かれ、多くはないがクルマが通る道。それまでのクルマが皆無の道ではない。安威川に沿って集落が並び、視界から完全に家が消えることはない。田舎であるが洒落た雰囲気の建物見られる。この辺りが別院(東別院)。「木のコンビニ」という木工品を生産・販売する店や製材所も見られ、林業が営まれた地であることが改めてわかる。台風の被害は打撃だろう。
 信号のある交差点。ここもY字路。赤信号で停止したのでコースを確認。左の道、府道407号線をとる。青信号だったらそのまま道なりに右を選ぶところだった。
 クルマがほとんど通らない静かな道となり、心が落ち着く。小さな集落を見ながら緩やかな登り。峠というほどではないが、グラウンドのある辺りがピーク。道は緩い下りに変わる。小さな集落には桜が西日を浴びている。
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 曽我谷川に沿った林間の道を下っていくと、景色が開ける。亀岡盆地の南西の端っこに降り立ったわけだが、中心市街地とは隔離された小部屋のような雰囲気。田園が広がり、山際に集落が見える。進行方向右手、つまり東側の山の上には亀岡カントリークラブや霧のテラスがあり、先日はあの上から今いる場所を見下ろしていたのだ。霧のテラスの目印のアンテナはよく見えているが、霧のテラスそのものはよくわからなかった。
 何よりも目立つのは、霧のテラスのある山の麓にある巨大なビルディング。のどかな風景の中、違和感を感じるほど。西日を受けて金色に耀き、強烈に存在をアピールしている。まあ、だいたい心当たりはあるのだが。
 交通量は少ないものの、スピードを上げて走るクルマにストレスを感じるので、農道へとエスケープ。巨大なビルへと近づいて行く。
 ビルの壁面に書かれた施設の名称は予想に反していた。「京都先端科学大学」。京都学園大学じゃないの。実はこの4月から大学の名称が変わったのだそうだ。そして、数時間前に通りがかった京都外国語大学の北側の太秦キャンパスからのシャトルバスの行き先はここだったのだ。なんとラーメン屋のスタンプラリーで系列店のうち7店制覇を目指しているのだが、今日一日で京都先端科学大学の2キャンパスを制覇してしまった。ただし、この大学のスタンプラリーはない。
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 12~13階建ての巨大なビルディングの麓にあるいくつかのグラウンドにはナイターの明かりがつき、野球、サッカー、陸上などの練習が行われている。こちらも自転車にヘッドライトを装着、点灯。
 大学を過ぎると強制的に国道423号線に追いやられる。道路沿いは住宅街となり郵便局やコンビニ、ガソリンスタンドもある。亀岡盆地の端の小部屋から大広間へと出て行く。クルマも一気に増えたので、山際の細い道へエスケープ。家の間を縫う路地のような道だ。
 京都縦貫自動車道の高架をくぐると、国道423号線を走らざるをえなくなくなるが、クルマを止めた道の駅はもうすぐ。

 4月上旬、37.6㎞。

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