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2018/11/05

コウノトリに会いに~出石・豊岡探鳥ツーリング~(2018アイズラリー)

 京都市内のオーダーメイドのランドナー専門自転車店「アイズバイシクル(I's BICYCLE)」主催のツーリング、「アイズラリー」が、11月3日に兵庫県豊岡市で開催された。京都の北山が舞台となることが多いのだが、今年は前線やら台風やらの影響で山間部には未だ通行止めの道路があるので、今回は兵庫県北部の豊岡盆地の里を巡り、コウノトリに会いに行く企画となった。参加者の多くにとっては、遠い開催地のため遅めの集合時間。でも、私にとってはクルマで1時間足らずのアプローチ。9時前に家を出る。
 午前10時、お城まつりでにぎやかな豊岡市出石町に集合。お店のスタッフ5人を含む、18人が集まった。自転車の種類に制限はないのだが、圧倒的にランドナーが多い。
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 「弁当忘れても傘忘れるな」の言葉通りの不安定な空模様が数日続いていたが、今日は見事な快晴。明け方少し曇っていたため霧がなく、透明感のある青空が広がっている。豊岡盆地をはじめとする円山川沿いは、今の時期の朝は深い霧に包まれることが多く、昼前まで日差しが届かない。雲海で有名な竹田城はこの円山川の上流に位置している。
 準備を整えている我々の頭上に、一羽のコウノトリが現れた。いきなりのご挨拶だ。
 10時半過ぎに出発。出石川の堤防の上を行く。刈り入れを終えた田んぼ。紅葉も始まり、晩秋の里を行く。
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 すぐに出石川の中に佇むつがいのコウノトリに遭遇。さらに進むと、今度は電柱の上に1羽。その先にまた、川の中に1羽。畳みかけるようにコウノトリが姿を見せる。すべて野生だが、両足に足環がついている。片方に3色。両足で6色の組み合わせ。これで、個体が識別できる。何年何月生まれの、オスまたはメスで、どのペアから生まれた個体か。しかし、ずいぶん繁殖して個体数が増えているので、同じような色の足環が使われていて、識別がだんだん難しくなっている。
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 円山川との合流点の手前で出石川を離れ、広い田んぼの中を北上する。これは円山川本流と、支流の六方川にはさまれた平原で、豊岡盆地のかなりの部分を占める。クルマの少ない細い道を行く。左に神鍋高原のスキーゲレンデ、正面に城崎温泉の手前にそびえる来日岳を見ながら進む。六方田んぼには人工巣塔が少なくとも2本立ち、野生のコウノトリを見るならここ、という認識だったがこの日は残絵念ながらここでは1羽も見られなかった。
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 六方川を渡り鎌谷川の谷へ。こちらも田園地帯だ。祥雲寺集落の田んぼの南の山林に兵庫県立「コウノトリの郷公園」がある。コウノトリの飼育、繁殖、そして研究が行われている施設だ。一部が見学のため一般開放されている。入場は無料だが、任意で協力金100円を入れる箱が設置されている。
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 その入り口に来たところで、青空を舞うコウノトリに迎えられる。さらに、電柱に佇むものも。それらをひとしきり眺めたり写真撮影してから、自転車を止めて公園内へ。ここでお昼ごはん。簡単なレストランもあるが、今日は天気がいいので途中のコンビニで買った弁当を食べる人がほとんど。私も買ってきたおにぎり、そして湯を沸かしてチキンラーメンを食べる。コッフェルや火器を積むために、今回はシートバッグを装着した。それはついこの間購入したもの。最近のバックパッキング用のシート広報な斜め上に突き出すタイプのものはランドナーには似合わない。横幅が広い物がいいと思っていたのだが、いなかでは現物を置いた店などなく、キャリアやアタッチメントなしで着くかどうかがわからず購入に踏み切れなかった。でも、先日、信州の保福寺峠で出会ったサイクリストが、キャリアもアタッチメントもなしでランドナータイプの自転車に装着していたので、今回ゲットした。なかなかいい。フロントバッグとの色のコーディネートも完ぺきではないが、まずまず。
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 我々が昼食で陣取った場所は、田んぼに面していて、目の前に人工巣塔が立っている。向かいの山の方から、コウノトリ5羽が飛んできて、我々の目の前で曲技飛行。そのうち1羽が巣塔に降り立つ。しばらくするとそのパートナーらしきもう1羽も巣塔に止まり、ツーショットの仲睦まじい様子を見せ付けてくれる。
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 公園の中にも9羽のコウノトリが飼育されている。羽を切られ飛べないようにされている。天井がないオープンケージなので、その中には野生のアオサギの姿も見られる。青い「たらい」がいくつか置かれ給餌される。以前ここに来た時には、飼育・野生のコウノトリ、アオサギ、シラサギなどがその餌を食べる姿が見られた。しかし、それでは「餌付け」となってしまい「野性に返す」という目的を外れてしまう。そこで今では、餌やりを定時でなくしているのだそうだ。
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 さて走行再開。出石へ向けて南下する。ただし、ピストンではなく往路より東側を行く。集落名でいうと法花寺から奥野へ、鎌谷川と穴見川の谷を隔てる小さな峠を越える。標高差は100m程だが、そこそこパンチの効いた急坂。これがこの日最大のアップダウン。その後は盆地の縁をなぞるように南下し、袴狭から先程よりも小さなアップダウン。降りたところが出石神社。ここで解散。「町並みやお城を見物しよう」「そばを食べに行こう」等の声が聞こえてくる。私は帰路に就く、いつでも出石に来ることができるから。
 10:40~15:10、約32.3km

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