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2018/10/27

中信濃遠征「パスハンティングの秋、ランドナーの秋」2018:ダイジェスト

 詳細レポートは、現在執筆中。
■諏訪湖と下諏訪
 3年前にTVで見た下諏訪のゲストハウス「マスヤ」に泊まる。丹後を朝出発し、どうにか明るいうちに到着したので、チェックインしてすぐに自転車で飛び出す。
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 諏訪湖を一周18kmとマスヤから諏訪湖の往復で20kmと少し。スタート直後にスコールにあい雨宿り。その後小雨の中を走る。途中からは夜景を見ながら。半分を過ぎた頃、フロントブレーキワイヤーが切れる。今日のうちに切れておいてよかった。
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 ラーメンのご当地チェーン店「みんなのテンホウ」で夕食。レトロな公衆温泉浴場で入浴。そして、満員のゲストハウスの賑やかな夜を過ごす。古い旅館をリフォームしたゲストハウスも、またレトロな造り。
 翌朝は、晴れ。8時から営業している食堂で朝食をとった後、諏訪大社下社の春宮と秋宮に参拝。3kmあまりの散策コース。歩くと半日かかるが、自転車でスピーディに回る。
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■北八ヶ岳のスズラン峠
 下諏訪散策の後、クルマで八ヶ岳方面、蓼科高原の麓へ移動。自転車で、白樺湖を経てスズラン峠へ。自転車で走り出したときには青空から日差しが降り注いでいたのに、徐々に空は雲に覆われ時雨模様となった。峠を越えて、蓼科この方に少し下ったところの展望所の景色を期待していたが、南八ヶ岳は霞み、南アルプス、中央アルプスはほとんど見えなかった。その後の下りは寒かった。下れば雨が降っていないことを期待したのだが、路面が余り濡れていないのに雨は降っている状態が続く。つまり、上で降り出した時雨とともに山を下っている。紅葉がきれいだったことがせめてもの救い。
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■別所温泉
 暖房を強めにかけたクルマで上田方面に移動。別所温泉の「上田まほろばユースホステル」にチェックイン。昨夜のゲストハウスとは対照的に、私ひとりだけ。談話室には、かつて賑やかだった頃の名残が見られる。風情ある温泉街、今夜もまたレトロな共同浴場に浸かる。
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■安曇野から保福寺峠を越えて上田へ
 ユースホステルにクルマを置かせてもらい、自転車で上田市街へ。上田駅でしなの鉄道に乗り篠ノ井でJR篠ノ井線に乗り換え、安曇野市の田沢駅下車。松本のひとつ北の駅、といった方がわかりやすいか。輪行すると旅の雰囲気が盛り上がる。北アルプスを眺めながらスタート。今日は快晴だ。
 その北アルプスに背を向けて東へ。かつてウォルター・ウェストンが歩いた、東山道の保福寺峠へ。ウェストンのように上田側から松本側へ向けていくと、峠で初めて北アルプスの姿が見られて感動的だ。だから私の走っている向きは、標準とは逆ということになる。輪行を先にしておけば、列車の時刻を気にせず自由に走れるということが大きな理由であり、北アルプスを何度も見ながら登っていくのもまたそれで楽しい。標高1000mから上は紅葉が美しい。
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 峠の手前の「一遍水」という水場でサイクリストが休んでいた。自転車は22インチのミニベロランドナー。出で立ちもニッカボッカーだ。聞けば私と同じく京都府から着たとのこと。自転車に乗る人は増えたけど、自転車で旅をしている人にはなかなか出会えない。うれしくて結構長く話し込んだ。
 峠で最後の北アルプスの姿を目に焼き付ける。穂高連峰や槍ヶ岳も見えた。
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 日が傾いてきて下りは寒い。手が冷たく、痛い。上田側は林間の下りで、展望は余りよくない。時おり、浅間山が木々の合間に除く。途中からいくつかルートが分かれるが、別所温泉に直接降り立つコースを選択。途中ダートもある。少し上り返しもあるが、体が暖まるので歓迎だ。
 別所温泉に至る前に野倉という集落を通過。別所温泉は千曲川が作る盆地「塩田平」の縁に位置し、山の傾斜地に温泉街がある。そのさらに奥にも集落があるということに少し驚く。野倉から別所温泉に向かうといきなり急勾配の登りに遭遇。もう下るだけと思っていたので、精神的にこたえた。
 道は細く曲がりくねって急勾配。さらにダートあり上り返しありで、時間のかかる下りだった。
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 寒さの中、自転車を撤収し、ユースホステルにクルマを止めさせてもらったお礼を言いに行くと、暖かいお茶と、お菓子を頂いた。冷えた体に体温が蘇る。
 再度お礼を述べ、長い帰路に着く。今宵は、月夜。旧暦9月13日の「後の名月」。中秋の名月と並ぶお月見の夜。

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2018/10/04

電脳徘徊更新そして皆さんよい旅を

 8月下旬の小千谷と北海道の旅の詳細レポートが出来上がった。あわせて、16年前の初めての小千谷ふるさとの丘ユースホステル宿泊の旅の報告も。

「小千谷の花火と自転車北海道一周にリーチをかける旅」

「魚沼と会津の再会の旅」(尾瀬と喜多方ラーメンと小千谷の花火)

 先日から、気になるニュースが報じられている。
 8月に大阪富田林の警察署から逃走し9月末に山口県の道の駅で確保された若者は、サイクルツーリストになりきって旅をしていたとのことだ。これには大変ショックを受けている。道の駅でテントを張ったり、民家に泊めてもらったりしたこともあったという。食事を提供してもらったとも。色々な人と交流し、親切にされ、それに感謝の意を表していた。
 しかし、その正体は、性的暴行や窃盗、そして警察署からの逃走と罪を重ねる「凶悪犯」。彼とかかわった人たちは、さぞかし驚いたことだろう。見た目も、やっていることも自転車で旅する若者だったわけだし。
 これを機に「もう自転車の旅人にはかかわらないでおこう」と思う人がいるとすると、とても残念なことだ。
 本来、道の駅はキャンプ場ではなく(併設されている場合もあるが)、宿泊施設でもない。黙認されているだけである。
 以前なら鉄道の無人駅やバスの待合室などが一般的だった。27年前に北海道の北オホーツクでログハウスのバスの待合所で泊まったことがある。旅先でであった2人のサイクリストとともに。暗くなると近くに住むおばあさんがやってきて、「ここは泊まってはいけないんだけど」と切り出された。しかし「泊まってけばいいよ。このあと稚内行きの最終バスが来るけど、その時間にここから乗る人なんかいないし、降りる人はそのまま家に帰る。そのあと自動的に明かりが消えるからね。火は気をつけてね」とのことだった。2年前に訪れた時には、建物は健在だったが果たして今でも泊まる人がいるのだろうか。
 最近は北海道を中心にローカル線の廃止が相次ぎ駅舎そのものが減ったこともあるが、最終便の後には施錠されるようになっているという。要するに世知辛くなった。
 この夏の一件により、さらに世の中は世知辛くなっていくのだろう。
 また、管理人が帰った後でもノートに住所や名前などを記入すれば泊まっていい無料のキャンプ場がある。こうしたところが影響を受けなければいいのだが。

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中秋の丹後半島一周

 暑かった夏も終わり、9月下旬になると秋らしい涼しい日々が続く。しかし、この秋は、いやこの秋もすっきりと晴れる日が少ない。雨も多い。どうにか、青い海を見ながら自転車で走れる日を捕まえた。こうして、今シーズン2回目、生涯通算48回目の丹後半島一周が始まった。
 せっかくの晴れの日だが、朝からフリーというわけではない。10時過ぎに自由の身となったが、その時点で宮津市街にいる。家まで帰る30分がもったいないので、自転車の周回の途中にある、岩滝までクルマで移動。道中、行動食を買う。さらに、だらだらと準備をしているうちに11時半を過ぎた。今日の自転車は、スリックタイヤのMTB。いつもランドナーなんだけど、たまには気分を変えてみよう。
 クルマでのアプローチの道中、青い海がまぶしかった。でもその海に背を向けて内陸部へ走り出す。まずは府道53号線で、標高差200mの道を越える。
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 内陸に入ると、稲刈りを終えた田んぼの畔に、彼岸花の赤い色が鮮やか。竹野川流域の平野部に降り立ち、川に沿って日本海へ北上。メインルートの国道482号線ではつまらないので、田んぼの中の農道、そして府道を選ぶ。まだ黄金色の稲穂が見られる田んぼも少しだけあり、中には稲刈り作業中のものもある。そして、青い空の下、いたるところに彼岸花の赤。この日は、弱いながら北風が吹いて、平野部では逆風を感じながら北上する。この分だと、この先の海には波が立ち、透明度はいまひとつだろうな。
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 竹野川河口部の道の駅「テンキテンキ丹後」で小休止。自動二輪車が3台。「名古屋」および「長野」ナンバーのペアと「京都」ナンバーのソロ。
 そのあとは東に進路を変え、海岸沿いの国道178号線を行く。風は横から。逆風より抵抗は小さくなる。代わりにアップダウンの連続。
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 海にそそり立つ屏風岩を見下ろす東屋のベンチで小休止。海は青く水平線がくっきり見えるのだが、予想通り波がある。すると海底の砂が舞い上がり、透明度が下がる。青く澄んだ海の水に白砂の海底が透けて輝く様子は、見られない。でも、海の青さはばっちり。
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 アップダウンを繰り返し、久僧、中浜ではずっとたどって来た国道を離れ、集落の中へ。丹後松島を形成する岩が面白い。波の侵食のせいなのか、いろいろなパターンで穴が開いたものが見られる。ふと見ると10余りの提灯が干されている。提灯屋があるのだ。それらの提灯はみな目前に迫った秋祭り用。
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 国道に戻り、海岸段丘の上を行く。アメリカ軍のレーダー基地があり、その工事が行われているのでダンプカーの往来があった。基地を過ぎると、ぐっと静かになる。
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 近畿最北の経ヶ岬灯台への分岐を過ぎ、登りが険しくなる。標高110m程の白南風(しらばえ)トンネルを越えると、眼下に青い海が広がる。カマヤ海岸だ。若狭湾に浮かぶ冠島と沓島、その向こうには若狭のリアス式海岸が見える。緩い下りの道、そして風に背を押され快走して甲崎へ。ここで小休止。
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 甲崎を越えると、蒲入漁港を見下ろす。そこから2年前にできた蒲入トンネルで本庄宇治へ。峠がひとつへって楽になった。前方を何か茶色いものが横切った。イタチにしては大きいな、タヌキかなと思ったらサル。横切った個体かどうかわからないが、その先で腹ばいに横たわっていた。こちらが近づいても気にしない、ぐうたらな様子。
 本庄宇治では、内陸を行く国道178号線を離れ、府道623号線へ。野室崎、新井崎を越える2つのアップダウン。本庄浜海水浴場で小休止。実は、経ヶ岬辺りから脚がつり始めている。暑くて夏に余り走ってなくて筋肉がなまっていたのだが、北海道ツーリングでトレーニングができたつもりだった。でも、それから1ヶ月。雨が多くて余り乗れなかった。ひどくならないように休憩をこまめに取る。
 野室崎越えは、序盤がきつい。推定だが10パーセントを越える勾配。府道にしてはきつい登りだ。その区間を越えると普通の登り坂。のんびり行こう。
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 標高120mくらいがピーク。以降、海の景色を楽しめる。次に越える新井崎、京都府と福井県の境の大浦半島、そして内外海半島の久須夜ヶ岳などのリアス式海岸。沓島の左手にも陸地が見える。越前海岸だ。もっと空気が澄んでいると白山が見えるんだが、今の季節の日中では無理。夜明けの直前か、日中なら春先だ。
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 泊の海岸まで急降下したら、次の登りに備えまた小休止。秋の日はすでに傾き、急峻な崖に囲まれた浜辺は日陰となっている。
 さあ、新井崎への登りに取り掛かる。やはり出だしがきついが、野室崎への登りほどではない。標高70mくらいでいったん平坦になり脚を休めることができる。新井の集落では耕地整理された広い棚田。30年前は、小さな田んぼが並んでいた。
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 新井の集落に分岐がある。右の町道は千枚田と呼ばれる棚田の景色が良く見えるのだが、のぼりがきつい。千枚田の景色はやや劣るが、上りもややお手柔らかな府道を行く。ちなみに、国道はアップダウンが最も緩やかだが千枚田を見ることはできない。
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 刈入れを終えた小さな田んぼには、ひこばえが伸び、雨が多かったので水がたまって、まるで田植えを終えてしばらくたった田んぼのようだ。
 標高120mのピークを越えて、伊根湾へと下る。舟屋の並ぶ界隈はすっかり観光地。そして、釣り人も多い。
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 「自転車イン舟屋」なるものができていた。小さな東屋に数台の自転車が並べられている。この界隈5箇所あるサイクルポートのいずれかに乗り捨て自由のシェアサイクルらしい。手続きも料金も不要とのことだが、チェーンは錆びていて明らかに手入れがされていない。ちょっと残念。
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 伊根を過ぎるともうアップダウンのない平坦区間。ひと月前に走った北海道の標津から別海の根室海峡から根室湾北部辺り似ているような気もする。南に向かうのだが、残念ながら北風も止んでしまった。日が落ちてきて、空気の対流が弱ってしまった。この区間はクルマの通行も多いので、前後に向けてLEDのライトを灯す。交通事故の発生しやすい時間帯だが、明るいライトのお陰で安心して走ることができる。
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 この区間は、梅雨前線による7月豪雨の被害で、半月ほど通行止となっていた区間もあり、それを含めて5ヶ所ほどで片側交互通行となっていた。何度も信号に止められる。
 すっかり暗くなって、岩滝のクルマを止めたポイントへゴール。
9月下旬、11:45~18:30、83.7km

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