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2017/09/06

小径車輪行で桂川自転車道

 JR山陰本線吉富駅から折り畳み小径車を輪行。座席はがらがらだが、輪行袋があるのでドア横の補助シートに陣取る。亀岡からは徐々に乗客が増し、嵯峨嵐山で観光客がどっと乗り込んでくる。座席はほぼ満員。建っている人もいる。
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 丹波口駅で下車。五条通り(国道9号線)を少し東に走ってから七条通りに南下し、あらかじめ調べていた店で「まぜそば」を食す。五条や七条の通りには、車道と歩道の間に自転車レーンができていた。1m強の幅のレーンにセンターラインが引かれ、左側通行を促す矢印が描かれている。これなら正面衝突の危険を減らすことができそうだ。またバス停では、車道、待合所、自転車レーン、歩道の順で区分けされているので、バス待ちの客が通行の支障になることはない。
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 ただし、自転車レーンにも交差点では落差1cm弱の段差がある。また、レーンの幅が狭いので高齢者や女性等、車幅感覚に不安があったり、ふらつかずまっすぐ走る自信がなかったりする人は、対抗自転車が来ると歩道に逃げている。
 食後は、桂川自転車道を目指し、七条通をひたすら西へ。自転車レーンはすぐに消滅し、歩道はアーケード付きになり商店が立ち並んで、それなりに歩行者がいる。車道には駐車車両が多く、自転車では走りにくい区間だ。そんな道を地元民のまたがる自転車が勢いよく進んで行く。その自転車の後をつける。サイクリストは前期高齢者と見られる男性、自転車はスポーツサイクルではないが、なかなかのスピードで歩道を進んで行く。そのサイクリストがコースアウトすると、別のサイクリストに切り込み隊長を交代してもらう。先程と同じような年齢で、やはりスポーツサイクルではない。しかしこちらは、車道を行く。その分さらにハイスピード。
 やがて切り込み隊長はいなくなったが、道路も片側2車線から片側1車線に変わった。地図を見ず、道な利に走っていたら、いつしか西から北西へと向きをかえ、桂川に沿うように走っていた。西京極運動公園を時計回りに回り込む形だ。
 大きな通りに突き当たった。五条通り(国道9号線)だ。その、桂川を渡る橋の東詰めなので、そこから自転車道へと入る。
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 桂川の左岸を南下して行く。堤防の上から畑の広がる河川敷へと降りる。桂川自転車道は3年ぶり。その時は台風による洪水の痕跡が生々しかったが、今はもう跡形もない。
 クルマのストレスから開放された。その代わり、自転車の通行が以前より増えている。自転車を止めて写真を撮っていると、その脇をハイスピードで自転車がすり抜けて行く。また、折り畳み小径車と比べロードレーサー、クロスバイクはスピードが速く、どんどん追い越される。スポーツサイクル以外も。七条通りの切り込み隊長達のような年配のサイクリスト。
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 阪急電車の鉄橋をくぐり、桂大橋をくぐり、さらにはJR東海道本線と東海道新幹線をくぐる。気温は30度近くまで上がっているようだが、湿度が低く肌はさらさらとしている。汗をかいていないわけではなく、自転車を止めるとうっすら汗がにじんでくる。汗腺を出たらすぐに汗が蒸発し、気化熱で効率よく体温を下げているので熱さを感じにくい。しかし、体から水分が奪われているので、脱水に気をつけねばならないが、飲料水の持ち合わせが残り少ない。まあ、買えばいいのだが。
 久世橋をくぐり、名神高速道路の桂川橋をくぐり、久我橋の東詰めまで来たら、いったん桂川を離れ、東側の鴨川へ。鴨川左岸を行く。すぐに鴨川は桂川に合流。羽束師橋を渡る。この橋は2層構造となっており、上階はクルマの専用。下を自転車や原付自転車が通行する。自転車道と分かれて桂川右岸へ。
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 右岸の堤防の上は車道だが、すぐに車止めがあり、車道は堤防を降りる。車止めの向こうは遊歩道だが自転車の通行も規制されていない。左に桂川、右に運転免許試験場を見下ろす。3年前には、運転免許の更新のため、嵯峨嵐山駅から桂川自転車道を通ってここまで走った。今日は、さらに先の道の区間へと轍をつける。
 対岸の自転車道よりもやや道幅が狭く、両側から草が覆うように茂っているので、さらに狭く感じる。ただし、ジョギングの人がごくたまにいる程度で、自転車は私のみ。安心して走ることができる。
 しかしそれもつかの間、車道へと合流してしまった。交通量はさほど多くないが道幅は狭く、路側帯のない路肩の脇は急な土手。スリリングな走行となってしまった。
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 淀の競馬場に近い宮前橋をくぐり、しばらく行くと河川敷に降りていく未舗装の道を発見。そちらへエスケープ。ダート、そして細い支流を渡るのは鉄板を敷いた仮設橋のようなもの。災害時などの緊急車両の通行のための道、というようなことだったかも知れない。出入り口はゲートがしまっているので、クルマが通らず安心だ。いつしか、京都市を出て大山崎町となる。
 しばらく行くと、淀川河川公園に出た。京滋バイパスをくぐり、舗装された河川敷の遊歩道を行く。巨大な物流センターの建物を過ぎると、交通量の多い国道171号線が堤防の上に見えてきた。阪急の大山崎駅をゴールとしよう。3年前のこの時期に、大阪市内から淀川沿い(堤防や河川敷の遊歩道)を遡って大山崎駅まで走った。これで、京都と大阪の間、自転車の轍をつないだことになる。思えば、その年も天候不順の夏だった。遠征をしないで夏を終えるのが物足りない。日帰りでも、日ごろ生活している田舎とは別世界、そして輪行。非日常を堪能できるのだ。
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 国道171号線を渡り、阪急大山崎駅の前で輪行袋に自転車を納める。JR山陰線の吉富駅に戻ることを思えば、JR東海道本線の山崎駅から乗車した方がいいという考え方もあるが、自転車を輪行することを思って阪急を選択。理由の一つは、列車の混雑。もう一つは、京都駅での乗り換え。大きな駅での乗り換えは、移動距離が長い。特に山陰線ホームは離れている。しかも、京都駅は混雑している。
 というわけでロングシートの端に輪行袋を携えて座る。桂駅で乗り換え嵐山駅へ。
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 夕暮れの嵐山は、ほどよい気温。桂川を吹き渡る風が心地よい。浴衣姿の女性が涼しげだ。
 JR嵯峨嵐山駅までは渡月橋を経由して1.6kmほどあるので、自転車で移動。
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 今回は輪行を少し工夫してみた。折り畳み自転車といっても、折り畳みでないMTBやクロスバイク、ロードーレーサーなどと輪行の手間は変わらない。スポーツサイクルの前後の車輪を外すのにも装着するのにも、工具不要で1~2分でできる。泥よけの付いたランドナーでも、工夫をすれば1分上乗せ程度で済む。
 そうした自転車の折り畳みや分解よりも、輪行袋の中に収めることの方が手間なのである。
 そこで今回は、上を向けた袋の口から自転車を入れるのでなく、自転車の上に袋をかぶせる方式とした。これなら自転車を持ち上げる必要もなく手軽だ。さらに、運搬するにも持ち上げずに車輪とキャスターで転がしていくことができるような試行錯誤を行っている最中。今回は間に合わなかった。
 嵯峨嵐山駅に到着した列車は混雑していたが、かなりの乗客が下車。想定したとおりだ。ただし、座れるわけではなく、出入り口付近に輪行袋を携えて立つ。亀岡駅でさらに乗客が減り、補助シートを利用してよい、という車内放送。補助シートに腰掛け吉富駅へ。

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