猛暑と冷夏が混在していた
一言で表せば、蒸し暑い夏だった。豊岡、舞鶴、宮津など近畿北部のアメダスでは、最高気温が35度以上の猛暑日は5日程でさほど多いわけではなかった。もちろんその数日は暑くてたまらなかったが。ところが、最低気温が25度以上の熱帯夜もやはり5日程度。これはやや多い。寝苦しい夜が多かった。
そして、天気が悪かった。夏といえば、10日以上も雨が降らない日が続くことも珍しくないのに、この夏は雨がよく振った。そして晴れは少なく、曇り空が多かった。そのせいで、湿度が高く気温のわりに暑さが厳しく感じられた。
その一方で、8月中旬の盆休みは涼しかった。台風5号の上陸のあと、前線(梅雨前線、秋雨前線)が南下し雨が続いた。気温も低めとなり、最高気温が30度に届かない日、さらには8月15日は最高気温が25度前後。つまり、猛暑日・真夏日どころか、夏日にもならない地点があった。
思えば、盆の涼しさがあったから、8月下旬の厳しい残暑にまだ余裕をもって耐えることができた。暑さの中休みがなく、猛暑日が延々続いた2010年と比べれば楽だったと思えてしまう。
盆の花火は妙に静寂。前日は大雨や洪水の警報が発令されたが、この花火の日は穏やか。夜風が心地よかった。
大雨や洪水の警報が何度も出た。1日のうちに2度発令されることも、2回あった。
この夏は、結局どこにも遠征に行かなかった。北海道、信州と行きたいところはあるのだが、自転車で走るのは晴天の下でないと嫌だ。雨のなか走りたくない。苦労して峠に登ったのに霧で景色が見えないのも御免だ。また、自転車以外、つまりクルマや列車やバスの旅をする気にもならない。理想が高い、というか、結局わがままなんだね。
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