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2017/04/29

旧朝来町東部周回ツーリング

 今は合併により朝来市となった旧朝来町と旧山東町の間に伊由峠(いゆうとうげ)がある。林道山東朝来線である。たまたま冬にふらふらと自転車で走っていてその存在を知った。3月の初め、天空の城「竹田城」の麓にクルマを置いて、円山川左岸のクルマの少ない道を南下し、青倉駅の北側で川を渡って支流の伊由谷を遡った。
 最奥の集落「川上」のその奥に工事による通行止めのゲート。法面の工事で3月下旬まで通行止めとのこと。また、もうひとつ気になる道を発見。川上集落から分岐していて、青倉神社へ至るもの。そびえる山が青倉山でそのはるか上の方にガードレールが見える。こちらは工事の通行止めはないが、まだ雪が残っているだろう。いい道が見つかった。また、暖かくなったら来よう。そう思って、その日は来た道を引き返した。
 そして4月中旬、伊由峠を越え、竹田城の展望台の朝来山の周りをぐるりと周回するコースを走ろうと再訪。竹田城の駐車場にクルマを止めて、自転車で伊由谷へ。ところが、通行止めが解除されていない。なんと、5月下旬まで工事が延長されているではないか。もしかするとこの冬の大雪で工期が先延ばしになったのかもしれない。青倉神社の方に変更する手もあったが、こちらの方が標高差も大きく、とにかく分岐からいきなり急勾配の道に圧倒されて戦意喪失。その日もまた来た道を引き返した。
 さらに、4月下旬。今度は、初めから青倉神社に照準を当ててきた。国道312号線、多々良木ダム入り口の道の駅あさごにクルマを止めて、自転車を下す。
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 自転車の準備を整えたら、まずは円山川左岸に渡り、流れに沿って下る。左岸の集落に沿った県道まではいかず、播但線と円山川の間の農道を行く。前方に見えるのは朝来山。次の橋で右岸の国道へ戻るが、少し勇み足。あと1kmほど右岸を進んで青倉駅付近の次の橋で右岸に戻った方がよかった。クルマの多い国道を少し走ることとなってしまった。
 そして、信号のある交差点で大きな鳥居を見る。伊由市場の集落入口だ。これまで、この国道をクルマで走る時に気になっていたものだが、今日これから訪れる青倉神社の鳥居だった。さらにほんの少し我慢して国道を北上し、伊由谷川の堤防の道に右折し、東へ。そこから朝来山と竹田城が相対峙する景色が見える。朝来山中腹には雲海の竹田城を望む立雲峡がある。このツーショットと鳥居を見るため、国道をきた。橋を渡ってから国道を避けて集落の中の道を選ぶこともできたのだ。
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 さあ、前方には青空をバックに青倉山が見えている。伊由谷川に沿った田園と集落も併せて、のどかな風景だ。もう初夏といってもいい日差しがさんさんと降り注いでいるが、八重桜が咲いている。晩春といった方がいい。
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 山内、納座をへて、川上集落へ。伊由峠への道が通行止めなのを改めて確認して、青倉神社への道へ。いきなりコンクリート舗装の急坂だ。砂防ダムの前を通り過ぎて勾配が落ち着く。農作業の高齢の男女が乗った軽トラックとすれ違ったら、あとは誰とも出会いそうもない静かな細道。狭い谷に沿って道は登り、田んぼはすぐになくなる。右手法面は伐採された植林の急斜面。新たに幼木が植えられている。そのはるか上にはガードレールが見えている。あそこまで登らねばならないのだ。
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 いったん植林斜面を離れ、谷を詰めたところでヘアピンカーブをいくつかこなす。再び急勾配だ。そしてようやく植林斜面の上に出る。景色が開け、空へ向かって伸びているようにさえ見える。
 勾配が落ち着き、しばらく行くと山桜と祠がある峠に出た。峠を越えると多々良木ダムへの下りだが、峠から分岐する道へ。分岐の両脇に灯籠がある青倉神社の入り口だ。そして、黒川温泉の看板もある。
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 少しの登りで青倉神社の駐車場に到着。結構広い駐車場だが、当然クルマは一台も止まっていない。標高は550m。
 青倉神社に参拝する。参道を歩いていくと、急な階段と山肌に張り付くような社殿が見えた。階段の途中からは、青倉山の登山道となっている。頂上は標高810mなので、ここから1時間足らずで登れるようだ。
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 参拝を終えたら、自転車にまたがり峠に引き返す。そして多々良木ダムを目指して下る。こちらも急勾配。思わずサドルから尻を後方に引いてしまう。沢沿いを下っていくと、多々良木ダムの奥の発電所入口の分岐からクルマが出てきた。久しぶりに人と出会った。しかも、間隔をあけて3台ほど追い越していった。なんともにぎやかに思える。また、発電施設の送電線がとても人工的だ。
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 日差しを受けて眩しく輝く湖面を見ながら、ダム湖を半周。半島をショートカットするトンネルがあるが、そちらにはいかず岸辺をたどる。ダムの堰堤が見えてきたが、ちょっと違和感。ロックフィル式だったはずなのだが。
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 入り江を回り込んで堰堤へ。下流側はしっかりロックフィルの積まれた岩が露出していた。そしてダムから見下ろす多々良木川沿いの田園と集落が、箱庭のようだ。
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 堰堤の高さを一気に下り、箱庭の世界へ。そしてクルマを止めた道の駅へゴールイン。
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