« すっごいよ!雪 | トップページ | 神鍋高原旧アルペンローズスキー場2017 »

2017/02/14

日本海を見下ろす碇高原で貸し切りスキー

 2月12日、未明から朝の降雪で20cmくらい新雪が積もる。ただし、前日までに積もった雪は、締まってかさを減らしている。気になるのは、屋根に積もった雪。特にずり落ちて軒下にぶら下がっている雪を落としておかないと、ひさしが折れる恐れがある。下からスコップでつついて落としておく。
 家の周りの除雪をして、今日は買い物に行きたいという家族のお抱え運転手の役目を終え、昼過ぎに体が空いた。さあ、スキーを積んで碇高原へGO。自宅から20km、30~40分でいける雪山があることがありがたい。
 まだまだ道は悪い。買い物のため市の中心部へ向かうとクルマが多くて大変。道幅が狭く路面には圧雪で、除雪車も動いている。さらにクルマが増える午後になれば、もっと大変な状況になるだろう。交差点では警察官が長い差をで信号機に積もった雪を落とし、踏切から見る線路は分厚く雪に覆われたまま。
 その点、市の外れに向かう道は、クルマが少ない分気が楽だ。雪の合間で雪かきをする人に気をつけながら集落を抜け、山間部に入る。元々雪の多い土地。平野部よりもむしろ除雪車が手厚く配備されているのか、広く道が空いている。しかし、スイス村スキー場から帰ってくるクルマが対向車としてたまに現れる。日中になって日が差してきたこともあり、除雪でできた雪の壁が崩れ突然道幅が狭まっている区間があるから要注意。
 丁字路で丹後半島縦貫林道に突き当たり、左折して碇高原へ。右折するとスイス村スキー場。日曜だがスキー場を訪れる人は少ないだろうな。
Dscn9250Dscn9252

 京都府営の牧場がある碇高原には、動物の世話をするため毎日職員が勤務しているが、日曜なので最低限の人数なのだろう。もちろん、冬はみな畜舎の中。外はひっそりとしている。日本海を見下ろす標高400mのスキーパラダイスを独り占めだ。
 雪はそこそこ多めだが、過去に経験したことがないほどの大雪と言うことはない。何せ過去には雪の深さが2mを越え、雪の回廊となっていたこともある。今日は、道路脇の雪の壁は1m未満で、私の身長よりもクルマの高さよりも低い。
Dscn9253Dscn9259

 まずは、新雪用の太い板を準備。シールを貼って、まずは板を担いで車道を歩く。未除雪の牧場作業用のダブルトラック入り口でスキーを装着。シール歩行開始。今朝の雪で表面はさらさらだが、その下は適度に締まって足首程度のラッセル。快適に歩ける。夏場は牧草地となる斜面の向こうに日本海を見下ろすことができる。比較的積雪が少ない宇川河口平野も白く雪化粧。そして、海はといえば荒れる白波。陸も海も白い。そして、波の音が聞こえる。
Dscn9260Dscn9275Dscn9262


 笠山の頂上台地に乗り上げると、作業用ダブルトラックは終わる。後はポコッと突き出たピークへ向け、なだらかな斜面を思いのままに歩いて行く。最後の最後だけはやや急登となりジグザグに進む。
Dscn9269Dscn9264Dscn9271


 さあ付いた。三角点「笠山」だ。快適なシール登行だった。風は弱い。冬の碇高原にしては穏やかだ。すぐ南の太鼓山の山頂部には風力発電の風車がゆっくりと回っている。スイス村スキー場のゲレンデは、こちらから見て太鼓山の裏側に当たり、様子はわからない。東に目をやると、京都・福井府県境の大浦半島や青葉山越しに若狭の山々が微かに見える。若狭湾に浮かぶ冠島も白く雪化粧している。北東には隣接した権現山に船津山。そして、北は荒れる日本海。そして西に視線を振ればやはり近隣の依遅ヶ尾山。兵庫県山々は逆光でよくわからない。神鍋高原のスキー場のゲレンデも確認できず。
Dscn9274Dscn9278Dscn9281


 北の日本海の外海も東の若狭湾も雪が降っているようで景色がぼやけている。ただし、北は黒く、東は白い。太陽の向きとの関係が原因か。碇高原に到着してからずっと雪の止み間だったが、北の黒いもやもやが近づいてくるようだ。
 板を外すと、膝上あるいは腰まで沈んでしまう深い雪に苦労しながらシールを外した。滑降開始だ。
 まずは山頂直下。表面の今朝の新雪と昨日までの少し固まった雪とのバランスがいい。気持ちの良い滑降だ。ただし、ほんの数秒で終わり。
Dscn9288Dscn9290

 ステップソールの板なら登り返すところだが、シールを貼りなおすのは面倒だ。後ろ髪を引かれながら、なだらかな斜面を滑り降りて次の斜面へ。次は、作業用ダブルトラック終点からエントリー。雪が付きにくく、草が出ているところがあるが、今日は何とかいける。ここもあっいうま。
Dscn9292Dscn9294Dscn9297


 そして、最後の斜面へ。ここはスキー場の中級車向けくらいの斜度が150m程続く、最も滑り応えがある斜面。ただし西向きなので先程から西日を浴びてしまった。碇高原にしては上々の雪質だが、やはり山頂直下の雪質と比べると数段劣る。斜面の向きの違いだ。
 最後は、ちょっと窮屈なところを滑らねばならないが、今回は雪が十分積もっているので楽々越えて行ける。草も、小さな木も、地面の凸凹も、遊歩道の柵も、すべて雪ノ下。幅約50cm、深さ約1mの排水溝も、分厚いスノーブリッジに覆われ暗渠となっている。
 クルマに戻る。いつの間にか行動開始から1時間半が経過していた。もう日没が近い。ステップソールの板に交換して2本目へ。作業道は先程のトレースたどってラッセルなく楽々いける。しかし、もう時間がない。山頂はおろか、1本目に滑った斜面の手前からエントリー。これは崖の急斜面。雪が付きにいが、今日は行ける。北斜面だが、一度日が当たって雪が緩むと日本海からの風をまともに受けるのでクラストするのも早い。今日はまだ日が当たる前に西に傾いてくれたおかげで、気持ちのいい雪質。一気に滑り降りた。1本目の3分の1、30分で2本目を完了。
Dscn9301Dscn9310Dscn9313


 夕暮れとともに先程日本海に見えた黒いもやもやがやってきた。吹雪とまでは行かないが、雪が降り出す。クルマに板を撤収して帰路に着く。碇高原で過ごした2時間、クルマが2台ほど通ったくらい。銀世界を独り占めだった。
 撤収作業の間に雪は止んだが、日没で暗くなった。私が遊んでいる間に除雪作業が行われ、帰り道は少し広くなっていた。
Dscn9324


 私が遊んでいる間に除雪作業が行われ、帰り道は少し広くなっていた。

|

« すっごいよ!雪 | トップページ | 神鍋高原旧アルペンローズスキー場2017 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 日本海を見下ろす碇高原で貸し切りスキー:

« すっごいよ!雪 | トップページ | 神鍋高原旧アルペンローズスキー場2017 »