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2017/02/01

酉年の初スキー登山は大江山連峰鳩ヶ峰

 ※氷ノ山と報告が前後してしまいました。

 大寒寒波では、京丹後市よりも宮津市や与謝野町加悦などに多く雪が積もった。大江山連峰には十分に雪が供給されていることは間違いない。
 雪不足および客不足に苦しんで今シーズンより閉鎖となった大江山スキー場のある普甲峠は厳しい雪道。どうにか除雪はされているものの、元々狭い道幅がより狭くなっている。峠の南側の2車線区間に降りても、道が開いているのは、よくて1.5車線。離合困難な1車線区間も当たり前。交通量が少ないのが救い。除雪車が動いているから、帰りは少し改善していることだろう。峠からは雲海の名残を見ることができた。
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 大江山グリーンロッジの前を通過し千丈ヶ原へ。府道の普甲峠でさえ大変な状況なのだから、行き止まりの千丈ヶ原への道はもっと苦労すると思われたのに、幅は狭いがなぜか路面はきれいに除雪されている。さらにいつもの除雪の限界点である千丈池の少し奥を過ぎても、ずっと除雪されている。とうとう、鬼嶽稲荷神社方面と鍋塚林道の分岐点までクルマで入ってきてしまった。例年より900mも奥まで侵入できた。
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 その分岐のところでクルマが方向転換できるように除雪されているが、一台の軽自動車が鍋塚林道入り口を塞いでいる。200m程バックして、広いところで方向転換して、また200mバックして分岐を鬼嶽稲荷神社方面に入ったところに駐車。後からクルマが来ても、軽自動車がいなくなったら方向転換できるスペースは作っておく。
 鍋塚林道にはスキーのトレースがある。軽自動車の主だろう。車内に残された細いクロスカントリースキー板とクルマに貼られたステッカーから、なんとなく誰かわかってしまう。
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 いくつかのコース案が頭にあったが、トレースを利用させてもらうことにして鍋塚林道へ。今日は新雪専用の太い板を使う。いつも大江山連峰ではステップソールの板を使っているが、今日は久しぶりにシール登行だ。トレースのおかげもあって、快適に歩いていける。
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 林道をショートカットできる区間に到達したが、トレースはそのまま林道を進んでいる。帰宅してからネットでわかったことだが、先行者はステップソールの板だった。どうしようか迷ったが、板は太いし、シールだし、ショートカットしてみよう。
 シールのおかげで勾配もクリアできるし、板が太いのでラッセルも苦にならない。ああ、シール登行もなかなかいいもんだ。
 再び林道に戻り、滑降コースの候補のひとつ鳩ヶ峰東尾根の状態を見る。うん、雪は十分ある。
 先行トレースをたどって2つ目のショートカットポイントへ。もう迷わず、トレースと分かれてショートカットを選ぶ。雪が豊富なので、倒木、切り株、落ちた枝、幼木、岩、小さな沢、地面の凹凸などすべて覆い隠されていて、自由に歩ける。
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 ただ、シールに雪がくっついてしまう。ザックからシールワックスを取り出して塗るが、すでにシールが濡れてしまっていてあまり効果がなかった。本来はワックスによって水分をはじくのだが、シールにしみこんだ先に水がワックスを寄せ付けてくれない。
 ショートカットを終え林道に出たら、先行トレースはなくなっていた。帰宅してからネットでわかったことだが、先行者は標高711mピークの南東尾根の南斜面を滑り降りていた。
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 ここからは鳩ヶ峰と千丈ヶ嶽を眺めながら歩く。山頂付近に立木がほとんどない鳩ヶ峰は、青空をバックに白く輝いている。
 小さなショートカットをはさんだ林道歩きの末、大江山連峰の主稜線に到着。ここまで鍋塚林道が通じていて避難小屋とトイレがある。西側の加悦谷(野田川流域平野)は真っ白。その向こうの竹野川流域の平野部もやはり真っ白である。
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 さあ、鳩ヶ峰に取り付く。北斜面なのでいい雪質だ。シールに雪が張り付いて重かったが、どうにか鳩ヶ峰登頂。山頂にはスノーシューの跡。千丈ヶ嶽方面から来て、そちらに戻っている。
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 磯砂山、鼓ヶ岳、金剛童子山、依遅ヶ尾山など生活圏から見ている山々を確認する。神鍋のスキー場は逆光でよくわからない。反対の青葉山はくっきり。鍋塚の右手に目を凝らすが、やはり加賀白山は今日も見えない。これは条件が整わないと難しい。
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 千丈ヶ嶽と赤石ヶ岳の間に三岳山が覗いている。千丈ヶ嶽も本日の候補のひとつだったが、鬼嶽稲荷神社に至る車道が長く、また神社から山頂までも急登で厳しい。今日のようなラッセルならなおのこと。ただ、千丈ヶ嶽の北側斜面、つまり鳩ヶ峰側斜面は、北向き、林間、最高峰と三拍子そろって大江山連峰で一番雪質がよく、今日などは最高だろう。
 シールを剥がし、パンを食べてさあ滑降だ。雪質がいいのは上ってきた北斜面だが、斜度が緩くてあまり滑り応えがないし、そちらだと多少林道を歩いて下らねばならない。
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 やっぱり、東斜面がいいが、どうも日差しが強すぎた。実際東斜面を滑ってみるとクラストしている。これはどうにもならないと、北斜面へとトラバースするが、少し北向きになったところでかなり雪質がよくなった。ちょっとした斜面の向きに違いによる日当たりの差。これなら滑り降りられそうだ。というわけで、東斜面の北よりを滑降。
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 植林地帯まで降りたら、雪質がさらによくなるかと期待したが、一度木の枝に積もった雪が落ちていて雪面が硬い。あまり快適ではない。そうするうち標高600m付近を水平に巻く林道に到着。いつもは林道の法面の段差を降りるのに苦労するのだが、今日は雪が多くて難なく林道に降り立つことができた。
 林道を越えて、鳩ヶ峰東尾根に入る。東尾根を少し下ってから鍋塚林道に渡り(登りで東尾根の状態を確認したポイント)、その林道を少し歩いて上り711P南東尾根南斜面を滑る案もあったが、今日の日差しで雪質は悪化しているだろう。このまま鳩ヶ峰東尾根を下る。ここは尾根の北斜面をトラバースして降りるので、雪質はいいはずだ。自由にターンをする楽しみはなく、延々と斜滑降なのだが。
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 滑ってみれば、大江山連峰としては最上級のふわふわの雪質を感じることができた。これはこれでよかった。
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 登りでは2kmと長かった鍋塚林道を200mしか歩かずにクルマに戻る。先行者の軽自動車はすでになく、少し下に別のクルマが止まっていた。鳩ヶ峰山頂にあったスノーシューのトレースの主ということはないだろう。鬼嶽稲荷神社への道にトレースはないし、鳩ヶ峰まで到達したら鍋塚林道で下山したほうが断然近い。しかし、あのトレース、与謝野町からのものだとしてもなかなかの長丁場だ。双峰、千丈ヶ嶽経由でなく、山河から鳩ヶ峰に直登したのかも知れない。この雪の多さならそうしたコース取りも可能なのかもしれない。
 さあクルマに乗り込んで帰路に着く。いつもの除雪の限界点からは鳩ヶ峰が良く見えるのだが、今日はうっかり通り過ぎてしまった。自分が描いたシュプールを遠望するのが最後の楽しみだったのに。
 普甲峠の道は往路よりも広がっていて、無事に帰宅。

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コメント

 大江山で雪が多いのいいことです。近いので早く行ける。早朝に行けたら雪質がいいですから楽しさ倍増。そんな感じで前向きに山に行きたいですね。
 1月からこんなに降るとは予想してなかったので、自転車の予定を連続で入れてしまって、少し後悔しています。まだまだ終わってくれるなよ、雪山シーズン。

投稿: すう | 2017/02/01 21:52

 曇天なら雪質が長持ちしますが、こうした写真付きの記録にした時には、晴れている方が映えますね。
 また、早朝の方が展望もよい。この日は朝のうちは加賀白山が見えていたことでしょう。海岸線を通って通勤している人から、「この時期若狭湾越しの白山がよく見えるよ」と聞いています。
 この日何枚も写真を撮って帰り、パソコンで大きくしてよく見てみましたが越前の山々まででしたね。
 冷え込みが厳しく路面凍結がひどかったのと、道の除雪が行われるのを待たないといけないような日だったので、朝はゆっくりでした。ちょっとゆっくりし過ぎてますが。
 大江山連峰は、2011、2012年の2年続き大雪の冬にいろいろ開拓できたので、何度でもコースを変えて楽しめます。次は千丈ヶ嶽の北斜面を滑りたいですね。
 2015年は正月の寒波の後、しばらく雪が途絶えたものの2月にたびたび寒波がやってきました。その冬は、平野部では大雪といえるほどの積もり方は1度もなく、少し積もっては解ける、の繰り返しでした。でも、山では解ける前に次の寒波となり、大江山連峰くらいの低山でもどんどん雪が増えていきました。2月末まで楽しめるビッグシーズンでした。
 あと、今年は内陸部に多い積もり方なので、碇高原はさっぱりだめです。その近隣のスイス村スキー場も雪が少なく、兵庫県のスキー場の3分の1から半分程度の積雪深です。ちなみに、当方の家の辺りもこの冬は大雪といえるほど積もっていません。
 今年1月の自転車の月間走行距離は、昨年の3分の1で、一昨年よりは若干少なめ。積雪量との反比例のような負の相関関係があります。
 まだ2月が始まったばかり、今後の寒波に期待しましょう。

投稿: はいかい | 2017/02/02 19:30

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