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2017/01/30

快晴の氷ノ山三ノ丸

 「これだけ登ったらええ道ができとるわ。」
 登山届を記入しているわかさ氷ノ山スキー場のスキーパトロール詰め所。声を発した隊員の手元を見ると、分厚い登山届の束。大雪の後の快晴の土曜。たくさんの人が入山しているようだ。やっぱり、今シーズンの一番の雪山日和になる可能性が高いよね。
 途中の若杉峠からかつての新と倉スキー場のベース、道谷集落辺りは厳しい雪道だった。そして、わかさ氷ノ山スキー場への道も雪により車線が狭まり、奥の無料駐車場に入ろうとしたら対向車としてマイクロバスがやってきて、駐車場からゲレンデへ向かう歩行者がいる路面凍結した急斜面をバックで延々下る、そんな恐ろしい運転をさせてもらったため、結構時間がかかった。マイクロバスは宿泊施設のもの。団体客をゲレンデまで送ってきたようだ。道幅が広くなったところで離合。凍結路面の坂道発進は、四輪駆動が心強い。もう少し下の有料駐車場入り口までは、凍結防止に山水が路面に流されている。事故を起こすリスクの低い有料駐車場を選ぶほうが賢明なのかもしれないが、今回のタイミングが付いていなかっただけだという風にも取れる。まあ、時間が多少かかっただけで住んだのが幸いだ。ついでにいうと、駐車場からゲレンデまでの歩きも、つるつる路面に難儀した。
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 10時、リフト乗車。2本乗り継いで、標高1200mのゲレンデトップへ。大山、扇ノ山の展望を楽しみながらスキー板をザックに固定してつぼ足登行の準備。
 降雪は25日水曜の未明まで。雪の供給が途絶えて今日で4日目となる。もう新雪を楽しむ状況ではなかろう、ということで本日は太さがノーマルの板。ステップソールのため、シールを持ってこなかった。しかしこれ判断ミス。大量に積もった雪は、まだ十分に踏み固められていなかった。もちろん、今日たくさんの人が登っているが、みなスノーシューやかんじきを付けている。また、スキーのシール登行のトレースもあるが、急登のため振幅を大きくとって斜面を巻いて登っている。つまり、トレースがばらついているため踏み固めが緩く、つぼ足では深く踏み抜いてしまう。ただでさえ急登なのに雪の深さが加わって、一歩を踏み出すのに大きく足を上げねばならない。中途半端に固まっている雪は、体重を乗せるとす部ずぶと沈んでしまい、また次の一歩を大きく持ち上げなければならない。少し勾配が緩むと、スキーのトレースもスノーシュー等の直登ラインに重なり、そういうところではつぼ足でもほぼ踏み抜きがなくなる。しかし、トレースが分かれると、どちらが固められているかを判断せねばならず、結果的にはどちらも踏み抜いてしまうのである。
 やせ尾根区間に到達したところで板を装着することにする。例年よく雪庇ができるところだが、今年はまだ積もりたてのせいか雪庇がない。
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 準備をしていると前方からスキーヤーが滑り降りてきた。女性のアルペンスキーヤーだった。
 やせ尾根区間は比較的平坦なのでステップソールで十分クリア。しかし、その先の登りで苦戦。頂上台地はすぐそこなのに、勾配がきつすぎてトレースをたどれない。緩やかなライン取りで行くか、階段登行ということになるが、いずれもラッセルとなる。かんじきのハイカーが追い越していった。少し遅れて背中にスノーボードを背負いスノーシューをはいた山ボーダー。スノーボードのデザインに見覚えがある。そして、少し先でハイカーと合流。駐車場で隣のクルマだった二人組みだ。片方はスノーボードあり、もう一人は滑走用具なしという、変わった取り合わせだ。
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 樹氷がすっかり落ちた林を抜け、何とか広大な頂上台地へと出た。青い空と白い雪原のツートンカラーがまぶしい。笹はほとんど埋まっている。うねった雪面は猛吹雪のなごり。雪はおおかたクラストしているが、くぼみは粉雪が吹きだまりとなっている。押さえつけても固まらない粉雪には、ステップソールは全く効果なし。登りが少し急になったら大きな振幅で左右に振るコース取りが必要となる。ソール全面を覆うシールなら大した苦もなく行けたのだろうに。
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 単独のスノーボーダーが下っていき、また板を背負った単独のスノーボーダーが追い越していった。結構スノーボーダーが多い。
 随分時間をかけて三ノ丸に到着。ああ、長かった。シールを持ってこなかったのは大失敗だった。でも、ここまでくればもう大丈夫だ。
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 氷ノ山山頂が手にとるように見える。カメラでズームアップすると数人が山頂にいるのが確認できた。扇ノ山にもたっぷり雪が積もっているようだ。あちらはスキー場などないので、春になって除雪が進むまで、山頂を訪れる人はかなり少ない。
 氷ノ山の右手には蘇武岳そして但馬妙見山。妙見山の右肩の奥には、遠く加賀白山が位置しているのだが、もちろん見えない。白山が見えるのは限られた好条件の日だけだ。昨年2月11日に来た時には朝のうちは見えていたのだが、残念ながら到着した時にはもう霞みに阻まれていた。
 南に目を転じれば、三室山に後山。東方に視線を向けていくと沖ノ山東山の間に那岐山が覗いている。伯耆大山は随分かすんできた。天気は下り坂だ。
 さあ、以降。ワサビ谷を目指し、山頂方面の稜線を滑り出す。稜線上の小ピーク、「ワサビ谷の頭」の手前と奥のどちらを降りても途中で合流し、それをひっくるめてワサビ谷なのだが、いつもどおり奥、つまり山頂側へ。
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 ワサビ谷の頭を超えた下りで少しスピードを上げてターンを試みる。クラストした雪面に板を取られてあえなくクラッシュ。板のトップが雪に刺さって前方に投げ出される。片足が開放され軽くなった。あれっ!?
 斜面を少しずり落ちた体が静止し、嫌な気持ちを感じながら雪面に刺さった板を振り返る。
 ビンディングケーブルが切れている!
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 ビンディングが損傷したのは右の板。ちゃんと足に付いた左の板を外し、数メートル這い上がって雪に刺さった板を回収。その間考えたことは2つ。ひとつは「確かザックにビンディングの補修キット(スペアパーツ)が入っているはず」、もうひとつは「直らなかったら、つぼ足で下りよう。頂上台地はクラストしてトレースは固まっているし、その下は踏み抜いても下りはさほどきつくないだろう」。とにかく、落ち着け、大丈夫、自力で下山できる。怪我はしていないし、遭難もしていない。
 ザックの中には確かに補修キットがあった。ケーブルとヒールピースとそれをつなぐカートリッジが1つとあとはビンディングを板に固定するビス。カートリッジが壊れることはないのだが、ケーブルはカートリッジの端で切れるので、中にケーブルの切れ端が詰まって取り出せない。そのためにカートリッジのスペアが必要になるわけだ。もう片方のカートリッジは、外に出ているケーブルをねじって取り除き、新しいケーブルで使うことができる。だからスペアのカートリッジはひとつでいい。ケーブルの取り回しのためにいったんビンディングを外さねばならない。ドライバーを持ってきていてよかった。
 どうにかスペアパーツへの交換が完了した。ついでに、その場でパンを食べる。初めてのトラブルにかなり動揺したが、どうにか滑降できそうだ。
 この氷ノ山で、「ビンディングが板から抜けてしまった」と板を背負って下山してくるスキーヤーに出会ったことがある。また、伯耆大山では七合沢を滑り始めた直後にクラッシュ。骨折してヘリコプターに収容されたスキーヤーもいた(私の少し前を歩いていた同行者がクラッシュシーンを目撃)。明日はわが身、でもなんとしても避けたい。雪道・路面凍結を乗り越え、踏み抜きを耐え抜いてここまでやってきたのだ。快晴の雪原歩きは気持ちよかったけど、やはり滑ることを目指して登ってきたのだ。
 ワサビ谷のドロップポイントまで滑り降りる。スキーやスノーボードのたくさんのシュプールが描かれている。谷の上部は日当り風当たりともによく、予想通りクラストしている。右のビンディングのワイヤーが切れたと言うことは、左も同じように劣化が進んでいると考えてよいだろう。クラッシュして用具に負担がかからないように、斜滑降キックターンで高度を下げて行く。時々吹き溜まりの比較的さらさらな雪に遭遇する。高度を下げていくとさらさら雪の割合がまして行く。何とか慎重にターンをできるようになって行く。東側に開けた谷なので、左岸側の法面が北向き斜面で比較的雪質がよい。そいう行った雪面をたどって、滑り降りて行く。
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 道具の破損というショッキングな出来事の後で、どうしても今日は消極的にならざるを得ない。とにかく雪深い谷に滑り降りたということは、つぼ足では身動きが取れない。
 来た道を引き返せばつぼ足で移動可能だったわけだが、やはり登ったら滑りたいのがスキーヤーの心情である。リスクにおびえ、思い切った滑りができなくても、やはり滑るということは楽しいのである。
 高度を下げ、谷が深まってくると雪質がよくなってくる。もちろん降雪直後とは比べ物にはならないが、それでも足の裏にふわふわな感触を感じることが何度もあった。
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 後方からスキーヤーが降りてきた。ロッカーのアルペンスキーだ。そして、「ワサビ谷のほうがいいですねぇ!」どこと比較してかと聞けば、仙谷という。仙谷がどういう風に良くなかったのか聞けば、がりがりのアイスバーンだったそうだ。仙谷を滑りかけて戻ってきたのか、下ってからもう一度リフトに乗って登り2本目の滑降なのかは、聞かなかったのでわからない。「テレマークスキーでバックカントリーってすごいですね」と言い残し、下っていった。
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 1週間前は埋まりきっていなかったという報告があった沢も、大寒寒波のおかげでしっかりとしたスノーブリッジができてコース取りは自由自在。
 杉林に入ったら、高度を下げずにトラバースしてイヌワシゲレンデ最上部を目指す。が、やはり少し高度を下げてしまって少し上り返しをすることになった。こういうときにはステップソールが役に立つ。
 イヌワシゲレンデに出たらもう安心。最後はゲレンデ滑走だ。雪の供給が途絶えているので、がちがちのハードバーン。ここで道具が壊れても、十分歩いて下れる雪面の固さだ。
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 イヌワシゲレンデに出たらもう安心。最後はゲレンデ滑走だ。雪の供給が途絶えているので、がちがちのハードバーン。
 路面凍結は解消し、安心してクルマに戻った。パトロールに下山報告をして帰路につく。ばんしゅう戸倉スノーパークは、ゲレンデから離れた駐車場にもたくさんクルマが止まる大盛況。でも、振り子沢ゲレンデの真ん中にクラックができていた。一気に降り積もりすぎたようだ。
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 雪に埋もれた道谷集落から若杉峠を越え、養父市八鹿町内の円山川右岸道路の一部が土砂崩れで通行止め。往路ではなぜ通行止めなのか知る由もなかったが、帰路に大屋の電光掲示板でわかった。左岸の国道9号線の対向車線は大渋滞。ハチ・ハチ北と神鍋の二大ウィンターリゾートから京阪神に帰るクルマが集結しているのだ。国道312号線単独区間に入ると、我が北向き車線も渋滞となった。下小田橋で出石方面に逃げる。その後は順調走り、帰宅。いろいろあったけど、楽しかった。あ、そうだ、スペアパーツをまた買っておかないといけない。

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大寒寒波

 1月中旬の土日を襲った小寒寒波から1週間、またも週末に寒波が来るという予報が出た。しかし、大寒初日の20日は小雨がぱらつく程度。日が差して虹がでる空模様。土曜日曜も曇り時々雨。金曜土曜の新たな雪の供給を受けて、日曜には大江山連峰に繰り出そうかと頭の中に思い描いていたが、それはきれいさっぱりあきらめた。
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 代わりに週明け月曜火曜に強い寒波が来る予報に期待。
 そして、23日、なかなか歯ごたえのある寒波がやってきた。明け方よりも、朝から日中によく降り、先週の積雪が残っているのでしっかりと積もっていった。大雪警報が発令され、京都丹後鉄道も運休。
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 翌24日も、鉄道は復旧したものの警報は続いた。
 前回ほどではないが、今回も沿岸部には雪が少ないパターン。雪が多いところでは、道路の除雪が追いつかず、道幅が狭く離合困難な状態が、数日尾を引いた。
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 街中の木にも雪が積もり、まるで雪山で見かける景色のよう。信号機も雪に覆われている。
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 しかし、大雪もここまで、26日は快晴。27日以降は3月並みに気温が上昇し、雪はみるみる溶けていった。
 大寒はあと数日で、金曜が節分、4日土曜から立春となる。もう寒波は来ないのかなぁ。

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2017/01/16

冬が来た

 満を持して、今シーズン最強といわれる寒波が到来した。
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 寒波の底といわれた1月14日土曜日、午前中宮津市へと出かける。この日、朝昼晩、それぞれ異なる場所の三者択一で行先を選ぶことができる要件があり、午前中の宮津を選択。朝起きた時には雪は小康状態であり、また宮津には交通量の少ないルートを通っていける。雪のない状態とさほど変わらない所要時間で宮津に到着。
 昼に用事が終わり、友人の喫茶店で昼食。激しく雪が降っており、クルマのうえにもどんどん積もっている。時間を追うごとに道路状況が悪化していくので、とっとと帰路に就く。宮津市内は圧雪ででこぼこの路面となり、ノロノロ運転。市街地を抜けても阿蘇海を回り込むあいだずっとその状態。間近の天橋立すら見えない雪の降りよう。
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 岩滝から、山間部へと入る。こちらが京丹後市北部と宮津市街とを結ぶ最短ルート。本日の往路でも利用した。ただし、標高200mの山越えルートなので雪が降った時には避ける人が多く、今日は交通量がかなり少なめ。ふもとの谷あいでは雪の重みで竹が頭を垂れているが、通行は可能。圧雪路面だが、交通量が多い道のようにでこぼこにはならず、比較的平らなので走りやすい。ちなみに、道幅が狭いのは一部のみ。
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 圧雪のでこぼこ路面が発生する原因は、クルマの通行によるもの。それも、発進時の駆動力、停止時の制動力、カーブの時の遠心力などタイヤから路面に力が働いたところが局所的にすり減り、でこぼこが発生する。まずそのでこぼこは、交差点等クルマが停止・発信・右左折するところで発生し、交通量が多ければ信号待ちの列が伸びてでこぼこ区間も延長する。そして交差点の多い街中全体がでこぼこ道と化す。
 そういう道ではハンドルを取られ、グリップも悪くなるし、雪のために道幅が狭まっている状態であることも加わり、離合困難となって交通障害となる。
 その点、前述の山間部など、信号も交通量も少ない道路はかえって有利となる。また、今回は未明の除雪の後の降雪によるものなので当てはまらないが、街中よりも郊外の道の方が除雪がきれいに行われる。雪を捨てやすいということもあるが、上下水道やガス、消火栓などのマンホールのあるなしが大きい。市街地はそうしたマンホールのふたに引っ掛けないようにするため、雪が路面に残ってしまう。マンホールのない郊外の道なら、きれいな除雪がされるというわけだ。
 ただし、山間部の道はカーブが多く、普段よりもスピードを控えめにし、慎重に通行する必要がある。下りは特に要注意だ。減速・加速のためそこだけ雪面が削られでこぼこが発生していることもある。交通量が少なくても、ゼロではない。センターラインを割らないことにも気を配らないといけない。
 また、雪による倒木やクルマの立ち往生などが発生して片側通行となった場合、渋滞が発生することがある。そうするとたくさんのクルマが発進・停止を繰り返し路面がでこぼことなり、さらに渋滞が広がる。大雪の際に一晩以上続く渋滞、立ち往生が発生する時のパターンである。傾斜があれば制動力や駆動力が強くなるのででこぼこができやすい。
 実際には、山間部の道は交通量が減り、さらに雪が降ると運転のうまいドライバーのクルマに限定されるので、自分がしっかり運転していればさほど危険はない。
 さて、そういうわけで、山間部に入ってからすいすいと走り、雪のないときとさほど変わらない所要時間で帰宅。ちなみに、山間部はスピード控えめでもそんなに所要時間には影響しない。ほとんどそれまでのクルマの多い平野部でのノロノロ運転の影響だ。
 夜から翌15日にかけ、季節風が強まり雪雲は丹後半島を通り越して内陸部に到達したようだ。丹後の積雪量はさほどでもなかったが、丹波高地を越えて京都市内まで雪が降り、積雪した。
 夜間の降雪のため16日朝は若干の積雪があったが、日中には止み間がありどちらかというと溶ける方が勝り雪はボリューム減。近畿北部のスキー場は金土日のいずれかにはオープンとなった。

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2017/01/11

だけど今度は本気みたい

 ようやく本格的な冬が来たのだろうか。11日朝、湿った雪で白くなった景色も昼前には雪解け。断続的に降るのは雪でなく、みぞれやあられ。
 寒波はいつも待たせるだけで、スキー場はいつも待ちくたびれて。それでも冬は冬。
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LEDの明るいライト

 日本人により青色LEDが開発されて20年が経過したが、自転車乗りも大変な恩恵を受けている。赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の光の三原色がそろうことにより、白色光を出すことができるようになった。これにより、省電力で明るい照明が世に出回り、大量生産によって価格も下がってきた。文字通り世の中が明るくなり、それが評価され2014年に3人の日本人がノーベル賞を受賞した。
 単三乾電池2本で280ルーメンのLEDライトの威力は強烈で、対向の自動車は確実にライトを下げてくれる。かつては歩行者や自転車に対してはハイビームのまま向かってくるクルマがいたが、どうやらライトが明るいと反射的にライトを減光するらしい。そして、右折の対向車や脇道から出てくるクルマもしっかり待ってくれる。
 このライトは自転車だけでなく、スーパーカブでも有効だ。もともとスーパーカブのライトは暗く、街灯がなく曲がりくねった山間部の道の夜間走行は、本当に怖い。でも、自転車用のライトのおかげで格段に安全になった。
 ただし、明るいライトは電池の減りも早い。もちろん充電式のニッケル水素乾電池を使っている。
 AmazonでUSBで給電する自転車用ライトを見つけた。なんと1200ルーメン。しかも、小さくて、1000円を切る安さ。モバイルバッテリーを併用するようだ。
 さて、スーパーカブには、シガーソケットおよびUSB電源を設置している。ということは、電池の消耗を気にせずに明るいライトを使える。
 注文手続きの途中、送り先住所をローマ字で表記する画面が来た。今までにこんなことはなかった、と思ったら発送元が中国だった。なるほど、ユーザーレビューに「微妙に違うものが届いた」といった書込みがあるのがうなずける。もちろん、その出品者を避けたことは言うまでもない(いずれの出品者も中国)。注文した翌日に発送されたが、年末年始を挟んだこともあって、届くまで2週間を要した。
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 「1200ルーメンはない」というユーザーレビューもあったので、その点は覚悟の上。上記280ルーメンのライトよりも明るいようだから、十分だ。ちなみに、左の写真が今回購入したライト。右が、280ルーメン。
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 ただし、ライトを取り付けるクランプバーがウィンドシールドの手前にある。つまり、ライトの光がウィンドシールド越しになってしまう。せっかくの明るさが少し減ってしまうのと、反射により見にくくならないかと心配。今後工夫しようと思う。
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 せっかくなので、自転車でも利用しようと思う。
 私は、持っている道具をできるだけいろいろな場面で使いたい主義だ。脱線するが、例えば動画撮影のアクションカメラは、スキーでも自転車でも自動車でも使う。GPSレシーバーはそれに歩きが加わる。使うために買った道具なのだから使わないと損。価格を越える利用価値を見出してこそ、それを手に入れた甲斐があると言うもの。
 かつては、USB端子の付いた自転車用ダイナモもあったが、残念ながら今は生産されていない。よって、USB給電のライトを自転車で使うには、モバイルバッテリーの出番となる。4年前に買ったモバイルバッテリーをつないでもライトが反応しない。実はこのモバイルバッテリーは、「スマートフォンが充電できる」とされているもの。私はスマートフォンを持っていなくて、活用できているのはiPodのみ。それ以外、つまりガラパゴス携帯電話、タブレット端末、デジタルカメラなどUSBで充電できるはずの機器をつないでも、全く反応しない。どうやら電圧が少し不足しているようだ。
 ちなみに、スマートフォンは5V、ガラパゴス携帯電話は5.4Vが充電の電圧。おそらく、私の持っている機器の中ではiPodだけがスマートフォンと同じ規格なのだろう。
 買った当時、友人のモバイルバッテリーを借りて試しても同じ結果だった。結局、あまりモバイルバッテリーを活用できていなかった。忸怩たる思いである。
 でも、ネットを検索してみても、モバイルバッテリーではガラパゴス携帯電話を充電できない、という報告はない。電池の消耗が激しいスマートフォンの普及によってモバイルバッテリーの需要も増大し、つまり軽量化、大容量化などの製品開発も進んでいるようだから、思い切って新しい物を買ってみた。Amazonで夜に注文したら、翌日夕方に届いた。
 大きさはほぼ同じだが、容量は4年前に買った物の倍の10000mA。そして、iPodはもちろんガラパゴス携帯電話もタブレット端末もデジタルカメラも充電できた。そして、USB給電のライトも強力な光を放った。
 ガラパゴス携帯電話で十分なのだが、もう生産中止の流れ。いつかスマートフォンに帰る日が来るだろうから、古いモバイルバッテリーも保管しておこう。
 こうしてどんどん物が増えてしまうのだった。

追記
 左:スーパーカブのライトのみ、右:280ルーメンの自転車用ライトを照射
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2017/01/10

雪はいつ降るのか

 ほとんど毎日雨が降る。が、一日中降り続く日は少ない。年末年始や成人の日により休日も多いので、止み間をついてよく自転車に乗っている。
 路面が濡れているので水撥ねを心配しないといけない。自分の水撥ねは、しっかりした泥よけの付いた自転車、つまりランドナーを選べばよい。ほとんど自転車も人間も汚れない。クルマなど他者からの水撥ねを防ぐには、クルマの通らない道を選べばよい。田舎なので、農道などをつなぐ。時折通り雨に出会うが、上半身のみではあるが合羽を着ている。弁当忘れても合羽忘れるな。いや、ウィンドブレーカーの役割を兼ねて初めから合羽を着ているのだから忘れる心配はない。
 合羽ではないウィンドブレーカーも持っている。合羽と比べ最大のメリットは、コンパクトに収納できること。しかし、冬には意味がない。気温が低くて脱がないから。温度調整はインナーウェアおよびミドルウェアを着脱すればいい。とにかく防水機能があるアウターを着るのは当たり前のこと。
 下半身は、化繊は水を含まない化繊のズボン。ペダリングの抵抗となるのでレギンス等ははかない。動けば脚の筋肉が発熱するので、日常的にはかない。自転車に乗ろうと思う程度の雨なら濡れても平気。走っている間は寒くない。スーパーカブの時にはひざ掛けがある。
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 雨予報が出ていなくても降る。「京都府北部」といっても、私の住む丹後半島と福知山盆地で、同じ気候にならないことはざらである。特に冬場の違いは顕著で、日本海からの季節風がまともに当たる丹後半島の方が内陸の福知山盆地より雨や雪が降りやすい。冬場の季節風は北西の風であり、海沿いでも宮津や舞鶴は丹後半島を通ってくるので内陸に近い。「京都府北部」としての予報が曇りでも、北西向きの海岸線や山間部では降って当たり前。「所により雨」などという文言がつけば、さらに降ることは確実となる。
 季節風があまりにも強いと、沿岸部を通り越し、いくつもの山を越えて雨雲(雪雲)が内陸部に侵入し、めったに雪が積もらない中央分水界の向こう側に大雪を降らせることがある。ある程度想定することもいいが、想定外のことも起こる。いろいろあるから面白いのだ。
 また、降ったりやんだり日が差したりするので虹もよく発生する。
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 さあ、今週は雪の予報が出ているが、本当に降ってくれるのだろうか。兵庫県北部のスキー場は、大晦日くらいに何ヶ所か天然雪でオープンしたが、正月の暖かさでまた人口雪のあるところのみ営業している状態だ。
 自転車に乗れなくなるのは残念だが、冬にはスキーをしたい。

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スーパーカブの変更(風防・キャリア)

 スーパーカブにナックルガードを付けているのだが、上半身の風防であるウィンドシールドとの併用はできないものと思っていた。実際、ナックルガードにはそう注意書きされている。どちらも、バックミラーの根元につけるわけで、そこでかち合ってしまうと言うわけだ。だが、ウィンドシールドにはいくつかのメーカーから製品が出ていて、バックミラーの根元への装着の仕方にも色々ある。どうやらナックルガードとの併用もできそうな物もありそうだ。実際、併用している先人の報告もネットに見つかった。というわけで、「旭風防」の「ポピュラー」というモデルをネット通販で注文。風防とハンドルの隙間から風が吹き込んでくるのを防ぐためにかけるカバーが付属している。そのカバーにはヘッドライトやウィンカーの光を通す透明の窓が開いているのだが、私のカブはライトもウィンカーも長方形なので、その形にあったカバーがついた物を選ぶ。
 左側のミラーの根元には、さまざまな付属品を取り付けるパイプであるクランプバーやグリップウォーマーのスイッチ、そしてナックルガードが付けてあるので、さらにウィンドシールドを取り付けるために、クランプバーを右のミラーの根元に移動。何とかやりくりしてウィンドシールド装着完了。
 ちなみにクランプバーには、スーパーカブの暗いヘッドライトを補うために自転車用の明るいLEDライトをつけたり、車載カメラをつけたりする。あと、スマートフォンホルダーやドリンクホルダーをつけることもできる。ただし、スペースが限られているので同時に装着できるのは2つずつくらい。ちなみにドリンクホルダーは別の場所についているので、クランプバーにつける必要はない。ちなみに、今付けているドリンクホルダーも、インナーラックとの併用は不可能とされているものだが、色々やりくりして併用している。やればできるのだ。
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 クランプバーを左から右に移植したら、補助スピードメーターやトリップメーターや時計として使っているサイクルコンピュータが隠れてしまった。ということでこちらは左に移植。左はGPSレシーバーを固定する位置なのだが、これはまたどこか考えなくてはならない。
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 ちなみに、ウィンドシールドには大・中・小の3段階あるが、低いと首に風が当たるらしい。マフラーやネックウォーマーを使う習慣がないので、首に冷たい風が当たることは避けたい。だから一番大きいものを選んだ。口の辺りの高さだ。
 装着して走ってみると、風が顔に当たる。ヘルメットのシールドを閉じれば大方防げるが、ジェット型ヘルメットなので顎がやや寒い。首をかがめれば若干弱まるが、それでも横から当たる。クルマの側面の窓から風が吹き込んでくる感じだ。まあ、我慢できないほどではない。
 ちょうど小雨が降ってきたので、どの程度雨が防げるかということも確かめることができた。胸や腹は全く濡れないということはないが、かなり雨を防ぐことができている。もしウィンドシールドがなければ、胸や腹にあたった雨水が滴り、ひざの付け根にたまって行く。今は防寒のためにウェストにベルトで固定するひざ掛けをしているが、もう少し暖かい時期にひざ掛けをしない場面だとズボンがぬれてしまう。レッグシールドのおかげで直接脚に雨はかからなくても上半身から滴る雨で濡れるというわけだ。ウィンドシールドはこれを防ぐことができるようだ。
 さてもうひとつは、リアキャリアの変更だ。パンクなどのトラブルの時の対応も含め、折り畳み小径車を積んでいる。その自転車を固定するためのフレームとリアボックスを装着しているのだが、純正のキャリアでも足りないのでオーバーキャリアで延長して使っていた。もちろん、オーバーキャリアの耐用重量を越えて使っているわけで、固定する部分の一部が折れてしまった。折れたまま半年ほど使っていた。その半年を差し引いて、5年も持ちこたえてくれた。
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 というわけで、今度は華奢なオーバーキャリアではなく、キャリアそのものを大きいものに交換する。「純正キャリア十オーバーキャリア」よりも「大型キャリア」のほうが2~3cm短いのが気になるが、とにかく注文してあとは試行錯誤で何とかする。規格外の使いかただし、こちらは先人の報告もない。
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 結果的には何とか成功。ボックスに付属のステーだけでは不安定なので、U字ボルトを使う。もちろん、ボックスの底の必要な場所にはドリルで穴を開ける。ボックスがあると雨が降っても荷物が濡れないし、鍵をかけることもできる。ちなみに、ボックスは2つ目。初めはプラスチックのものを付けていたが底が割れてしまったので、今は金属製のものを使っている。これは頑丈だ。

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