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2016/11/08

輝け!泥よけ!丹波路を行く秋のアイズラリー2016

 10月上旬にランドナーの泥よけを加工して、手軽に輪行できるようにした。その折に新しい泥よけを買いに訪れた京都市内の「I's(アイズ) bicycle」というランドナーを主に扱っている店のWebサイトを見ていたら、毎年秋に「アイズラリー」と銘打ったツーリングを企画しているとのこと。今年は、輪行を組み入れたコース。過去の報告を見ると、やはりランドナーがたくさん集まるようだ。私は、泥よけを買ったが、自転車そのものは買っていない。それでもいいか、と問い合わせると、よい、とのことなので参加を申し込んだ。
 11月3日、6時過ぎ、昨夜から時雨が降り続く丹後をクルマで出発。冬型は弱く大江山連峰の手前ですでに日が差している。福知山盆地は霧。ただし、ちょっと薄め。明け方少し雲が出たのか放射冷却は弱かったようだ。綾部を経由して国道27号線を南東に進む。8時少し前に和知に到着。集合地点は和知の道の駅「和(なごみ)」だが、まだ時間があるので素通り。2.5km先の安いガソリンスタンドで給油。そしてその敷地内のコンビニで行動食のパンを買う。道の駅に戻り、8時15分、第2駐車場にクルマを止める。集合は8時30分だが、すでに10台ほどの自転車(そのほぼすべてがランドナー)が組み上がり、ニッカボッカ姿の人々が待機している。私もクルマからランドナーを降ろして前後の車輪と泥よけを装着。さらに次々とクルマがやってきて、自転車が組み立てられていく。
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 9時前、主催者の「I's bicycle」の親方の音頭で集合し、記念撮影の後、予定通りに9時スタート。まずは、由良川の流れを左に見ながら国道27号線の旧道を西へ。この日集まった自転車は30台近く。うち、主催者側(親方夫婦とスタッフ)は4人。そして20人を超える一般参加者。一般参加者のうちの3名のみがロードレーサーで、残りの25台ほどがランドナーだ。それもドロップハンドルの純正ランドナーで、フレームもきれいに磨かれ、泥よけが日差しを浴びてきらきらと輝いている。ただし、それも1台を除いて。私のランドナーはフレームにさびは浮いているし、泥よけはくすんでいるし、ハンドルはフラットだし、キックスタンドはついている。
 国道に合流する手前で由良川を渡り、その国道を渡って由良川を背に南へ。いきなり河岸段丘を登る旧坂をあえいで登る。いったん道は平坦になり、出野集落をすぎる。奥山峠への登りが始まる。府道59号線の奥山峠は比較的新しい道で、15年くらい前の地図には掲載されていない。初めて通るし、今回のツーリングまでその存在すら知らなかった。小さな山間の集落を抜け、本格的に登っていく。止まって上着を脱ぐ人が多数。クルマはほとんど通らずおのおののペースで登っていく。ヘアピンカーブの急さかが現れるたびに、うわーっ、と声が上がる。でも、止まって休む人はいない。麓から峠までの標高差は300m。みな黙々とペダルを回し続ける。
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 峠の手前で少し景色が開けてきたところで、ようやく止まっている人がいたので、ここぞとばかりに自転車を止めて写真を撮る。そして、峠までの最後の登りにかかる。
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 9時45分、標高375mの奥山峠に到着。すでに10人ほどが先に到着していた。由良川の雲海も見られるとの看板があるが、今日は前述の通り冷え込みが緩くすでに雲海はない。由良川そのものも見えないが、重なる山々の景色に、高いところまで登った達成感が加わる。
 奥山峠では、ゆっくり時間を取って休憩。何せ、休憩らしい休憩を取らずに峠へと上ったので、まだ時間が早い。昼食予定地まで峠の下りを含めて残り10km余り。レストランがオープンする11時よりもかなり前についてしまう。
 風が冷たく体が冷えてきたので合羽の上着を羽織ってとりあえず峠を下り、麓の大原神社で再び休憩。傾斜地にあるため道路からは石段を上ってたどり着く。着物姿で七五三のお参りに訪れる家族連れが何組か見られた。
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 昼ごろから曇り、という予報通り峠の下りから雲が広がり始めていたが、神社を出発するころに小雨がぽつぽつ降り出した。強くは降らないだろうが山間部では何度か通り雨がありそうだ。
 国道173号線を西の綾部方面へ少し走り、小峠で左折。ずっと府道59号線をたどる形だ。いつしか雨は止み、のどかな田園と集落の風景を見ながら、軽くアップダウンを越えて国道9号線も越えた先にあるのが、昼食ポイントの「三和荘」。宿泊、あるいは日帰り入浴などもできる施設だが、今回はレストランを利用。少し待って、11時のオープンと同時に30人近い人数で突入。「20人以上で行きます」と伝えてあったそうだが、さすがに厨房は大忙し。早い人は食べ終わっても、まだ料理が来ない人もいるのは仕方ないこと。
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 昼食の間に再び日差しが戻ってきたが、また山間部に入るので油断はできない。
 12時10分、三和荘を出発。国道9号線をできるだけ避けて集落の中の旧道を選んで、南東へ。ただし、旧道は何度も国道を渡らないといけない。
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 すぐに国道から南に分岐する府道709号線へ。三春峠へ向かう。個人的には先日越えたばかりの三春峠だが、過去数回はすべて春日から三和へ。今夏は、初めて逆側から越える。しばらくは田んぼの広がる広い谷の緩やかな上りだが、谷が狭まれば勾配も急になる。止って上着を脱ぐ人続出。私は、三和荘出発時点で合羽を脱いでおいた。
 相変わらず止って休憩する人はいない。またも黙々とペダルを回し続ける。峠の展望はいまひとつなので、途中のビューポイントで写真撮影のために止った以外は、私もほぼノンストップ。13時10分、標高450mの三春峠へ。雨には遭わず、晩秋の淡い日差しを浴びながら上りきった。
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 しばらく休憩して、13時25分、下り始める。少し下りて、春日側のビューポイントで写真を撮ったら、どんどん下って行く。
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 多紀連山を左に見ながら竹田川の谷に降りる。田園が広がる。集落の中の細い道を選んで西へ西へ。途中で北に向かい、旧春日町の中心部が近づくと店などが並び賑やかになる。
 国道175号線に突き当たると右折。14時5分、舞鶴自動車道春日I.C.を越えてすぐの道の駅「おばあちゃんの里」へ。さすがに休日だけあって賑わっている。
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 ここでひとまず全員での行動は終了。自走で和知まで戻る人、輪行で戻る人に分かれる。三春峠を降りたあたりから曇り空になり、道の駅に着いたらまた雨が降り出した。でも、短時間で雨は上がり、いったん輪行する気になっていた人が心変わりし、自走組が増えて行く。結局、10人余りの自走組の出発を見送った。その後、輪行メンバーが駅へと移動。ただし、10台以上の自転車を、車両編成の少ない列車に積み込むことが憚られるので、先発舞台と後発部隊に分かれる。後発舞台は、道の駅でのんびり過ごすようだ。
 先発部隊は、三々五々、駅に移動。道の駅から鉄道の駅までは2km弱。福知山線黒井駅に着いたら輪行袋に自転車を納める。時間に余裕を持って移動したので、ホームでのんびり過ごす。また日が射してきたのでぽかぽか暖かい。
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 15時12分、2両編成の列車に乗車。今の時間帯には駅員がいるが、改札はなく列車を下りる時に運転手に切符を渡す、ワンマン方式だ。車内はすいていて、9個の輪行袋が先頭の1両無事に納まった。
 福知山で乗り換え、山陰線へ。やはりワンマンの二両編成。先程の列車よりも少し乗客が多い。されに学生も乗り込んできた。福知山で特急利用の一人が離脱して、8個となった輪行袋は、今度は2両に分乗。また、1本目の列車はターミナル駅の福知山で下車したのですべてのドアが開いたが、今度は途中の和知駅で下車するため、先頭車両の前のドアしか開かない。狭い通路を輪行袋を持って前に移動。
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 16時15分、和知駅で下車したら、いっせいに輪行状態を解く作業開始。さすがにデモンタブル(分割式)は早い。でも、デモンタブルが完成した時点で、私の自転車もほぼ組みあがっていた。その差、1~2分。かつてはパナソニックの「デモンタ」という既製品の市販車があったが、今はオーダーメイド(初めからそうしてもらうか、後からフレームを加工してもらうか)が主流で割高だし、耐久性(特に分解時)を犠牲にしているわけだから、早いのは当然だ。デモンタブルでなくても、先日のフロントの泥よけ簡単着脱化によって、2分で解体、3分で組み立てできるようになった。輪行袋の処理を入れても、10分以内だ。
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 和知駅から道の駅まではこちらも2km弱。日没が迫り、一応ライトを装着して走り出したが、点灯するまでもなく道の駅に到着。
 17時ちょうど、クルマで帰路に就く。出発してすぐに自走組とすれ違った。

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コメント

 なるほど。ランドナーの集まるイベントもあるのですね。
 奥山峠はカブで一度越えたことがありますが、結構きつい峠でした。ランドナーなら前クランクが3枚が多そうなので楽に越えられそうです。ランドナーの人は大きいツーリングに出かけているのでしょうねえ。乗り心地が良さそうです。

投稿: すう | 2016/11/13 19:55

 奥山峠の方が三春峠よりも最大勾配はきつい感じでしたね。まあ、府道なので常識の範囲内、優しい峠です。標高差も含め癒し系です。この日も、ローが34Tのスプロケットは温存しています。
 ランドナーのフロント3枚のチェーンリングが普通になったのは1980年代くらいからだと思います。この日集結したランドナーの中にも、フロント2枚のものが何台もあったと思います。かなり古いモデルも見られました。
 また、この日の参加者でランドナーを主に乗っている人はかなり少ないのではないかと思います。おそらくメインバイクとして、ロードレーサーを所有している人が多いように思われます。このアイズラリーの時だけランドナーに乗る、言い換えると「お座敷自転車」を使うためにこのツーリングに参加している人もいるのではないか、と思います。上り坂ではチェーンが外れる自転車が何台も見られました。パーツが古いということもあるでしょうし、滅多に乗っていなくて調整不足という一面もあろうかと思います。

投稿: はいかい | 2016/11/14 23:39

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