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2016/02/24

雪が少ない冬

 今日も期待を裏切られた。真冬の寒波到来というけど、雪はちらちら舞うばかりで全く積もらなかった。なんたって、冷え込みが弱い。雪が降るならもっと寒くならないと。
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 さびしいので、この冬には貴重な楽しい動画をアップロード。こんな日もあったんだ。

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2016/02/15

春一番その翌日は冬本番

 12日、丹後半島の平野部では、朝は0度近くまで冷え込んだが、春の日差しで気温は上昇。最高気温は17度まで上がった。安心してスーパーカブで出勤。肌をなでる風は、暖かく乾いた春の風。自転車に乗りかえれば汗ばむほど。午後は、強い南風が吹き荒れ、春一番か、と思われたが南風は日本海側のみ。近畿地方の基準点である大阪は北寄りの風なので春一番とはならなかった。
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 13日は雨でも、やはり17度前後まで気温上昇。14日は暖かい朝。雨は朝のうちで、昼ごろから曇りの予報だったが、日本海側では、気象庁の降雨レーダーにも表れない霧のような細かい雨が断続的に降って、気温がじわじわと下がってきた。
 日付が変わる前に10度を下回り、14日の24時がその日の最低気温観測。同時に、0時が15日の最高気温。朝はうっすらと白く雪化粧。日中も断続的に湿った雪が降り、夕方から少し積もってきた。
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 ちなみに、気象庁は14日午前「関東と東海、北陸、それに中国地方で春一番が吹いた」と発表。

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青空と樹氷の氷ノ山三ノ丸

 この冬は雪が少ないものの、どうにか氷ノ山にも雪が積もっているようだ。ただ1月下旬から、土日ごとに荒れ模様。それも雨なんだからどうしようもない。
 2月11日の建国記念の日は晴れ予報。9日を底とする寒波が翌朝まで新たな雪を降らせて、10日日中は曇り。果たして11日の雪質はいかに。
 養父市大屋町ですうさんと合流し、若杉峠、戸倉峠を越えて、鳥取県のわかさ氷ノ山スキー場へ。こんなスキー日和にはさぞかし混雑しているかと思いきや、すんなり無料駐車場に駐車できた。
 パトロールに届けを出して、リフト券を買って、10:10、リフト乗車。2本乗り継いで、標高1195mのスキー場トップへ。
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 大山が余りにもはっきりと近くに見えていて、一瞬、扇ノ山と間違えてしまった。大山の山襞の陰影まではっきりと見えている。
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 板をザックに固定して、つぼ足で林間の尾根を登る。雪がしっかり踏み固められていて、この時期にしてはかなり歩きやすい。ただし、それは雪が少ないということである。例年雪庇ができるやせ尾根には雪庇がない。気温は高めで、暑い。
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 三ノ丸から氷ノ山山頂の稜線の展望が開けたところで小休止だが、久しぶりに会ったすうさんとの話が長引いて、皇族パーティに追い越される。今日はスキーにスノボにヒップソリに色々なアイテムが見られる。
 三ノ丸へとづつく頂上台地に着いたら板を下ろしてシール登行開始。つぼ足区間の中盤から上の木々には樹氷がついていたが、頂上台地入り口のブナ林の樹氷は小さめ。
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 ブナ林を抜けると、広大な雪原。チシマザサは滑走に支障がないくらいには埋まっている。ただし、場所によって雪の上に顔を出していて、寒波のあとなので雪と氷で白くコーティングされているが、それが解ければ青々として雪が少ない雰囲気が増すに違いない。
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 12:00ちょうど三ノ丸、標高1464m。のんびり着たけど、リフト乗車から2時間弱と順調。展望がすばらしい。ちょうど真東の方向にはるかに見える山のような雲のような対象物が気になる。つぼ足区間でわれわれを追い越したパーティのメンバーがその東のほうをカメラで狙っている。そして、それを指差して「あれは大山ですか」と聞いてくるではないか。圧倒的な存在感を持って佇む大山に完全に尻を向けての質問に、ちょっとびっくり。まあ、これだけ視界良好でトレースもはっきりしていたら、方向など気にしなくても大丈夫なのかもしれないけれども、ベテランを思わせる装備とギャップを感じてしまう。
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 この日は、たくさんの人が訪れて、インターネット上にたくさんの報告が上がっている。多くは、展望の良さを特筆していて、加賀白山が見えたことを伝えているものもいくつかある。ただし、「加賀白山が見えた」という記述はあっても、写真で捉えられているものには少ない。実際のところ、それらの報告とほぼ同じ時間に同じような場所にいて、白山が見えるかもしれないと期待して北東方向を望んでいたのだが、はっきりとは見えなかった(一応その方向を撮った写真はあるが、白山であると確認できる画質ではない。高倍率のズームで、高画質で撮っておけばよかった)。それどころか、白山とほぼ同方向に見えるはずの、丹後半島の山々も水平線に同化してほとんど判別がつかなかった。ちなみに三ノ丸から、白山は但馬妙見山の頂の右手奥約220kmで、丹後半島の海沿いでよく目立つ依遅ヶ尾山は妙見山頂の左手奥約70km(ちなみに、三ノ丸の北北東1.6kmに位置する氷ノ山山頂でも、妙見山が少し右にずれるが基本的な位置関係は同じ)。距離の比は3対1。薄らとでも白山が見えるなら、丹後の山ははっきり見えてもいいはずではないかと思うが、上空の方が空気が澄んでいたということだろうか(丹後の山は標高700m以下であるのに対し、白山は2700m)。また、白山は、白くて山容が大きく見えやすい。
「白山が見えた」という報告には、「写真では判別できないがこの向きに見えた」という写真が掲載されているが、どうも信憑性が低いものもある。方向を見極める目印は但馬妙見山なのだが、たいがい狙う方向がずれている。
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 中には、「東には白山も見えた」として、われわれが気にかけていたほぼ真東の白い対象物の写真を掲載しているものもあったし、北北西の扇ノ山を映して「この方向に白山」とかかれたものもある。論外である。
 そのほぼ真東の白い対象物は、可能性としては伊吹山地。ただし、伊吹山の北方の三等三角点「古田」のある1183mピーク辺りが見えているものの、伊吹山の位置には何も見えていないので、もっと手前の山に雲がかかっているだけなのかもしれない。
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 はっきりとわかったのは、西の大山、北の扇ノ山、青ヶ丸、仏ノ尾の山塊、北東の蘇武岳や但馬妙見山の稜線、そして東に粟鹿山、南には、三室山、後山、沖ノ山と東山とその間に除く那岐山、などなど。
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 展望を楽しんだら、シールを外して三ノ丸の北斜面を下る。左手には滑り降りる予定のワサビ谷が口をあけている。中央のピーク「ワサビ谷の頭」の手前、奥どちらでも滑り降りられるが、奥を選択。ワサビ谷の頭の左手を巻いて行く。
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 エントリーポイントで、昼食の大休止。ここでも長話で稜線をいくつものパーティーが歩いて行く。みんな山頂まで行くようだ。
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 さあ、13:07、いよいよ滑降開始。日当りがよすぎて雪が思い。そして雪が少なめでブッシュが気になる。すうさんは連続ターンを決めていくが、こちらはターン一回ごとに転倒。動画を撮影するが、それを見ても余り楽しめなさそう。
 少し下るとワサビ谷の頭の南からの谷と合流点する。そちらのほうが日陰で雪が良かったかもしれない。
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 その後は日陰となって多少雪質が良くなる場面もあるが、谷が割れていたり、法面の岩が出ていたりで、結構難儀する。後から来た、スキーやスノーボードのパーティにも追い抜かれる。
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 どうにか最後の杉林まで下り、右岸を等高線沿いにトラバースする。すうさんのコース取りより一段低いところを歩くが、斜面が水平な棚のようになっていて歩きやすい。シングルトラックのようだ。そのまま、イヌワシゲレンデの上部に出た。少し上でゲレンデに出たすうさんと合流し、ゲレンデを下る。ああ楽しかった。この時期すうさんと来るのは4回目くらいだが、いつも雪質を求めて司会が余りよくなかった。天気も良くて、景色が見えて、こういうのもいい。

 この日、氷ノ山から白山をとらえた報告は以下の通り。いずれもヤマレコより。
ymgoroさんの報告
tiger1121さんの報告
ganmar88さんの報告


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冬の丹後半島縦貫林道大内線

 午後、時間が空いたので少し自転車に乗ろう。平野部のコースならば路面はもちろん路肩にも雪はなく乾いた道を走れる。でも、今年は雪が少ないので少しくらい山間部でも行けるだろう。丹後半島縦貫林道大内線なんか手ごろではないか。最高地点の標高は250m程。除雪されないので、雪があるかも知れないが、そうであっても短い区間だろうし、クルマの轍があるだろう。かえってその方が、季節感が出ていい。
 京丹後市大宮町三重の小学校跡地のグラウンドにクルマを停めて自転車を準備。竹野川に沿って延利(のぶとし)へ緩やかに登る。丹後半島の最高峰、高山や、高尾山、鼓ヶ岳などは一応白いがブナ林が黒々として厳冬期らしくない。
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 延利からは突き当たった府道53号へと右折し、少し与謝野町方面へ南下し、下り始めたところで縦貫林道大内線へ右折。そして、本格的な登りとなる。道路脇に薄っすらと雪が残っている区間があるが、通行には全く問題ない。泥除けのあるランドナーなので路面がぬれていても大丈夫。
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 登っていくと、南東側の景色が開けてきた。大内線は京丹後市と与謝野町の市町境を成す尾根を行くスカイラインだが、与謝野側の展望が開ける。天橋立と阿蘇海、栗田半島の絶景だ。その奥には由良ヶ嶽や赤岩山もみえるし、正面には大江山連峰も。先日は雪が少ない中、スキー登山で訪れた鳩ヶ峰は、雪が増えたのか減ったのかわからない。
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 コース最高点付近を過ぎた辺りで、圧雪路面となった。ただし、雪は薄く、その区間は短く、クルマの轍があり、つまりは予想通りの状態だった。ブロックタイヤでないのが残念。スリックタイヤなので押してクリア。転倒はしたくない。
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 与謝野町、京丹後市双方に下る道が分岐する小さな鞍部を越えると、もう一度圧雪区間。それも同様にクリアして、大内峠への下り。
 縦貫林道と府道651号線がクロスする大内峠には天橋立が真一文字に見える「一字観公園」があるが、冬季はオートキャンプ場などは営業していない。峠は境目だが、施設は与謝野町側に位置する。そのためか、府道651号線は、与謝野側は除雪されて、京丹後側は除雪されていないことが多い。ただし、今年は雪がない。安心して京丹後側へ下る。時折、クルマの轍の通らない道路中央に微かに圧雪が残っているが、スピードを維持したままかわせる。
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 下りきったら、駐車ポイント。
 標高65~258m、距離13.3km、16:30~17:45、2月上旬

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神鍋高原旧アルペンローズスキー場

 今シーズンの雪の少なさに諦めかけていたが、今年も滑ることができた。昨年は稲葉から登り、ススキコース経由で万劫へ滑り降りた。小さいながら、登りと下りで全く別のコースをたどることができる。つまり、隣接する奥神鍋、万場高原、旧名色高原などが一本の太い尾根にゲレンデを縦にレイアウトされているのに対し、アルペンローズでは並行する細い尾根にコースを取られている。
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 ただし、今日は無難に万劫から入山・下山する。集落の下リフト営業していた16年前までの駐車場にクルマを止め、万劫集落の一番奥まで板を担いで歩く。雪深い集落だが、例年よりは雪が少ない。コンクリートの土台だけが残るリフト乗り場の脇を抜け、かつての下山コースだったダブルトラックを登る。センター幅100mmの太い板で足首程度のラッセル。積雪は40cmくらいか。林間で日が届かないので、今朝方まで降っていた新雪がふわふわだ。
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 下山コースの上部はダブルトラックから分岐しているので、ブッシュに覆われつつある。今日のように雪が少ないと抜けるのに苦労する。登りはいいけど、下りが心配だ。無雪期には軽トラックが通るであろうメインのダブルトラックはブッシュが刈り払われているらしく障害物のないきれいな雪面だが、わざわざ遠回りしてラッセルを増やそうとは思わない。
 平坦で開けた場所に出た。ここがかつてのスキー場の中心部。メインの「あすなろゲレンデ」の麓にリフトの中間駅やレストハウスがあった。普通中間駅は、下車専用だが、ここは乗車専用。下山コースに下りずに、あすなろゲレンデなどを繰り返すことができる。そのため、万劫集落奥の始発のリフト乗り場では、混雑時には中間駅からの乗車の椅子を空けてひとつ飛ばしの乗車のルールがあった。その中間駅のプレハブ小屋はもうない。数年前の大雪でつぶれたのかもしれない。広場の隅のレストハウスは、廃業から16シーズン目の現在もまだ残っている。
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 あすなろゲレンデに取り付く。春を思わせる強い日差しを受けて、雪の鮮度が落ちている。あすなろゲレンデは、初級者にはやや厳しい斜度で、他はやや狭いコース。家族連れなどには不向きで、穴場といわれていた所以だ。
 あすなろゲレンデを登りきったところが、ちょうど標高差での中間地点。ただし、距離のかさむ下山コースや、斜度がある上にブッシュが濃くなってきて年々登りにくくなるあすなろゲレンデのある下半分より、上の方が格段に登りやすい。時間的には、ここで6割だ。
 万劫、稲葉の2つのベースからのリフト降り場と頂上リフトの乗り場が短い連絡コースでつながる、交通の要衝だ。日当りがよく雪が悪い。また、やはり日当たりのせいか、ブッシュも濃くなりつつある。
 スキー場最上部が近づくと、ブッシュがなくなり雪がさらさらのふわふわになる。馬の背コースだ。北向きなので日当りが悪いのだ。
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 そして、三等三角点「万劫」がある最上部に到着。神鍋高原を一望できる。高原の中央部にある単成火山、神鍋山のアップ神鍋スキー場をカメラでズームアップして撮影すると、ゲレンデの人まではっきりわかる。黒っぽいおそろいの出で立ちの10人ほどの集団は、自衛隊の訓練と思われる。彼らもヒールフリーだ。でも、テレマークターンはしない。
 シールを外し、滑降の準備。例年通り、東向きの尾根で下のリフトの中間駅まで一気に降下する「ススキコース」を狙っていたのだが、問題は雪質だ。あすなろゲレンデと同じく、たっぷりと日を受けていた。ためしに滑り降りてみると、クラストしていてあえなくクラッシュ。日は西に傾きスキー場全体が日陰になって、日中の日差しで緩んだ雪が固まりつつある。
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 階段登行で登り返し、登ってきた馬の背コースへ。こちらは北尾根なので雪はさらさら、三川山に向かって気持ちよく滑れる。馬の背といいながら、十分な幅があり斜度も緩めなので、安心して滑れる。リフトの中継ポイント辺りは雪が悪く、しかもブッシュが濃く、斜滑降・キックターンしかできないがコース幅が狭く難儀。でも、日当たりの関係で、雪の鮮度がキープできているところを見つけると、まるで金脈を掘り当てたような気持ちになる。
 あすなろゲレンデ上部はどうにか滑れたけれど、途中からは制御不能のクサレ雪。十分な横幅があるけれど、ブッシュが濃すぎる。どうにか斜滑降していくと、ゲレンデの南端はうそみたいないい雪が残っている。南側の林が日差しをさえぎってくれていたのだ。ゲレンデ下の広場まで快適に滑る。
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 広場を横切り、下山コースへ。上部のブッシュに手間取るが、林間の日陰で雪がいいのに救われる。そこを抜けると、ふわふわの下り。最後は気持ちよく万劫集落へ。
 標高351~696m、距離5.2km、13:31~17:11、2月上旬

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2016/02/01

久しぶりのスーパーカブ

 雪溶かしの雨は止み、最高気温は10度を越えて暖かいのでスーパーカブに乗った。正月明けに通勤で乗って以来だ。ところが自転車を下ろして走ったら、雨が降ってきた。西からの強い風を伴って結構な雨脚となり、ぬれてしまった。カブを停めたところは西が崖でしかも木陰になっているので、雨を避けることができた。落ち着いて支度を整え、カブに乗り換えて帰宅。自転車と違って、防寒着やナックルガードがあるので自転車と比べて雨は気にならないのだが、それでもひざ掛けから滴る雨水でズボンの裾がさらに塗れる。靴の中まで浸みないうちに何とか家に到着。
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大江山連峰鳩ヶ峰北面から東尾根(鳩の山に雪を!2016)

 1月下旬になって待望の寒波がやってきた。鳥取では25年ぶりに最高気温が氷点下の真冬日を観測。近畿北部の平野部でもきわめて真冬日に近い状態だった。また、奄美大島では115年ぶり、沖縄本島では観測史上初めて雪(みぞれ)が観測されたとのこと。
 そんな寒波が来ても、北近畿の雪は少なめ。だからといって、今後雪が増える見込みはなく、しかも次の雨で雪が解ける。今シーズンの数少ないチャンスをものにするために山に向かう。
 冷え込みから数日過ぎていて、しかもその間気温がかなり上がったためアプローチの大方の道路状況は良好。しかし、福知山市大江町のグリーンロッジから千丈ヶ原に登る道はまだまだ雪道。やはり山間部の雪解けが本格化するのは、今夜の雨からだろう。
 除雪の限界点にクルマを停めて出発準備。目標の鳩ヶ峰は白い姿を見せているが果たして滑れるほどの雪の厚みがあるだろうか。
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 除雪されていない道路の積雪深は小さくクルマの轍がついているが、11:20、気にせずに歩き出す。標高425m。どうせこの先300mくらいで道路は植林の中に入る。風と日差しをさえぎられた深い雪をクルマが超えることはできない。実際には、そこに至る以前に轍は行き詰っていた。除雪の限界点から200mも進んでいない。そして、その過程では蛇行したり、スタックしそうになったりという苦労のあとが見られる。往路以上に復路も大変だっただろう。要するに歩いた方が楽だということだ。
 クルマの轍がなくなると、スノーシューとスキーそれぞれ一人ずつが往復したトレースが残る。新しい感じなので今日の午前中のように思えるが、気温が低くて保存の条件がよさそうなので昨日のものかもしれない。
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 短い植林帯を抜けるとロッジ数棟が並ぶエリア。誰もいない。ここで千丈ヶ嶽登山口の鬼嶽稲荷神社に向かう道と鍋塚・鳩ヶ峰の鞍部に向かう鍋塚林道に分かれるが、先行トレースはいずれも鍋塚林道へ。そのままトレースを利用できてラッキー。鍋塚林道は2箇所ほどカーブをショートカットできる場所があるのだが、スノーシューはショートカットしていて、スキーはずっと林道を進んでいる。ショートカット部分の雪は薄く、地面の凹凸や沢に苦労しそうなのでやめておく。一方鍋塚林道のスキートレース歩きは快適そのもの。さらに、今日はシールを持ってきていない。手彫りのステップソールには、林道の勾配がちょうどいい。
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 1時間24分とまずまずのタイムで標高差200m、4kmほどの林道を歩ききり鞍部に到着。小屋があるので入って休憩することも考えたが、ここまでくれば山頂までの標高差は100m余り。これまでのペースを考えれば30分位で登れるんではないか。今日は暖かいし山頂でのんびりしよう。と登山道を歩き出す。12:44、標高637m。スキーのトレースは林道で折り返していた。スノーシューは山頂に到達しているようだ。
 ところがそう甘くはなかった。ステップソールのグリップが弱い。先日ホットワックスをかけたばかりなのでなおさらだ。そして縦横無尽のコース取りをするには雪が少なすぎる。薄い雪の下には岩の段差があったり、笹が生えていたりする。笹はほとんど空洞なので、落とし穴だ。結局ボブスレーのコースのように溝になった登山道をはずさずに行く。板が背後にずり落ちるが、それでもまだましなのだ。シールがあればどうってことないのだが。
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 30分余りどころか、なんと1時間半以上もかかってしまった。曇天の山頂は木製のベンチが顔を出していた。14:19、標高746m。そのベンチに腰掛けてパンを食べる。下界の加悦谷と呼ばれる野田川流域の平野は大方茶色の田んぼが顔を出している。与謝峠に近いほど白い。
 思えば、初めて大江山連峰でスキー登山をしたのが、ちょうど20年前のことだった。今年のように雪の少ない冬が続いた1990年代だったが、'96年は節分寒波で大雪が降った。毎週のように大江山連峰に通った。スキー登山を始めたのはその前の'95年のゴールデンウィークの北アルプス立山だったが、それは買った店の店主や常連客に連れて行ってもらったもの。自分でコース取りを考えて主体的に取り組んだのは大江山連峰から。そして、地元の日帰りコースということもあって、以降ほぼ毎年訪れている。自転車での丹後半島一周に並ぶものとなっている。20年、雪が多かったり少なかったり色々あったなぁ、と感慨に浸る。
 14:35、さあ滑降だ。期待した、鳩ヶ峰の東斜面は雪が少なくて駄目だ。仕方なく上ってきた北斜面へ。さすがに滑ると早いので、笹の落とし穴は落ちる前に上を通り過ぎて行く。それでもある程度コースを選ばないと岩の段差に引っかかりそうだ。
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 多少てこずりながらも鞍部に降り立つ、14:52。林道を下る。勾配が緩く滑らない雪で、多少板が走るところもあるが、結構歩いて下らねばならない。
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 結局少し下ったところで、鍋塚林道から分岐する林道へ。この林道は鳩ヶ峰から千丈ヶ嶽の山腹を、ほぼ等高線に沿ってまいている林道で、鳩ヶ峰の東斜面から東尾根を滑降する時に横切る道だ。要するに、鳩ヶ峰東尾根へと向かうことにしたわけだ。この雪の少なさで東尾根がどれだけ滑れるかはわからない。それでも、無難だが楽しくない林道歩きはいやだ。
 東尾根までは結構遠かった。帰宅してからGPSレシーバーの軌跡を読むと、700mもあった。それでも、トータルではずっと林道を歩くより距離を短縮できる。
 林道はちょうど面から尾根への境界線のような存在、15:15、標高612m。東尾根の始まりの小ピークへと下るが、雪の上に出た笹のブッシュがやや濃いので、斜滑降・キックターンでクリア。ブッシュを抜けるとどうにか普通にターンできる。
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 小ピークへ登り、いざ本格的に東尾根を下る。すでに新雪ではなくなっているが、気温があがって緩んでやわらかいので比較的軽くターンできる。それでも立木や凹凸がるので縦横無尽にはいけない。何度か転倒する。鳩ヶ峰への登り以降、かなり難儀しているので、かなり脚の筋肉が疲労しているようだ。踏ん張りが利かなくなっている。まあ、それでも林道歩きよりはスキー登山の醍醐味を味わうことができて楽しい。
 二つ目の小ピーク辺りでは鍋塚林道が接近している。登りではここで尾根の雪の状態を確認した。その時の見立てと、実際滑って見た感覚は、まずまず一致していた。尾根と林道の間の沢は雪に埋もれていなかった。
 そこからはもうひと滑りなのだが、板をコントロールしようとして力を入れたら脚がつってそのまま転倒。登りでもふくらはぎがつっていたのだが、今度は太ももの内側だ。気温が高くだいぶ汗をかいたので脱水状態になっているのかもしれない。あるいは、昨日の献血が関係している、なんてことがあるだろうか。
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 転倒地点から、尾根を外し林道側の斜面を滑り降りる。そして、どうにか林道に降り立つ、15:55、標高444m。もう安心だ。そして、1kmほど林道を歩いて除雪の限界点へ、16:14。自分が登りでつけたトレースの上に、つぼ足の足跡が見られた。向きからしてすでに下山している。その主のものかどうかわからないが、私のクルマ以外にもう一台止まっていたが無人だった。
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 道具を撤収してクルマをスタートさせる。インナーとしていたシャツが汗でぬれて冷たいが、我慢してそのまま行く。おそらく早めに下山できるだろう、という見込みでクルマには自転車を積んできている。実際には大幅に時間がかかったが、今日は夜から雨が降り出し明日は降り続く予報。今日乗りたい。というわけで、帰り道の与謝野町岩滝、役場裏の阿蘇海埋立地の駐車場にクルマを停めて自転車を下ろす。自転車で阿蘇海一周だ。もう薄暮の時間だが、8割以上は自転車道なのでクルマの脅威は少ない。除雪されない自転車道の雪も、すでに解けているだろう。天橋立のぬかるみも、そろそろ収まっているはず。
 というわけで、14km小一時間のつもりだったが、太もものつりが何度も再発し、そのたびに止まって休憩。結構時間がかかってしまった。スキーの時と同じ服装で走ったが、夕暮れということとスピードが速いので汗はかかない。体温が上がって、アウターの中で、濡れていたシャツが乾いた。
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 夜、帰宅してから予報どおりに雨が降り出した。せっかくの雪がすっかり溶ける。こたつで寝そべってうとうとしていたら、太ももの内側がまたつった。寝たままでは筋肉を伸ばせないので、あわてて立ち上がったら立ちくらみ。頭がくらくらして治まらないので、また横たわる。中学生以来、30数年ぶり、障害2度目の貧血だ。やはり、昨日400mlの血液を提供した影響だろうか。
 ところで、先日滑った碇高原は、京都府営の牧場の牧草地であるおかげか、岩はなくブッシュは少なく平坦な斜面。それでいてスキーに適した起伏がある。だから雪は少なくても安心して滑れる。日本海に面した北斜面なのですぐ雪は悪くなるが、斜面にクルマを横付けできるので降っている最中が狙い目だ。丹後半島でもいろいろ楽しめるから、20年以上続けていられるのだろう。
 まあとにかく、もっと降ってくれないかなあ。

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