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2016/01/18

丹波の小さな片峠めぐり(兵庫県篠山市・京都府京丹波町)

 正月が明けても全く雪が降らないから、雪遊びができない。でも、日本海側は雨の日が多い。自転車に乗るためには雨が降っていない地域まで南下するしかない。というわけで丹波の国、兵庫県篠山市(西紀町)遠方の草山温泉へ。日帰り入浴施設「観音湯」の大駐車場にクルマを止める。入浴施設は改修工事で閉館だが、ゲートボール場は賑わっている。
 自転車を下ろし前後輪を装着。福知山市街辺りで雨はほとんど降っていない状態となり、さらに南下するにしたがって空が明るくなってきた。ただし、朝のうちまではこのあたりでも降っていたようで、日当たりの悪い林間では路面がぬれている箇所がありそうだ。クロスバイクに簡易泥除けを装着するつもりでいたが、装着し忘れてスタート。標高154m。
 まずは、府道711号線で東へ。すぐに林間に入り道幅が1~1.5車線に狭まる。そして県境の峠へ向けての上り坂となる。道路の脇を沢が流れ、ちょっとした滝が連続している。木漏れ日が心地いい。路面は湿っているが、大きく撥ねが上がるほどではない。
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 峠を越えると京都府京丹波町(旧瑞穂町)となる。峠の標高は254m。兵庫側の県道711号線は滝の連続する沢の流れに沿ってそれなりの勾配・標高差を上ってきたが、京都府側の府道711号線はすぐに田んぼや茶畑、さらには民家まで現れる緩やかな地形。いわゆる片峠である。この辺りは、片峠の宝庫だ。
 県道および府道711号線のこの区間は5年ほど前に逆方向で走破済みで、田んぼや集落の様子の記憶がよみがえる。
 鎌谷奥から鎌谷中へと下り、南へ分岐する細道へとハンドルを向ける。分岐点には「通行止」の立て看板。工事期間が表示されているわけではなく、工事車両が出入りしている雰囲気もない。となれば行ってみるしかない。標高189m。
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 すぐに民家も田畑もなくなり、林間へ。しばらく下ると、法面が崩れたあとがあった。法面を覆っているコンクリートの壁も道路側に倒れている。ただし、土砂は撤去され、クルマの通行は可能。先程の「通行止」の根拠はここに違いない。応急処置はされていいるが完全には復旧していない、状態で放置されている。分岐点の「通行止」の表示から感じたのは、まさにこの状態だった。つまりクルマがほぼ通らない、快適な道、というわけだ。
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 道は徐々に勾配を増し、峠の手前ではおそらく20パーセント近い勾配となった。
 標高340mの弓谷峠は、京都・兵庫の府県境であると同時に、中央分水界でもある。峠の北側は由良川水系で日本海側だが、南側は加古川水系で瀬戸内海に注ぐ。
 峠を越えると下りも急勾配。ただし、短くてすぐに周囲は畑と民家になる。これも片峠といえるかも知れない。降り立ったのは藤坂の集落。標高297m。
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 県道300号線に突き当たる形だが、その手前の農道に左折し西へ。並行する県道は、何度もクルマで走っている道だが、やはり自転車の速度だと新たな発見がある。立派な農家が多く、茅葺の門屋がある。用水路には水車が回っているが、それは自転車のホイールを活用したもの。よく見ると、ハブダイナモ。「もしかして水力発電?」かと思ったが配線はなかった。
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 農道は県道に合流し、藤坂峠へ向けて登る。左は三嶽、小金ヶ嶽から連なる八ヶ尾山。多岐アルプスと呼ばれる連山だが、その東端の八ヶ尾山にはアルプスの険しさは感じられない。また、右の稜線は先程越えてきた弓谷峠のある府県境の尾根。
 標高340mの藤坂峠まではひと登り。そして、今度は下りが長い。ついでにいうと、由良川の流域、つまり日本海側に戻った。やはり片峠だ。長い下りを経て降り立った集落は川坂。ここも茅葺屋根の民家が多いが、ほとんどはトタンを被せてある。また、集落の手前では以後を振り返ると三嶽の頂が見えた。
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 県道300号線は、西から北へと進路を変え、やがて県道97号線に吸収され、草山温泉へ。
 12:00~13:38、約19.7km、1月上旬。

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