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2015/09/28

秋の道南松前半島と江差線巡り5「行け行けGoGo江差線」(江差-函館)

「旅立ちまで」
「人生励ましの坂最高!」
「自転車ツーリングが始まらない」
「トラブルの波状攻撃にめげず松前半島一周」(木古内-江差)
5「行け行けGoGo江差線」(江差-函館)
「走り終えてもまだまだ続くハプニングと出会い」
番外:励ましの坂攻略レポート「人生登り坂最高2015」

 22日、5時過ぎ起床。支度して、昨日買っておいたおにぎりを食べて、外に出る。今日は快晴、行け行けGoGo。本日は江差線沿線を走る。当初は昨年廃止された江差・木子内間の約50kmの予定だったが、一昨日走れなかった現在も存続している木古内・五稜郭間40kmも走りきってやる。昼過ぎには列車に乗って小樽へ北上しないといけないから、午前中が勝負だ。
 6時前にスタート。まずは江差駅へ。2年4ヶ月前に下車した駅舎は、配線になったあとも残されている。このまま保存されるのか、そのうち取り壊されるのか。
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 海に降りて、海岸を南下。上ノ国まで戻る。今日も西風。昨日より波がある。
 上ノ国のセイコーマートでお茶と食料を買っておく。木古内まで40kmあまり補給はできない。
 天の川を遡る形で南東方向の内陸部へ。まずは田園地帯。須田小学校の前に踏切の跡。江差線の名残だ。道路と交差するところのみレールは撤去され舗装されているが、両側にレールが伸び、外された枕木が無造作に置かれている。そして何より、信号灯がそのまま立っている。
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 海では西風が強かったのに、内陸に入ると無風。追い風を期待したのに。
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 桂岡という集落に駅舎が残っていた。と言っても貨物のコンテナを改装したもの。ホームに出ようと思ったら、いきなり顔に蜘蛛の巣が張り付く。
 湯ノ岱にも駅が残っていた。文字通り近くに温泉があるため、駅舎は一戸建て。現在もバス待合室として利用されているようだ。ここで小休止。
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 一昨年のゴールデンウィークに江差線に乗った時には、廃線1年前ということで、朝7時前に出発の便にかかわらず鉄道ファン(乗り鉄)で満員だったことは前述の通りだが、泊まる駅ごとに鉄道カメラマン(撮り鉄)が待ち受けていた。その時車内から見た駅の風景と、今佇んでいる駅の風景がなんとなくつながった。
 自転車は相変わらずいまいちだが、例によってフリーを4速で走れば歯飛びはかなり少なくほぼ普通に走れる。
 また、上ノ国・木古内間のバスの便があることは確認できた。鉄道の代替交通機関という意味もあるのだろう。ただし便数は非常に少ない。もしチェーンが切れたらこのバスが頼りだが、利用できそうなのは11時過ぎに上ノ国を出る便。木古内には何時に到着するのか。12:28木古内発の列車に乗らないと、指定席をとってある13:59五稜郭発の特急に間に合わない。まだまだ心配は尽きない。
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 清らかな天の川沿いを進む。護岸が少ない。一昨年の江差線の車窓からこの流れを見て、川沿いを走りたいと思ったのだ。鉄橋もまだそのまま残っている。緩やかなアップダウンを繰り返しながら、徐々に登っていく。交通量が少なく静かな道だったが、8時を過ぎるとダンプが行き交うようになってしまった。
 谷が狭まり田園はなくなった。集落の間隔が開き、アップダウンのうちの登り要素が増して行く。峠まであとどのくらいだろう。GPSレシーバがないので、現在地の標高を知るためには、止まって地図の等高線を読まないといけない。しかし、集落が途切れると現在地の特定がしにくい。道路のカーブは緩く、目印になる急カーブは皆無。
 工事現場が現れた。新たなトンネルを掘っている。鉄道がなくなった代わりに、クルマを便利にしようというのか。ダンプの通行は、この関係かもしれない。
 工事現場の辺りから、登り一本調子となった。腕時計の気圧高度計を見ると120m。これは相対高度計で、海岸でゼロに合わせるか、値を見ておくかすればよかった。ただし、湯ノ岱駅では-5mだったので、あそこから125m登ったということか。これが本当なら、標高200mの稲穂峠は近いのではないか。登り一辺倒だが、勾配はさほどきつくない。この旅じめてフロントのインナーにチェーンをかければ、フリーのローギアが使えなくても問題なく登っていける。
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 そして峠のトンネルに到着。あとは下り基調の14kmで木古内だ。短いトンネルの中から下りが始まる。トンネルを抜けると一気の下りとなる。こちら側にも新しいトンネルの工事現場があるが、無人。すぐ下で道路の法面工事中。拡幅か。
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 すぐに勾配は緩くなり、ペダルを漕ぎたくなる。ただし、フリーのトップギアは歯飛びするのでいまいち快走できない。
 木古内川上流の流れの向こうに江差線の線路が見える。鉄道が並走できるくらいのゆるい勾配ということだ。道路と立体交差している箇所もあった。一昨年のゴールデンウィークには峠付近で残雪が見られたことを思い出す。
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 谷が開け、田園が広がった。踏切跡を越える。おお、待望の追い風が吹いている。ゆるい下りで、スピードが出る。
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 木古内には9時過ぎに付いた。50kmを3時間あまりで走った。ここから輪行も可能だが、このまま五稜郭駅まで行け行けGoGoだ。もし途中でチェーンが切れたら、最寄りの駅まで行き、木古内12:28発の列車の乗ればいい。木古内から五稜郭まで40kmほどの区間に13の駅がある。平均すると駅の間隔は3~4km、歩いて1時間以内にどこかの駅にたどり着ける。とうとうチェーン切れも想定内となった。
 また出発時点で木古内到着の目安を10時としていた。これより遅くなれば輪行しようと。しかし、1時間近く早い。行け行けGoGo。
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 交通量が多い道だが路側帯が広く走りやすい。そして、西風が背を押してくれる。さらにアップダウンは皆無。何より文句なしの快晴、海も空も青い。交通量の多い道を渡り砂浜を見下ろす広場の腰掛けて一休み。上ノ国で買った食料をたべる。昨日の同じくらいの時間には、この近くで、度重なるトラブルに途方に暮れていた。あの状態から200km近くも走ったことが信じられない。もうあと少し。その後の列車も座席指定で確実に座れるし、不安から開放されて非常にいい気分だ。
 木古内を離れると交通量は少し減る。当初の計画では、この区間は一昨日の午後反対向きに走るはずだった。一昨日走れなかった分の挽回だ。道路の陸側を走ることになるが、海沿いにも結構家が建っているから、結局どっち側を橋ってもそう変わらない。そしてずっと西寄りの風が吹いているので追い風。さらにこの快晴。一昨日の予定が今日になったのは正解かもしれない。アウター・トップのギアで行きたいが、歯飛びするトップギアと軽すぎる4速を交互に使いながら、だましだまし走る。
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 サラキ岬で小休止。江戸幕府の軍艦「咸臨丸」が沖合いで沈没した地ということで、モニュメントやら咸臨丸の復元模型やらが置かれている。そのサラキ岬を回り込んだら、巨大な陸繋島、函館山が見えてきた。まだ20kmも先だが、本日の目標が見える。やはりこの向きに走るのが正解のように思える。
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 函館が近づけばクルマが増える。今度は駒ケ岳が見えてきた。函館山は形が変わってきた。北斗市のセメント工場から津軽海峡に突き出た海上ベルトコンベアもあって、役者ぞろいのなんとも賑やかな景色。。
 市街地に入るとあとは早くゴールすることだけを考える。左手のなだらかな山には、5年前にスーパーカブで訪れたきじびき高原がきれいに見える。
 午前中だけで約85kmを走破。江差から木古内までは稲穂峠越えもあり平均速度19.5km/h。その後の平坦区間の快走により江差から通しての平均速度は20.4km/hまでアップ。
 七重浜からは、一昨日の夜チェーンの切れた状態でたどった道を逆に行く。一昨日の大型スーパーマーケットの向かいのラーメン屋へ。つけ麺を食べて、まだ正午。スーパーマーケットへで飲み物を買って、フードコートの席に腰掛けて過ごす。
 13時前、五稜郭駅に移動開始。15分ほどで到着。もう安心だ。輪行袋に自転車を納めベンチで列車の時刻を待つ。
 本日の走行、90.2km、平均速度20.1km/h。

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