« 西播磨新宮「善定二柏野林道」 | トップページ | 礼文サロベツ思い出の道北旅2~桃岩荘~ »

2015/08/18

礼文サロベツ思い出の道北旅1~旅立ちから礼文上陸~

 2013年のゴールデンウィーク以来、2年3か月ぶりの北海道。計画は2年前から出来上がっていたのだが、天候不順の夏が2年続いたため、インターバルが開いてしまった。せっかく出かけても、雨ならどうしようもないんだからね。
 8月某日、21時に家を出ようと思ったが、もたついて22時前になってしまった。スーパーカブで東舞鶴駅まで1時間20分。駐輪場で自転車に乗り換える。先日西舞鶴まで仕事で行った時に、自転車は配置しておいた。駐輪場は無料で利用できる。
 フェリーターミナルについたのは23時半になってしまった。すでに自転車など二輪車の乗船は終わっているようだ。チケットを買って乗船。主に大型トラック用の車両デッキの片隅に案内された。このデッキには、他に自転車もオートバイもない。
P1010862


 船内で20時間。主に読書とうたた寝で過ごす。北海道本土が近づくと、携帯電話の通信圏内となる。しまった!宿泊予定の小樽のライダーハウスの電話番号がない。
 最近は、紙の資料を持たず、WebページをhtmlやPDFファイルとして保存したり、本や雑誌をスキャンした画像ファイルにしたりしてタブレット端末で持ち運んでいる。バッテリー切れや故障に備え、7インチのタブレット端末(Nexus7)と、タッチパネル式の携帯音楽プレーヤー(iPodTouch)に同じデータを保存し、お互いをバックアップとしている。端末の大きさが違うから、それぞれの特長を生かした使い方ができる。例えば地図を見るとき。じっくり見るときには画面の大きなタブレットで。行動中には携帯音楽プレーヤーをポケットから取り出してこまめにチェック。ただし、WiFiのない所では通信できないので、必要な区域の地図は、事前に家のWiFiで地図ソフトに表示させ、キャッシュに覚えさせておいた。
 この他にガラパゴス携帯電話も持っている。これでインターネットに接続して検索するが、なかなか見つからない。粘り強く検索をかけ続け個人サイトにようやく見つけた。電話帳に登録されていないと思ったら、連絡先は携帯電話だった。通信料金は、使い放題の設定をしておらず、しかも一番安い設定なので、パケット代は一気に4千円をこえ、繰り越してためておいた無料通話分を超過していた。ちなみにそのライダーハウスのほぼ3泊分だ。まあ、仕方ない。旅を楽しもう。
 さらに、デジタルカメラとGPSレシーバーもそれそれ持っているので、電子機器だらけである。
 20:45、フェリーは小樽に接岸、21時下船、21:15小樽駅前のライダーハウスに到着。オートバイもあとから2台到着。港から3,4kmほどしかないので自転車もオートバイもあまり関係なく、下船順に到着する感じ。すでにオーナーと宿泊客たちの酒盛りが始まっている。そのまま加わりたいところだが、夕食がまだなのでいったん外に出て、ラーメンを食べてくる。そして、宴に加わる。下戸なので酒は飲まないが、旅人と宿主が輪になって談笑する空間に身を置くと、北海道に来たんだなぁ、という実感が湧く。
 23時過ぎに宴は終わり、就寝。この夏の北海道は暑い。窓を開けても寝苦しい。深夜には道路を走る(旅のとは別の)オートバイの音が、明け方にはカモメの鳴き声が賑やかだった。あまり眠れなかったが、フェリーでたくさん寝てきたから大丈夫。どうせ次の日はまた移動だし。
 朝5時に目覚める。鶏ではなくカモメの声が目覚ましだ。携帯電話のアラームをセットした5時半まで寝床で過ごし、同宿の旅人たちを起こさないよう静かに大部屋を出る。日差しが照りつけて暑い。札幌の予想最高気温は34度というから、本州と変わらない。
P1010866P1010867

 コンビニエンスストアで朝食のおにぎりとお茶を買って、小樽駅へ。自転車を輪行袋に収める。通勤ラッシュが始まらないうちにと、予定より早めの列車でまずは札幌へ。札幌近郊までは空いていた。
 7:48、札幌発稚内行きの特急スーパー宗谷1号に乗り込む。自由席が満席で発車。次の岩見沢で空席ができ、その後乗車率7,8割をキープ。旭川あたりで曇天となり、名寄を過ぎたら雨が振ってきた。あすは回復するだろうか。
 13:06、13分遅れで特急列車は稚内に到着。遅れの原因は、行き違い列車がエゾシカと衝突して遅れたため。本州でも、ニホンジカが自動車や列車と衝突する事故が起こっているが、北海道ではエゾシカが同様の事故を起こしている。近年の温暖化もの増加の原因の一つと言われている。冬の餓死凍死の数が減っているということだ。
P1010870P1010872

 ホームの数カ所に、「日本最北の駅」という字が書かれていて、降りた客が立ち止まって記念撮影、そしてその順番待ちの人々が集まり、輪行袋をいう大荷物を持っての移動に手間取る。稚内を訪れるのは5年ぶりだが、駅が改装されている。鉄道の駅であるのだが、道の駅も併設されている。線路の末端は、道の駅の広場の真ん中でモニュメント化されてしまった。
 空は鉛色の曇天だが雨はほとんど降っていない。ときおり細かい水滴がポツポツ当たる程度。とりあえずベンチに腰掛けて本日のお宿を確保しよう。礼文島の桃岩荘ユースホステルだ。宿が決まったら、次は宿までの足の確保。フェリーターミナルで礼文島行きのチケットを買っておく。次に、買わなければならないものがある。ズボンのウェストのバックルが傷んでしまったので、ベルトを買うのだ。自転車で南稚内まで戻ると衣料品店があった。
 そして遅めの昼食。14時を過ぎて、一時閉店している店が多い。道の駅にもどりその中の食堂でラーメンと豚丼のセットを食べる。フェリーの時間が迫る。宿の夕食には数に限りがあり、もう予約完売とのことだったので、セイコーマートで弁当を買ってフェリーターミナルへ。自転車は港の駐輪場に置いて、乗船。海霧に霞む稚内港を後にする。
P1010875


 2時間弱の航海で1時間ほど睡眠をとることができた。

|

« 西播磨新宮「善定二柏野林道」 | トップページ | 礼文サロベツ思い出の道北旅2~桃岩荘~ »

コメント

 北海道いいですね。スキーでしか行ったことがないのでニセコだけです。
 今年の夏はもう終わったのでダメですが、来年にも計画しようかな。

投稿: すう | 2015/08/25 05:43

 加齢のせいか、暑い炎天下を走ることが苦痛になっています。となると、標高の高いところか、緯度の高いところへ行くしかない。また、北海道への交通の便の良いところへ住んでいるということが大きいです。舞鶴からのフェリーに乗るために家を21時過ぎに出ればよい。つまりこの日は日中普段どおりにすごせるわけです。勤務を休む必要もない。また、戻ってきた日には、日付が変わる前に帰宅できる。フェリーの中で十分に睡眠がとれ、翌朝から元気に過ごせる。
 サロベツ原野の宿に泊まり合わせた旅人に、レンタルバイクを利用したり、オートバイを業者に配送してもらったりして、自分自身は飛行機を利用し、何とか短い休暇を有効に利用しようとしている人がいました。そのために、かなりのお金をかけています。
 丹後からだと、遠い飛行場に到達するのに時間と手間がかかり、飛行機を利用してもあまり時間短縮になりません。おかげで、安価で楽なフェリーを気兼ねなく選択できます。込み合う都会の駅や鉄道、そして飛行場で輪行袋を運ぶことを考えると、フェリーは天国です。
 また北海道以外と比較した場合、列車の運賃、あるいはガソリン代や高速料金をかけて移動するより北海道へのフェリーのほうがむしろ安いくらいです。手軽なので、何度も足を運んでしまいます。
 かつて、自動車やスーパーカブに自転車を積んで北海道に行ったことがあります。広い北海道ではエンジン付きの乗り物がトランスポーターとして有効ですが、フェリーの料金が上がります。今は、道内の列車を輪行で利用するのが効率的だと判断しています。

投稿: はいかい | 2015/08/25 19:42

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 礼文サロベツ思い出の道北旅1~旅立ちから礼文上陸~:

« 西播磨新宮「善定二柏野林道」 | トップページ | 礼文サロベツ思い出の道北旅2~桃岩荘~ »