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2015/06/11

香美町村岡区旧射添村の南部を巡る

 先日、林道中辻肥前畑線を走ったが、これは2度目のトライだった。1度目は、ゴールデンウィークの5連休に試みていた。自転車をクルマから下ろして走り始めたら、予報では夕方以降と言っていた雨が降り出した。3kmあまりの走行で撤収となった。まあ、山深い林道の真っ只中で降られるよりはいいのかもしれない。
 片道90km超のアプローチを無駄にするわけにはいかない。以前から少し気になっていた山間の集落を訪れながら岐路に就いた。そこでヒントを得て出来上がったのが本日のコースだ。
 兵庫県香美町の国道9号線と482号線の分岐に近い、長坂と熊波の間、熊波側沿いの細い道の脇のスペースにクルマを止める。
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 香美町村岡区の北西部矢田川の流域はかつて射添村(いそうそん)であったが、1955年小代村と合併して美方町となるが、1961年に小代村と分かれて村岡町に編入される。そして2006年、平成の大合併により、美方、村岡、香住の三町が香美町となった。旧射添村だった地区は、平成の大合併前の区分けにより村岡区の一部となっている。ちなみに旧美方町域は美方区ではなく小代区である。
 ランドナーのホイールと泥除けを組んで東へ。川沿いの細道、県道408号線は国道9号線の側道のような位置関係にあり、大型トラックをはじめとするクルマの轟音が響く。長坂で国道482号線に合流し、さらに9号線を行くことになるが、それはつかの間ほんの200mで県道265号線へ。クルマの多い道よさらば。
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 県道265号線はヘアピンカーブの連続で高度を稼いでいく。国道交差点から標高差100mも登れば丸味川の谷を右に見て進むようになる。その谷を隔てた向こうの山肌には長楽寺がある。但馬大仏の大仏殿のある大きな施設だ。その長楽寺川の法面にも道路がついている。丸味集落を経て、もう少し先で今走っている道と合流するようだ。あちらの道はヘアピンカーブのつづら折れがなく、ふもとの川会集落からほぼ一直線に登っているようだ。きつそうだが、あちらも走ってみたい。
 長楽寺からの道が合流した後しばらくして、左折。直進は春来峠を経て春来集落。左折は国道9号線の春来トンネルの真上を通り柤岡高原へと向かう。いったん落ち着いていた登り勾配が、再びきつくなる。少しいくと周囲に畑が見られ、大きな牛の畜舎がある。後方の展望が開け、白菅山の丸い頭、そしてその右手奥に蘇武岳が見える。
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 標高500m辺りまで登ると、香美町と新温泉町の境界の尾根を行くようになる。国道9号線の春来トンネルの真上で、国道が少しだけ遠くに見える。尾根区間はほんの少しで、町境も道路もそれぞれ反対方向に尾根から外れる。
 そして道は柤(けび)大池の畔へ。キャンプ場もあり、ゴールデンウィークにはテントがいくつも見られたが、今日はひっそりとしている。
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 池の畔の三叉路を新温泉町に向けて走る。登り基調のアップダウン。標高555mの町境は美原高原スキー場の跡地。ゴルフ場も兼ねたなだらかなゲレンデの上部にはリフト降り場が残っている。
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 さて、柤大池まで引き返し、三叉路を今度は柤岡(けびおか)集落へ。この柤岡は南向きの急斜面にへばりついたようなそこそこ大きな集落である。最上部は標高500mを越え、一番下は390~380mほどだから、その標高差は100m以上。5年前の国勢調査では世帯数74となっていて、旧射添村の集落では一番大きい。その集落の中のヘアピンカーブをたどりながら急降下して行く。どの家も階段状に整地された土地に建ち、まるで展望台のような眺めをそれぞれに借景としている。
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 林間を経て降り立ったのは熊波の集落。熊波川の谷底に位置するが、広く開放感がある。家々は畑に囲まれた小さな集落だ。後は熊波川沿いの道を下っていけばクルマを止めたポイントにゴール。
15:45~17:45、20.1㎞、5月下旬、Vigoreオリジナルランドナー

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コメント

 山間集落を縫ったなかなか味のあるコースですね。春木峠など国道の旧道はボクも行ってみたいコースです。
 昔は豊かだった山村も今は活気が失われつつあるかもしれません。が、便利だとか、そんなんだけではない多様な価値が認められるようになるといいなあ。

投稿: すう | 2015/06/13 10:31

 旧射添村にはほかにも山深い集落がいくつかあります。矢田川の右岸の標高500mほどにある宮神や小城などです。自転車で通りがかったら、地元のお母さんが「まあ、自転車で。大変だーな」と声をかけてくれましたが、そこで生活するほうが大変じゃないのか、と思いました。もちろん、口に出しませんでしたが。それももう15年以上前。ともに数世帯しかなく、冬には麓に下りる集落でしたから、今はもう廃村になっているかもしれません。麓にある高津や山田も結構山深い集落ですが、宮神や小城から比べたら人気のある里という印象です。
 ひとつ前の記事に書いた生野の白口も、鉱山の盛衰によりずいぶんな変化を遂げたことに驚きます。
 春来峠と春来集落も過去に走ってます。パソコン通信のログを検索したら、2001年8月でした。湯村温泉起点の周回で、柤大池や美原高原スキー場跡地はその時にも走っていました。もう15年もたっているので記憶はかなり薄れてしまっていましたが、パソコン通信には美原高原にはまだリフトがかかっていると書かれていました。目と鼻の先には但馬高原牧場(当時は「照来」)スキー場があるわけで、クルマで5分ほどの距離で小さなスキー場同士が並んでいるということは、かつては以下にスキーが身近なレジャーだったかということがしのばれます。ただし、2000年というのは、神鍋高原のアルペンローズスキー場が閉鎖した年ですから、すでに経営は相当に厳しかったんでしょうね。

投稿: はいかい | 2015/06/13 20:44

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