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2015/02/09

大江山連峰鳩ヶ峰東斜面から東尾根滑降

 12月中旬と正月および成人の日の少し前にそこそこまとまった積雪があったが、そのあとの寒波は弱いものばかり。平野部では降ってもみぞれ程度。さらに雨が降る日も多く、冬の初めに積もった雪はすっかり解けてしまった。住んでいる町のシンボル「金剛童子山」も黒々として、とても真冬の姿には見えない。通勤からはるかに望む大江山連峰は白く見えるものの、その白装束の厚みまではわからない。金剛童子山よりも標高が100~200m高いだけで、スキーで滑れるほどの雪があることはなかなかイメージすることができない。チャンスは1月の初めだったか。
 それでも毎年訪れている大江山連峰、年中行事を実行しようと、1月末の弱い寒波のあと行ってみた。
 まったく雪のない宮津市街から南下、普甲峠に近づくにつれ積雪が増していく。峠の大江山スキー場は本来はハイシーズンとなるはずの1月中旬以降雪がなくなってしまって営業できないでいる。そのゲレンデも一通り真っ白に雪化粧していて、もう少し積もったら営業再開できそうな雰囲気だ。
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 峠を越えていったん福知山市大江町仏性寺におりて、大江山の家の前を通って標高425mの千丈ヶ原へ。雪はあるある。今回の寒波でもそこそこ積もったようで、除雪された路面にもうっすら新しい雪が残っている。
 千丈ヶ原の除雪の限界点にクルマを止め、パンを食べてからスキーの準備。ステップソールがあるからシールを貼らずに出発。まずは延々と林道を歩く。
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 登りの林道歩きはいいんだけど、下りは林道を使いたくない。歩き出してすぐ右手、つまり林道の北側の植林斜面に注目。ああダメだ、雪が薄い。ここが滑れたら鍋塚の南西、標高711mピークの南東尾根から千丈ヶ原にドンピシャで降り立てるのだが。まあ、南向き斜面だから仕方がないか。
 林道を歩き、鬼嶽稲荷神社への道を分け、右の鍋塚林道へ。今度は林道の左手の斜面に注目。いいぞ、雪は十分ある。これなら、鳩ヶ峰の東尾根の滑降ができそうだ。少し林道が残るが、それでも3kmの歩きを1kmに短縮できる。それに、林道より上の斜度が緩やかすぎて物足りない縦走路沿いでなく、鳩ヶ峰東斜面を豪快に滑ることができる。これでこの山のスキー登山の楽しみはずいぶん変わってくるのだ。
 2度のショートカットを経て林道歩きを終え、大江山連峰縦走路、鳩ヶ峰と鍋塚の間に到着。標高630m。今日は鳩ヶ峰を目指そう。
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 稜線の反対側、加悦谷と呼ばれる野田川流域の平野部にも、その奥の竹野川流域平野にも、まったく雪がない。加悦谷を隔てて大江山連峰と相対峙する磯砂山はやや薄めながら一応白い。ずっと海に近い金剛童子山や依遅ヶ尾山の黒さが際立つ。小さな樹氷が、かわいらしい。
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 新雪を軽くラッセルして30分、746mのピークへ。結局、シールは使わなかった。ステップソールに雪がくっついてシール代わりになった。
 山頂で景色を見ながら一息入れて、滑走面に張り付いた雪をそぎ落として滑降の体制に入る。東斜面の雪は十分だ。
 いざドロップ。少し重いが、この山域では上質の新雪にターンが決まる。楽しいので、縦走路にトラバースして、もう一度山頂に登り返す。
 2本目はいきなり転倒。油断するとこれだ。そのあともいい雪を切り裂きながら、快適に下っていく。林が濃くなってきたが、今日は雪がいいのでそれなりに楽しめる。いつもこの辺りは苦労した記憶しかないのだが。
 林道を越えて、東尾根に。ここは尾根の南側斜面を斜滑降するだけだが、林道歩きよりは格段に楽しい。その林道の蛇行を見下ろしながら行く。すぐに林道へ降り立つ斜面に到着。植林の中をターンするが、いつもより厳しい。どうやら降りる斜面を間違ったようだ。雪がいいので何とか林道へ降り立った。もう少し下の斜面で林道に降りたほうがよかった。つまり勇み足だったというわけだ。
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 1kmの林道歩きで千丈ヶ原に止めたクルマに到着。こんなにたくさん雪があるとは思わなかった。雪質もいい。想定外に楽しめた。来てよかった。最後に、鳩ヶ峰に刻まれたスキーのシュプールを遠望して悦に入る。
 2月上旬、11:36~15:15.

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コメント

 楽しめてよかったですね。
 このあたりは、雪が少ないことがネックで、滑れるか滑れないかぎりぎりのところでの判断が技術なんでしょうか(笑)
 京都府で山スキーのできる唯一の場所だと思うんで大切にしたいですね。

投稿: すう | 2015/02/11 09:20

 笠山や上世屋もあるし、唯一ということはないですが、大江山連峰が京都府では充実したエリアでしょうね。
 今年の場合は、正月にしっかり積もったので確実に滑れると思っていましたが、1998年や2007年など厳しい冬も何度かありました。思えば、冬の大江山連峰に通い始めて20シーズン目でした。
 近年は、滑れるかどうかでなく、いかに充実したコース取りができるか、ですね。

投稿: はいかい | 2015/02/11 23:25

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