« 初雪 | トップページ | 大雪のアバランチナイトin米子 »

2014/12/20

初冬の宇治大津宇治田原境目山里めぐり

 毎年恒例、宇治の「いさなごのぼる」君とのツーリング。日本海側の天候が悪くなる晩秋から初冬の時期に京都市以南を舞台に高校の同窓生サイクリストとの旧交を温める企画、というわけだ。ひょんなことから始まったこの恒例行事も今年で10年経過、11回目となる。都市近郊の山間部を選んで、のどかでクルマが少ないコースを探すのはなかなか大変。真新しいコースでなく、2007年のコースのレイアウトを少し変えたもの。
 12月13日6時半、雪がうっすら積もる丹後を出発。大雪なら中止にしなければならないところだった。南下するほどに雪は薄くなり、夜明けも相まって空は明るい。福知山を過ぎれば、冬ばれの空。白いのは雪ではなく霜である。
 亀岡を過ぎ老ノ坂峠峠を越えて上洛。約束の10時到着が厳しくなってきたので、大原野から新しくできた(といっても1年以上前だが)高速道路に乗る。久御山まで490円。しかし、ほぼ予定通りにいさなごのぼる君の家の近くまで来たのだが、家がわからない。同じような家並みのなか、行ったり来たりを繰り返す。すぐ近くのはずなんだが。結局、目印となる公園のところにクルマを止め、電話をかける。電話の向こうのいさなののぼる君の息が荒くなったと思ったら、すぐに本人登場。その距離100mくらいだった。結局、高速道路で稼いだ時間はチャラ。なんでも10分くらい前に、いさなごのぼる君の家の前を通り過ぎていたそうだ。
 10:50、当方の自転車を下し、2台のクルマで宇治田原へ出発。今日のツーリングのゴール地点に、クルマを置いておくのだ。11:30、いさなごのぼる君のクルマ1台で宇治に戻る。
 11:50、自転車で宇治のいさなごのぼる君の家をスタート。まずはスーパーマーケットで食料を買う。
P1130728P1130731

 その後観光客でにぎわう宇治橋商店街を抜け、宇治橋を渡って、宇治川右岸を天ヶ瀬ダムの手前までさかのぼる。紅葉は終わりかけ。天気はいいが風が冷たい。川のほとりで先程買った食糧を食べる。
P1130732P1130733

 小休止の後、志津川集落へ。集落からさらに志津川の谷をさかのぼる。山間部の道だが、途中の採石場までは大型ダンプの通行が多い。じわじわと登って炭山集落へ。.
 志津川沿いでは河川工事が行われる箇所がいくつか見られる。2年前の8月中旬の豪雨の爪痕だろうか。湿った気流が淀川をさかのぼり、京都盆地を西から東に横切ってこの山塊にぶつかり、上昇気流となって次々に積乱雲を発生させたバックビルディング型の集中豪雨。その地形的要因となった山間部が今日の舞台だ。
P1130735P1130737

 炭山から進路を東に取り、京滋バイパス笠取I.C.を目指す。じわじわと山越えルートだ。ピークの標高は300m余り。宇治橋から標高差3000mは登っている。笠取I.C.へ下ってから北上、西笠取へ。集落の家並みがちらほら見えてきたら、右の急な登りに取り付く。笠取山への登りだ。急カーブを繰り返してぐんぐん登っていく。木々の合間から谷の集落の様子がほんの少しだけ見える。頂上手前で、外国人のサイクリストが佇んでいた。標高差200m足らずの登りで、道路の最高点。標高370mの笠取山の頂よりは少し低く320mほど。
P1130741P1130742

 中間着を着こんだらダウンヒル開始。のどかな谷あいの山村、東笠取へ。農家の軒下に、干し柿と玉ねぎがきれいに半々につるされている。
P1130746P1130748

 次は、岩間山への登りだ。標高200mの東笠取の集落から、380mへ再び200m足らずの登り。このルートは急なダートのダブルトラックであるので、今日の自転車はダート使用だ。とはいえ、当方のランドナーには手に余る登りでほとんど押しで行く。いさなごのぼる君はMTBなので乗車で挑戦している。クリアできない勾配は部分的で、大方乗車で登ったようだ。ランドナーも本来のギア比からインナーローをかなり低く変更しているのだが、やはりMTBのギア比にはかなわない。
 ダブルトラックを登りきったところに奥宮神社と展望台がある。大津側からは舗装路で登れる。ちなみに少し南には西国三十三か所の十二番、岩間寺(正法寺)もある。
P1130750P1130755P1130761


 奥宮神社にお参りし、展望台で大津の街並みや琵琶湖を眺める。街のあちこちで湯気が上がっているようにみえる。時雨れているのだ。
P1130764


 時間がないので岩間山にはいかず、登ってきたダート道を下る。ダブルトラックなので、ランドナーでもなんとか乗車で下れる。ただし、一瞬でも気を許すとコントロールを失いそうで、ひたすら徐行運転。「MTBには物足りないんじゃないの」といさなごのぼる君に声をかけると、「そんなことない。実はダートは下りよりも登りのほうが好きなんだ」と、MTBのくせにランドナーと同じスピードで下っている。「前輪のブリップを高めるフロントサスペンションと制動力に優れたVブレーキの性能を発揮して、高速ダウンヒルが楽しめばいいのに」といえば、「じゃあそっちは何でMTBでこなかったの」と返される。まあ、楽しみ方は人それぞれってことだね、お互いに。
 東笠取の集落から石山内畑町までは舗装路の一気の下り。滋賀県大津市へ入る。7年前に登り口がわからなかった石山内畑町からのシングルトラックを確認してさらに宇治川のほとりまで下る。京滋バイパス南郷I.C.のわきを抜け、宇治川の橋を渡ると、じわじわと登りとなる。チラチラと小雪が舞ってきた。
 終盤の登りがなかなか脚に堪える。左右にゴルフ場が並ぶ丘陵を越えて、下りとなって県道783号線に突き当たる。右折すればすぐに府県境となり京都府宇治田原町。しかし、その府県境のひと登りを前に足がつってしまった。小休止をとる。県道は車がひっきりなしに通る。しかもダンプが多い。
P1130769


 何とか足が回復し、ひと登りで府県境を越えて京都府へ。あとは下りのみ。猿丸神社、禅定寺の農山村集落を越え、国道307号線の手前で旧道をとり、クルマを止めたゴール地点へ、16:50到着。名物の「ころ柿」(干し柿)を干した棚がこの時期の象徴だ。距離は36km程度だが、累積標高はざっと900mはあるだろう。
 急いでクルマに2台の自転車を積んで宇治へ。この後、いさなごのぼる君は忘年会だそうで17時帰宅を目指していたが、実際には17時15分到着。ああ寒かった。
 さあ、帰りは高速道路など使わずのんびり行こう。ラーメン屋での夕食タイムを含めて4時間後に丹後に帰着。積雪は15㎝。
P1130779


|

« 初雪 | トップページ | 大雪のアバランチナイトin米子 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 初冬の宇治大津宇治田原境目山里めぐり:

« 初雪 | トップページ | 大雪のアバランチナイトin米子 »