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2014/10/14

三田千丈寺湖から母子周回

 下青野にある千丈寺湖畔のパーキングスペースにクルマを入れる。主に釣り人が利用しているようだ。
 青野ダムは、青野川と黒川の合流点に設置されていて、千丈寺湖は二股に分かれた形をしている。増水しているようで水の中から木々が生えているが、普段は遊歩道でもありそうな感じだ。
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 自転車で青野川沿いを遡る。久しぶりのVigoreオリジナルランドナー。ダートに備えブロックタイヤ装着だ。
 ダム湖に沿う道はそこそこクルマの通行があったが、大堰橋より上流は静か。景色はさらに長閑さを増す。緩やかな登りで、朱色の実をつけた柿の木や桃色のコスモスが映える。茅葺屋根の立派な農家も見られる。田んぼは大方刈り入れが終わっているが、少しだけまだ稲が残ったものも見られる。
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 上青野の集落を過ぎると、青野川はぐっと狭くなり渓流という雰囲気になる。道路も細く、登り勾配が急になる。
 落差の小さな滝を眺めながら坂を登り、行き着いた峠付近には茶畑。スタートの千丈寺湖は標高180mで、峠は450m。ゆるく下って母子(もうし)。古い農家と、新しくおしゃれなロッジ風の家が混在している。
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 母子から南下し、永沢寺方面へ向けて東に進路が変わったところで細い道に右折し、さらに南下を続ける。
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 「柴田ファーム」という施設を示す看板がある。ファームというから観光農場だが、キャンプ場などのアウトドア関係の施設でもある。そして、ここにはMTBの周回コースがあり、20年近く前に2,3度、MTBの草レースに来たことがある。草レースに友人が出場するので観に来たのだ。白状すると、私自身もレースに出場させられた黒い過去がある。レース初心者だとか、例えば「本気でレースに取り組む気はないが、それでも応援だけでは物足りない」という人でも気軽に参加できる部門として、「団体の耐久レース」というものがあった。「出たい人がいるんだけど人数が足りないから、お願い、出てよ」と友人に頼まれて断りきれなかった。前々から「一度レースに出たらどう?」などといわれていて、もしかするとその気にさせるきっかけ作りの作戦だったのかもしれない。だとしたらまったくの逆効果。いやなことを無理強いされても、好きになるわけがない。最初で最後(の予定)の自転車生活の汚点となった。実は、それは柴田ファームでなく瑠璃渓のイベントだったかもしれないが、よく覚えていない。
 短いが急な坂を上ると柴田ファームの入り口。しかし、ゲートが閉じられ「関係者以外立入禁止」の表示。柴田ファームは既に閉鎖されているようだ。全国的に、MTBのレースも20年前よりも随分少なくなっているようだ。ここが本日のコース最高地点。標高540m。
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 柴田ファーム入り口から乙原へ下る道は、国土地理院の5万分の1の地図では黒の実線で描かれている。経験からすると、これは1車線ぎりぎりの車道。いわゆるダブルトラック。ダートの可能性が高い。そういう想定で本日はブロックタイヤを選択したのだが、まさに的中。バラスが敷かれた道が伸びている。永沢寺と乙原の間は「花とみのりの道」という名がつけられ、双方の距離を示す案内板が数箇所に立てられている。廃道になっているかもしれないという不安を持ちながら来たが、どうやら大丈夫そうだ。
 ランニングで登ってきた男性と挨拶を交わしていざ下りへ。しかし、すぐにコンクリート舗装。急勾配な区間は舗装されている、よくあるパターンだ。舗装とダートを交互に繰り返すが、中盤に長い舗装区間があった。急勾配なので南側の展望がやや開け、屏風のように立ちはだかる六甲連山が少しだけ見えた。ところで、ダートにも2種類。未舗装のダートと、舗装が痛んだダート。
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 道は谷底に降り、柵で囲まれた馬場のような施設、栗拾い農園を過ぎると景色が開け乙原の集落。田園が広がる黒川の広い谷を南下。ゆるく下っているので快走する。
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 堤防の道を大きな犬が二頭、それぞれ飼い主と一緒に散歩している。「ヨーゼフ」と「ハウザー」だ。どこかに「パトラッシュ」もいるに違いない。
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 細かい雨が顔に当たる。ゴールは近いから問題はない。そのままいっても千丈寺湖畔に出るのだが、小野で右折して小野峠でショートカット。一気にゴール。
 夕暮れの湖畔で自転車を車に収めて帰路に就く。
 10月上旬、約24km。クルマが少なくていいコース。再訪あり、だね。

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コメント

私は乙原から柴田ファーム側へ上がったことがありますがずいぶん昔です。現地に着くと通行止めの看板がありましたが、農作業中の方に聞くと「土砂崩れが2箇所有るけどバイクは通れる。ここを通りたくて遠方からわざわざきたんかい?」地図を見ながら笑っておられれました。この登りで走りながら食べようとしたオニギリ一つ目を落としてしまい、二つ目のオニギリはは”鮭のハラミ”の具が落ちてしまい...田園、ダム、谷沿いから高原と風景が変わる。永澤寺の花の季節もいいですね。

投稿: 大江山の仙人 | 2014/10/15 13:10

 昔話では「欲張らず、謙虚に」という教訓だと思いますが、現代版「おむすびころりん」の教訓は「自転車に乗りながらものを食べるな」でしょうか。

投稿: はいかい | 2014/10/16 00:09

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