« 2014年8月 | トップページ | 2014年10月 »

2014/09/30

御嶽山噴火

 改めてその恐ろしさを感じた。
 過去に2回、御嶽に登っている。1回目は、2007年4月末。前回の噴火から1ヶ月半後。2回目は、2010年5月初め。噴煙の上がる地獄谷のすぐそばを歩いた。ともに、噴火のことなど考えていなかった。昼ごろにはまさに山頂部にいたわけだから、今回のようなタイミングで噴火していたらと思うと、今回被害にあった登山者たちの様子は、他人事とは思えない。
 被害にあわれた方にはお見舞いを、そして亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
P1040469P1160803P1160797

| | コメント (0) | トラックバック (0)

京都府から富士山が見えた

 表題の記事が、9月24日の京都新聞に掲載された。理論上見えるということはかねてから言われていて、カシミール3Dの「可視マップ」「カシバード」などの機能を使って確認もしていた。それが、とうとう実現されたとのこと。達成された、奈良のご住職には拍手を送ります。
 個人的には、昨年の春、丹後半島から鳥取県の伯耆大山の遠望を達成しているのだが、見える場所に行くことも、その見え方も、京都府から富士山の方が相当難しい。丹後半島からの伯耆大山よりも格段に難易度が高い。
 ほかに、丹後から遠望の可能性があるのは、大江山千丈ヶ嶽からの乗鞍岳。また、乗鞍と野麦峠を挟んで対峙する御嶽は大江山からは見えないが、今なら噴煙が見えるかも。でも、土曜の噴火のときの灰を多量に含んだ黒い煙でないと雲と区別がつかないだろう。
1409242


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2014/09/24

秋風の丹後半島一周

 6月に古いランドナーを手に入れた。長年乗られず放置されていたとのこと。屋内で保管されていて保存の状態はよい。手を加えたのは、まずハンドル。前のオーナーが実用車のハンドルに変えていたのを、あまっていたドロップハンドルに交換。ブレーキレバーは新調した。衰える脚力にあわせ5段のフリーのローを24Tから28Tへ。タイヤ、チューブ、ブレーキワイヤーなどの消耗品を新しくしたほか、ブロックダイナモ(ありあわせ)とフェンダーのLEDの砲弾型ライト(新調)を装着。フロントバッグもありあわせのものを装着。
 そのランドナーは、山口のベニックス。1970~80年代に販売されていたもの。シマノのタイトリスト、クレーンという前後の変速機から、1980年前後のモデルと推測される。
 ところで、1981年春に私は中学に進学した。そのとき親に自転車を買ってもらった。山口ベニーサイクルの6段変速ジュニアスポーツ車。今はもうなくなってしまったが、同時期に世に出た同じメーカーの自転車が手に入ったわけだ。
 そのジュニアスポーツ車には大学2年くらいまで乗り続けた。1986年9月、高校3年のときに初めて丹後半島一周をしたのは、その自転車だった。
 あれから28年。私の自転車ライフの原点である丹後半島一周を、あのときの自転車の分身といえるランドナーで。こうして、今シーズン3度目、生涯通算43回目の丹後半島一周が始まった。
P1110529P1110530P1110531


 9:55、京丹後市の自宅を出発。竹野川沿いに北上。国道482号線を避け、対岸の静かな道を行く。
 例年は残暑が厳しく10月になってから本格的に自転車に乗るのだが、今年は既に絶好のシーズン到来。1週間前の敬老の日の3連休、直前の土日も適度な気温と湿度。ただし、雲が多めの空で実行に踏み切れずにいた。そして、秋分の日の今日、真っ青な快晴が広がった。待ってよかった。広がる田んぼの9割方は既に刈り入れが終わり、あぜ道に咲く彼岸花の赤が鮮やか。
P1110533


 竹野川河口近くの、道の駅「テンキテンキ丹後」で最初の小休止。絶好の行楽日和で、クルマが多い。そして自動二輪も。2台のクロスバイクが止められていた。中年の男女連れが道の駅の建物から出てきて出発の準備をしている。こちらはトイレを済ませて一足先に出発。
 さあここからは海岸線の国道178号線。真っ青な海が広がる。この青を見るために、今日まで満を持していたのだ。
P1110535


 坂道を登って海にそそり立つ一枚岩の屏風岩を見下ろす展望所で小休止。オートバイやクルマがたくさん止まっていて落ち着かないので、写真を撮ってすぐに出発。
 風は北よりで波が打ち寄せている。経ヶ岬までは逆風だ。アップダウンを超えて半島の先端部へ。アメリカ軍の基地を建設中で、警察車両がパトロールしている。
P1110541P1110545P1110546


 景色がよくて何度も停止。経ヶ岬の手前、袖誌の集落で写真を撮っていたら、道の駅で見かけたクロスバイクの男女連れが追い越していった。
 経ヶ岬のレストハウス跡地(今は更地と駐車場、そしてバス停)を過ぎる。そこの駐車場にちょっと変わったサイクリスト発見。なんと自転車は、電動アシスト。
P1110558


 さあ、ここから本格的な登りが始まる。すると、広報から電動アシスト自転車が追い越していった。やはり、登りではかなわない。その後、坂の途中で止まって休んでいるクロスバイクの男女連れを追い越す。
P1110554P1110562

 白南風隋道を抜けるとカマヤ海岸。断崖絶壁の中腹につけられた道から、海と空の青い絶景が広がる。冠島と沓島、その向こうに久須夜ヶ岳など若狭のリアス式海岸、そして水平線の中央にはぼんやりと越前海岸まで見える。加賀白山は、と目を凝らすがさすがにそれはもっと空気が澄んでないと無理。もっと秋が深まってから春先までが白山遠望のチャンスだ。
 それぞれ景色を眺めるための停止をするので電動アシスト自転車と抜きつ抜かれつの状態となるが。蒲入の手前、甲崎で小休止。パンを食べる。電動アシストサイクルが通り過ぎていった。クロスバイクの2人はまだ来ない。この先、もう出会うことはなかった。こちらは府道623号線の野室崎、新井崎を経由するのだが、彼らはそのまま国道178号線を行ったのだろう。
 蒲入峠を越えて、本庄におり府道623号線へ。海岸からいきなりの急登。国道を離れると、本当に静か。国道は伊根湾まで内陸部に入るのだが、この府道は海岸。国道よりアップダウンがきついが、景色がよいので外せないコース。
P1110580P1110581

 標高差130mほどを越えてまた止まりの海岸まで下り、今度は新井崎へまた標高差130m。もちろん単に登って下ってではなくて、小刻みなアップダウンを経ながらなのできつい。ローを28Tにしてなければ登れない。そして、登りが急勾配ならば下りも急というわけで、ランドナーの古いカンティブレーキの制動力の弱さが如実に現れる。スピードが出るとコントロール不能となるのでずっとブレーキをかけ続けるわけだが、フルパワーで握り続けてやっと効いてくるという感じ。手が疲れるので、下りでも何度か休憩を取る。
P1110587P1110588P1110590

 刈り入れが終わっていたり、いなかったりする千枚田を過ぎ、握力を振り絞って伊根湾に下る。舟屋見物の観光客や、釣り人であふれている。狭い道にクルマが行き交う。
 以前町役場があった入り江の畔のベンチに腰掛けて小休止。男女連れのサイクリストが来たので、午前中のクロスバイクの2人組かと思ったら、男性の方はロードレーサーだった。ほかにも今日は結構のサイクリストに出会った。絶好の自転車日和だ。
P1110593P1110595P1110596


 伊根湾から岩滝までは平坦。追い風を受けて25~30km/hで飛ばす。いつしか空はうす曇。府中の天橋立北詰でトイレ休憩。朝の道の駅テンキテンキ丹後以来2度目のトイレだが、いずれも膀胱に余裕あり。25度を越える夏日で、かなり汗が出ているようだ。ただし、風は乾いているので、効率よく蒸発して気化熱が効果を発揮しているようだ。
P1110598P1110601

 にぎわう天橋立を後にして、阿蘇海の自転車道で岩滝へ。そして最後の山越えだ。標高差は190mで、経ヶ岬と伊根の間のアップダウンよりも大きいのだが、勾配は比較的緩やかなので越えやすい。そしてこれを登りきれば後は下ってゴールというわけで、最後の力を振り絞れる。下りも、弱いブレーキでも十分コントロールできる勾配だ。
P1110608


 というわけで、新たに手に入れた古い自転車はトラブルを起こすこともなく、無事に完走。16:15なので、6時間20分。これで、約82km。

 その夜、家でTVを見ていたら、NHKで不定期に放送される「にっぽん紀行」という番組で、小樽の「励ましの坂」が放送された。北海道ツーリングにやってきたサイクリストが、小樽にある全長1km弱で標高差80mの坂に挑み、足を着かずに登りきったら近くの旅人宿「とまや」のアルバムに写真を載せてもらえる、というものだった。がむしゃらに行こうとする若者は失敗し、ゆっくりと時間をかけて登る私と同世代のおじさんは登りきっていた。その長さと標高差は、本日の野室崎・新井崎の登り出しとほぼ同じ。ならば、いけるんじゃないか。ただし、励ましの坂は最後の最後が24パーセントの猛烈な急勾配。挑戦してみたい。でも、きっとMTBのギア比なら、何とかなるんじゃないか。ゆっくりゆっくりと。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2014/09/23

初秋の播州 田園と川と織物の里めぐり

 アプローチは福崎へ南下、加西を経由し、加古川の支流野間川をたどって多可町八千代区方面へ。町役場八千代地域局を過ぎて道路わきのスペースに駐車。自転車を準備。あちこちに彼岸花が咲いている。
P1110477P1110480P1110485


 まずは今クルマで通ってきた八千代の中心街へ戻る。ただし、県道143号線ではなく、何やら広大な公園のようなコテージが点在する施設の裏手の川沿いの道を行く。ちなみに、家に帰ってから調べてみると「滞在型市民農園フロイデン八千代」。コテージは貸別荘で、その周りの畑とセットで年間契約で賃貸。野間川は渓谷の雰囲気で、ホタルが見られるようだ。
 市民農園を過ぎると田んぼが広がる。稲刈りが終わった茶色の田んぼと、まだ黄金色の田んぼが半々といったところ。
P1110486P1110487

 県道を横切って俵田集落の中を行く。多可町や西脇市は播州織といわれる木綿の織物の生産地。八千代区には古い織物工場が残っている。そして集落のはずれには、白馬のモニュメント。間伐材や竹にわらをまいた骨組みに、播州織の残り糸などを巻いて作ったそうだ。ちなみに去年の暮れに今年の干支の馬を作ったとのこと。
 さらに南下。野間川を渡って町役場八千代地域局の前を過ぎて北上、小さな峠を越えて交差点に出た。右折して仕出原へ行きたかったのだが、直進して運動場などのある施設「ガルテン八千代」へと迷い込んでしまう。行き止まりを引き換えてして交差点に戻り、東へ。フロイデン、ガルテンとなぜかドイツ語が多用されている。仕出原で県道24号線に出て北上。クルマが多くて不快。
P1110491


 県道24号線を1kmほど走ったら左折。クルマとはおさらばだ。前方にロックフィルダムが見えている。糀屋ダムだ。標高差40mほどの急なのぼりをクリアするとダム湖が広がる。結構な広さで南北に長い翠明湖。見事なリアス式湖岸の西岸を行く。桜の葉がすでに色づき始めているようだ。公園のような施設があり、中央部には橋が架かる。1台の車とすれ違っただけの静かな湖畔。北側、上流側に県道295号線がかかり時折車が通る。ダムの上流には、仕出原川源流部の徳畑の集落が見えている。
P1110493P1110496

 県道295号線を東に向かい奥中集落へ下る。正面には杉原川に沿った国道427号線。にぎやかな街並みと行きかうクルマが何ともやかましい雰囲気。できるだけそんな喧騒に飛び込みたくないので、奥中集落へとエスケープ。狭い集落の道、そして田んぼを貫く農道。彼岸花に囲まれた道祖神の雰囲気がいい。
P1110503P1110504

 ほんの200mだけ国道427号線を走って、杉原川の左岸の堤防上の細道を北上。並走する国道の喧騒は対岸の火事のようなもの。こちらはのんびりと行く。そのまま川沿いを行けば、山野部集落。ここもあぜ道の彼岸花が印象的。
P1110508P1110509

 ところで、スタート地点は八千代区。県道24号線を離れ糀屋ダムへ向かうあたりから中区。そしてこの山野部集落は加美区。合併前に分かれていた三町を制覇することができたことになる。ただし、旧多可郡にはもう一つ黒田庄町が存在していたが、そちらは西脇市と合併した。
 日が暮れてきた。山野部集落から標高差100m弱の登りで山野部坂トンネル。これを越えると再び八千代区。
P1110511


 下りはほんの数10mで野間川沿いの県道143号線。ただし、県道は嫌なので、農道へ。緩い下りを飛ばして駐車地点の滞在型市民農園へ南下。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014/09/17

彼岸花開花

 今年は秋の訪れが早いようだ。近年は暖秋続きのせいか彼岸が終わる頃に咲き始め、最盛期は10月上旬だったのだが、今年はこの調子だと彼岸に満開となりそうだ。
P1110470


 天気は相変わらずすっきりとしなくて、晴れ間は半日しか持たない。行楽日和と予想された敬老の日を含む三連休も朝から夕方まですっきりと晴れることはなかった。日を追えば、13日の土曜は曇りで時折サーっと雨が降った。14日の日曜は、最も好天で午後からはきれいな青空が広がったが、午前中は曇天。そして、15日の敬老の日は一日曇天。
 遠出もせず、丹後半島一周を狙っていたのだが、近場のポタリングしかしなかった。35年前のランドナー、山口ベニックスで目論んでいる丹後半島一周にはちょうどいい気温になってきてはいるのだが、やはり海がきれいに見える快晴の日に決行したい。14日なら結果的にはよかったのだが、朝の曇天でスタートを切れなかった。とにかく、間違いのない日を選羽ないといけない。理想が高いのだ。
P1110448


| | コメント (0) | トラックバック (0)

丹但国境加悦奥峠と滝峠

 ようやく自転車で走って気持ちよい気候となってきた。夏の間はほとんど見られなかった青空も短時間ではあるが顔を出すようになってきた。
 京都府(丹後の国)の与謝野町(旧加悦町)から加悦奥峠を越えて、兵庫県(但馬の国)の豊岡市(旧但東町)へいき、滝峠で戻ってくる周回コース。
P1110403P1110406

 与謝野町役場加悦庁舎にクルマを止め、ランドナーで出発。少しだけちりめん街道を通ってから、加悦奥集落ののどかな田園風景を走って加悦奥峠へ。標高258mの峠までは標高差200m程登ることになる。途中、林間に石垣が残る。廃村のようだ。
P1110408P1110413

 峠を越えたら但東町へ標高差150mの下り。こちらも「ちりめん」の産地。
P1110416P1110424

 滝峠は標高297m。再び標高差200mを登る。峠を越えたら一気に下る。そして正面に大江山連峰が立ちはだかる。この景色が好きで、どうしてもこちら向きの周回となる。これで、3回目。
P1110430P1110427

 大江山連峰の景色を見ながら、最後は加悦鉄道の線路跡を利用した自転車道で加悦庁舎に戻る。
P1110433P1110437

 ちょうど30km。全体的に交通量は少なく、特に両峠付近はほとんどクルマのいないいいコース。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2014/09/02

大坂から京都へ晩夏の淀川遡上ポタリング

 8月の最後の一週間は涼しく、日中でも快適に自転車に乗れる日がやってきた。しかしながら、空模様は連日不安定で、雨の心配はまったく不要という日はない。「どうやら明日は大きな崩れはなさそうだ」ということが前夜の予報でわかるくらいだ。大阪にちょっと買い物に行きたいので、ついでに自転車にも乗ってこよう。夏の終わりの週末、何とか雨の心配はあまりしなくていいようだ。
 9時に家を出て100km、篠山口駅前の駐車場に到着したのは11時過ぎ。クルマから折り畳み小径車を下ろして駅で輪行袋に収める。11:46の電車には間に合わず、12:16の電車で大阪方面へ。13時過ぎにJR川西池田駅で下車。阪急川西能勢口へ。JRと阪急の両駅間の距離は商業施設を経由して500mもあった。輪行袋を担いでの移動はちょっときつい。日差しもあって、普通のこの時期なら大汗をかくところだった。やはり、いつもどおり宝塚で乗換えるのが一番いい。
P1110210


 13時半ごろの電車に乗って、14時前に阪急三国駅下車。輪行袋から自転車を出して、14時過ぎにスタート。駅から北上するとすぐ三国橋。渡し場跡の石碑が建っている。その橋を渡らず、手前の神崎川河川敷のなにわ自転車道がお目当て。河川敷に下りるスロープが近くになく、自転車を持ち上げて階段を降りる。
P1110212P1110216P1110219


 河川敷には秋の花が咲き、都会の川らしく工場や高層マンションが両岸に並び、車道や鉄道の端をいくつもくぐる。景色の変化があって退屈はしない。川の水は汚いが、それでも大きな街の中でクルマを気にすることなく、信号もなく走れる道があるというのはいいことだ。ジョギングをする人や、自転車通学の学生も利用する。
P1110220P1110222

 その神崎川は淀川から分水しているというが、自然に川が分岐するということはまずない。帰ってから調べるとやはり人工的なもので、工事はなんと奈良時代の末。新しい都、長岡京へ瀬戸内海からの水運のため。土砂の堆積した淀川河口部をバイパスするため、隣の安威川につないだとのこと。
P1110223P1110226

 走っているのは大阪市内だが、対岸は豊中市、そして吹田市。そのうちこちら側、つまり左岸も吹田市に入ったら、河川敷から土手に登る。そして阪急上新庄駅の脇を抜けて、淀川豊里大橋の手前にあるイトーサイクルへ。と、その前にラーメン屋で腹ごしらえ。イトーサイクルは、近頃ではあまり流通していないランドナーのパーツを豊富に取り揃えた貴重な店だ。ネット通販にも対応しているのだが、やはり品物を手にとって微妙な仕様を見極めたくてやって来た。以前に何度か訪れていて、いずれも上新庄駅からの1.5kmほどを歩いてきた。今回は自転車ということで、その距離感の違いに少し通り過ぎてしまった。ベニックスで使うこまごまとしたパーツをいくつか買って店を後にする。
P1110227P1110229

 豊里大橋の北詰から、淀川沿いの自転車道で川を遡上する。少年たちがサッカーや野球をしている運動場が並ぶ河川敷にも道があるが、堤防という小高い尾根の上を行くスカイラインを進む。遠くまで展望が開けているし、向かって左、つまり川と反対側には街が広がっているので景色が流れて退屈しない。しばらくは交通量の多い道沿いで、その跡は住宅街になった。夕刊配達のスーパーカブが路地を駆け巡っている。
P1110231P1110239

 堤防のスカイラインは舗装からダートに変わったが小石などはなくフラットなので問題はない。しかし、幹線道路に突き当たると道が途切れてしまうのがネック。土手を降りて河川敷の道で橋の下をくぐらなければならない。河川敷は景色の変化がなくて退屈なので端をくぐったら堤防に登る。標高差は20mもないのだが、急坂になっていて、ハンドルポストのちょうつがい部分にガタがきそうなため腕力を使えない折り畳み自転車ではきつい。さらに有名なクルマ止めが比較的短い間隔で現れる。自動二輪や原付自転車の通行も遮断するために、自転車がぎりぎり通れるようなデザインになっているので乗ったまま越えることはできない。こちらは、小径車でのんびりポタリング、おかげでエンジンの付いた乗り物と完全に隔離されている、と割り切れるのだが、ロードレーサーでスピードを出して走り続けたい人にはさぞかし厄介だろう。実際、ロードレーサーにはほとんど出会わなかった。
P1110240


 河川敷はいつしかゴルフ場となる。摂津市から高槻市へ。堤防の上の道はいつの間にか自転車道ではなくなってしまったようで、クルマが通る。仕方なく、河川敷に降りる。枚方大橋で自転車道は右岸から左岸へ移るようだが、そのまま右岸を行く。右岸にも河川敷にはクルマ止めのある道が続いている。
P1110242P1110249P1110246


 芝生の広場にテントがならぶ何かのイベント会場に出た。高槻市地域防災総合訓練、とのこと。横倒しになったクルマなどが置かれている。会場は閑散として関係者しかいないようだ。準備中か撤収中か。淀川の対岸にはビルの合間に観覧車やジェットコースターの軌道。枚方パークだ。その向こうには生駒の山。
 イベントが行われる公園を過ぎると、河川敷の道の周囲はただの草むらとなってしまい退屈になる。空はいつしか雲に覆われ、時折ぱらぱらと雨が降ってくる。背後からどす黒いくもが追いかけてきている。ただし雨は弱くて、10分間に5mmにも満たずアメダス等の雨量計のデータとしては上がってこない程度のもの。本来のこの時期ならばかく汗の方がよっぽど体をぬらすのだが、今日は快適な涼しさで汗も少なめ。
P1110251P1110253

 高槻市の廃棄物処理施設を過ぎると道の両側に背の高い葦が立ちはだかって目隠しをしてくる。そして忘れた頃にクルマ止め。
 目隠し地帯を抜けると対岸の少し遠方に小高い山があり、山腹の斜面にびっしりと住宅が並んでいる。後日地図を見てわかったことであるが、それは石清水八幡宮がある山で鳩ヶ峰という名前。冬にはスキー登山に行っている大江山連峰のピークと同じ名前だ。
P1110257P1110259

 やがて河川敷の道は終わり国道171号線が走る土手へ登る。ここは大阪府と京都府の境。桂川、宇治川、木津川が合流して淀川となるエリア。何度も走ったことがある桂川・木津川の自転車道も近いので、これで大阪と京都の間を自転車でほぼ走りつないだことになる。かつての水運ルートを自転車でたどったというわけだ。もちろん、京阪電車、阪急電車、JR東海道本線と東海道新幹線、さらに国道1号線と171号線、名神高速道路なども平行しているが、川に一番近いところを走れるのは自転車というわけだ。
P1110261P1110262

 交通量の多い国道171号線をわたって阪急大山崎駅へ。17:15、ここで輪行袋に自転車を納める。走行距離は、34km。
 17:21の電車に乗り込み、大阪へ戻る。18時頃、十三で宝塚方面の電車に乗り換え。込み合う車内を想定して折り畳み小径車を選択した。手荷物は小さい方がいい。窓の外の景色はいつしか雨に濡れている。18時半過ぎに宝塚について、JRの駅に移動。18:51の電車に乗って篠山口には19時半。薄っすらと濡れた駅前で自転車を出して駐車場までのわずかな距離を走る。再び自転車を畳んで自動車に収める。
 19:45にクルマで走り出し、福知山で少し寄り道をして22時に帰宅。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2014年8月 | トップページ | 2014年10月 »