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2014/08/06

カブのタイヤとベニックスのハンドル

 6月中旬の出勤途中にスーパーカブの後輪タイヤがパンク。有刺鉄線のとげの部分のような金属が刺さっていた。荷台の自転車に乗り換えて出勤。帰りにスペアチューブに交換した。
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 それからひと月余り経った、7月下旬にまたパンク。日中の移動中の出来事だったが、幸いそのときの目的地である職場まで1kmほどだったので、スーパーカブを押して歩いて到着。その日は対応する気になれなかったので、職場にスーパーカブを置いて自転車で帰宅。翌日、自転車で出勤して、下部のチューブとタイヤを診断。今度は何も刺さっていない。どうやら長くリアボックスの中でもみくちゃになっていたチューブに傷が付いていたようだ。タイヤもそこそこ磨り減っているのでどうせならこれを機に交換したいところだが、買い置きを切らしている。とりあえず古いタイヤで帰宅する。チューブも、新しいチューブを使うと、この後のタイヤ交換の際に傷付けてしまうともったいないのでパンクしたチューブをゴム糊とパッチで補修して使う。何せスーパーカブのリムからタイヤビー度を出し入れするのは大変な労力で、タイヤを外す際にタイヤレバーでチューブを痛めることもある。そして、タイヤビードをリムに入れるときには、レバーを使わない。
 ところが、ゴム糊が古くて固まりかけていたのでパンクは直っていなかった。さらさらの状態でないとチューブの穴の中に入り込んでいかない。帰宅途中でまた空気が抜けてしまったが、幸い穴は小さいのでもう一度空気を入れたら家までは持ちこたえてくれた。
 注文したタイヤが届いたら、新しいチューブとともに交換。これで一安心。ちょうど自転車屋さんの「BULLDOG」に行く用事があったので、カブの後輪ごと持って行ってアドバイスをもらいながらタイヤを装着。
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 ちなみに、前回のタイヤ交換からはちょうど1年。走行距離は約6500km。耐磨耗タイヤなのでもっと乗れるはずだが、早めの交換となった。確かに9000km走行の前回の交換よりだいぶ溝は残っている。
 さて、Vigoreのフラットハンドルと兼用ということで復活したベニックスだが、ドロップハンドルを付けることにした。どうもドロップハンドルには苦手意識があり、複数所有するランドナーの中では前述のフラットハンドルに交換した物にしか乗っていない。その理由は、ブレーキがかけにくいこと。そして、長時間乗っていると手が疲れてしまう、特に左手の小指が常に痺れたような状態になってしまうこと。本来、ドロップハンドルはいくつものポジションが取れることがメリットなのだが、実際に私が乗るときにはブレーキブラケットを握る場面がほとんどである。これなら安定しているし、ドロップハンドルのポジションの中では比較的ブレーキもかけ易い。しかし、その一点張りのような乗り方は、ドロップハンドルのメリットを完全に否定しているわけである。それならば、ポジションのバリエーションはなくても、持ちやすくてブレーキもかけ易いフラットバーの方がらくだと感じていたわけだ。
 ところが、最近のロードレーサーのドロップハンドルのブレーキブラケットやブレーキレバーの形は、トラディショナルなランドナーのそれと比べて握りやすそうに見える。実際、ロードレーサーに乗せてもらったら握りやすかった。シマノのSTIなど変速レバーが一体になった辺りから変化が出てきたようだ。が、変速はダウンチューブのダブルレバーがあるから、純粋にブレーキレバーだけでよい。
 そう思っていたら、今風の形でありながら純粋なブレーキレバーを見つけた。シングルスピードのロードレーサー(ピスト?)で使うことを想定して開発されたようだ。早速BULLDOGで注文してもらった。
 ハンドルバーは、フラットバーに交換したVigoreランドナーに元々付いていたものを利用。前のオーナーによりエンドが少し切断されているのが難点だが、ブレーキブラケットを握る乗車ポジションには影響ない。ステムは、ベニックスに元々付いていたもの。ベニックスが手元に来たときには、そのドロップハンドル用の突き出しの短いステムに実用車のハンドルバーが付いていたため、グリップが手前過ぎて非常に不安定な乗車ポジションだった。ドロップハンドルのレバーに合うワイヤーは頭の形状が違うので、それも新しいものに交換。ワイヤーとバーテープは買い置きがあった。ドロップハンドルの自転車にはまったく乗らなくなっていたので、消耗品がなくならないのだ。
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 とりあえずバーテープ以外を付けてみて、ちょこちょこと乗りながらポジションを調整。納得いったら、バーテープを巻く。ブレーキワイヤーをバーテープの中に巻き込むタイプは初めてだ。また、以前と違って粘着テープがないのが一般的で、それ自体が滑りにくく張力のある素材でできていて、テンションを掛けながら巻き、その張力によって固定される仕組み。また、以前はエンドからステムに向けて巻いていく方法が主流ながら、その逆に巻く方法があった。個人的には、後者の巻き方が好みだった。現行はエンドからスタートし、ステム側で終わるパターンのみのようである。
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 ブレーキブラケットが太くて安心して体重をかけることができる。長時間乗っても手が痺れにくいかもしれない。本来は変速の仕組みを内蔵したためにブラケットが従来よりも太くなったということだが、そうしたモデルと違和感なく乗り換えられるようにするためか。さすがにフラットハンドルのレバーには劣るが、従来のドロップハンドルと比べればブレーキもかけ易い。制動力の弱いランドナー用のカンティレバーであるが、何と合格ラインということにしておこう。
 ポジションが多彩なドロップハンドルの利点を損ねずに、最もよく使うポジションをより安定したものにしたのが、このブレーキブラケットとレバーの形状ということだろう。実際、今ロードレーサーに乗っているが、ブレーキブラケットを握るハンドルポジションの一点張りという人も多いのではないか。
 今は暑くてとても日中、まとまった距離を走る気にはならず、日没の後に10kmくらい走っているだけ。ハンドル交換の真価が判明するのは、秋の丹後半島一周のときだ。

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コメント

 カブのパンクこわいですね。ボクはなったことがないので今までは何の対処もする必要がなかった。ゆえに修理道具も何も持たずに走っています。穴をふさぐような修理剤を持って走っていますか?
 また、自転車のハンドルは見覚えがあります。ブラケットでは制動力がやや不足で下ハンドルからかけるときっちり止まります。あのハンドルでは下ハン持つのが難しそうです。ボクが言うのもなんですが。

投稿: すう | 2014/08/06 19:14

 スーパーカブが外出中にパンクするのはこれで4回目でした。だいぶ慣れてはきましたが、突然割り込んでくる大仕事にうんざりしてしまいます。工具なし1分でホイール着脱できる自転車と違って、サイズの異なるナットを外すため4,5本のレンチ・スパナが必要。後はタイヤレバーと、新品のチューブ。全行程1時間くらいかかります。自転車なら15分なのに。
 ベニックスのハンドルですが、お見通しの通りすうさんから頂いたVigoreに付いていたものです。
 近年のロードレーサーのドロップハンドルのブレーキブラケットは、ランドナーやかつてのロードレーサーのものと比べて握りやすそうに変わってきていることには気づいていたのですが、実感したのはすうさんと亀岡・八木を走った3年前の晩秋。当方の自転車のチェーンが切れ、スペアチェーンを取りにクルマに戻るのにすうさんのロードレーサを借りた時です。
 ブラケットは握りやすく、ブレーキを掛けやすいとはいえ、長い下りでは手が疲れそうですね。5年前の6月の加賀白山での苦い思い出があります。中飯場までのダブルトラックを、ユーラシアツーリングで挑んだ時のこと。甚之助小屋まで滑り終えて中飯場で自転車に乗ったのですが、バラス敷き路面の急な下りに、オンロードタイヤとドロップハンドルのランドナー。ブレーキ本体は強力なMTB用のカンティに替えてあったのですが、古いタイプのブレーキレバーなので手が疲れて何度も握力を回復させるたまの休憩を取る必要がありました。それに懲りて今年はMTBでしたが、5年前が嘘のように楽勝でした。やっぱり、フラットハンドルですね。
 ベニックスでは、ギア比のこともあり、アップダウンの多いコースを走ることは想定していません。ブレーキ本体も元々の弱いもののままで、交換する予定はありません。

投稿: はいかい | 2014/08/07 23:14

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