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2014/05/14

薫風の丹後半島一周2014

 風薫る5月。自転車で丹後半島一周をするのに最適なシーズンだ。丸一日空いた日がなかなかないが、日が長いことだし午後半日空いていれば何とかなるだろう。こうして、今シーズン初、生涯通算41回目の丹後半島一周が始まった。
 5月10日土曜日、宮津で午前中の勤務。いわゆる、半ドンだ。家に帰ってから丹後半島一周をするのは、時間のロスが発生するので、クルマに自転車を積んで出勤。そのクルマは、天橋立においておき、自転車で職場へ。そして勤務を終えたら天橋立に戻り、クルマの中で食事と着替えを済ませる。ちなみに、職場への往復で11.61kmの走行。この後の丹後半島一周の距離が加わり、この日の走行距離は100kmに到達する見込み。
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 13:45、阿蘇海を右に見ながらスタート。波打ち際の自転車道を行く。天気は上場海も空も青いが、風は北寄りで肌寒い。
 岩滝で阿蘇海を離れ、府道53号線を北上。山間部の、延利、堀越を越える。コース最高地点を通過するこの山越えは、いつもの自宅発着の場合は最後の最後となるのだが、序盤でこの登りに挑むのは41回目にして初めての経験だ。集落の周りには田んぼがあり、田植えが終わった田んぼが多いが、中には家族で作業の真っ最中の田んぼも見られる。
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 山間部を越えて竹野川流域へ。自宅近くの見慣れた風景を、ツーリングの途中で見るのは不思議な感じだ。国道は通らず、農道をつないで北上。向かい風で、スピードは出ない。竹野川河口部の、「道の駅テンキテンキ村」でトイレ休憩。そこそこ賑わっていて、大きな音を立てたオートバイのグループ、中でも三輪のトライクが注目を集めている。見れば、サイドバッグ用のフレームを装備したランドナータイプの自転車が止まっていた。ただし、空荷。オーナーの姿は見えなかった。
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 海沿いに出ればアップダウンが連続する。国道178号線だ。風も強まり、入り組んだ地形で追い風になったり向かい風になったりするが、基本的には向かい風のようだ。屏風岩を見ながら小休止して、トンネルで犬ヶ崎を越え、丹後松島を見ながら宇川の河口部へ下る。川の名前をそのままとって、「宇川」と呼ばれるその地区には集落が集まっている。そこにある「近畿最北のスーパーマーケット」でパンなどを買う。
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 経ヶ岬に向けて進むと自衛隊の駐屯地、そしてアメリカ軍の基地の予定地がある。周囲の田畑にはロープが張られ、「防衛賞の敷地内につき立ち入り禁止」と記されている。
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 このあたりから、荷物を満載したスーパーカブに何度も出会う。荷物の中には釣竿が見られ、波打ち際に降りて海を観察しながら進んでいるようで、何度も何度も追い越される。白いナンバープレートに「和光市」とある。なんと埼玉県だ。
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 袖志の集落は海のそば。北よりの風で、波が打ち寄せる。宇川あたりからは、ぐっとクルマが減って海がきれいでいい感じ。
 経ヶ岬のレストハウス後の更地で先ほど買ったパンを食べようかと思ったが、ベンチのすぐ前に車が止まっていた。おそらく釣り人のもので無人ではあるが、他人のクルマのすぐそばに座って休むのも気が引けて、すぐにスタート。白南風隋道への登りが始まる。ここから伊根まではさらにアップダウンがきつくなる。
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 標高差100m近く登って、白南風隋道を越えたら、カマヤ海岸。断崖絶壁だ。下り基調なのでスピードを出せる。ただし、カーブが多い。途中の展望スペースでパンを食べる。
 蒲入の集落を超えたら、蒲入峠を越える。ただいまトンネル工事中だ。
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 本庄からは内陸に入る国道178号線をそれて、海沿いの府道623号線だ。国道もアップダウンだが、府道はさらにきつい。それでも海がきれいだからこちらを選ぶのだ。出だしからいきなり急坂。八重桜は既に散って葉桜。
 野室崎を越える標高差130mほど登り。ほとんどクルマは通らず、海の景色がすばらしい。相変わらずいいねぇ。やはりここから次の新井崎が丹後半島一周の一番感動的なところだ。最高地点からは、青い海と青い空の間に冠島と沓島が浮かぶ。案外空気が澄んでいるので、島の向こうに加賀の白山が見えないかと目を凝らすが、白山はおろかその手前の越前海岸も見えない。若狭富士の青葉山ははっきりと見える。
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 うっかりしてデジタルカメラのバッテリーが切れてしまった。ビデオカメラで撮影する。起動するたびに静止画モードに切り替える手間がかかるのと、ヘルメットや自転車のフレームなどいろいろな場所につけてノーファインダーで撮影するためのカメラのため超広角で近くの景色がゆがんでしまうが、携帯電話のカメラよりはこちらのほうが色がいい。
 先程の蒲入峠の下りが肌寒かったので、野室崎の下りではウィンドブレーカーを着る。
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 断崖絶壁に囲まれた泊の海岸を通過し、新井崎を越える登りにかかる。暑くてウィンドブレーカーを脱ぐ。急坂を越えると上りは落ち着き海を見ながらのんびり走れる。かつては法面からの落石でよく通行止めになっていた区間だ。しばらく進むと田んぼが広がっている。新井の集落だ。かつてはここも小さな棚田「千枚田」だったが、20年ほど前に耕地整理されて広い田んぼになった。
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 少し下って、さらにまた登りが始まる。再び、標高120mまで登る。のぼりの途中には、まだ千枚田が残る。大体田植えが遅いのだが、今年は既に田植えが終わっている。ただし、1、2畳程のあまりに小さい田んぼは水もはられず放置されている。もう一段高い位置を走る道からならば千枚田の全景を見られるのだが、今日は午後のスタートということで標高差が少ないほうの道を選んだ。
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 千枚田を越えると、道端に猿。こちらが近づいても、目が合っても、平気な顔で何かを食べている。よく見ればほかにも猿、猿、猿。小猿もいる。猿だらけだ。
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 ようやく最高地点。本日は延利、堀越の山越えを済ませているので、もうこの後大きな登りはない。ウィンドブレーカーを着て、伊根湾へと下る。
 もう18時を過ぎていて、日が長くなったとはいえ、丹後半島の山に隠れてしまった。夕暮れの伊根湾に突き出した桟橋に佇み、舟屋を眺める。静かでいいなぁ。
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 その後静かな若狭湾を見ながら平坦な国道178号線を行く。風も緩やかだが、追い風だ。巡航速度は25km/hくらい。
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 日置でいよいよ日が暮れてきた。前後にライトを点灯。
 19時過ぎに、天橋立の北詰に当たる府中に到着。「天橋立を渡ってゴール」と同じコースを走るにしても変化をつけたのが、今日の要点。クルマは通れないから静かだし、危なくないし、高校生の通学路でもあるので街灯が点在していて程よい明るさ。対向車は学校帰りの高校生の自転車だけ。
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 天橋立駅のある文殊側に渡ったら、少しだけ車道を走って、阿蘇海の自転車道で再びクルマとは隔離された道を走る。そして、19:39、ゴール。88.42km。午前中とあわせて、ぴったり100.03km。

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