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2014/04/08

残雪の氷ノ山東尾根滑降

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 この冬は、降雪が少なかったが気温は低かった。氷ノ山の4月初めの残雪は、平年並みといったところ。ちなみに去年は今年より若干降雪が多かったが、3月の暖かさで氷ノ山の残雪は4月まで持たなかった。
 というわけで、毎年恒例の氷ノ山東尾根へ。兵庫県養父市の中心街、八鹿から西へは国道9号線をはずして農道を行く。いつもながら、この道がいい。青く雪解け水を流す八木川。少し離れた国道沿いに咲く桜。ただひとり白くそびえる氷ノ山。
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 3月23日までで営業を終えた氷ノ山国際スキー場のゲレンデを横切って東尾根登山口へ。スキー場が営業を終えるとすぐに道路の除雪が行われる。去年は、まだ十分な雪がある3月上旬に春の嵐でリフトが損傷し、スキー場は営業終了。3月中旬に東尾根を滑ることができた。その後急激な気温上昇で一気に雪が解けたので、場合によっては東尾根を滑るタイミングを逃すところだった。ちなみに、大雪だった2011年と2012年は、ゴールデンウィークの4月29日に滑っている。これがもっとも遅い時期の滑走。今年は4月上旬と平均的。
 登山口からは尾根に上がるまで階段が組まれた急登。
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 登山口の標高が790mで、山頂が1510m。標高990mで尾根に乗り、全行程の中間点が「一ノ谷休憩所」で1130m。一ノ谷より下は雪解けが進んでいて板を背負ってつぼ足で登る。雪よりも土を踏むほうが若干多い感じ。ただし、雪があっても地形や藪の関係でスキーには不向き。一ノ谷から上がスキーに適した斜面で長く雪が残っている。
 一ノ谷休憩所からシール登行開始。まずは標高差100m余りの急斜面だ。雪が緩みすぎて苦戦。
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 八木川の谷を隔てて鉢伏山とハチ高原、そしてスキー場の民宿街が見える。ハチ高原スキー場もずいぶん雪が解けて、茶色い地面が見えている。あちらも氷ノ山国際スキー場と同じく3月23日までで営業を終えている。その裏側のハチ北高原はまだ営業中だ。
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 急登を越えたら頂上台地で、斜度はゆるくなる。「千本杉」「古千本」と呼ばれる杉林とチシマザサが埋もれた雪原を交互に越える。古千本を越えたら、雪原の向こうに山頂の避難小屋が見える。山頂手前の雪原は、古生沼だ。
 ふもとはぽかぽか陽気でも山頂は風が吹き荒れていることが多いのだが、今日は山頂もほとんど無風でのんびり気分。小屋に入らず、外でゆうゆうシールの撤収作業を行うことができる。
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 仙谷や八木川源流の谷など、近年は山頂からの滑降が試みられ、インターネット上で記録を見ることができる。仙谷の源頭は恐ろしい急斜面である。笹が出てもう滑れない。八木川源流の谷は、出だしはいいが下が滝なので登り返さないといけない。こちらは北向きのせいかまだ滑れそう。
 三ノ丸のピークはずいぶん笹が顔を出している。でも、東に延びるなだらかな尾根は十分滑れそうな雪原が広がっている。
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 また、扇ノ山も眺めておく。今日もふもとでは20度を越える陽気。こんな日が現れるようになれば、氷ノ山の雪もすぐに解けてしまう。そうなると最後に残るのは扇ノ山。去年、氷ノ山の残雪は3月で脱落、これは前述の通り。その暖かい3月を乗り切った扇ノ山は、4月が低温だったため、5月中旬までスキーができた。今年はどうなるか、これからの気候次第。
 暖かいので、アウターを付けずに滑降開始。山頂付近はザラメだ。やや緩み気味だが、快適に滑れる。ああ楽しい。ゲレンデスキーでも、まだ今シーズンザラメを滑ることがなかった。春先が寒くてアイスバーンや、それに近いハードバーン、あるいは湿った新雪ということが多かった。
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 ピストンだけではもったいないので、三ノ丸を横目に大段ヶ平方面に進路をとる。が、時間が押しているので神大ヒュッテの下の斜面まで。
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 千本杉への登り返しは、シール不要、ステップソールで。ハチ高原を見ながら東尾根を滑る。一ノ谷休憩所の上の急斜面は、大段ヶ平方面に少し迂回。斜度は緩むが、ブナの林間。登りと同様、滑りでも雪が緩み過ぎて苦戦。もう少し木々が疎らだったらいのに。数回こけてしまい、シャツもズボンも濡れてしまった。アウターを着用すべきだった。
 一ノ谷休憩所で一息つく。そして板を背負って一路下山。登山口手前で少しだけ滑る。
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 2月ワサビ谷、3月大倉谷、4月東尾根、と今シーズン氷ノ山を3回滑った。初めの2回は新雪で大当たり。今日は、上部はそれなりにいいザラメだったが、下の方は雪が緩み過ぎていたので、トータルでは普通の出来。ぽかぽか陽気でのんびり楽しめたのでよかったとしておこう。

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コメント

 しっかり春スキーされましたね。氷ノ山が1500mなので、そのあたりは気持ちよく滑れたのでしょうね。
 毎年行くところを踏襲されているようで、年参りのようです。それで行くところには詳しくなれるんですね。

投稿: すう | 2014/04/10 20:05

 この日と翌日、麓では最高気温が20度を超え、夏日に近い陽気でした。単純計算で、山頂でも15度近くに上がったわけで雪も緩みます。その雪に、翌日には雨が降ったので、一気に雪解けが進んだことでしょう。
 でも、その後の寒の戻りの前に行けてよかったです。春の新雪はすぐに悪くなってしまいます。過去に何度も難儀しました。
 毎年訪れていると、その年の残雪の傾向が分かってきます。厳冬期に積もった雪の量も大事ですが、3月以降の雪解け期の気象条件の影響も大きいですね。
 去年は3月に晴れて気温が上がる日があり、そのあと春の嵐が訪れて雨が降るパターンが繰り返され、速く雪が解けました。そのおかげで、丹後から大山や白山の遠望のチャンスがはっきりしたわけですが。今年の3月は雨は降りましたが、晴れが少なく気温が低めなので少ない雪が長めに残っているようです。

投稿: はいかい | 2014/04/13 19:16

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