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2014/02/09

テレマークスキーの小物を自作

 暮れに知人が大阪でゲレンデスキーを買うのに付き合った。板とビンディングのセットが3万円と少し。テレマークスキーのざっと半額。山スキーなら、ビンディングが高いのでもっと差が開くことになる。
 テレマークスキーや山スキーの用具は高い。小物までいちいち高い。量産できるかどうか、ということが大きく関係するのだろうが、そういう生産側の言い分はさておき、消費者側としては、もっと安くならないか、というのが本音だ。

 さて、今シーズンデビューのスキー板だが、流れ止め(リーシュ)をつけなければならない。安いもので1575円。標準的には2000円はする。取り扱っている店は少なくて遠いので通販ということになり、送料も加算される。構造は単純なので自作できないかと前々から思っていた。
 というわけでホームセンターで材料をそろえた。留め具はグローブを装着したままで使いやすいカラビナ式を選択。これが一番高くて、1個390円を2個。ワイヤーロープは太さ1.5mmのものが10センチ10円で切り売りされていたので60cm購入で60円。ワイヤーの両端を輪っかにしないといけないので、スリーブ(ロックカン)という小さなパイプが必要。3個入りが120円だが、4個必要なので240円。以上が必要最低限なのだが、市販のリーシュはワイヤーにチューブをかぶせてある。何か適当なものがないかと店を物色したら、電子回路コーナーにあった。2m巻きで278円。実際には40cmしかいらないのだが。
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 ワイヤーロープの端を輪っかにしてスリーブに通すのは結構手間がかかった。スリーブは断面が8の字の小さなパイプ。ここにワイヤーを通した後で潰して圧着して固定する。固定した後で抜けたらまずいので、スリーブはワイヤーロープが通るぎりぎりの太さで作られている。ワイヤーロープは細いワイヤーをよりあわせてあるのだが、切断するとどうしても切れ端が少しだけほどけてしまう。1回目は、よりの向きに回しながらねじ込めるが、折り返してもう一回スリーブに通すのが難しい。自転車のブレーキや変速にもワイヤーロープが使われているので専用の切断工具を持っていて、もちろんそれを使うのだがそれでも少しほどけてしまう。4回の作業の中で若干学習し、電子回路のチューブをかぶせた状態で切断すればほどけにくくなった。
 スリーブをつぶしてワイヤーを圧着するには、専用のかしめ工具があるが5000円以上もするので買えない。ペンチで代用する。しかし、面で圧力をかけるペンチに対し、専用かしめ工具は幅が狭く線上に圧力を集中させている。なので、ペンチで圧着した後、スリーブにマイナスドライバーを突き立て金づちで数回叩いておいた。
 というわけで、1セット1000円ちょっとで完成。ワイヤーにかぶせたチューブを278円丸々計上するか、使った分だけにするかで若干違ってくる。でも、市販の1575円は良心的か。

 次に、シールのテールを止めるフック。前述の新しい板用にシールを調整したのは少し前の記事に書いた通り。板の長さにより調整できるテールのストラップへのフックの通し方を間違えていて、片方を紛失してしまった。
 テールフックとストラップと、それをシールの端に固定する金具のキットが2100円。先日利用したネットショップでは、送料がメール便120円で、店を出している楽天市場のポイントでほぼまかなえる。が、必要なのはフック片方のみ。
 別の店で、ストラップとフックだけで1260円。ストラップは消耗品なのでこれはいいかと思ったが、送料が525円とのこと。かえって割高。
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 というわけで、やはりホームセンターで探索。するとあったT字型の金具。お値段71円。これを買って帰り、純正のフックを見ながらペンチで曲げる。ストラップの穴にも、きつ過ぎず緩過ぎずジャストサイズ。板にシールをつけてみたが、ぴったりフィット。実際3時間ほど歩いてみたが、大丈夫。これはお得。
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 さて、作業をしていて思ったのだが、シールのチップループ(トップに引っ掛ける輪っか)もワイヤーロープで簡単にできそうだ。シールの長さに余裕があれば、シールを折り返して固定すればよい。ひっかけた時にエッジが当たる部分はワイヤーが擦り切れそうなので、自転車のブレーキワイヤーのアウターチューブをつければよいだろう。このアウターチューブ、表面はビニールだが中は金属なので強度は十分だ。もちろん使い古しで十分だ。ついでに、ワイヤーロープも自転車のブレーキや変速ワイヤーの使い古しで十分だ。ブレーキワイヤーもアウターも劣化するのは端だし、変速ワイヤーはアウターの外に出ている部分が錆びてフレームのガイドとの摩擦が増して変速が重くなり交換となる。これからは、交換したワイヤーも捨てないで残しておこう。まともに買えば2000円くらいするが、リサイクルでゼロ円だ。

 というわけで、せこいお話でした。板・ブーツ・ビンディングなど単価が高いものが手軽に自作できればいいが、それは無理。

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