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2013/12/19

初冬の京都西山をMTBで巡る

 日本海側の天候が悪い晩秋から初冬の時期に京都市周辺を走っている。宇治に住む友人のいさなごのぼる君と共に走るわけだが、彼の体調不良のため2週間の延期となって、12月14日に実現。うっすら雪の積もった丹後を朝7時前にクルマで出発し、集合場所である向日市中心部、阪急東向日駅前のイオンには約束の10時より少し前に到着。高速道路、有料道路は一切使わず130kmをちょうど3時間。いさなごのぼる君は、少し遅れるようだ。風は冷たいが雪の丹後とは別世界の快晴。とりあえずクルマを止めたコインパーキングから「イオン向日町」の契約コインパーキングにクルマを移す。が、初めのコインパーキングはイオンの隣のスーパーマーケットの契約でそちらで「500円以上の買い物をすると1時間無料」とのこと。買い物をする。スーパーマーケットが密集しているが、ちゃんと客が入っているところが田舎とは違う。1日の最大料金が設定されたイオンの駐車場に移動。これで夜まで停めても500円だ。そんなことをしているうちに、宇治からの20kmを自走アプローチのいさなごのぼる君が到着し、改めてイオンでも本日の行動食を買い物。
 11:03、向日町スタート。道が狭くクルマが多い市街地を西に進み、竹薮を抜け、田園地帯に出る。ここは京都市西京区。大原野(おおはらの)と呼ばれるエリアだ。自転車もちらほら見えるが、ほとんどがロードレーサーで、たまにクロスバイク。ちなみに我々は、シングルトラックの区間もあるので、MTBである。
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 前方にはこれから登る盆地の西の山々がそびえる。そんなに走ったわけではないが、景色の変化は著しい。その都市に隣接した農村地帯を少し北上し、花の寺「勝持寺」への登りにとりつく。府道141号線だ。いきなり急坂が始まり息が上がる。花の寺の入り口の分岐を過ぎてしばらく行ったところで力つきて小休止。もう正午前なので、さっき買ったおにぎりなどを食べる。寒気の影響か少し雲が出てきているようだ。少し上に建設業者の重機置き場があり、ダンプカーが埃を巻き上げて通り過ぎた。
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 さて、登りを再開。すぐに車止めがあって、車両通行禁止。ここからはクルマを気にせずに走ることができる。さらに、激坂から普通の上り坂に落ち着き、会話をしながら進むことができるようになる。ヘアピンカーブをいくつか越えると、京都盆地の展望が開けてきた。足下には延伸した京都縦貫道。1年前にこの道を登ったときにはまだ建設中だった道路が、盆地の中の平野部と西山の境界線として引かれている。そして、わずかな田園地帯を経て、向日、長岡京、さらには宇治、城陽、京田辺などを含めた京都市を中心とする大市街地が広がる。南北に長く、北は日本海に面し、今日はといえば快晴と雪模様という具合に天候が完全に明暗を分ける京都府。その人口の偏りは激しく、南端に近い京都盆地に府民の8割、200万人が暮らしている。その市街地の中心付近の目印は京都タワー。そして、盆地の向かいの奥にそびえるのは比叡山だ。去年は紅葉のトンネル、落ち葉の絨毯だったこの道も、時期が半月遅い今年は鮮やかさは全くない。
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 登りながら今日のコースについていさなごのぼる君と相談する。今登っている小塩山から「西山」と呼ばれる盆地の西側の連山を縦走するコースは、20年前に刊行された「関西MTBツーリングブック」に掲載されているコースの一部である。1年前にはそのまま利用させてもらったのだが、その後地図を見ていて思いついたコース案を提案してみる。全く新しいコースというわけでなく、一部変更という程度だが、アップダウンはかなりきつくなる。それでも、同じコースの繰り返しよりも新たなコース開拓の方が楽しいということで、もう少し先で判断する事にしながらも、前向きに検討することでまとまった。
 てっぺんにアンテナを頂いた小塩山。山頂手前から淳和天皇陵道というシングルトラックが尾根を下っている。山頂部にある淳和天皇陵への道と言うことのようだ。入り口は非常にわかりにくい。ガードレールに巻かれたピンクのリボンとペンキの丸印、車道の反対側の「淳和天皇陵へ」の道標などで見つけないと行けない。ちなみに、地図に示された破線とは若干違う場所にある。
 小塩山山頂はブッシュに囲まれて展望はないので割愛。シングルトラックに突入。最初は我々の技量では乗車できないがすぐに楽しく乗れる勾配となる。しばらく下っていったら、分岐。右に行けばすぐに金蔵寺で、シングルトラックは終わる。やはりそれでは物足りないので、直進、つまり大原野まで下る尾根コースを選ぶが、ここで小休止。
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 尾根のダウンヒルは、標高差400m以上となかなかのボリューム。勾配がきつすぎたり、ガレていたりですべて快適に乗車できるわけではないが、自分の技量で乗れるかどうか試行錯誤しながらというのも楽しい。何人かのハイカーとすれ違ったり、追い越されたり。最後は、動物除けのフェンスを越えて竹藪の中のダブルトラック。ダートから舗装へ。延伸したばかりの京都縦貫道の上を立体交差で越える工事区間に分かれ道があり少し迷走。どうにか、府道733号線にたどり着く。このダウンヒルで終わりにするのも少し物足りないので、また登り返すのだ。
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 とりあえず、舗装の車道を標高差200m。勝持寺の手前に分岐を右にとり府道と分かれる。そして勝持寺の入り口からシングルトラックへ。残念ながら、ほとんど登り。出だしだけわずかに乗れるものの、途中からはつづら折れの急登の押し登り。さすがに疲れてきた。勾配がゆるんで乗車可能となったら、すぐにピークがきて下りとなるが、それもつかの間、舗装路に突き当たる。シングルトラックに入ってからも標高差150m。登り返しのトータルは350m。小塩山の登り550mとあわせると、本日900mも登ったことになる。
 舗装路に突き当たる直前、我々と反対方向からロードレーサーらしき自転車が登ってきた。止まらずに通り過ぎたのでよくわからなかったが、ブロックタイヤを履いているようだった。あれで、急なつづら折れを下るのだろうか。
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 さて、たどり着いた舗装路は、府道733号線で、本来は突き当たりを右にとり、すぐに東海自然歩道を兼ねた舗装路を左折して善峰寺へ行って府道208号線を大原野へ下る予定だった。ところが突き当たりを左に行ってしまった。緩い登りですぐに逢坂峠を越え、ダウンヒルとなり、金蔵寺下の分岐で道を間違えたことに気づく。もう登り返す気力も体力もなく、どうせ大原野に下るれるんだからいいや、とそのまま下っていく。途中でライトを装着、点灯し、京都盆地の夕景を眺めながら長い舗装路のダウンヒルを堪能する。
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 大原野では、クルマの多い道を避けて川沿いのダート道や狭い路地を選ぶ。最後はクルマのあふれる市街地走行。夕暮れが近づいて、薄暗くなってきた。向日町に到着。いさなごのぼる君とはここでお別れ。また来年。家まであと20km、頑張ってね。
 11:03~16:46、約30km。
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 さあ、帰る前にヨドバシカメラに寄っていこう。MTBをクルマに収めてから、徒歩でJR向日町駅へ。この片道1km弱が結構脚に堪えた。京都駅前のヨドバシカメラで買い物をしたりラーメンを食べて、東向日に戻ったのは19時過ぎ。クルマに乗り込み帰宅は22時半頃。

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コメント

動画の画質はこれで充分です。子供の反応はイマイチだったけど。
帰り道は辛かったけど、現地では思ったより脚力が持続して、よかったわ。

投稿: いさなご | 2013/12/22 10:46

 本編よりも長いアプローチ往復40km、お疲れでした。
 動画はカメラにはMP4形式で保存される。5年以上前に買ったDVDマルチドライブに付いていた動画編集ソフトはMP4を認識してくれないので、事前にMPEG1にエンコードしている。そして編集して、1本のファイルに仕上げるのでまたエンコードすることになる。だから、画質はずいぶん劣化してしまうのよ。
 ついでに言っておくと、シングルトラックは立ち止まる場面が多い。それに比べて、舗装路の下りは停止は少ないしスピード感もあってスリリングな映像になる。だから、シングルトラックのシーンは細かい編集をしなければならないわけで、それが手間だから、そのまま使える舗装路のシーンが長くなってしまった。
 こういうマニアックな動画は、子どもでなくても、一般人には退屈だろうよ。じゃあ、また来年。

投稿: はいかい | 2013/12/24 19:21

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