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2013/11/02

晩秋の丹後半島一周

 20年くらい前には、初夏と夏の終わりに丹後半島一周をしていた。報告文のタイトルは「薫風(あるいは新緑)の丹後半島一周」と「晩夏の丹後半島一周」だ。爽やかで日が長い初夏が丹後半島一周のベストシーズンであることは間違いないが、にぎやかだった砂浜に静寂が戻る晩夏も良かった。しかし、近年の夏の暑さ、しつこく厳しい残暑。9月に入っても真夏日が続き、猛暑日だってある。彼岸花が咲いているのに、海水浴客が泳いでいるのが近年の状況。というわけで、この頃は初夏に続いて10月の丹後半島一周も定着してきた。ただし、10月といっても上旬か、遅くとも20日頃までというのがこれまでのことだったが、今年は10月になって暑い日があったので、とうとう下旬になってしまった。今までで一番遅い時期の丹後半島一周である。
 こうして、今シーズン2度目、生涯通算40回目の丹後半島一周が始まった。
 昼前に京丹後市弥栄町をスタート。普段なら寒いこの時期だが、半袖のシャツに、七分丈のズボンで寒くないだろう。一応フロントバッグにはウィンドブレーカーを入れておこう。
 去年の10月には折り畳み小径車で丹後半島一周したが、今日は遅い時刻のスタートだし、ランドナーで走ろう。
 まずは竹野川の流れと刈り入れが終わった田んぼを見ながら北上し、日本海を目指す。河口近くの道の駅「テンキテンキ村」でトイレ休憩。穏やかな晴天。もうすぐ小春なので、まあ小春日和といってもいいだろう。
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 次は海を左に見ながら、経ヶ岬を目指し北東へと進む。アップダウンが出てくる。そんなに強くはないが北西の風が吹いているので、海は時化て晩秋の表情だ。
 中浜のスーパーマーケットでパンを買って、経ヶ岬のレストハウス跡地で食べる。建物は撤去されさら地となり、釣り人の駐車場のような状態。
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 ここからはさらにきつめのアップダウンとなる。まず白南風(しらばえ)隧道を目差しての登り。山の木は赤や黄色に色づいている。
 小さなトンネルを抜けると、カマヤ海岸。ダイナミックの海の断崖だ。緩やかな下りを快走する。
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 蒲入の集落を越えると再び峠越え。その蒲入峠のトンネル工事がすすめられている。
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 峠を越えると本庄。竹野川河口部からずっとたどってきた国道178号線を離れ、海沿いの府道623号線へ。海沿いの険しさを国道は避けているということだ。まずは野室崎を越え、泊で海岸まで下ったら次に新井崎を越える。新井崎は、急斜面に小さな棚田が貼り付いた「千枚田」が見られるが、やはり休耕田が目立つ。
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 一つ一つの登りは標高差100m余りだが、大きく分けて3つ、細かく分けると5つほど連なるので脚に堪える。
 最も厳しい区間を過ぎたら舟屋が並ぶ伊根湾に降り立つ。が、海沿いの細い道は下水道工事で通行止め。山手の迂回路へ登り返さねばならないかと思ったが、自転車は海沿いを行くことができた。
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 伊根を過ぎると、天橋立に向けて平坦で比較的まっすぐな道を行く。半島の南東側の内海に面しているため、波が穏やかで集落が海岸に近い。地形は走りやすいが、クルマが通るのが難点。何せ、それまでは本当にクルマの少ないルートだったのだから。
 いつしか空は曇り、まるで夕暮れのような薄暗さ。時計を見ればまだ15時を過ぎたあたり。西側の雲の薄いところでは「天使の梯子」がかかっている。まさに晩秋の空だ。
 天橋立(府中)で小休止して、スーパーマーケットで軽い行動食を買う。そして阿蘇海沿いの自転車道を少し走って、ベンチで食べる。
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 あと一山越えたらゴールだ。与謝野町男山から府道53号線で標高差200mの峠越えだ。ここは、信号がなく、京丹後市北部と宮津市を結ぶ抜け道最速ルート。結構クルマが通り、しかもとばす。センターラインのない細い区間、前方の様子が分からないカーブ手前でも、果敢に追い越しをかけていく。道路工事で片側通行の区間では、紅白の旗を持った整理員を無視して(自分に都合の悪いことには意図的に気づかないようにして)突っ込もうとする。
 去年今年と京都府では繁華街を歩く人や通学の小学生を一度に何人もはねる交通事故が連発している。そんな状況でも、スピードを出したい、追い越したいという感情が先に立ち、安全は二の次三の次となる。そんな運転をするドライバーはざらにいる。もちろん安全運転を心がけるドライバーもいるが、前述のような「明日は我が身」ととらえる能力の欠如した者どもがいる限り決して悲惨な事故はなくならないだろう。
 いかんいかん、愚痴っぽくなってしまった。40回目の記念ツーリングなのに。
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 色づいて木々を見ながら標高差200mの下りを快走し、ゴールイン。下りは少し寒かったが登りで上昇した体温で持ちこたえ、ウィンドブレーカーの出番はなかった。気持ちの良い82kmを完走。

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コメント

 40回記念おめでとうございます。
82km問いと、時速20kmで行くと4時間チョイ。休憩入れて5時間くらいでしょうか。ボクは内陸の人間でもあるので海岸沿いがいいです。伊根の新井崎は丹後半島でも屈指の美しさだと思います。千枚田と海が絵になりますよね。
 車に抜かされるのは仕方ないけど、車が多いと閉口しますね。ボクはわかっていて走ることも多いですが、車はないに越したことはない。ぬかされるときに人柄が垣間見えるような気にもなります。

投稿: すう | 2013/11/04 08:24

 20km/hなんてとんでもございません、18km/hでございます。実走時間約4時間半。トータルで6時間半です。
 一年前、とびしま海道を走っていてわかったのですが、写真撮影のための停止がかなり多いみたいです。当方よりも巡航速度が低いサイクリストに写真停止の度にぬかされ、走り出せばこちらが追い越すというパターンがありました。
 20代のころには、20km/hで走っていたし、特に大学生だったころには5時間弱で完走したこともありました。今ではそんなペースでは走れませんが、制限時間などなく、速く走る必然性もない、それがツーリングのいいところです。

投稿: はいかい | 2013/11/04 12:09

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