« 時々雨の阿蘇海 | トップページ | 大江町へ »

2013/09/17

台風18号により福知山で由良川が氾濫

 まずは、今回の台風18号により被災された方々に対し、お見舞い申し上げます。
 16日の明け方、聞いたことのない携帯電話の着信音で目が覚めた。まだ、先月末に運用が開始された「特別警報」が、京都府に発令されたことを知らせるものだった。何と、滋賀県、福井県と共に全国で初の発令ということだ。
 この特別警報は、「大雨・防風・高潮・波浪・大雪・地震・津波・火山噴火が50年に一度程度の値に達すると予想される」(気象庁)ときに発令されるとのこと。ところが、運用前なので発令はされなかったが、8月初めの山口・島根や秋田・山形の豪雨も、特別警報に相当するとのこと。ずいぶん頻繁に起こっているように感じる。それぞれ、地点が別ではあるのだが。
 ただし、同じ京都府北部に限っても、「2004年10月19・20日を中心とする台風23号も特別警報に相当する」(気象庁)とのこと。つまり、50年に1度のものが9年間に2度起きているわけである。
 さて、今回の2013年台風18号の降水量を2004年台風23号のものと比較し、京都府北部を中心に、一覧表と地図にまとめてみた。
3_24P4240_20130916_0900_ir1


 今回の台風18号の(9月15・16日)雨量が、2004年の台風23号より、多ければ赤、少なければ青、と色分けをしてみた。舞鶴は、ほぼ同等ということで黒のままとした。
 特別警報はでなかった兵庫県の豊岡市は、23号の半分強。反対側の東隣の福井・滋賀両県は特別警報発令。つまり、京都府北部においては、西よりも東の方が大雨の傾向が強かったことが見受けられる。

 由良川の氾濫により市街地が大きく浸水した福知山市も、今回は9年前の23号と比べ3割程度少ない雨量である。しかし、注目すべきは、由良川の上流、美山の降水量で、9年前の23号より3割程度多い。つまり、福知山での氾濫は美山の数値に現れる通り由良川上流の降水量が影響しているものと思われる。17日の京都新聞の記事(画像参照)の内容にも一致する。また、17日夜のNHKのニュースのインタビューで「あの雨量でこんな洪水になるとは思わなかった」とこたえている人がいたように、予想外と感じた人も多かったのではないか。
Photo


 また、9年前の台風23号では、舞鶴郊外の由良川沿いで水没したバスの屋根で一夜を過ごした人々のニュースが報じられるなど、河口近くの被害が大きかったようだった。福知山など中流域の降水量が9年前の23号の時より少なかったということもあるだろうが、福知山で大きく氾濫したため、その下流の被害がまし(*)だったということもあるかも知れない。まあ、今年も9年前も、中流も下流も多かれ少なかれ、由良川は氾濫しているのだが。
 とにかく、大きくて長い川というのは、自分がいるところだけでなく、はるか遠くの上流の影響もうけるし、たくさんの支流をあわせて大量の水が流れているので、氾濫した箇所は大被害となる。
 ところで、前述の地図画像には、由良川に加え桂川も描いておいた。ちなみに手書きなので不正確である。桂川の源も由良川と同じく、特別警報が出た3府県の境界付近。

*「まし」なんて書きましたが、この付近で家屋の浸水等の被害にあわれた方、ごめんなさい。9年前との比較の話です。でも、被害に、「まし」も何もありませんね。

|

« 時々雨の阿蘇海 | トップページ | 大江町へ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 台風18号により福知山で由良川が氾濫:

« 時々雨の阿蘇海 | トップページ | 大江町へ »