« 2012年度植村直己冒険賞受賞記念講演 | トップページ | スーパーカブ5年 »

2013/08/20

厳しい残暑

 8月19日、舞鶴の最高気温は38.1度で、近隣の宮津や豊岡でも37度台。舞鶴では、この夏一番の高い気温となった。
 この8月は、高知県の四万十川中流の江川崎で41度と日本記録を更新するなど記録的な猛暑と言われているが、近畿地方の日本海側ではこの数年の中で目立つ暑さというほどではなかった。もちろん、猛暑日のにも何日かあって十分に暑いのだが、全国のアメダスの中でも夏の最高気温のランキング上位の常連の豊岡や舞鶴も、ベストテンに登場した回数はほんの数回と知れたものだった。
 しかしそれも盆休みの前まで。特に盆明けの数日は、南風によるフェーン現象で厳しい状態。熱帯夜もある。この南風は、太平洋高気圧が南東に後退し、日本海北部に低気圧や前線が現れ、それに向けて太平洋高気圧の縁を回るように風が吹いているから。
 幸いなのは、熱帯夜といっても26度未満なので、まだクーラーのない家でも眠ることはできる。熱中症で病院に運ばれたという話も、近隣ではほとんどないようだ。神戸、大阪、東京などで、一日の最低気温が28~30度ということを考えればずいぶんましである。

 ところで、近畿・東海・関東以南では7月上旬という早い時期に梅雨が明け、ずっと暑い状態が続いている。昨年のように9月半ば過ぎまで猛暑が続くと、2ヶ月以上も盛夏ということになる。一方で、北陸や東北では、8月までずれ込んで遅い梅雨明けとなった。
 近畿地方や中国地方の日本海側(つまり山陰地方)や北陸南部の福井県では、梅雨明けのタイムラグが1ヶ月ほどもある地域の境目にいたわけである。
 具体的には、山陰では梅雨明けしてから3週間も経ってから、まるで梅雨末期のような豪雨に見舞われた。北陸南部では、まるで盛夏のようなカンカン照りの梅雨の中休みが延々と続いた。つまり、「梅雨明け十日」の後に「梅雨末期の豪雨」がくるあべこべの夏になったということである。原因は、太平洋高気圧のピークが7月と8月の2度あったということである。
 その、太平洋高気圧の勢力が弱まった7月末から8月上旬に、山陰西部の山口・島根県や東北の秋田・岩手・山形県で大きな豪雨被害となったが、近畿北部でも3回ほど大雨・洪水警報が出た。
 まずは、7月26日午後の降雨レーダー画像のアニメーション(下)。13時過ぎから、1~2時間ごとに丹後半島付近に雨がやってくるが、京丹後市の南をかすめるだけ。市内弥栄町では、南の空が何度か暗くなり、冷たい風が吹き、水滴は感じるが濡れない(すぐに乾いてしまう)程度ぱらぱらとごく微量の雨が降っただけ。16時頃のその日3度目の雨の来襲はまともの来るかと思われたら兵庫県から京都府に入ったとたんに雨の勢力が弱まりやはり感じるけど濡れない程度の雨だった。アニメーションは途中で終わっているが、4度目でようやくお湿りといえるかどうかぎりぎりの降り方となった。
130726_2130726_1_2

 26日までの2,3日は、京丹後市の少し南の与謝野町・宮津市・舞鶴市でごく短時間に激しく降る通り雨があったが、京丹後市では全く降らない状態。そろそろ降ってほしいと思っているところだった。
 ところが、翌27日夕方から雨が降ったり止んだりしはじめ、夜になって激しく降り出した。降雨レーダー画像のアニメーションを見れば、丹後半島北西海上(兵庫県但馬沖)から列をなすように京丹後市中心部にピンポイントで雨雲が送り込まれて来ている。これが翌28日朝まで続き、大雨洪水警報発令となった。
130727_1


 その後、4日、5日に北近畿に大雨・洪水の警報がそれぞれ短時間ずつ発令されたが、以降まとまった雨が降っていない。前述の日本海北部の前線(梅雨前線の成れの果て、つまり秋雨前線)が、北海道や東北い豪雨をもたらし、軟化の兆しを見せている。近畿北部で次に降るときは、いつか。また豪雨なのだろうか。

|

« 2012年度植村直己冒険賞受賞記念講演 | トップページ | スーパーカブ5年 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 厳しい残暑:

« 2012年度植村直己冒険賞受賞記念講演 | トップページ | スーパーカブ5年 »