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2013/08/30

8月のカーテンコール

 台風15号が近づいてきている。30日は、近畿地方北部では曇りのち雨の予報で、降り出しは昼頃とのこと。雨の直接的な要因は秋雨前線で、日本海側では台風本体よりも怖い。九州北部と中国地方西部、あるいは北陸などで大雨洪水の警報が発令されているが、近畿北部は日本海の前線から離れているためそんなに強く降りそうにはない。帰りは少々濡れても構わない。というわけで、クルマでなくスーパーカブで出勤。予報通り、昼ごろからそこそこ雨は降ったが、それは弱いもの。夕方には止んだ。ちなみに、アメダスの雨量計の観測では、近畿地方の各地点で日中は0mm。雨量計は0.5mm分の雨水がたまると転倒するますがあり、その転倒回数で雨量を計測する。2回転倒すれば1mm、10回転倒すれば5mmというわけだ。本日の日中は、一度も転倒しなかったということなのだが、気温の影響はないのだろうか。気温が高ければ、蒸発、つまり水蒸気への気化がしやすい。本日の近畿北部の最高気温は34度前後。雨が降っていた時間帯は、ずっと30度以上の状態だった。雨量計そのものの温度も30度以上ということになり、わずかな水をひと肌で温めているような状態ではないのか。まあ、そんなことを考えていた。とはいえ、その時間帯の降雨レーダー画像には弱い雨が示され、測候所や気象台には感雨計といって少しの雨でも反応するセンサーがある。だから、本日の気象データを見ると雨量は0mであって、降雨なしの「-(ハイフン)」ではないのだ。
 さて、梅雨前線の活発化による局地的大雨(とっくに梅雨明けしていたにもかかわらず)で幕を開け、8月は台風接近による秋雨前線の活発化で幕を閉じようとしている。まるで前線が8月という舞台の緞帳(どんちょう)のようだ。
 地蔵盆の頃には前線が日本の南まで下がり秋の高気圧に覆われたため、最高気温は30度未満、最低気温は20度前後まで下がる日が数日あった。しかし、台風接近により前線は日本海まで北上し、台風がもたらす湿った暑い空気で暑さがぶり返してきた。夏のカーテンコールといったところか。
 台風が去り、9月になったら涼しくなるのだろうか。近年は9月は秋でなく夏というべきで、上旬には猛暑日も珍しくないのだが、今年はどうだろうか。

注:気象のお話は、北近畿のもの。

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2013/08/21

雨のち曇りの扇ノ山

 6月末の某日。扇ノ山にMTB登山をしようと新温泉町の上山高原へ。しかし、この山域にはいると雨が降っていて、上山高原に登る途中は激しい雨足。MTBに乗る気が失せてしまった。
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 引き返すにはガソリン代が惜しいので、傘を差して登山道を歩き出す。チシマザサ(根曲がり竹)のタケノコである「スズコ」を採りながら歩いて、気が済んだら引き返そうという気持ちだ。
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 結局、山頂まで行った。途中で雨は止み、傘はウェストバッグのベルトにさして侍のような出で立ちで歩いた。
 もう遅いかと思ったスズコだが、大ヅッコあたりで何とかゲット。さすが、中国山地で一番の雪山。ひと月半前にはスキーをしに来た山だ。
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 扇ノ山にはもう20回は来ていると思うが、雪があればスキー、雪がなければ自転車(MTBかランドナー)ヲ利用しての登山だった。歩いて登って歩いて下るのは初めての経験だった。小ヅッコの登山口のピストンで2時間13分。
 下りはスキーや自転車の方が早いが、登りは空荷で歩いた方が早い。トータルすればスキー登山より早く、MTB登山と同じくらいの所要時間。やけに身軽だと思ったら、飲料水すら持たずに歩いていた。雨で気温が比較的低めだったので、問題はなかった。

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播磨南西部の周回コース

 忙しかったり、暑くなったりで活動の報告を怠けていた。一度怠けると復活するタイミングを失い、あれよあれよとブログの更新が2ヶ月も滞ってしまった。
 なにより、毎年恒例の夏のツアーをこの夏は中止してしまった。原因の一つは、猛暑と7月末から8月初めに各地をおそった梅雨末期の豪雨(近畿は梅雨明けしていたが)。
 元々は、行くなら涼しい北海道で、それも道北か道東を目論んでいた。しかし、山陰、北陸、東北などで連日の豪雨災害。大雨や洪水の警報はさらに広い範囲で頻出している。旅先で豪雨に遭うことや、すぐに帰れない遠い場所にいるときに自宅が豪雨被害を受けることが心配だ。じゃあ近場はというと、どこも暑い。それに、秋には祝日もある。今でなくていいでしょ。
 ゴールデンウィークに北海道を走ったのも原因の一つ。気が済んでしまった。
 というわけで、2ヶ月前の日帰りツーリングの報告。

 6月下旬の某日、岡山県に近い播磨西部の佐用町の周回コース。現在は佐用町に合併したが、旧南光町と旧三日月町の境目付近、国道179号線から分かれた姫新線沿いの町道脇の広場(ほぼ旧町境)にクルマを止めてランドナーをおろす。一部ダートがあるのでブロックタイヤのホイールだ。ヒマワリの町だけにヒマワリ畑も広がる。
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 旧三日月町側の集落、久保で動物除けの扉を越えて急なコンクリート舗装の道を登る。標高100mほどの集落から、多賀登山から西にのびる尾根の標高400mまで、2.5kmで標高差300mを登る。平均勾配は12パーセント。しかしこれは、途中、標高370m付近の下りや平坦区間を含めての値である。その一時的な下りの手前までなら、1.5kmで標高差240m。驚異の平均勾配16パーセントだ。とにかく蒸し暑く、汗が噴き出す。無理せず押して登る。序盤に神社があるので参拝。
 尾根を越えると急な下り。以前はスリルある急坂のダートだったが、今は舗装されたので普通に走れて物足りない。
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 しばらく下ると、近年完成したばかりの巨大な廃棄物か残土の処理施設。コンクリート舗装から普通のアスファルトへ。
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 さらに下ってブドウの果樹園からセンターラインの引かれた道につき当たるが、跳ね返るように(引き返すように)大下りへの細道へ。文字通り下りが続く谷沿いの道だ。大下りは山深い雰囲気の小さな集落。住んでいるのは2,3世帯だろうか。
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 大下りを越えると道はダートに。そして、旧三日月町から南光町へ。すぐにダートは終わる。ダート区間は500mもない。ブロックタイヤでなくてもいいようだ。道はずっと下り。
 道路沿いに田んぼが現れたら、奥多賀集落。ここからはセンターラインのある県道449号線。
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 大下りあたりから、小さな雨粒がぽつぽつ当たっていたが、奥多賀でそれなりに降り出した。緩い下りをとばし、クルマへ急ぐ。泥よけがあるランドナーでよかった。空から降る雨でTシャツもズボンもずぶ濡れだが、元々あせびっしょりだった。それに全く寒くはないしクルマには着替えもあるし、何の問題もない。シャワーを浴びるようで気持ちいい、というほど雨足は強くない。
 志文川を渡り県道368号線に突き当たり、これを右折。県道に併走する志文川はアユもいるようだ。すこし走ってとんがり屋根の小学校のところから町道に入り駐車ポイントへ。16.1kmの短い周回コース。序盤のきつい登りをクリアすれば後はずっと下りで最後は平坦。
 日差しを避けるつもりでクルマを木陰手止めていたのだが、今度は雨避けだ。新宮の道の駅まで走って服を着替えて帰路に就く。往路は福崎経由だったが、今度は宍粟市山崎経由。距離はほとんど同じ。遠い道のりだが、自転車で走ることにあわせ、遠出がしたいという欲求も満たされるのである。

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2013/08/20

スーパーカブ5年

 2008年から乗っているスーパーカブだが、5年契約の自賠責保険がこの8月上旬に満了。走行距離5700㎞から31300㎞と、約25600㎞乗ったわけである。単純計算では、年あたり5000㎞ほど。ただし、初めの1年半はあまり乗っていなくて、そのあとの3年半で20000㎞以上乗っている。ちなみに、2012年のシーズンは7300㎞。冬場11下旬~3月上旬は悪天候や積雪、凍結のためほとんど乗れない。
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 走行ペースが増えた転機は、折り畳み自転車を手に入れ、それを積載するようになったことである。出先で自転車に乗れるという楽しみができたことで、スーパーカブの魅力が増したのである。自転車のトランスポーターとして北海道も2度走っている。
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 エンジンオイル、タイヤ、チューブ、スポーク、チェーン、ドリブンスプロケットなど消耗品はすべて自分で交換できるので、部品代のみで工賃不要。安い維持費も魅力だ。
 パンクも2度経験しているが、最大のトラブルはドリブンフランジのスタッドボルト折れだ。っていっても何のことかわからない。ドリブンフランジとは、ドリブンスプロケットの台座で、チェーンから後輪へ動力を伝える部品である。スプロケットを固定するために、このリアフランジに埋め込まれた両側にねじを切ってある4本のボルトが、スタッドボルトである。そのスタッドボルトの一つがゆるんでドリブンフランジから抜けそうになり、チェーンカバーの内部に干渉して折れてしまったのである。抜けかけたボルトの頭(スプロケット固定のナットが付いている)が干渉して生じる異音に気づいていたのだが原因がわからず、不具合が特定できたのはチェーンカバーを外したら折れたボルトが落ちてきたところだった。その折れたボルトは、チェーンカバーの中で磨かれ、ナットと一体化してまるでキノコのようになっていた。
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 その不具合が発生したのが1年前の夏。残った3本のスタッドボルトでだましだまし乗っていた。ただし、そのままでは100㎞も走ればナットが緩んでしまい、チェーンカバーを開けて締め直さなければならない。そこで強力接着剤でナットを固定したら、とりあえず問題なくなったので、冬場のシーズンオフなったらバイク屋さんに直してもらおうと思って乗っていた。
 しかし、先延ばししている間に冬が終わってしまい、春になっても応急処置の状態のまま乗っていた。
 そして6月、伸びたチェーンを交換しなければならなくなった。リアスプロケットを見てみると歯車の変形が見られ、これも交換時期。強力接着剤のリムーバーを買ってきて、ボルト、そしてスプロケットをフランジから外した。もう一本スタッドボルトがフランジ抜けた。そういえばまた異音がしていた。ただし今度は早期発見できたのでボルトは折れていない。
 これを機会に、抜本的に修繕すべきだろう。バイク屋さんに行く前にネットを検索。ヤフオクで合いそうなスタッドボルトを発見。また、スタッドボルトの着脱の工具も、工具専門店の通販サイトで発見。これは自前で何とかできそうだ。
 ただ問題は、1年前に折れたボルトの根元がフランジの中にまだ残っている。いつもお世話になっている自転車屋さんに相談したら、知り合いの鉄工所に持って行ってやる、とのこと。フランジを預け、スタッドボルトのオークションに入札し、工具をサイトで注文。
 結局、鉄工所へのお礼とスタッドボルトと工具の代金を合わせ6000円弱かかった。さらにチェーンとスプロケットを交換し、1週間で復活。
 ところで、スタッドボルトで検索すると、主に自動車用のものが引っ掛かってくる。ホイールを固定するボルトである。タイヤ交換の時のナットの相方のボルトである。もちろん、それだとスーパーカブのドリブンフランジには大きすぎる。ネジの専門店のサイトには、スーパーカブ用の太さのものはあるのだが、長過ぎて合わない。一か八か買ってみて、なんとかして切断しようかと思ったが、ボルト1本が700円もしている。ところが、ヤフオクで見つけたものは、1本140円と良心的な値段。しかもサイズもほぼ同じ(折れずに抜けたのがあったので埋め込まれている部分のサイズもよくわかった)。予備のため、5本購入。ちなみにヤフオクのそれは、レーシングカート(ゴーカート)のホイール固定用だった。
 また、本来スタッドボルトはドリブンフランジに埋め込まれている側は抜けないように、中央のネジを切られていない太い部分をネジ穴に強くねじ込んでおくのだが、スプロケット交換の際ナットを緩めるときに一緒にゆるんでしまう。これは、走行中の振動で緩まないようにゆるみ止め加工をされたナットが使われているため、何度かナットを緩めるとフランジ側も徐々に緩んでしまう。だから、スプロケット交換の時にはスタッドボルトの増し締めが必要。つまり、スタッドボルト用の工具は必要だということ。
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 というわけで今回の経費6000円は、今後のことを考えると安いものだっただろう。バイク屋さんに頼んだら、1回の工賃でそれくらいは取られたはず。
 自賠責は3年分を契約した。

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厳しい残暑

 8月19日、舞鶴の最高気温は38.1度で、近隣の宮津や豊岡でも37度台。舞鶴では、この夏一番の高い気温となった。
 この8月は、高知県の四万十川中流の江川崎で41度と日本記録を更新するなど記録的な猛暑と言われているが、近畿地方の日本海側ではこの数年の中で目立つ暑さというほどではなかった。もちろん、猛暑日のにも何日かあって十分に暑いのだが、全国のアメダスの中でも夏の最高気温のランキング上位の常連の豊岡や舞鶴も、ベストテンに登場した回数はほんの数回と知れたものだった。
 しかしそれも盆休みの前まで。特に盆明けの数日は、南風によるフェーン現象で厳しい状態。熱帯夜もある。この南風は、太平洋高気圧が南東に後退し、日本海北部に低気圧や前線が現れ、それに向けて太平洋高気圧の縁を回るように風が吹いているから。
 幸いなのは、熱帯夜といっても26度未満なので、まだクーラーのない家でも眠ることはできる。熱中症で病院に運ばれたという話も、近隣ではほとんどないようだ。神戸、大阪、東京などで、一日の最低気温が28~30度ということを考えればずいぶんましである。

 ところで、近畿・東海・関東以南では7月上旬という早い時期に梅雨が明け、ずっと暑い状態が続いている。昨年のように9月半ば過ぎまで猛暑が続くと、2ヶ月以上も盛夏ということになる。一方で、北陸や東北では、8月までずれ込んで遅い梅雨明けとなった。
 近畿地方や中国地方の日本海側(つまり山陰地方)や北陸南部の福井県では、梅雨明けのタイムラグが1ヶ月ほどもある地域の境目にいたわけである。
 具体的には、山陰では梅雨明けしてから3週間も経ってから、まるで梅雨末期のような豪雨に見舞われた。北陸南部では、まるで盛夏のようなカンカン照りの梅雨の中休みが延々と続いた。つまり、「梅雨明け十日」の後に「梅雨末期の豪雨」がくるあべこべの夏になったということである。原因は、太平洋高気圧のピークが7月と8月の2度あったということである。
 その、太平洋高気圧の勢力が弱まった7月末から8月上旬に、山陰西部の山口・島根県や東北の秋田・岩手・山形県で大きな豪雨被害となったが、近畿北部でも3回ほど大雨・洪水警報が出た。
 まずは、7月26日午後の降雨レーダー画像のアニメーション(下)。13時過ぎから、1~2時間ごとに丹後半島付近に雨がやってくるが、京丹後市の南をかすめるだけ。市内弥栄町では、南の空が何度か暗くなり、冷たい風が吹き、水滴は感じるが濡れない(すぐに乾いてしまう)程度ぱらぱらとごく微量の雨が降っただけ。16時頃のその日3度目の雨の来襲はまともの来るかと思われたら兵庫県から京都府に入ったとたんに雨の勢力が弱まりやはり感じるけど濡れない程度の雨だった。アニメーションは途中で終わっているが、4度目でようやくお湿りといえるかどうかぎりぎりの降り方となった。
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 26日までの2,3日は、京丹後市の少し南の与謝野町・宮津市・舞鶴市でごく短時間に激しく降る通り雨があったが、京丹後市では全く降らない状態。そろそろ降ってほしいと思っているところだった。
 ところが、翌27日夕方から雨が降ったり止んだりしはじめ、夜になって激しく降り出した。降雨レーダー画像のアニメーションを見れば、丹後半島北西海上(兵庫県但馬沖)から列をなすように京丹後市中心部にピンポイントで雨雲が送り込まれて来ている。これが翌28日朝まで続き、大雨洪水警報発令となった。
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 その後、4日、5日に北近畿に大雨・洪水の警報がそれぞれ短時間ずつ発令されたが、以降まとまった雨が降っていない。前述の日本海北部の前線(梅雨前線の成れの果て、つまり秋雨前線)が、北海道や東北い豪雨をもたらし、軟化の兆しを見せている。近畿北部で次に降るときは、いつか。また豪雨なのだろうか。

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