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2013/03/18

氷ノ山東尾根残雪滑降

 3月17日午前9時起床。しまった、寝過ごした。7時に起きようと思っていたのに。もう止めようかと思ったけれど、貴重な晴れの休日。それに、3月に入って20度を超える日が頻発し、雪解けが気になる。
 10:50、出発。養父市の中心部、旧八鹿町市街地でおにぎりやパンを買って氷ノ山に向かう。市街地を抜け農繁期を目前にした田園地帯を行く。国道を避け、雪解けで水量の多い八木川沿いの道を行けば、前方には白い氷ノ山が見える。青空から春の日差しが燦々と降り注ぎ。いつもながらこのアプローチは楽しい。
 田園地帯から山間部に入り、ハチ高原スキー場、氷ノ山国際スキー場のベースの民宿街を抜け、氷ノ山の山腹へ。
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 氷ノ山国際スキー場の中央部、逆水セントラルロッジ前に到着。このスキー場は、北海道などで死者が出た3月1日の春の嵐でリフトが損傷し、雪解けが進む前にスキーシーズンを終えることとなった。スキー場のブログには「3月17日まで営業する予定だったのに、残念です」と書かれていたが、その17日のゲレンデはすでに茶色の地面が大きく露出し、とても営業できる状態ではない。近隣のスキー場の様子からしても3月10日頃が限界だったのではなかろうか。
 いつもの春であれば、スキー場が営業を終えてしばらくして、道路の除雪が終わった頃に氷ノ山東尾根を滑りに来る。今年は、雪解け前にスキー場が終わったので、雪が沢山残っていると思ってきたのだがすっかり雪解けは進んでいる。例年ならば、逆水セントラルロッジの少し先の東尾根登山口まで除雪されているのだが、今年はまだなのでロッジの周りに10数台のクルマが止まっている。ここへ来る途中の氷ノ山越登山口の親水公園の駐車場もまだ除雪されてなく、道路の通行のじゃまにならないスペースを見つけて3台ほどが止めてあったが、駐車スペースを求めてこちらに来たクルマもあるのだろう。東尾根と氷ノ山越の周回コースならば、どちらに止めてもいいわけだ。
 正午に逆水に到着して準備を整え12:30出発。標高770m。すでに下山してきてクルマの前でザックをおろして帰り支度をしている人もいる。すぐに東尾根登山口。ここから山道に入る。スキー板はザックに付けて背負っている。
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 登山口から避難小屋のある東尾根に上がるまでは、階段の急登。登山道はほぼ露出しているが、中途半端に残雪があって足場は悪い。そこへ怒濤のように下山者がやってくる。上り優先なので道を譲ってくれるが、狭くて足下が不安定な急な登りなのでつらい。13:30、東尾根避難小屋。標高995m。ここまで登れば大方下山者はやり過ごしたようで、その後2組ほどすれ違ったらあとは全くのひとりぼっちだった。夕方以降天気が崩れる予報の日曜で、山頂の小屋に泊まる人もいないようだった。
 避難小屋からの東尾根も、しばらくは細く急な道なので板は背負ったまま。積雪期と無雪期の過渡期で歩きにくい箇所があった。
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 コースのほぼ中間地点の「一ノ谷休憩所」には14:45。標高1130m。ここから上がスキー可能エリア。登りではここからシール登行に切り替えるのが一般的だが、今日はシールを持ってきていないので、目の前の急登につぼ足でとりつく。右後方には鉢伏山とハチ高原スキー場が見えてきた。ずいぶん雪解けが進んでいるようだが、それでもまだ営業しているようだ。いつしか空は白く曇っている。
 急登を越えるとあとは比較的なだらかな登りなので、板を装着。ステップソールを効かせて歩く。ブナの疎林、雪原、杉林
、雪原、杉林。最後の杉林を抜けると雪原の先に山頂小屋が見える。低気圧が接近しているせいか、ものすごい強風だ。
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 16:20、登頂。1510m。写真撮影しようと思うが、強風にあおられてうまく狙えない。望遠のものはすべて手ぶれしていた。
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 山頂の滞在時間は5分。強風のための短時間の滞在だが、シールをはずす手間がないこともある。
 滑りは快適なザラメ。とにかく楽しい。黄砂がばらまかれた雪面はやや抵抗は大きいが、大した問題ではない。杉林や雪原を越え、ブナ林に突入。時間があれば大段ヶ平方面の尾根を神大ヒュッテの下辺りまで滑り込んでから登り返すのだが、今日は時間がない。それでも大段ヶ平の尾根に迷い込みそうになる。よく間違えるのだ。トラバースして東尾根に戻る。雪面には、太いシュプールがある。スノーボードで横滑りしているのかと思ったが、どうやらプルークボーゲンのスキーのシュプールだ。ずっとである。相当疲れただろう。
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 なだらかな頂上大地を滑り終え、一ノ谷休憩所の上の急斜面へ。急斜面の上半分は、林が濃いので右手(南側)に回り込む。そして最後の滑りを楽しむ。あっという間に一ノ谷休憩所。写真などを撮りながらゆっくり滑って、たったの15分。その15分のため、5時間半を越える行程をこなしているのである。
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 スキー板をザックに付けて、16:45下山開始。夕方になって堅くなった雪面には靴がくい込まず、むしろ滑って不安定。アイゼンならば…、土が出ているところもあってよくない。第一、アイゼンを持ってきてはいない。まあ、明るいうちに下山できる見通しは立っているので、あわてず落ち着いて歩こう。それに暗くなっても、明るいLEDライトを持ってきている。何度も歩いた道なので、迷う心配はない。
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 17:31、東尾根避難小屋。最後少しだけ板を付けて滑って、18:10、東尾根登山口。そして、18:20、逆水セントラルロッジ。クルマは一台だけ。もう薄暗い。ハチ高原のゲレンデには明かりが点在。ナイター?明かりが動いている?圧雪車だった。ということは、明日も営業するんだ(20日まで営業した)。
 この雪解けのペースでは来週の土日のスキー登山は厳しいだろう。一ノ谷の上の急斜面と頂上台地の斜度の変わり目辺りで笹が顔を出しそうだ。そうなると滑れるのはブナ林より上、頂上台地のみということになる。山頂から10分しか滑れないだろう。氷ノ山のシーズンはどうやらこれで終わりのようだ。

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コメント

 氷ノ山終わっちゃいましたか。残念です。一度も行けませんでした。
 3月は高温日が多かったように思います。あれよあれよという間に雪が減っていきました。その点はいかいさんは3回は行って行動力あります。
 リフトの故障で氷ノ山国際が終了に追い込まれたのはかわいそうです。それでもスキー場にそんなに雪がなかったのは今年は小雪だからですね。

投稿: すう | 2013/04/02 22:26

 去年や一昨年ほど多くはなかったけれど、子の氷ノ山国際も、神鍋や鉢伏も大体平均的に積もっていました。実際、彼岸の頃まで予定していたとのことですし。とにかく、3月の雪解けが早かったですね。
 行動力というか、特別早起きしなくてもいける距離なので、そんなに気合を入れなくてもいいのです。
 東尾根はここ10年近く毎年滑っていると思います。一昨年は4月30日に滑れたのに、ひと月以上早い雪解けですね。
 あとは、山陰最後の砦、扇ノ山を残すのみです。

投稿: はいかい | 2013/04/04 23:09

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