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2013/03/26

豊岡の田んぼで見かけたコウノトリ

 少し前に、豊岡の田んぼの中でコウノトリを見かけた。つがいと思われる二羽と、少し離れてもう一羽を確認。
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 そういえば、そろそろ産卵の季節。去年は、久美浜で「電信柱に営巣して撤去されて」のいたちごっこがあった。その時撮ったものと合わせて動画を公開した。

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2013/03/25

テレマークスキー登山とMTB登山の動画

●氷ノ山東尾根テレマークスキー滑降

●丹波半国山MTB縦走

●大江山連峰鳩ヶ峰テレマークスキー登山

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2013/03/18

氷ノ山東尾根残雪滑降

 3月17日午前9時起床。しまった、寝過ごした。7時に起きようと思っていたのに。もう止めようかと思ったけれど、貴重な晴れの休日。それに、3月に入って20度を超える日が頻発し、雪解けが気になる。
 10:50、出発。養父市の中心部、旧八鹿町市街地でおにぎりやパンを買って氷ノ山に向かう。市街地を抜け農繁期を目前にした田園地帯を行く。国道を避け、雪解けで水量の多い八木川沿いの道を行けば、前方には白い氷ノ山が見える。青空から春の日差しが燦々と降り注ぎ。いつもながらこのアプローチは楽しい。
 田園地帯から山間部に入り、ハチ高原スキー場、氷ノ山国際スキー場のベースの民宿街を抜け、氷ノ山の山腹へ。
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 氷ノ山国際スキー場の中央部、逆水セントラルロッジ前に到着。このスキー場は、北海道などで死者が出た3月1日の春の嵐でリフトが損傷し、雪解けが進む前にスキーシーズンを終えることとなった。スキー場のブログには「3月17日まで営業する予定だったのに、残念です」と書かれていたが、その17日のゲレンデはすでに茶色の地面が大きく露出し、とても営業できる状態ではない。近隣のスキー場の様子からしても3月10日頃が限界だったのではなかろうか。
 いつもの春であれば、スキー場が営業を終えてしばらくして、道路の除雪が終わった頃に氷ノ山東尾根を滑りに来る。今年は、雪解け前にスキー場が終わったので、雪が沢山残っていると思ってきたのだがすっかり雪解けは進んでいる。例年ならば、逆水セントラルロッジの少し先の東尾根登山口まで除雪されているのだが、今年はまだなのでロッジの周りに10数台のクルマが止まっている。ここへ来る途中の氷ノ山越登山口の親水公園の駐車場もまだ除雪されてなく、道路の通行のじゃまにならないスペースを見つけて3台ほどが止めてあったが、駐車スペースを求めてこちらに来たクルマもあるのだろう。東尾根と氷ノ山越の周回コースならば、どちらに止めてもいいわけだ。
 正午に逆水に到着して準備を整え12:30出発。標高770m。すでに下山してきてクルマの前でザックをおろして帰り支度をしている人もいる。すぐに東尾根登山口。ここから山道に入る。スキー板はザックに付けて背負っている。
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 登山口から避難小屋のある東尾根に上がるまでは、階段の急登。登山道はほぼ露出しているが、中途半端に残雪があって足場は悪い。そこへ怒濤のように下山者がやってくる。上り優先なので道を譲ってくれるが、狭くて足下が不安定な急な登りなのでつらい。13:30、東尾根避難小屋。標高995m。ここまで登れば大方下山者はやり過ごしたようで、その後2組ほどすれ違ったらあとは全くのひとりぼっちだった。夕方以降天気が崩れる予報の日曜で、山頂の小屋に泊まる人もいないようだった。
 避難小屋からの東尾根も、しばらくは細く急な道なので板は背負ったまま。積雪期と無雪期の過渡期で歩きにくい箇所があった。
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 コースのほぼ中間地点の「一ノ谷休憩所」には14:45。標高1130m。ここから上がスキー可能エリア。登りではここからシール登行に切り替えるのが一般的だが、今日はシールを持ってきていないので、目の前の急登につぼ足でとりつく。右後方には鉢伏山とハチ高原スキー場が見えてきた。ずいぶん雪解けが進んでいるようだが、それでもまだ営業しているようだ。いつしか空は白く曇っている。
 急登を越えるとあとは比較的なだらかな登りなので、板を装着。ステップソールを効かせて歩く。ブナの疎林、雪原、杉林
、雪原、杉林。最後の杉林を抜けると雪原の先に山頂小屋が見える。低気圧が接近しているせいか、ものすごい強風だ。
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 16:20、登頂。1510m。写真撮影しようと思うが、強風にあおられてうまく狙えない。望遠のものはすべて手ぶれしていた。
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 山頂の滞在時間は5分。強風のための短時間の滞在だが、シールをはずす手間がないこともある。
 滑りは快適なザラメ。とにかく楽しい。黄砂がばらまかれた雪面はやや抵抗は大きいが、大した問題ではない。杉林や雪原を越え、ブナ林に突入。時間があれば大段ヶ平方面の尾根を神大ヒュッテの下辺りまで滑り込んでから登り返すのだが、今日は時間がない。それでも大段ヶ平の尾根に迷い込みそうになる。よく間違えるのだ。トラバースして東尾根に戻る。雪面には、太いシュプールがある。スノーボードで横滑りしているのかと思ったが、どうやらプルークボーゲンのスキーのシュプールだ。ずっとである。相当疲れただろう。
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 なだらかな頂上大地を滑り終え、一ノ谷休憩所の上の急斜面へ。急斜面の上半分は、林が濃いので右手(南側)に回り込む。そして最後の滑りを楽しむ。あっという間に一ノ谷休憩所。写真などを撮りながらゆっくり滑って、たったの15分。その15分のため、5時間半を越える行程をこなしているのである。
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 スキー板をザックに付けて、16:45下山開始。夕方になって堅くなった雪面には靴がくい込まず、むしろ滑って不安定。アイゼンならば…、土が出ているところもあってよくない。第一、アイゼンを持ってきてはいない。まあ、明るいうちに下山できる見通しは立っているので、あわてず落ち着いて歩こう。それに暗くなっても、明るいLEDライトを持ってきている。何度も歩いた道なので、迷う心配はない。
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 17:31、東尾根避難小屋。最後少しだけ板を付けて滑って、18:10、東尾根登山口。そして、18:20、逆水セントラルロッジ。クルマは一台だけ。もう薄暗い。ハチ高原のゲレンデには明かりが点在。ナイター?明かりが動いている?圧雪車だった。ということは、明日も営業するんだ(20日まで営業した)。
 この雪解けのペースでは来週の土日のスキー登山は厳しいだろう。一ノ谷の上の急斜面と頂上台地の斜度の変わり目辺りで笹が顔を出しそうだ。そうなると滑れるのはブナ林より上、頂上台地のみということになる。山頂から10分しか滑れないだろう。氷ノ山のシーズンはどうやらこれで終わりのようだ。

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丹後半島碇高原笠山三角点から伯耆大山を望む

 2000年4月1日、丹後半島伊根町のカマヤ海岸から若狭湾の向こうにぼんやりと白い峰々が見えた。加賀白山だった。
地図に物差しを当てて距離を計測したら、150㎞もある。さらにもう一つの発見があった。加賀白山と伯耆大山を結んだ300㎞の直線のちょうどど真ん中に丹後半島は位置しているのである。
 その後、「カシミール3D」というパソコンの3次元地図ソフトを使うようになり、加賀白山と伯耆大山を両方見ることができる地点が丹後半島にあることがわかった。例えば、依遅ヶ尾山頂、そして碇高原の笠山展望台。兵庫県以西にも、来日岳、氷ノ山、扇ノ山など白山と大山を望めるポイントはあるがやはり地元であり、中間点である丹後から見てみたい。依遅ヶ尾山が登山口から山頂まで1時間余りかかるのに対し、碇高原は展望台の近くまでクルマで行ける。
 展望の季節は一般的に空気の澄んだ冬場であるが、その時期、日本海側は天気が悪い。チャンスはやはり春先だ。しかし、春先と言えば黄砂の時期。天気のいい日は限られ、行動が可能な日と、なかなかタイミングは合わない。そうして13年が過ぎた。
 2013年の3月、チャンスが訪れた。猛烈に発達した低気圧と前線が何度も日本海を通過した。これにより、天気のメリハリがはっきりとした。「春の嵐」→「寒の戻り」→「晴天」のサイクルだ。
 インターネットで3月12日の氷ノ山に登った人のレポートを見て、目が覚めた。氷ノ山から白山を望む写真が掲載されていた。もちろん、大山も見えている。
 そして、13日は春の嵐、14日は寒の戻り。雨と雪で待機中の黄砂が洗い流されて、15日がチャンスだ。加えて今年度は、年度末に奇跡的に仕事量が少ない。
 15日朝、出勤を遅らせて碇高原へ。残念ながら東は天候の回復が遅れて白山は見えない。
 しかし、西側は。但馬中央山脈とも呼ばれる豊岡市と香美町の境、蘇武ヶ岳、三川山などの連山が白く浮き上がり、さらにその向こうに氷ノ山が白く大きく覗いている。
 大山は…。白くぼんやりした影が見えるようだが、はっきりそれが大山だということはわからない。だが、その写真をパソコンで画像処理、コントラストをあげてみると姿が浮かび上がった。碇高原笠山展望台(三等三角点「笠山」)から155㎞向こうの姿を望むことができた。
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 あとは、兵庫県内、および兵庫・鳥取・岡山県境付近の山々の姿も。カッコの数字は、碇高原からの距離(カシミール3Dで計測)。
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この冬は…、そして3月は乱高下

 昨年、一昨年と2年続きの大雪の落差もあり、丹後および北近畿ではこの冬は雪が少ないという印象だった。特にもっとも寒いはずの大寒の頃が寒さの中休みだったのも、暖冬の衣装を与えた。しかしながら、12月中旬からの速い降雪とクリスマス寒波、2月末まで定期的名寒波の来襲。トータルすれば平均的な冬だったというのが本当のところである。
 ちなみに、下のグラフは、豊岡・鳥取における、過去3年間の1~5月まで月ごとの平均気温(毎日の平均気温の平均値)と、ことし1,2月の平均気温のグラフである。さすがに昨年、一昨年の寒さには及ばないものの、3年前2010年の冬よりは寒い。グラフにはしていないが積雪量も、3年前よりは今年の方が多かったのだ。
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 そして、3月はいきなり春の嵐で幕を開けた。1日、九州北部、中国、四国、関東では春一番となった。(九州南部と北陸は2月初めに発表済み)。ただし、近畿、東海では春一番は今のところ認定されず、どうやら今年は発表無しとなりそうな見込み。ちなみに、観測点の大阪・名古屋では3月1日の風速がやや足りなかったようだが、北近畿では強風が吹き荒れ、兵庫県の氷ノ山国際スキー場ではリフトが損傷してスキー場が今シーズンの営業停止に追い込まれた。その後春の嵐は、13日にもやってきて北近畿タンゴ鉄道が由良川の鉄橋の区間で運転を見合わせるといった影響があった。また、この原稿を書いている17日夜も猛烈な南風が吹き荒れている。
 あと特筆すべきは、9日に豊岡で最高気温26度を記録するなど、3月上旬から20度を超える日が何日もあった。一方で、春の嵐→寒の戻り→快晴というサイクルがはっきりしていて、気温の変化が大きい。前日との気温差が10度以上であったり、12日の豊岡では最低気温が氷点下2.7度で最高気温が21.2度と一日の金の変化が23.9度もあったりした。
 というわけで、いくら間の戻りが定期的にやってきても今更積もる雪はわずかで、高温の日に山の雪は猛烈に溶けている。2月末にはまずまずの積雪量だった兵庫県のスキー場は、想定外の雪解けのペースに予定を早めて営業終了。とくに、夏日の9日には「明日の日曜で営業終了」とギブアップ宣言が相次いだ。
 雪の季節はあっという間に過ぎていこうとしている。

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2013/03/17

快晴大展望半国山(北西尾根MTB縦走)

 3月9日の土曜日に懸案の半国山に行こうと思っていたが、朝起きると黄砂で景色がぼやけている。展望のいい山だけにこれは、気持ちが萎える。しかも、花粉の飛散も多いらしい。というわけでまたも未遂に終わる。
 しきり直しをして、11日出発。前日の雨で空気は澄み、気温は低く花粉の飛散は少ない。ただし、平日のため、朝は職場で仕事をする。
 結局、ベース地の南丹市園部町南八田に到着したのは12時半。準備を整え、13:00、MTBスタート。
 まずは、るり渓に沿って府道453号線から府道54号線とつないで登っていく。天気が良くて気持ちいい。川沿いだが、結構な登り勾配である。
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 大河内の集落、釣り堀の施設のところから府道をそれ山腹の別荘地を目指す。なんだかしゃれたログハウスがある程度の間隔を保ってとにかく沢山並んでいる。さらに造成しようとしたにもかかわらず、世の中は不景気となり計画は頓挫。そんなシナリオが見えてきそうな、建設途中で放置されたまま荒れ放題の未舗装道路をたどり、シングルトラックへ。ここで、14:25、標高570m。
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 シングルトラックはまず北方に向かい、杉林と広葉樹林がせめぎ合う中、浅い谷を詰めて、半国山からにしにのびる尾根の鞍部へ。明瞭な踏み跡は、鞍部を越えて尾根の北側をトラバースして半国山に向かっているが、そちらには行かず、尾根をたどって半国山を目指す。踏み跡はわかりにくいが、細かいことは木にしないでとにかく尾根を行けばいい。MTBを押して、標高700mと少しのピークに登ると踏み跡ははっきりして、乗車可能区間が現れるようになる。少し下って鞍部を越えたら、次はさらに20m程高いピークを越える。半国山は、昨年末に2度訪れていて、その1度目の時の登りの千ヶ畑コースに、合流する。それが、2つ目のピークだ。あのときはうっすらと雪に覆われていたので、同じ場所という気がしない。
 テープの目印がある分岐で、北東に下って半国山頂を目指す。鞍部を越えて、山頂直下は急な登り。
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 15:55、標高774mの山頂に到着。蛍光色のおにぎりを食べながら、麓に住むすうさんにメール送信。残念ながら、忙しくて下山後に会うことはできないようだ。
 景色は素晴らしい。京都の愛宕山、亀岡盆地、京都盆地がよく見える。あと六甲連山や、北方の雪を頂いた白い山々が見える。目を引くのはすぐ南の、山頂近くまで削られてゴルフ場になっている山。亀岡の霊山ヶ岳という山らしい。残念ながら西側は林なので、なじみのある大野山、高岳、深山などはよくわからない。
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 16:15、さあ、北西尾根の縦走開始だ。日没との競争になってきた。まずは一つ目の鞍部に下る。岩場があってあまり乗車できなかった。それでも、山頂から15分ほど。ここは十字路になっていて、左は先ほど別荘地からの登りの尾根の北側をトラバースする道で、右は赤熊への道。ここは尾根を直進。MTBを押してピークを越え、2つ目の鞍部へ。ここは五叉路。左はるり渓へ、右の手前は赤熊へ(先ほどの鞍部からの道と合流)、右の奥は亀岡市と南丹市の市境尾根を下っていく。当然、ここも直進。
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 そこから先は一般ルートではない。関西電力の巡視路である。若狭の原子力発電所、舞鶴の火力発電所、由良川水系の水力発電所など日本海側から京阪神へと電気を送る送電線が張り巡らされているこの山域には、こうした巡視路が沢山引かれている。その経路は、なだらかな尾根が適しているわけだが、それはMTBでの走行にも適しているというわけだ。巡視路に点在する鉄塔の足場は、ブッシュが刈られて絶好の展望地となっている。
 やや踏みあとが不明瞭なところもあり、特に小ピークを越えるときにはどの向きに下っていくか要注意。日没が迫っているので、GPSレシーバーで位置を確認しながら慎重に行く。木々の合間に見える送電線と付かず離れずの関係を保つ。
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 アップダウンを繰り返しながら118番鉄塔、117番鉄塔、557m標高点と過ぎていく。乗車できるところは、楽しい。
 進行方向左、つまり西側の斜面が崩落しているところからは、西の展望が開ける。深山が見えるかと期待するが手前の山に阻まれているようだ。夕日は稜線に沈み、残照を頼りに進む。
 巡視路の分岐があり、左側に降りる道には「←林道」と示されている。どちらでも行ける。暗くなる前にダブルトラックに出るのも一つの手だが、やはりシングルトラックを楽しめる尾根を直進する。GPSレシーバーに入力してあるルートは後者である、というのも選択の理由の一つだ。
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 その先が114番鉄塔。進行方向右側、つまり北西側の麓の集落や道路が見下ろせる。そこからさらに下り、最後の緩やかな登り返しを超えると急激な尾根下り。乗車不能。そのあとトラバースして尾根から谷筋にレーンを変える。番号はわからないが急勾配の斜面に鉄塔があり、私には乗車不能の斜面を下った車輪の跡がある。下方には道路があり、たまにクルマのヘッドライトが移動していくのが見える。南八田スタート地点からるり渓への府道のようだ。
 鉄塔を超えると杉林に入った。階段が組まれた乗車不能の巡視路をたどる。LEDライトを点灯。しかし、やがて道は不明瞭となる。そして完全に道を外してしまったようで、歩きにくいが、谷筋を行けば大筋正解である。焦らなくてももうすぐ下りきってゴールできる。
 斜面を下りきって、沢にぶち当たった。対岸にあるダブルトラックへ渡らねばならないが、足をぬらさずに渡れそうな飛び石はない。が、すぐ上流に橋があるはずなのでそちらへ向かう。ほどなく盛り土発見。ずるずる滑る斜面に苦戦しながらMTBを押し上げる。これが稜線の114番鉄塔の上の分岐を左に下った道から通じる林道だ。
 道なき道を下った時にチェーンが外れていたので、ダブルトラックを走りながらフロントの変速器を使ってギアにチェーンを掛け直そうと試みるが、チェーンが引っ掛かっていてペダルが回らない。無理に回すと、ギアやチェーンが変形してしまう。幸い、ダブルトラックは緩く下っているので、こがなくても万有引力で進んでいける。すぐに、脇に田んぼが現れ、前方に外灯の明かりが見えてきた。府道に合流だ。最初の外灯で止まってチェーンを直そうと思ったら、前方にクルマが見えていた。というわけでゴール。チェーンを直してから、前後の車輪を外してMTBをクルマに収める。18:55、すっかり日が暮れてしまった。気温も下がり、息が白い。一応こうなることは想定して、明るいLEDライト、ルートを仕込んだGPSレシーバー、予備バッテリーの準備は万端整えてはいたが、暗くなる前に余裕をもって下山するに越したことはない。反省の気持ちと、懸案をこなした満足感に浸りながら帰路に就いた。

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11年ぶりの深山(丹波・摂津国境)

 3月5日、本当は半国山を目指して、南丹市園部町南八田までやってきたが、すでに13時。アップダウンのある尾根をMTBで縦走するのに時間がかかるので、今から入山するのは遅い。それでも片道2時間かけてここまで来たからには、ただで帰るわけには行かない。持ってきていた「関西MTBツーリングブック」を開く。京都と大阪の府境にある深山が近い。この深山には10年ちょっと前に登っている。ランドナーに続くセカンドバイクとして、1992年にMTBを入手。その直後というタイミングで発行された「関西MTBツーリングブック」もすぐに購入。しかしながら、掲載されているのは自宅のある丹後半島からやや遠くてなじみのない地域だったため、ずっと寝かせていた。そして、10年ほど経過してようやく最初に訪れた紹介コースが深山だった。それからまたさらに10年くらいが経過している。そろそろ再訪してもいいだろう。
 というわけで移動。るり渓を見ながら大阪府能勢町との府境へ。ゴルフ場の背後になだらかな草原のような深山が見えた。登山口を確認し、クルマを止める場所を探す。結局、今は営業していない「ファミリー牧場」の入り口の小スペースにクルマを止める。
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 14:15、MTBを組んでスタート。少し車道を走って、14:20、府境の京都府側にある登山口へ。標高580m。落葉した樹林帯の中のシングルトラックを押して登る。ゴルフ場の縁をかすめるように尾根を登っていく。尾根には、無数の小ピークが並んでいて、細かくアップダウンしながらの登り基調だ。3日ほど前に寒の戻りがあり、この山にもうっすらと雪が積もったようで、粘土質の地面が濡れて滑りやすく、またMTBのタイヤのブロックパターンを粘っこい土が埋めてまるでスリックタイヤのようになってしまった。
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 足を滑らせながら急登をこえたら、15:00、樹林を抜けぱーっと景色が開けた。青空の下、丘が連続する起伏のある草原の風景は、何とも開放的で気持ちがいい。標高は720m程。展望を楽しみながらの稜線散歩。登り基調であるが、ピークを下るときは乗車できる。
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 15:25、深山山頂のすぐ南東にあるピークに到着。山頂には、国土交通省近畿整備局の「Cバンドレーダー雨量計観測所」が設置されている。これは、空中の雨をとらえて雨量を測定し、淀川水系の洪水を予測しダムの放水量の決定に役立てるものだそうだ。で、その巨大なレーダードームのある施設を工事しているらしく、クレーンの作業音、作業員の張り上げている声が聞こえてくる。こちらのピークでくつろぐことにする。標高は、山頂の790mに対し、こちらのピークも770mと拮抗しているので展望はほとんど変わらないだろう。いや、巨大な人口建造物がない分こちらの方が360度の展望を楽しめる。
 ところで、そんな施設があるということは山頂まで車道(ダブルトラック)が通じているということである。府境の大阪側から入るダブルトラックを、10年前の前回に登った記憶がある。すると、今回登ったシングルトラックは未踏だろうか、それとも下りで利用したのだろうか。記憶が消え去っている。
 それはともかく展望を楽しむことにする。まずは、東に今日登るつもりだった半国山、西に去年の今頃に登った大野山や高岳を同定しようと試みる。半国山は何とか判別が着くが、西の2座はそれらしい山が一つ見つかったものの、どっちかわからない(帰宅後に調べたら大野山だった)。六甲連山はだいたい確認できた。
 北方に目をやると雪を頂いた白い山がいくつか見える。ここに来る道中、多岐アルプスの三嶽のそばを通ったが、そちらはすでに雪はなくなっていた。白い山は、もっと日本海よりのものだろう。
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 展望を楽しんだら、山頂を目指す。一度鞍部まで下る。幅の広いシングルトラックを豪快に駆け下る。登り返しは、舗装路が合流してきているができるだけ、脇のシングルトラックを行く。しかし、山頂はトラックが道をふさいで近寄りがたい雰囲気。それを見て心が折れた。山頂はすでに一度訪れたことがあるし、展望は手前のピークで十分楽しんだ。というわけで、15:35、引き返すことにする。
 展望のよい尾根のシングルトラックを戻る。草原部分の下りはほぼ快適に乗車できた。樹林帯に入り滑りやすい急坂はさすがに乗車不能。16:29、車道にでて、16:32、クルマの駐車ポイントに戻った。動画の撮影などをしていたので下りにも結構時間がかかった。その割にあまりいい動画は撮れていない。
 帰宅してから調べてみたら、前回の深山は2002年9月21日。ダブルトラックで登り、今回ピストンしたシングルトラックで下っている。まだシングルトラックには慣れていなかったので、あまり乗車できず楽しめなかったのだろう。

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2013/03/09

樹氷の氷ノ山2013

 1月末に氷ノ山の大倉谷を滑った。昨シーズンから狙っていてようやく実現した。そのときは、しめって重い雪に苦戦し、転倒した際に木にぶつけて顔をけがするという辱めを受けた。というわけで、リベンジだ。それと、大倉谷には右股と左股があって、前回は左股だったので、今回は右股を行ってみよう。同じコースでは芸がない。
 3月3日日曜11:30、鳥取県わかさ氷ノ山スキー場到着。パトロール事務所で登山届を記入して、12:10リフト乗車。2本乗り継いでスノーピアゲレンデの最上部へ。リフトから見上げると空は曇ってはいるが、積もったばかりの雪を頂いた白い山頂はちゃんと見えている。
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 12:25、ザックに板を付け標高1190mのゲレンデトップからつぼ足で尾根を登る。出だしは急登の林間。登るほどに少しずつ斜度がゆるみ、進行方向左手に三ノ丸から山頂の稜線が見渡せる。
 アルペンスキーを背負った単独行の男性が「以外に雪質いいですね。もっとザクザクかと思った」と言いながら追い越していった。
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 3月1日は、猛烈な南風が吹いた。九州北部、中国、四国、関東では春一番と発表された(九州南部と北陸は2月初めに発表済み)。近畿、東海ではまだ春一番の発表はないが、観測地の大阪、名古屋で風速が春一番の基準値に満たなかったようだ。とはいえ、北近畿、例えば兵庫県の豊岡では10m/sを越える風が吹き、フェーン現象による気温上昇で最高気温は20度近くになった。また、わかさ氷ノ山スキー場の裏側にある、氷ノ山国際スキー場は、強風によりリフトが損傷し、今シーズンの営業をうち切りに追い込まれた。その1日夕方から夜に雨が降り、翌日には寒の戻りの雪となり北海道や東北では吹き溜まりにクルマが埋まるほど。しかし山陰ではあまり雪が降らず、今日に至る。気温上昇と風と雨で、根雪はもうひどい状態。昨日の雪が頼みの綱だ。
 1月末には雪が少なく雪庇ができていなかったやせ尾根には、例年通りの雪庇ができていた。そこを越えると、なだらかな頂上台地となる。13:20、スキー板を装着して歩き始める。樹氷をまとったブナ林が美しい。
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 この辺りから下山してくる人とすれ違いにぎやかになる。スキーとスノーシューが半々くらい。
 稜線は風が当たるせいか新雪が薄い。例によってシールは貼らず、手彫りのステップソールの効力で登るが、アイスバーンが出ているところではステップが食い込まずに難儀する。
 ゲレンデトップでは大山が山頂をのぞいて大方見えていたが、いつの間にやら雲に隠れてしまった。それどころか、西からどんどんガスが追いかけてくる。三ノ丸の手前では辺り一面ガスに飲み込まれてしまった。ただし、ホワイトアウトと言うほど濃くはなく、近くの様子はよくわかる。また、GPSレシーバーがあるので、迷っても来た道を引き返すことは可能。予備の電池はもちろん、もう一台予備機を持ってきている。
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 三ノ丸を越えると、ガスが薄まり、一度見えなくなっていた山頂が見えてきた。雲の切れ間から樹氷の林立する白銀世界に日が射して幻想的な雰囲気。
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 わさび谷を通り越して、14:45、大倉谷へ。前回は山頂よりの左股、今回は三ノ丸寄りの右股からエントリーの予定。昨年は、なかなか天気に恵まれず、ようやく3月20日に来てみたものの、アイスバーンの急斜面に撤退となった。それが左股。今回の右股は左股よりも急斜面。いざ、エントリーポイントに立つと、その斜度にびびってしまう。いや、1月末のように雪が柔らかければそうでもないのだが、果敢に滑り込んだ先人のトレースがあるが、横滑りやカニ歩きの下降など苦戦の跡が見られる。結局今日も撤退。
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 15:00、ワサビ谷滑降開始。大倉谷よりもやや斜度は緩いが、新雪は薄く、アイスバーンに苦戦する。そうかと思えば、新雪の吹き溜まりもあって、対応が難しい。
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 斜度を下げるにつれて、薄い新雪の下のアイスバーンはクサレ雪に変わった。さらには、沢が出ていて、急な法面を、立木をかわしながら進む。
 最後の杉林に入る。そのまま沢に沿っていくとスキー場のスノーピアゲレンデとイヌワシゲレンデの連絡通路に出るが、双眼から北方にそれてイヌワシゲレンデ上部を目指す。
 しかし雪が悪い。急斜面で密度の濃い杉林をトラバースしていたら、うっかり谷側に転倒。スキーが木に引っかかって宙ぶらりんの逆さづりになってしまった。脱出するのに5分ほど費やす。16:25、イヌワシゲレンデに到着。結局、今日も屈辱を感じながらの下山となった。
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 それでもすっかり天気は良くなり、樹氷で白く輝いた山頂に見送られながら家路につく。

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大江山連峰鳩ヶ峰名残雪の滑降

 2月も終わりに近づいてから少し雪が積もった。これまでろくに積雪がなかった宮津方面にも、今回はそれなりに雪が積もり、まだ数日しか営業できていない大江山スキー場は今シーズン最高の積雪60cmを記録。
 というわけで、2月26日朝のうちだけ勤務した後大江山連峰へ。
 大寒の時期以来約1ヶ月ぶりの千丈ヶ原。前回よりも雪が多い。例年ならば、すでに雪解けしていてスキーどころではない2月末でこの状況というのは異例。大江山連峰のような低山では、基本的に残雪期はない。寒波がやってきて降雪の直後のみスキー可能となる。つまり降雪の供給が終わるとスキーシーズンは終わる。
 特別な大雪で、2月が異様に寒かった昨シーズンは、3月中旬まで滑ることができたが、これは大変まれな例。やはり1月は特別な大雪だったものの、2月に入ってからは雪の供給が激減した一昨年には、2月20日過ぎが限界だった。冬の大江山連峰に通い初めて20シーズン近くになるが残雪期が存在したのは、この2年と1996年くらいのものである。それでいうと、今年は雪が多くない割に、遅く滑れたシーズンであるといえる。
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 さて、10:50、シールは貼らずに手彫りのステップソールで鍋塚林道を歩く。空は白く曇っているが、山はガスに覆われることなくクリアーに見えている。林道を2度大きくショートカットできるのだが、新雪はステップソールの効きが悪くて苦戦。しかしながら、ザックからシールを出して貼るのが面倒で、そのまま効率の悪い登行を続ける。昨日か一昨日のものと思われるスキーのトレースがあったが、林道の途中で途絶えていた。ラッセルで心が折れたのだろうか。今日も足首程度のラッセルだ。
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 ずいぶん時間をロスしてしまった。13:20、ようやく縦走路に到着。順調なときの倍の時間を費やした。シールを貼っていたらもう少し早かったか。
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 とりあえず稜線の縦走路を南に向かい鳩ヶ峰を目指す。やはり、ひと月前より若干雪が多い。単独行の男性とすれ違った。スノーシューをはいている。縦走だろうか。
 14:50、鳩ヶ峰。やはり、普段の倍の時間をかけて登頂。雪が少なければ、鳩ヶ峰東斜面から東尾根へとつなぐコースを、と思っていたが、そちらには行かなくて良さそうだ。ちなみに鳩ヶ峰東斜面の下部は、杉林となって木々の密度が濃く雪質が悪く滑りにくい。また、その下の東尾根は、ほとんど斜滑降をするだけで、ターンをしなくていいので雪が少なくても慎重にやり過ごせるのだが、その分面白味に欠ける。
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 とりあえず、東斜面にドロップ。上部は、程良い斜度、オープンバーンと言っていいくらい疎らに杉が生えているだけなので楽しめる。伸ばしたストックの先にカメラをつけて自分を撮影しながら滑り出したが、雪がしめって重く転倒。カメラをポケットに収め滑りに集中する。
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 おいしいところだけ滑ったら、北斜面つまり縦走路にトラバース。後は林道の終点に戻る、15:20。できれば、北側の鍋塚まで行きたかったが、鳩ヶ峰登頂に時間をかけすぎた。今シーズンは鍋塚登頂ならず。
 登りのトレースをたどって林道を滑り、最初のヘアピンカーブを飛び出す形で北へ向かってトラバース。杉林を斜滑降、あるいは歩いて横切り、鍋塚の南西標高711mピークから南東にのびる尾根に出る。右手には鳩ヶ峰と千丈ヶ嶽、背後には鍋塚。
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 緩い尾根を、滑ったり歩いたりして進んでいくと、進行方向右手、つまり尾根の南西斜面が疎林となる。スキーで滑るには程良い斜度で、そのまま千丈ヶ原の除雪の限界点に滑り降りることができる。最後まで快適に滑って、16:30下山完了。
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Hatogamine


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