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2012/11/22

MTBで須津峠・地蔵峠・滝上山

 石畳の旧街道が残る山道須津峠。宮津に勤務しながら、足を運んだことがなかった。11月13日、午後が空いているが、昼過ぎには雨が降り出す予報。その雨が降る前に、身近なコースをMTBで訪れた。
 職場を出て、宮津市街と天橋立の間にある西宮津パーキングエリア(以下P.A.)にクルマを止め、MTBをおろす。
 P.A.の入り口には「近畿自然歩道 金引きの滝と旧宮津街道を訪ねるみち」という案内板があり、これからたどる須津峠や地蔵峠の地図が描かれている。そして、須津峠へと至る石畳の旧街道はその看板の脇から延びているが、出だしの少しだけはコンクリート舗装のダブルトラック。MTBでスタート。
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 丹後半島から宮津、さらには舞鶴へとのびる国道178号線は海沿いに敷かれたが、夏の海水浴シーズンを中心に天橋立の渋滞がネックだった。それを解消するために天橋立を通らずにショートカットする宮津トンネルが1993年に建設された。それがちょうど今たどる須津峠の真下である。P.A.は幹線道路沿いにあって騒がしい。しかし、車道がトンネルの中にはいるとクルマの音は気にならなくなり、コンクリート舗装の道は未舗装のシングルトラックへと変わる。ときおり少しだけ石畳もあるが、これは近年整備されたようでコンクリートで固められている。また、最近雨が多いせいか道に水が流れているところもある。
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 しばらく行くと竹藪の中のシングルトラック。峠への東からのアプローチの方が西側より急勾配で時折階段もある。基本はMTBを押していくが、少しだけ乗車もできた。担ぎは必要なし。
 すぐに須津峠。標高160m。街道は東西方向だが、峠から北方面へのシングルトラックが分岐していて「文殊へ」という道標が立っている。急激な登りとなっているが、家に帰ってから地図を見れば急登は標高差30m程度で、そのあとはMTBで乗れそうな尾根の緩やかな下りとなって、「天橋立ビューランド」という高台の小さな遊園地へと続いている。
 さて、峠から西へと下る。わずかに階段もあったが、基本的には楽しい下りである。石畳が少し。こちら側はコンクリートでない本物の石畳だった。
 静かなシングルトラックはつかの間。クルマの音が聞こえてきた。木々の合間から宮津トンネルを出たクルマ、入っていくクルマがひっきりなしに行き交うのが見える。
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 突然、静かな舗装路に飛び出す。幹線道路から分岐している道のようだ。しばらくその道を行く。右手には宮津市須津の集落を見下ろす高台の道だ。そのまま道なりに行くと須津集落の奥の谷を遡っていくようなので、脇道で須津集落におり、岩滝口の駅裏を通り小さな踏切を越えて国道178号線へ。野田川を遡る形で与謝野町石川を目指す。路肩は十分な広さがあって安全に走れるのだが、やはりクルマが多い道は楽しくない。空は薄日が射して、青空ものぞく。まだしばらくは雨の心配はなさそうだ。
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 石川で国道を離れてほっとする。山裾の集落は、赤や黄色に木々が染まり柿が実り、色鮮やか。集落を抜け山間部に入り地蔵峠を目指す。地蔵峠は初めてではない。MTBを買って3~5年以内に走った覚えがあるので、15年ぶりくらいだろうか。
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 登りの途中に、「この地点下180mを鳥取豊岡宮津自動車道第12トンネルが通っています(与謝野町石川区)」と記された手作りの看板があった。京都縦貫道の無料区間として2011年3月に開通した地蔵トンネルのことで、宮津市街の朝の渋滞を避けるため私も利用している。
 標高差300m程なのでそんなに時間はかからないのだが、峠まであとわずかと言うところで気がつけば空は曇りぽつりぽつりと雨が当たる。
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 程なく地蔵峠。標高280m。峠からは金引の滝へと下るコンクリート舗装の道が分岐している。チェーンで封鎖されているが、自転車なら問題なく乗り越えられる。ただし、今日は西宮津P.A.に近い滝上公園へと下る。地蔵峠から金引の滝への区間は未踏なので、標高差200m弱をピストンしようかとも思っていたが、雨が心配なのでやめる。
 峠を過ぎてもまだ登りが続き、標高は300mとなった。妙見山から南にのびる尾根が最高地点だ。木々の合間から宮津湾がちらちらのぞくが、景色が開けた場所はない。
 約15年前の前回は、峠から東、宮津側は荒れたダートだったと記憶しているのだが、ずっと舗装路が続いている。残念だと思っていると、小さなダムがあってそこからダートとなった。MTBならこうでなくっちゃ。
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 しかしそれもわずか、またもダムときれいなモミジが見えたと思ったらダートは終わり。
 モミジがあるのは滝上公園。おじいさんおばあさんがゲートボールをしている。峠から宮津側の方が天気がいいようで、細かい雨もおさまった。というわけで、この公園の上の「滝上弓ヶ観展望台」へと登る。展望台は標高119mの滝上山(三角点あり)にあり、滝上公園からの標高差は約100m。階段をMTBを押し担ぎで登る。P.A.の地図には西宮津P.A.に近い日吉神社の方に下れるように描かれていたのでMTBを担いで登ったが、結局は滝上公園からピストンとなった。もちろん下りも乗車不能。しかし、展望台から見下ろす宮津市街と天橋立、あるいは背後にそびえる大江山連峰、赤岩山などの眺めは圧巻で、展望のなかった須津峠や地蔵峠の鬱憤を晴らすことができた。
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 滝上公園に下り、西宮津P.A.までの道でとうとう雨が降り出した。少し濡れてクルマに帰着。クルマに乗り込むときには本降りだった。

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